韓国ドラマ好きなら一度は耳にしたことがある名作『コーヒープリンス1号店』。
2007年の放送当時から爆発的な人気を集め、主演のコン・ユさんを一躍トップスターへと押し上げた作品です。
男装ヒロインをめぐるラブコメディは古今東西ありましたが、このドラマは「韓国ラブコメ」のお手本のような軽快さと切なさで、多くの視聴者を虜にしました。
しかも今なおファンが訪れるロケ地・サンモトゥンイや実際の1号店カフェが残っているのもポイント。
ドラマを懐かしむ旅や思い出探しにもぴったりなんです。
ここではストーリーの見どころから「女の子だとバレる瞬間」、そして名所となったロケ地の最新情報まで、まとめてご紹介していきます。
『コーヒープリンス1号店』ってどんなドラマ?

あらすじと基本情報
原作はイ・ソンミの同名小説。
韓国では最高視聴率32%を記録した大ヒットドラマで、放送期間は2007年7月2日〜8月27日、全17話構成です。
物語の中心は二人。
- コ・ウンチャン(ユン・ウネ):家計を支えるために働くタフな娘。
- 男装してカフェに潜り込み「少年」として働くことに。
- チェ・ハンギョル(コン・ユ):御曹司にして遊び人。
- 家業を任され渋々カフェ「コーヒープリンス1号店」を引き受ける。
カフェはイケメンだけが働けるというコンセプト。
そのためウンチャンは性別を隠し働き始めますが、次第にハンギョルが彼女に惹かれていき、自分の感情を「同性愛なのでは」と葛藤する展開が大きな見どころです。
「いつ女の子だとバレる?」
気になるのはやはり「いつバレるのか」。
実は物語の中盤から終盤の間で、ハンギョルはウンチャンの正体を知ることになります。
彼にとってそれは衝撃であり救いでもあり、禁じられた恋の重荷をふっと肩から降ろせる瞬間なんですよね。
それまでのすれ違いと葛藤を思い返すと、このシーンは何度見ても胸がいっぱいになります。
カフェ仲間の人間関係
物語を彩るもう一人の主要キャラクターがウンチャンの憧れ「チェ・ハンソン(イ・ソンギュン)」。
音楽家であり、ハンギョルとはいとこ同士の設定です。
さらに彼の元カノであるユ・ジュが加わり、恋愛模様は三角関係どころか四角関係に発展していきます。
現実的な悩みと切なさを抱えるハンソンと、純粋で無邪気なウンチャンの対比はドラマを深めてくれる存在。
特にイ・ソンギュンさんの低い声と安定感ある演技は「人生で初めて知った!」という日本のファンも多かったはずです。
サンモトゥンイ:ドラマでハンソンの家として登場した場所
変わらぬ外観と懐かしの空気感

ソウルの鐘路区にある「サンモトゥンイ」は、劇中でチェ・ハンソンの家として登場。
撮影のため大規模な改装が行われましたが、今もその名のまま営業していて、店内外にドラマの空気が色濃く残っています。
訪れた人の感想を聞くと、「ドラマに戻ったみたい」「15年前の思い出と共にまた楽しめた」という声が多いんですよね。
まさに時が止まったかのような場所でありながら、若いカップルや外国人観光客も絶えない人気スポットです。
ロケ地の見どころ
弘大で念願のロケ地、コーヒープリンス1号店♡♡ pic.twitter.com/VyORekeE
— さぴ (@sapinail) April 24, 2012
- 店内の至る所に残るドラマの名残り:黒電話や飾られた写真、おなじみのソファなど、シーンを思い出すアイテムが散りばめられています。
- テラスからの眺望:遠くに汝矣島の63ビルも見渡せる絶景スポット。
- ここで二人が語り合うシーンを思い出す人も多いはず。
- ウンチャンとお兄さんの馬の石像:テラス席に設置されているモニュメントで、ドラマファンには特別な存在。
アクセス
- 最寄駅は地下鉄3号線「景福宮駅」
- 駅からタクシーで約15分、ソウルの中心部からはやや離れていますが、その分静かな空間が楽しめます。
ファンの心をくすぐるポイント
- 出演者のサインが28枚以上! 美術担当などスタッフからのメッセージも多数。
- ドラマに登場した小物や調度品 がそのまま置かれています。
- オリジナルグッズ販売:ドラマロゴ入りのカップやノートなど、思い出の品が手に入ります。
- 地下スペースも見逃せない:地下1階はドラマ内のカフェの裏側を模した作りで、放送中の映像も流れているため感動もひとしお。
ロケ地巡りの楽しみ方とプチ情報
時間をかけて見たい!
付岩洞のサンモトゥンイはどこかホッとする静かな街並みが魅力。
カフェでゆったりした時間を過ごしながら、昔のドラマの名シーンを思い出すのが最高です。
弘大の1号店カフェは賑やかでライブ感があり、ファン同士の交流の場としても人気。

季節によってはテラス席でのんびり過ごせて、おしゃれなカフェタイムが楽しめます。
知っておきたい豆知識
- サンモトゥンイの周辺は昔ながらの個人経営店が多く、韓国の昔の生活の匂いも感じられます。
- 弘大の1号店は2013年にリニューアル済み。
- 以前の写真と比べると店内の雰囲気も少し変わっていますが、ドラマの世界観はしっかりキープ。
- ここでしか手に入らないオリジナルグッズはお土産としても喜ばれています。
まとめ
『コーヒープリンス1号店』は青春ラブコメの金字塔。
女装ならぬ男装ヒロインが巻き起こすドキドキの恋模様は、今見てもまったく古臭く感じません。
そして何より、「実際のロケ地が今も残っている」という事実がこの作品をさらに特別なものにしてくれています。
ドラマを観てから訪れるのはもちろん、聖地巡礼をきっかけにまたドラマを見返すのもおすすめです。
思い出とともに過去と現在が重なる体験は、この作品ならではの楽しみ方でしょう。
よくある質問
Q:『コーヒープリンス1号店』は全何話ですか?
A:全17話構成です。
Q:ウンチャンが女性であるとバレるのはいつですか?
A:ドラマの中盤と終盤の間あたりで、ハンギョルに正体が知られます。
Q:ハンギョルとハンソンの関係はどういうもの?
A:二人はいとこ同士です。
親しい友人でもあり、恋愛のすれ違いに悩むハンソンと、ウンチャンに惹かれるハンギョルの関係性もドラマの重要な軸でした。
Q:ロケ地は今でも行けますか?
A:はい。付岩洞の「サンモトゥンイ」や弘大の「コーヒープリンス1号店カフェ」は現在も営業しています。
Q:聖地巡礼におすすめのアクセス方法は?
A:弘大入口駅から徒歩約10分で1号店に行けます。
サンモトゥンイは景福宮駅からタクシーを利用するのが便利です。