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ジュノ「テプン商事」感想や評価!高視聴率でスタートの理由!

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ジュノさん主演の新ドラマ『テプン商事』が韓国で放送開始され、初回から高視聴率を叩き出しました。

1997年の韓国社会をリアルに再現した舞台設定と、どこか懐かしいノスタルジーが視聴者の心をつかんだようです。

今回の記事では、話題作『テプン商事』の感想や評価、そして視聴率好発進の理由を掘り下げていきますね。

1997年のソウルを完全再現“空気を感じる”ドラマ

https://x.com/tashirochikayo/status/1977619800986976347/photo/1

まず最初に驚いたのは、その時代の再現度です。

tvNドラマ『テプン商事』の初回放送(10月11日)は全国世帯平均視聴率5.9%、最高7.1%(ニールセンコリア調べ)と、同時間帯1位を記録しました(出典:朝鮮日報)。

背景となるのは、IMF危機直前の1997年。

乙支路の小さな商社を中心に、会社員たちの日常、そして時代のざわめきが描かれています。

セットの細部、当時の音楽やファッション、ポケベルのメッセージまで忠実に再現されていて、「あの頃こうだったなぁ」と、思わず胸が熱くなった人も多いはずです。

個人的には、オープニングで流れた90年代の名曲が印象的でした。

曲を知らなくてもイントロを聴いただけで心がパッと1997年に戻るような感覚。

韓国の視聴者の多くがSNSで「懐かしい」と書き込んでいたのも納得です。

18日に放送されたtvN土日ドラマ「テプン商事」第3話 視聴率は全国世帯平均7.4%、最高8.4%、首都圏世帯平均7%、最高8%で自己最高視聴率を更新しています。地上波を含む全チャンネル同時間帯1位です。

この調子だとすぐに10%を超えそうですね。

1997年の韓国のヒット曲を紹介!

1997年韓国のヒット曲の代表的なものはこちらです。

曲名アーティスト備考
To HeavenJo Sung-mo(ジョ・ソンモ)1997年デビュー曲で大ヒット、バラードの代表作
Because I Love YouYoo Seung-jun(ユ・スンジュン)人気のダンスナンバー、当時のK-POPを象徴
CandyH.O.T.1997年1stアルバム曲、韓国の国民的人気アイドルグループ

この3曲は1997年の韓国音楽シーンを代表する楽曲で、特にH.O.T.はこの年にデビューしK-POPの先駆者として大ブレイクしました。

ジョ・ソンモの「To Heaven」は哀愁漂うバラードとして当時の多くのファンに支持され、ユ・スンジュンの「Because I Love You」は当時の若者の間で人気のダンス曲でした。

韓国はまだアイドルグループの台頭期であり、一方日本はソロ女性シンガーやバンド中心のJ-POPが主流だったようです。

日本の場合だと1997年は下記のようなヒット曲がありました。

曲名アーティスト売上枚数(約)
CAN YOU CELEBRATE?安室奈美恵222万枚 
硝子の少年KinKi Kids169万枚 
ひだまりの詩Le Couple146万枚 
FACEglobe132万枚 
WHITE LOVESPEED116万枚 
a walk in the park安室奈美恵107万枚 
HOWEVERGLAY118万枚 
CallingB’z100万枚 
WHITE BREATHT.M.Revolution65万枚 

当時の韓国のヒット曲はわからなくても、なんとなくイメージをつかんでいただけると幸いです。

イ・ジュノの確かな演技力が光る

カン・テプン役のイ・ジュノさんは、自由を謳歌する“オレンジ族”として登場します。

https://x.com/noeul_kan/status/1979666698207891511

クラブで踊り、恋に悩み、父親と衝突する。

どこにでもいそうな若者のようでいて、どこか切ない哀愁が漂っています。

特に印象的だったのは、言葉に頼らず、わずかな目の動きや呼吸だけで感情を表現するジュノさんの演技でした。

監督のイ・ナジョン氏(出典:tvN制作発表会)は会見で「ジュノさんは“テプン”という人物に完全に溶け込んでいる」と語っていました。

そのコメント通り、彼の演技からは「当時の若者の息遣い」が確かに感じられます。

オレンジ族とは?

オレンジ族とは、
1990年代の韓国で使われた俗語です。
当時の裕福な家庭の若者たちが派手な生活を送るため高級品だった輸入オレンジが富裕さを象徴していたという説があります。

相手役キム・ミンハが見せた“繊細なバランス”

経理担当のオ・ミソンを演じるキム・ミンハさんは、1997年という時代の不安と希望の狭間を見事に表現しています。

『Pachinko』で世界的な評価を得た彼女ですが、今回の役ではぐっと身近な女性像を演じ、表情一つで多くを語るタイプ。

彼女が涙をこらえるシーンには、思わず自分の胸まで締めつけられるような緊張感がありました。

彼女とジュノさんの掛け合いは、おだやかで心に残ります。

90年代の風景の中に確かに息づく“人間らしさ”を体現しているようでした。

なぜ高視聴率でスタートできたのか?

理由はいくつか挙げられますが、大きなポイントは以下の3つです。

  • 時代の再現性と共感性の高さ
    現代の視聴者にとっても懐かしさと発見の両方を感じられる“文化的ノスタルジー”がある。
  • キャストの安定感
    イ・ジュノさん、キム・ミンハさん、ソン・ドンイルさん、キム・ジェファさんといった演技派が勢ぞろい。ベテランの芝居が新人の瑞々しい演技を引き立てています。
  • ストーリーテリングの強さ
    単なる“昔の話”ではなく、働くとは何か、家族とは何かという普遍的なテーマを丁寧に描いているからです。

「会社のため、隣人のため、国のために働く」

そんなセリフが出てくるたび、今の時代にも通じる真実があるように感じました。

なによりも、元気がもらえますよね。

よくある質問(FAQ)

Q1:『テプン商事』の原作はありますか?
A:オリジナル脚本です。脚本家はキム・ソラさんで、97年当時の社会を徹底取材して物語を構築したそうです(出典:スポーツソウル)。

Q2:日本での配信はありますか?
A:Netflixで韓国同時配信中です。日本語字幕で視聴可能です。

Q3:イ・ジュノさんは制作発表で何を語った?
A:「『キング・ザ・ランド』メンバーから“楽しみにしてる!”と連絡があり、励みになった」と笑顔で話していました(出典:tvN制作発表会、2025年10月1日)。

まとめ

『テプン商事』は、単なる懐古ドラマではなく、“90年代の息吹”を今に伝えるヒューマンストーリー。

視聴率以上に、視聴者の心をつかんだ理由が分かる気がします。

イ・ジュノさんの繊細な演技とキム・ミンハさんの静かな力強さ。

ソン・ドンイルさんの笑顔に泣けます。

OSTにジュノさんの歌声が流れるところもいいですよね。

時代を超えて届くメッセージが、このドラマの真の魅力です。

次回放送では、テプンと父の関係がどのように変わっていくのか、見逃せませんね。

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