最初に断言します。
このドラマ、序盤から“魔女級”の展開です。
嘘・裏切り・復讐・母娘バトルもう、人間関係がスパゲティ状態。
しかも全119話とロングランだから、見始めると抜け出せない「沼」です。
主演は“復讐女王”の異名を取るチャン・ソヒさん。
あの名作『妻の誘惑』を思い出す人、多いですよね。
でも今回はさらに黒い。
彼女演じるユギョンが仕掛ける“復讐のゲーム”は、ただの感情劇じゃなくて、社会の腐敗すら飲み込むスケール。
テレビ越しに「あんた正気なの」ってツッコミ入れながら観てしまうドラマです。
愛と復讐がからみ合う壮絶ストーリー
母・娘・復讐、血の絆が壊れる音が聞こえる

ユギョン(チャン・ソヒ)はチョナグループ常務という成功者。
けれど、その裏では家族崩壊の泥沼劇が進行中。
彼女の娘ヘス(キム・ギュソン)は母の素性を知らず、なんと同じ会社の清掃員として働いているんです。
もうこの設定だけで胸がざわつく。
そこに現れるのが検事ジホ(オ・チャンソク)と、ユギョンに仕える養女セヨン(ハン・ジワン)。
彼らの思惑が交錯していくうちに、愛か復讐か分からなくなっていく。
母として娘を守りたいユギョン、真実を求める娘ヘス。
二人の視線が交差する瞬間に、観てるこっちも息止まります。
しかも、ヘスが抱える秘密が暴かれるたびに「え、そんな過去あったの」とド肝を抜かれる展開。
MBC公式インタビューでもチャン・ソヒさんが「どこまで悪に堕ちるか分からない脚本」と語っていました(引用元:MBC公式YouTubeチャンネル“KStyle Korea Drama Talk”, 2023年11月配信)。
キャスト紹介と見どころ爆裂ポイント!
①主役級がズラリ!演技の火花が飛び散るキャスト陣
- チャン・ソヒ(ソル・ユギョン役)
『妻の誘惑』以来の“ドロドロ復讐モード”全開!静かな笑みの裏で何を考えているか分からない怖さが圧巻。セリフより目線が語る女優。 - キム・ギュソン(チョン・ヘス役)
清掃員から地検検事の婚約者へと変わる波乱の人生。若手ながら繊細な感情演技で話題沸騰。「ヘス派」ファンも急増中。 - オ・チャンソク(カン・ジホ役)
完璧な仕事ぶりの検事が、復讐劇に巻き込まれて心を壊していく――その破滅的な演技にハマる人続出。 - ハン・ジワン(チュ・セヨン/チャ・ガンジュ役)
一見お嬢様風なのに、実は養女の過去を隠す策略家。ラストに近づくほど“魔女化”する変貌ぶりが震えるほど美しい。 - パン・ヒョジョン(マ・ヒョンドク役)
財閥会長にして冷酷な支配者。ほぼ“ラス boss(ラスボス)”。声のトーンだけで「勝てない」と思わせる迫力。
このキャスト陣、セリフ回しのテンポや間の取り方までも計算されていて、「もう映画観てる」レベルの重厚感。
実際、韓国MBCドラマ部門視聴率では同時間帯1位を記録(朝鮮日報2023年5月掲載記事より)。
②人間関係がエグすぎる!でもそこが面白い
登場人物が繋がりすぎて誰が誰の敵かわからなくなる問題、あるあるですよね。
でもこのドラマ、それを逆手に取って“誰もが悪人で誰もが被害者”って構造にしてるんです。
つまり、「お互いに過去の傷を抱えた魔女たち」。
ユギョンは母の愛を失い、セヨンは偽りの家族に縛られ、ヘスは被害者から復讐者へ変貌。
一歩間違えば、自分もこうなるんじゃないか。
そんなリアルな恐怖がじわじわくる展開。
視聴者がSNSで「共感する魔女が増える」「悪役なのに泣けた」って騒ぐのも納得です(参考:スポーツソウル2024年2月号インタビュー)。
③ドラマの裏にある社会風刺
単なる愛憎劇に終わらせないのが『魔女のゲーム』のすごいところ。
“権力者が正しいとは限らない”“復讐が悪なのか”という問いが繰り返し出てきます。
ヘスが真実を追う姿や、ユギョンが社会の階級を敵に回してでも娘を守ろうとする行為は、韓国社会の現実を投影したような鏡。
脚本家キム・ソンヘが対談番組で語ったように(MBC「Behind Drama Talk」2023年12月放送)、
「魔女とは悪を象徴する存在ではなく、“自分の運命に逆らう女”の比喩」。
このテーマ、女性視聴者からの支持がとにかく熱いんです。
よくある質問(Q&A)
Q1:どこで観られる?
A:現在(2025年10月時点)、日本ではBS11とフジテレビTWOで再放送中。KNTVでは韓国語+字幕版も視聴可です。配信はU-NEXTとFODが交渉中との報道もあります(公式発表待ち)。
Q2:全話長すぎない?
A:約119話ですが、気づけば沼です。主要エピソードが毎週山場で進むので、スキップ厳禁。週末まとめ見派が増えてます。
Q3:悪役は誰?一人決めるなら?
A:文句なしにユギョンです。でも序盤から観てると「いや、セヨンが一番こわい」となる人も。視聴者投票では両者が拮抗(KBSドラマ評価調査2024年4月データ)。
まとめ
ドロドロなのに美しい。
残酷なのに泣ける。
『魔女のゲーム』は、“母性と復讐”を軸にした感情のジェットコースター。
誰かを救うために悪になる覚悟、その生き様が胸に刺さります。
もしあなたが「最近の韓ドラは平和すぎる」と感じているなら、この作品は衝撃的リハビリになるはず。
復讐の刃が誰を傷つけ、誰を救うのか最後まで見届けたい一本です。