韓国ドラマのラブコメを見ていていつも思うことは「腹を割って話し合えばいいのに」。

まぁ、それを言っちゃあ、おしまいなんですが、「言わない」ことや「秘密」にすることで相手が誤解してどんどん違う方向に進みます。

そうなると見ているこっちは「イライラ」。

さっそく、第3位から見ていきましょう。

U-NEXT韓国ドラマ 話し合えばいいのに系ラブコメBEST3!

第3位『ウェディングインポッシブル』

このドラマは、偽装結婚という設定そのものより、話せる範囲の話まで黙るのでこじれる作品です。

見ている側は、「そこは言っていいよね」と何度も言いたくなります。

中心はナアジョン(チョンジョンソ)です。

売れない女優のアジョンは、親友のイドハン(キムドワン)に偽装結婚を頼まれます。

ドハンには家にも会社にも言えない秘密があり、偽装結婚が必要という土台は分かるのですが、二人の作戦が弱い!

誰にどこまで説明するのか?

ここを先に決めないまま動くので、誤解が誤解を呼び訳が分からなくなる。

一番はじめに誤解するのが、弟のイジハン(ムンサンミン)です。

ジハンは兄の結婚を止めたい側で、アジョンを最初から疑っています。

初対面でコーヒーをぶっかけられたのでアジョンのイメージも悪い。

この疑いが強いのに、兄のドハンが弟に対して説明をしません。

結果として、弟は止まる理由がなくなりどんどん突っ走ります。

アジョンの仕事に踏み込むように近づいたり、二人の関係を壊す前提で言葉を投げたりします。

ここでアジョンも、全部は言えなくても、疑われる理由を減らす説明はできるのに黙ります。

反論しないので、疑いが事実みたいに見える時間が長いです。

次に、ユンチェウォン(ペユンギョン)が絡むあたりも、話せば終わるが増えます。

チェウォンは家柄も仕事も強く、周りから見て結婚相手として歓迎されやすい立場です。

ジハンも、兄の相手はチェウォンがいいと思って動きます。

その状態でアジョンが説明を避け続けると、よく分からない女が割り込んできた図が出来上がる。

アジョンが悪者に見えやすい形を、登場人物が自分たちで作ってしまいます。

もう一段、作品を苦しくするのが、アジョンとドハンの確認不足です。

友達同士の作戦のはずなのに、途中から境界線の話が足りません。

家族の前でどこまで恋人のふりをするのか。

ジハンにどう対応するのか。

こういう実務のすり合わせが薄いので、相手の気持ちを勝手に読んで勝手に傷つく流れが起きるのです。

辛口に言うと、黙って耐える時間が長く、話の都合で黙っているように見えやすいです。

だから、話し合えば終わるのに系のもどかしさが濃く出るのでしょうね。

それでも最後まで見やすいのは、ジハン(ムンサンミン)が怒る時も助ける時も、やることがはっきりしていることです。

アジョン(チョンジョンソ)も、動く時は度胸があり引かない強さが見えます。

もやもやは残りますが、最後は少しだけ気分が明るくなるラブコメです。

第2位『ワンダフルデイズ』

この作品のもどかしさは、秘密の中身より秘密の隠し方にあります。

言えない部分はある。

でも言える部分まで黙るので誤解されます。

主人公はハンヘナ(パクギュヨン)です。

同じ学校の先生チンソウォン(チャウヌ)と、ある流れでキスしてしまい、呪いが動き出します。

ヘナはキスをすると犬になってしまう。

しかも100日以内にもう一度同じ人とキスをしなければ一生犬のまま。

ここまではファンタジーとして受け取れます。

話し合えば終わるのにと感じるのは、その後の選択です。

ヘナは呪いを説明せずに、もう一度キスだけを得ようとします。

これが本当に伝わらない。

ソウォンから見たら、いきなり近づいてきたかと思えば途中で引く。

言い訳が曖昧なのでそりゃ疑います。

しかもソウォンには犬が怖い事情があるのです。

でもソウォンも、イヌが怖い理由を人に言いません。

だからヘナは、犬が苦手な人に犬の話を出せず、ますます説明が難しくなります。

もう一つ、話し合えばが増えるのが、イボギョム(イヒョヌ)の存在です。

学校で感じが良くて、誰にでも親切。

だから周りは、ボギョムが味方だと思いやすいです。

でもボギョムは、肝心な所で情報を出さない。

ヘナが困っている状況を知っているのに、本人に言わせる形に寄せます。

ソウォンにも、説明をして助けるより誤解が残る言い方を選びます。

この人が少しでも話し方を変えたら、こじれが半分で済む場面が多いです。

視聴者だけが事情を知っているのでひとりでイライラ。

実際にはドラマなのでみんな知ってるのですが。

辛口に言うと、二人とも恋愛より先に会議をしたほうがいいです。

何が言えて何を言えないのか。

犬が怖い話はどこまで共有できるのか。

ボギョムに頼るのはどこまでか。

ここを決めないまま気持ちだけが進むので、無駄に傷つく場面が続くのです

ただ、全部が悪いわけではありません。

ソウォン(チャウヌ)の不器用さは一貫していて、嫌な感じではありません。

むしろかわいい。

ヘナ(パクギュヨン)も、追い詰められてからの行動は早いです。

二人が言葉を出す方向に動き始めると、見ている側もすっきり。

もどかしさに耐える時間は長めですが、最後は気持ちが前向きになります。

第1位『あいつは黒炎竜』

この作品のすれ違いは、言えない秘密より、言える説明まで避けるところで起きます。

だから見ている側は、そこは一言で済むのに!と何度も思います。

主人公はペク・スジョン(ムン・ガヨン)です。

仕事ができる企画チーム長で、部下にも上司にも遠慮しない人。

そこに本部長として来るのがパン・ジュヨン(チェ・ヒョヌク)。

完璧主義で怖そうに見えるのに、内側に隠している趣味と過去がややこしい。

話し合えば終わるのにが一番出るのは、この本部長の二重生活です。

会社では厳しい顔をするのに、私生活ではオタク気質を隠して生きています。

それを隠すために、言い方が回りくどい。

部下から見たら、ただ機嫌が悪い人に見えやすいです。

「エスプレッソより甘いアイスコーヒーが好きならそういえばいいじゃん!」って思います。

それでもジュヨンが、趣味の話は言わなくていいとしても、叱る理由だけでも説明すれば誤解が減るのです。

でも言わない。

スジョン側も、反発はするのに確認しません。

一人で勝手に想像して思い込む。

本部長が変にピリついている時、何を警戒しているのかを聞けばいいのに、売り言葉に買い言葉で押し返します。

二人とも会話が得意そうで得意ではない。

もう一つのもどかしさは、オンラインゲームの黒歴史です。

ジュヨンは黒炎竜という名前で過去に活動していて、スジョンも同じゲームの世界にいた設定です。

この接点があるのに、再会後しばらくは互いに確信を持てません。

気付けそうで気付けない描写が続くので、視聴者はそこでまたイライラ。

しかも疑いが出た時に、本人確認を言葉で取らず探り合うのです。

探り合いって誤解の量産機ですよね。

さらに企画チームのヤン・ジュンス(キム・ウギョム)やチェ・ナナ(イム・ヨンジュ)は、上司の顔色をみて噂を広めるので人間関係もギクシャク。

辛口に言うと、黙ることで自分を守っているつもりが、余計に自分の首を絞めています。

ただ最後まで見ると、ジュヨン(チェ・ヒョヌク)が少しずつ言葉を出す方向に動いていきます。

スジョン(ムン・ガヨン)も、意地だけでぶつかるのをやめて確かめるように。

話せば楽になることを二人が覚えた時、恋の進み方も急に見やすくなります。

もどかしいけれど、最後は気分が明るくなるラブコメです。

まとめ

ドラマは誤解やすれ違いがあってこそ、面白いですよね?

しかし、たった一言で誤解が解けるのに言わなかったりすると「脚本の都合?」と勘ぐってしまいます。

不自然な流れは必要ないので、しっかりと作戦会議をするなり話し合うなりして視聴者をイライラさせないでほしいです。

とはいえ、今回ご紹介した3作品は結局最後まで文句言いながらも楽しく視聴しました。

イライラも含めて楽しいドラマなのでぜひ開封して見て下さいね。

あなたの今夜に合う1本が見つかりますように。

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