韓ドラ【あなたが殺した】評判!3話まで視聴したけどこれから面白くなるの?
Netflix韓国ドラマ【あなたが殺した】。
私は第3話まで見て、「これ本当にここから面白くなるのかな?」と首をかしげています。
このドラマは公開2週で非英語圏グローバル1位&ドラマ話題性1位を同時制覇した人気の作品です。
なのにハマれないってなぜでしょうか?
そこでこのページでは韓国ドラマ【あなたが殺した】の感想や評判、そして序盤で離脱しそうになる理由について調査と考察をしてみました。
韓国ドラマ【あなたが殺した】の感想や評判!

物語は、満たされない日々を送るウンスと、DVに苦しむヒスという二人の女性が、絶望的な現実から逃れるために“究極の選択”をするところから始まります。
互いを救い合おうとする友情が、やがて取り返しのつかない事件へと発展していくサスペンスドラマです。
そんな韓国ドラマ『あなたが殺した』に悪い評価を付けている方の感想を見てみましょう。
「ナオミとカナコ」の韓国版リメイク🎦
このドラマ、ほんとに面白くて、ハラハラして最初から最後まで夢中になって観てました😊原作まで読んだ位に大好きな作品。
で、こちらのリメイクはと言いますと…
一話で脱落!😅
設定もほぼ原作通り?
でも、中国人社長はやっぱり高畑淳子のイメージなのよ😅
あの人しかいないのよー😅て事で、性別も変わっちゃってるし、なんだかハマれませんでした😅残念😓
引用:filmarks
割とずっとグロい。
そして、胸糞悪いくらいDVシーンが多くて胸が痛くなるし話が暗すぎて一気見できなかった。助けてくれる社長も、出演されてる別のドラマではDV役だったからどーなることかと思ったら、めちゃくちゃ助けてくれる役で大横転。やられた(笑)
妹の狂気さ、チャンの狂気、旦那の狂気、人の怖さと裏側を生々しく見てる気分。
引用:filmarks
実際DVされて誰にも相談できないこんな状況だったら、どーするのが1番なんだろうね。
ありえない話でも他人事でもないから、めちゃくちゃ考えさせられる映画だけど見るならちゃんとしたメンタルの時がいいと思う。
こちらが、良い評価を付けている方の感想です。↓
一級のサスペンスドラマでした。奥田英朗原作という事で、後半の展開がヒリヒリする緊張感で迫ってきます。原作未読ですが、この韓国クオリティーには奥田英朗ファンも納得じゃないでしょうか。
引用:filmarks
まず、第二話での妻ヒス(イ・ユミ)に対する虐待の演出がえげつない!ちょっと気の弱い人はここで脱落するんじゃないでしょうかね。ワタシもエグ過ぎて心を病みそうになりました。ですから頑張って第二話を乗り越えて下さい。この第二話があるからこそのドラマですから。
視聴したのも大好きなイ・ユミ(ヒス)とチョン・ソニ(ウンス)が主演だから、二人とも名優の域に達してきましたね、本当に素晴らしい演技でした。
あっという間に観た全8話
引用:filmarks
無駄が一切なくて毎話映画みたいだった。家庭内の境遇は違うけど、ウンスのアダルトチルドレン的生い立ちが割と共感できて結構辛かったな…幼いながらに大人の事情を静観するしかなくて気がつけば自分の意思を押し殺すしかなく、かと言って周りに信頼できて頼れる大人もおらず、そしてそのまま大人に…っていう状況、結構自分の世代はあるあるなのかも。ノ・ジニョン役のイ・ホジョン好きな俳優さんなのでいい演技見れて良かった〜
やはり一つのドラマでもこれだけ人によって感想が分かれてくるのですね。
序盤で離脱しそうになる5つの理由!
それでは、私のように『あなたが殺した』を序盤で離脱しそうになる理由について考察してみましょう。
理由は次の5つが考えられます。
①誰が誰かわからない主演女優!
②日本ドラマとのギャップ
③チン・ソベクが気に入らない?!
④遅いストーリー展開にイライラ
⑤序盤がしんどい
ひとつずつ見て行きましょう。
①誰が誰かわからない主演女優!

ヒスとウンスが、「虐待されているのはどっちだった?」とわからなくなります。
イ・ユミは『イカゲーム』『Mr.プランクトン』『力の強い女カン・ナムスン』でおなじみの女優です。
しかし、今回役作りのため激やせしている上にイメージが変わっていてわかりにくい。
よく似てるようでまったく違う顔なのですが、何度も混乱してしまいました。
キャストを紹介
『あなたが殺した』の主要キャストを紹介します。
チョ・ウンスを演じるのはチョン・ソニ

ドラマの主人公チョ・ウンスを演じるのはチョン・ソニ。
彼女は「ラビエ百貨店」で働く代理職員で、幼少期に家庭内暴力を経験した過去を持ちます。
親友のヒスが夫の暴力に苦しむ姿を見て、自らのトラウマと向き合いながら彼女を救おうとする人物です。
原作『ナオミとカナコ』におけるナオミにあたります。
寄生獣 -ザ・グレイ-
青春ウォルダム
DR.ブレイン
あなたの運命を書いています
花様年華
ボーイフレンド
ウンスの親友チョ・ヒス

ウンスの親友チョ・ヒスを演じるのはイ・ユミ。
かつては将来を嘱望される童話作家でしたが、今はDV夫に支配された専業主婦として苦痛の日々を送っています。
そんな中、親友のウンスとともに夫を殺害して人生を取り戻そうと決意します。
原作のカナコにあたる人物です。
Mr.プランクトン
力の強い女カン・ナムスン
コネクト
メンタルコーチ チェガル・ギル
今、私たちの学校は…
イカゲーム
ヒスの夫ノ・ジンピョを演じるのはチャン・スンジョ

一方、ヒスの夫ノ・ジンピョを演じるのはチャン・スンジョ。
金融会社「アルファ投資証券」の副支店長という肩書を持ちながら、妻ヒスに暴力をふるう恐ろしい男です。
彼は同時に密入国者チャン・ガンという別人格も演じ、一人二役の難しい役どころに挑みます。
もうすぐ死にます
スノードロップ
模範刑事
チョコレート
ボーイフレンド
白詰草
知ってるワイフ
イ・ムセンが演じるチン・ソベク

陳剛(チンガン)商会の代表を務め、ウンスが勤めるラビエ百貨店の顧客として出会います。
彼は貿易会社を運営するミステリアスな人物で、グレーな商売に関わる一面を持ちながらも、物語の鍵を握る存在です。
イ・ムセンが演じるチン・ソベクは、最初は悪役のように見える曖昧な印象を与えますが、実際にはウンスとヒスの苦境を知り、彼女たちを支える頼もしい協力者となります。
ハイド-私の夫の秘密-
支配種
ザ・グローリー
クリーニングアップ
39歳
夫婦の世界
②日本ドラマとのギャップ

この作品は日本のドラマ『ナオミとカナコ』の韓国版リメイクです。
2016年にフジテレビ系で放送されて、原作は奥田英朗の小説。
広末涼子と内田有紀が、DV夫を殺す計画を立てる親友同士を演じて、一気に話題になりましたよね。
そして何より印象に残っている人が多いのが、高畑淳子演じる中国人社長。
あの濃さと存在感は、観た人の脳にがっつり刻まれていると思います。
一方、韓国版【あなたが殺した】は、物語の骨格こそ「DV夫からの解放」と「殺人計画」という点でほぼ同じですが、キャラクターの性別や立ち位置、雰囲気の作り方はかなり違います。
なので、『ナオミとカナコ』が大好きだった人ほど、「あれ?なんか違う」「この人、高畑淳子じゃない…」という違和感からスタートしてしまいます。
このなじめなさが、3話まで見た時点でのモヤモヤにつながっていると感じました。
全体の印象として、日本版『ナオミとカナコ』は、テンポやエンタメ性が強めで、少しドラマ的な嘘や、ある種の爽快感も含んだ作品でした。
一方で韓国版【あなたが殺した】は、人間の裏側や醜さ、狂気をじっくり見せる方向に振り切っていて、とにかく暗くて重い。
社長キャラも、高畑淳子ほど派手でクセが強いわけではなく、渋くて現実寄り。
そのぶん、物語はリアルで、観ていて「これフィクションだけど、完全な他人事とも言い切れない」と感じさせられます。
③チン・ソベクが気に入らない?!

特に、チン・ソベクを演じているイ・ムセンさんをよく知らないし、もっと別の俳優がやってもよかったのでは?とずっと感じていました。
ただ、これはまだ第3話までしか見てないので、これからきっとイ・ムセンさんを好きになっていくのだろうなという予感はあります。
なぜならこの役は最初は悪役のように見える曖昧な印象を与えますが、実際にはウンスとヒスの苦境を知り、彼女たちを支える頼もしい協力者となっていくからです。
ウンスが親友ヒスのDV夫殺害計画を相談する相手として現れたチン・ソベク。
ソベクの会社で働く密入国者チャン・ガンがヒスの夫ジンピョに瓜二つであることを利用した計画に絡み、予期せぬ展開を生み出します。
イ・ムセン自身もインタビューで、チン・ソベクを「止まっていた人生が動き出す人」と表現し、チョン・ソニとイ・ユミの演技に刺激を受け、抑制された強い存在感を込めて演じたそうです。
この役は視聴者を驚かせる意外性があり、ドラマのサスペンスを深める重要なピースなのかもしれません。
④遅いストーリー展開にイライラ

ラビエ百貨店の外商部代理として働くチョ・ウンス(チョン・ソニ)は、しっかり者に見えますが、感情が揺れると一気に突っ走りそうな危うさも持っています。
童話作家のチョ・ヒス(イ・ユミ)はウンスの親友で、愛猫ナリと暮らしていますが、長年DVにさらされてきていて、泣いてばかりの姿が続きます。
ここで、「いつまでその状態でいるの?」「もっと早く動いてよ」とイラッとしてしまう視聴者も、きっと少なくないと思います。
私はストーリーを知っているので、よけいイライラしたのでしょう。
⑤序盤がしんどい

ずっとグロめの空気感で、DVシーンも多く、胸が詰まるような重さの序盤がしんどい方も多いと思います。
話全体のトーンも暗いのですが、私の場合、このドラマはそういう内容なので気になりません。
しかし、メンタルが弱っている時や、DV描写にトラウマがある人は、無理して見ないほうがよさそうです。
実際のDVの現場でも、経済的な不安や、心理的支配、周囲からの「我慢しなさい」という圧力のせいで、逃げたいけど逃げられない状況が長く続くことがよくあるそうです。
だからこそ、ヒスの動けない様子は、視聴者をイライラさせつつも、現実の苦しさにかなり近いのかなとも感じました。
この先見る価値はある?
じゃあ、「3話まで見て面白くない」と感じた人でも、この先見る価値はあるのかどうか。
ここは本音で言うと、「何を面白いと思うか」でだいぶ変わります。
スリラーやサスペンスが好きな方には、3話以降、どんどん引き込まれていくと思います。
ノ・ジンピョの狂気はさらに露わになり、妹ノ・ジニョンの危うさも表に出てきて、「人間ってここまでいくの?」という怖さを味わえるそうです。
ウンス、ヒス、ソベク社長の共犯関係が固まっていく過程も、緊張感があって見どころなのだとか。
逆に、「DV描写がもう限界」「猫のくだりでメンタルをやられた」「ヒスの泣き顔に疲れてしまった」「日本版みたいなテンポとスカッと感を期待していた」という人にとっては、最後までしんどいけど目が離せない作品のままで終わる可能性が高いと思います。
これは良し悪しではなく、好みと相性の問題ですね。
ボロクソ書いたけど見続けようと思う理由
これまで、さんざん批判的なことを書いてきましたが、私は『』を見続けようと思っています。
その理由は、これまでのストーリーは面白かったからです。
夫のノ・ジンピョ(チャン・スンジョ)は、アルファ投資証券の副支店長という肩書きを持った社会的には立派そうな男ですが、家の中では暴力と支配そのもの。
殴る・蹴るといった露骨な暴力だけでなく、言葉で心を追い詰めていくモラハラ的な部分もガッツリ見せてきました。
厚生労働省がDVを、「配偶者や恋人など、親しい関係にある人からふるわれる暴力」と定義しているようにこのドラマもまさにその現実を、かなり生々しい形で映し出していると感じます。
正直、見ていて胃がキリキリしました。
ここに、陳剛商会の社長チン・ソベク(イ・ムセン)が登場。
日本版でいう中国人社長ポジションです。
イ・ムセンは、他のドラマではどこか闇を抱えた男や何か裏がありそうな人物を演じている印象が強くて、最初、「あ、この人も絶対裏切るんじゃない?」と身構えていました。
ところが今作では、ウンスとヒスを本気で助ける側に回る人物。
過去に悪役を見ているからこそ、そのギャップに「やられた」と思ったのも事実です。
これは日本版にはない、韓国版オリジナルの面白さだと感じます。
さらに面白いのが、ジンピョにそっくりな男、チャン・ガンの存在でした。
彼もチャン・スンジョが演じていて、同じ顔の別人格という仕掛けは、物語が進むほどサスペンス要素を強くしてしました。
ここからだんだん、「ただのDVドラマ」ではなく、「アイデンティティと入れ替わりを含んだスリラー」としての顔が見えてきます。
まとめ
ドラマの中では極端に見える出来事でも、現実でもDVは確実に存在していて、逃げづらい構造を持っています。
日本では、配偶者暴力相談支援センターや警察相談(#9110)、自治体の女性相談窓口などが用意されています(参考:内閣府 男女共同参画局 DV相談ナビ )。
実際にそこへたどり着くまでのハードルが高いのも事実です。
【あなたが殺した】は、そうした現実のしんどさを、エンタメというより「直視させる」方向で描いているドラマだと感じます。
だからこそ、「面白いけどつらい」。
そして、「心が元気な時に、覚悟して観るべき作品」だと思いました。
3話まで来て、「なんかしんどいな」「でも気になるところもあるな」と迷っているなら、日本版とは別物のダークなスピンオフだと割り切って、もう少しだけ様子を見るのもアリですね?
「今の自分には重すぎる」と感じたなら、一度距離を置いてみましょう。



