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韓国ドラマ「エスクワイア」感想!人気の理由3選!

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2025年の夏、韓国ドラマ界に新たな風を吹き込んだ『エスクワイア(에스콰이어)』。

このドラマはただのリーガルドラマとは一線を画し、弁護士たちの仕事の裏にある葛藤や成長、そして「愛」という普遍的なテーマを繊細に描いています。

Netflixでの配信もあり、日本でも話題沸騰中ですよね。

私も視聴してみて、ドラマの深みと登場人物のリアリティに驚かされました。

重厚なテーマながらも見やすく、それでいて胸にじんわり響く人間ドラマがそこにありました。

今回はそんな『エスクワイア』がなぜ多くの人を魅了し、熱狂的な支持を得たのか、その人気の秘密を紹介します。

人気の理由①:引き込まれるキャラクター&キャストの絶妙な化学反応

『エスクワイア』の顔とも言えるのが、主演のイ・ジヌクさん(ユン・ソクフン役)とチョン・チェヨンさん(カン・ヒョミン役)の見事なコンビネーションです。

イ・ジヌクさんは、冷静沈着で原則主義のベテラン弁護士役に、本当にぴったり。

最初はクールで近寄りがたい印象ですが、回を追うごとに見せる人間味豊かな表情にどんどん引き込まれます。

一方、チョン・チェヨンさんの演じるヒョミンは、法律の世界に飛び込んだばかりのまっすぐな新人弁護士。

理想と現実のギャップに時に揺れ動きながらも成長していく姿が、とてもリアル。

「二人の関係性がすごく自然で、仕事仲間としての信頼が徐々に深まる様子がすごく好き」という声がSNSでも多く、恋愛感情を強調せずあくまで仕事のパートナーとしての絆を丁寧に描いている点が新鮮だと感じました。

このドラマ、主演以外の俳優陣も魅力的ですよ。

イ・ハクジュさんは人当たりの良い同期弁護士を好演し、チョン・ヘビンさんはトラウマを抱えつつ強く生きる女性弁護士役。

キャラクターひとりひとりの深化が見事で、観ていると身近な人間模様にも感じられます。

それにしても、BHエンターテインメントからの俳優が目立つのも偶然じゃないですよね。

彼らの演技力の高さには舌を巻きます。

人気の理由②:現役弁護士の視点が生きる濃密な脚本

脚本家パク・ミヒョンさんは現役の弁護士。

だからこそ、リーガルドラマにありがちな「見た目だけの綺麗な法廷劇」ではなく、生々しい「現実の法曹界」が見えてくるんですよね。

若手弁護士の不安定な労働環境や低賃金、訴訟の難しさ、そして時には自らの倫理観が揺らぐ瞬間まで、実務経験者だからこそ描けるリアルさがあります。

そんな中で描き出される「法は完璧ではない」というメッセージは、深く考えさせられました。

特に第9話は小児性犯罪をテーマにした回で、韓国でも社会的に大きな反響があった事件をモチーフに。

センシティブなテーマを真正面から扱う勇気は、社会派ドラマとしての価値を格段に上げています。

また、弁護士の仕事だけでなく「愛」や「人間らしい感情」が法とせめぎ合う様子も丁寧に描かれ、単なるリーガルドラマに留まらない深みがありました。

全10話とコンパクトな作りながら内容は濃厚で、もう少し話数があればもっと各キャラクターの背景も掘り下げられたのでは…という惜しさもファンの共通意見です。

人気の理由③:緊張感を高める巧みな演出と印象的な音楽

監督はキム・ジェホンさん。

彼の演出は「過剰な演技や派手な映像は抑えめに、むしろ静かでリアルな空気感」を余すことなく引き出すスタイルで、この作品にもぴったりはまっています。

法廷の張りつめた空気感、登場人物たちの心の揺れ動きが繊細に伝わってきて、見ているこちらも緊張感が途切れません。

そして忘れてはいけないのがOST。

主題曲と挿入歌は哀愁を帯びつつも洗練されていて、まるで一編の音楽詩を聴いているかのよう。

視聴者の感情移入を優しく後押ししてくれます。

「ドラマの映像美と音楽の調和は、リーガルドラマではなかなか珍しい洗練された仕上がり」(NAVERユーザーレビュー)とも評されています。

よくある質問(本文未掲載)

質問1.『エスクワイア』の物語はどのくらいリアルですか?
実際の韓国の法律事務所や事件をモチーフにしており、現役弁護士の脚本でリアリティが高いです。特に労働環境の描写は業界の声を反映しています。

質問2.シーズン2はいつ頃放送されそうですか?
主演イ・ジヌクさんはシーズン2への意欲を明言しており、視聴率動向や制作決定は今後の発表待ちとなっています。

質問3.難しい法律用語は多いですか?
専門用語はありますが、ドラマ全体のテンポや人間ドラマの比重が高く、専門知識がなくても理解しやすいと好評です。

まとめ

『エスクワイア』は、華やかな弁護士の世界が持つ厳しさや揺らぎを丁寧に見せながら、人間としての成長や愛のかたちを描ききった稀有な法廷ドラマです。

イ・ジヌクさんとチョン・チェヨンさんの絶妙な演技の掛け合い、現役の弁護士ならではの重厚で説得力ある脚本、そして優しくも力強い演出と音楽が見事に融合しています。

重いテーマを扱いながらも、決して視聴者を突き放さず、むしろ共に考えさせてくれる優しさも感じられる作品。

リーガルドラマ好きだけでなく、心に響く人間ドラマを求めているすべての人に見てほしい作品です。

わたし個人的にも、ラストシーンでの感情の揺れや、日常の断片を包む静かな優しさに胸を打たれました。

そして、続編がもし実現したら、また深く法曹の世界に浸りたいと心から願っています。

韓国ドラマ『エスクワイア』、ぜひじっくり味わってみてくださいね。

(出典:note.com/george_megane、asatsukihiromi.com、reiwabook.blog、朝鮮日報、スポーツソウル、NAVERレビュー、Netflix公式、JTBCインタビュー、シネマカフェ)

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