時代劇

韓国ドラマの時代劇が苦手な人の5つの理由!おすすめ作品は?

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韓国ドラマの時代劇、なぜか苦手意識を持つ人が多いようです。

そこで、このページではその理由を掘り下げつつ、時代劇の魅力にも触れてみます。

時代背景や演技、ストーリー展開のクセなど、リアルな視聴者の声を交えてじっくり見ていきましょう。

時代劇が苦手に感じる理由

1. ストーリーがワンパターンに見えがち

時代劇の物語は「下層からのし上がり」「宮廷の陰謀」「格差恋愛」の三本柱が多く、「またこれ?」って思うこともしばしば。

意外なことに大ヒットドラマ「宮廷女官チャングムの誓い」が苦手などと言われる方も多いようです。

その理由は史実をベースにしつつも、作り手が楽しませるためアレンジを加えるので、おなじみのパターンから抜け出せない印象が強いのかもしれません。

話の長さもあって間延びしやすく、子どものころに見た少女漫画のような甘い展開に「もう少し新鮮さがほしい」と感じる人も多いようです。

2. 大げさな演技が仇になる?

韓国時代劇は感情表現が激しく、役者さんの表情や仕草がややオーバー気味です。

現代ドラマの自然な演技に慣れていると、つい「やりすぎでは?」と思うこともあるでしょう。

衣装や髪型も現代人の目には舞台劇のコスプレのように見え、リアリティとは別の世界にいる感が強いです。

特に朝鮮王朝時代の王妃の大きなヘアスタイルには驚きますよね?

失敗した家来が王に向かって「殺してください王様」などと願うシーンにはびっくりします。

でもこれは時代劇特有の表現方法です。

感情を大げさに表すことや独特のビジュアルは視聴者へ強いメッセージを届けるために必要なのですよね。

さらに、史実に忠実にするとそのようになるのでしょう。

ただ、実際にはあれほどきらびやかな色とりどりの衣装ではなかったとの声もあがっています。

3. 歴史が難しくて入り込めない

韓国時代劇は古代から朝鮮王朝まで幅広い時代を扱いますが、歴史的な背景が複雑で、「誰が誰で、何がどうなっているのか?」がわかりにくいことが多いです。

しかも制作側が史実を元にしつつも話を膨らませているので、「史実かフィクションか分からない」という状態に陥りやすいのも原因です。

歴史ドラマというよりは人間ドラマとして見ると楽しくなるかもしれませんね。

4. 長すぎてダラダラしがち

一話の尺が長く、話数も多いのは韓国ドラマ全体の特徴ですが、時代劇は特にゆったりした語り口調で進むことが多いです。

回を重ねるごとに事件や展開が増えるため「さあどうなる?」というワクワクというよりは、じっくり人間模様を味わう感じ。

テレビの前でコーヒー片手にじっくり腰を据えて観るスタイルが合うジャンルとも言えます。

5. 時代劇の魅力はすごい!

逆に言えば、韓国の時代劇は俳優の熱演や、衣装・美術の豪華さ、人生訓が散りばめられたドラマ深さが魅力です。

ジュノやパク・ヒョンシクなどの実力派俳優が繊細に役を演じ、壮大な朝鮮王朝の歴史ドラマを彩ってくれます。

また、史実とは異なる大胆な創作も楽しみの一つで、それが韓国ドラマ独特の面白さになっています。

感情が激しく、時に胸が熱くなるドラマ。

これは日本の時代劇にはなかなかない魅力と言えますよね。

​韓国ドラマ時代劇が苦手な人におすすめ5選

韓国ドラマの時代劇が苦手な方にはこちらの作品がおすすめです。

まずは、下記のドラマを観て、時代劇に慣れてみれば以外と「時代劇っておもしろい」と思うかもしれません。

おすすめ韓国時代劇①哲仁王后

あらすじ

韓国ドラマ「哲仁王后(チョルインワンフ)」のあらすじは、現代の女性ソヨンの魂が朝鮮時代の哲宗王の王妃の体に入り込むという設定です。ソヨンは現代の知識と自由な考えを持ちながらも、王妃として宮廷の複雑な権力闘争や陰謀に巻き込まれます。哲宗王と協力しながら困難を乗り越え、王国の危機を救っていく姿を描いています。

物語は、ソヨンが現代から過去にタイムスリップし、哲宗王と協力して宮廷内の腐敗や敵対勢力と戦う展開が中心です。特に最終回では、哲宗とソヨンが連携し、刺客との戦いを乗り越え、ソヨンは流産の危機を克服します。哲宗は国を立て直すために奮闘し、国民に力を与える夢を語ります。二人は惹かれ合い、絆を深めていきます.

「哲仁王后」は時代劇が苦手な方にも安心して楽しめる作品です。

このドラマは現代の女性の魂が朝鮮時代の王妃の体に入り込むというファンタジー設定で進むため、単なる歴史ドラマの堅苦しさがなく、コミカルで親しみやすい雰囲気が特徴。

主人公が現代の感覚を持ち込み、例えば「ノータッチ」など。時代劇特有の難解な政治の話や暗い場面が苦手な人でも入りやすくなっています。

さらに、恋愛やラブコメの要素がメインとなっていて、登場人物の感情のやり取りや人間関係に焦点が当てられているため、多くの人が感情移入しやすいでしょう。

加えて、歴史に詳しくない方でも現在の観点でドラマを理解しやすい構成となっています。

おすすめ韓国時代劇②暴君のシェフ

あらすじ

現代でフレンチ三つ星レストランのヘッドシェフになる直前だったヨン・ジヨンが、突如として朝鮮時代にタイムスリップしてしまいます。そこで彼女は、絶対味覚を持ちながら暴君として恐れられる王・イホン(ホン王)に出会い、彼のためだけにフュージョン宮廷料理を作ることになります。ジヨンは王の厳しい命令の中で料理の腕を発揮し、宮廷での立場を確立していきますが、王妃や宮廷内の権力争い、暗殺計画などの陰謀に巻き込まれていきます。王はジヨンの料理に魅了される一方で、彼女に復讐心も抱き、その間に二人の複雑な関係が展開します。

ジヨンは現代のミシュラン三つ星の料理技術を武器にしながら、宮廷で料理対決に挑み、陰謀を乗り越え、王と心を通わせていくロマンティック・コメディ時代劇です。また、物語の中でジヨンは命をかけた料理バトルや宮廷内の派閥争いを乗り越え、最終的には現代に戻るものの、狂気に満ちた暴君王との関係や宮廷料理が物語の中心となっています.

「暴君のシェフ」は韓国の時代劇が苦手な方にもおすすめできる作品です。

まず、本作はただの時代劇ではなく、現代のフレンチの高級料理シェフがタイムスリップするというファンタジー要素と料理ドラマの要素がミックスされています。

時代劇特有の硬さや格式張った雰囲気がありません。

これにより、時代劇に慣れていない視聴者でも物語に入りやすくなっています。

次に、主役のヨン・ジヨンは強い個性と現代的な感覚を持つキャラクターであり、彼女を通してストーリーが進むため、現代ドラマのような親近感や共感が得やすいです。

加えて、料理を通じた人間ドラマやロマンスがメインテーマなので、政治的な陰謀や残酷描写に偏りがちな伝統的な時代劇のイメージからも離れています。

さらに、映像や演出も鮮やかでスタイリッシュなため、視覚的にも楽しめます。

以上の点から、時代劇の伝統的な要素が苦手な方でも、「暴君のシェフ」は異色の時代劇として楽しく観ることができる作品としておすすめです

おすすめ韓国時代劇③赤い袖先

あらすじ

韓国ドラマ「赤い袖先」は、幼い頃に家族が没落したソン・ドギムという見習い宮女が主人公です。成長したドギムは聡明で美しく、宮廷で注目される宮女となります。一方、世孫イ・サンは若き王として国家の重責を負い、その中でドギムと偶然に出会い、やがて互いに惹かれあいます。しかし、身分の違いや宮廷内の権力争いが二人の切ない愛を引き裂こうとする物語です。

ドラマはドギムが大妃からの命令で亡き王妃の住居に弔問に行ったことから始まり、世孫イ・サンとの初めての関わりが描かれます。ドギムは持ち前の機転と知恵でサンを助け、二人の間に淡い想いが芽生えるも、すぐには再会できません。数年後、二人は宮廷内で再び出会い、やがて深い愛情で結ばれていきますが、宮廷の陰謀や家族の問題が絡み合い、ふたりの関係は多くの試練に直面します。

主人公のドギムは好奇心旺盛で朗読が得意、人との絆を大切にする女性であり、サンは国の未来を背負う王としての責務と恋愛の間で葛藤します。宮廷の権力争い、特に女官長のチョ尚宮がサンの王位継承を阻もうとする陰謀も物語を盛り上げています。

赤い袖先は韓国時代劇が苦手な方にもおすすめできるドラマです。

まず、血なまぐさい権力争いや残酷なシーンが控えめで、穏やかで心温まる恋愛ストーリーがメインとなっているため、時代劇独特の激しいドラマ展開に抵抗がある人でも楽しめます。

華やかな宮廷の衣装や美しい風景と共に、登場人物の内面の成長や人間関係の細やかな描写に焦点が当たっており、歴史の知識がなくても感情移入しやすいストーリー展開になっています。

心情に寄り添う場面が多く、身分や立場の違いを乗り越える恋愛という普遍的なテーマに共感できます。

さらに、主演のジュノ(2PM)の演技が自然で親しみやすく、時代劇特有の難解な言葉や古風な演出に抵抗を感じる視聴者も入り込みやすい点も魅力です。

これらの理由から、赤い袖先は韓国時代劇が苦手な方でも感情移入しやすく、楽しみやすい作品としておすすめです.

おすすめ韓国時代劇④恋人

あらすじ

このドラマは1636年の丙子の乱を背景に、厳しい時代の中で惹かれ合いながらもすれ違う男女の切ない愛の物語を描いた本格ヒューマン時代劇です。両班の娘ユ・ギルチェは初恋の相手ナム・ヨンジュンが親友のキョン・ウネと恋仲であることにやきもきしていましたが、ある日ヌングン里に謎の男イ・ジャンヒョン(ナムグンミン)が現れ、ギルチェは彼に恋のアドバイスを求めはじめます。

物語はジャンヒョンが戦乱の中で捕虜となって記憶を失うなど波乱に満ちていますが、記憶が戻った後はギルチェとの絆を深め、最終的に二人は愛を実らせて涙の再会を果たします。一方で、ヨンジュンとウネの複雑な関係も描かれ、夫婦関係の修復も描かれます。切なくも希望のある時代背景の中で、登場人物たちが苦難を乗り越えながら生き抜く姿に感動が集まりました。

全21話で放送され、時代劇ながらラブストーリーと歴史の緊迫したドラマ要素が調和した作品です.

韓国ドラマ「恋人」が時代劇が苦手な方にもおすすめできる理由は、歴史的な背景がありながらも重苦しがないことです。

時代劇特有の政治的な陰謀や難解な歴史説明よりも、キャラクター同士の感情の葛藤や純粋な愛の成長が丁寧に描かれ、感情移入しやすい作りになっています。

また、主演ナムグンミンの魅力的な演技でキャラクターに深みがあり、時代背景に馴染みのない視聴者でもドラマの流れに入り込みやすい構成です。

映像も華やかで美しく、ロマンスとヒューマンストーリーのバランスが良いため、時代劇が苦手な人も楽しめるエンターテイメントとして仕上がっています。

つまり、「恋人」は時代劇の枠にとどまらず、普遍的な人間の感情や愛の物語として楽しめるため、時代劇が苦手でも安心して観られる作品と言えます

おすすめ韓国時代劇⑤オク氏夫人伝

あらすじ

「オク氏夫人伝 -偽りの身分 真実の人生-」は、奴婢(奴隷)の身分でありながら知恵と才能を武器に生きていたクドクという女性が主人公です。彼女は過酷な環境から逃げ出し、偶然両班(貴族)一家の娘テヨンと出会い、テヨンと間違われて身分を偽り新たな人生を歩み始めます。クドクは読書や刺繍、料理など多才で、奴婢から一転して両班の娘としての生活を送りながら、過去の秘密や困難に立ち向かっていきます。

クドクは幼い頃から虐げられており、領主の娘との婚礼のトラブルで拷問を受けたこともあります。父親と逃亡し、宿で働きながら清(中国)からの使節団の一行と出会い、団長の娘テヨンとは友情を育みます。宿が盗賊に襲撃され彼女以外が殺される事件の後、クドクはテヨンとして生きることを決意し、奴婢の身分を隠して両班の社会で奮闘します。

「オク氏夫人伝」は韓国時代劇が苦手な方にもおすすめできる作品です。

多くの時代劇が重厚で難解な政治劇や複雑な権力闘争を主題にしがちですが、「オク氏夫人伝」は主人公のクドクという女性の成長と人間ドラマに焦点を当てています。

そのため、感情移入しやすいストーリー展開です。

主人公が奴婢から両班の娘へ人生を大きく変えるというサクセスストーリー要素も、時代劇が苦手な視聴者の興味を引きやすいでしょう。

また、衣装や時代背景が美しく丁寧に描かれている一方で、伝統的な時代劇特有の難しい言葉遣いや歴史的知識がそれほど強調されていません。

さらに、ドラマ全体にサスペンスやミステリーの要素も含まれていて、展開がスピーディーなので飽きずに見続けられます。

これらの点から、時代劇に興味が薄い人や初心者にもおすすめしやすい作品です。

まとめ

韓国ドラマの時代劇は確かに難解で苦手と思う人も多いですが、それは長い歴史や伝統的な演出に慣れていないせいかもしれません。

制作側は史実をベースにしながらも創作に励み、ドラマとしての面白さを追求しています。

もし苦手意識が強くても、シンプルなサクセスストーリーや熱い人間ドラマ部分に注目すると「これは意外と楽しめる!」と感じるかもしれませんよ。

長さや展開のゆったり感も、カフェでまったり過ごす夜のお供にぴったりかもしれません。

よくある質問

Q1: 韓国の時代劇は何話くらいある?
多くは50話前後が多いです。長いので腰を据えて観る方が向いています。

Q2: 時代劇の衣装は本当に史実通り?
かなり豪華にアレンジされています。リアルさよりも視覚的な華やかさを重視しています。

Q3: 俳優の演技がオーバーに感じるのはなぜ?
感情の伝達を強めるためで、舞台演劇の表現に近いです。日本の現代ドラマとは違う文化的表現です。

現在放送中の『この川には月が流れる』も王様と庶民の女性の魂が入れ替わると言う奇想天外なストーリーが面白いと評判です。

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