「これ実話なの!?」って衝撃を受けてハマるか、「リアルすぎて重い…」って離脱するか、反応が真っ二つに分かれる韓国ドラマってありますよね。
史実や実在事件をモチーフにした作品は、ドキドキ感が半端ないです。
今回は、そんなリアルすぎる実話ベースの韓国ドラマ3作品をピックアップしました。
韓国ドラマ実話がモチーフ3作品!
①悪の心を読む者たち

韓国ドラマ『悪の心を読む者たち』(原題:악의 마음을 읽는 자들、英題:Through the Darkness)は、韓国初のプロファイラーである原作者クォン・イルヨン教授の実体験を基に、韓国で実際に起きた5件の連続殺人事件をモチーフとして描かれています。
実話ベースの事件一覧
これらの事件はドラマでほぼ忠実に再現され、犯人との対話や心理分析が焦点です。
他の方はこのような感想を寄せていましたのでご覧ください。
キム・ナムギルがクールで良かったー!実話というのがまた良い。人間の心の複雑さに怖くなりつつ、面白かった。
引用:レビューサイトfilmarks
刑事陣の演技はもちろん、犯人役の方たちの演技に引き込まれてしまった。圧巻。
幼少期の経験、生まれつきの知能、家族や経済的な問題は人格をここまでも破綻させてしまうんだろうか。現場検証って昔は遺族の前でもやるものだったの?こんなの見せられたらトラウマというか、心が完全に壊れるでしょ…
引用:レビューサイトfilmarks
②模範タクシー

韓国ドラマ『模範タクシー』の実話部分は、韓国で実際に起きた社会的弱者を狙った様々な悪質な犯罪事件や、法の目をくぐった犯罪者たちに対する複数の復讐代行事件をモチーフにしています。
このドラマは「青い鳥財団」という被害者支援団体が運営する模範タクシーが、法で十分に裁けない悪人たちに対して被害者の依頼を受けて制裁を行う物語で、実際の事件や社会問題を背景にしています。
具体的には、
- 性犯罪者の減刑後出所や失踪事件、
- 労働者や障害者の搾取問題、
- 詐欺組織や悪徳企業の闇、
- 性搾取事件(N番部屋事件を連想させる内容も言及されている)、
など韓国で実際に社会問題として注目された事件や問題をドラマに反映しています。
ドラマで描かれる復讐代行の多くはこれらの実際の事件や社会事件をベースに脚色したもので、被害者の痛みや救済への切実さを強調し、現代韓国社会の暗部をリアルに描いている点が特徴です。
『模範タクシー』(シーズン1、16話構成)は、韓国社会の実際の犯罪や社会問題を各話でモチーフに復讐代行を描きますが、制作側が公式に各話ごとの具体的事件名と発生年を明示していません。
代わりに複数の実在事件や類似問題を脚色・複合的に取り入れています。
主なエピソード別モチーフ事件
これらは韓国で報じられた事件のエッセンスを抽出し、フィクション化したものです。
シーズン2も同様のオムニバス形式で、テコンドー事故やストーカー事件などが描かれています。
下記のような感想が寄せられていましたのでご覧ください。
模範タクシーメンバーみんなが身内を事件の被害で亡くされているので余計依頼人達の気持ちも理解していて毎回単なる暴力だけで解決する訳でもないのでそこが良い。
引用:レビューサイトfilmarks
復讐にスッキリしながらも、笑いもあり、
コメディ要素が結構あり、そこからの、そんな悪い奴らが、ヒドすぎるよ〜〜的な、グロい場面、ちょっと血が多いってーば……と思っているうちに、
止まらなくなるスッキリ感と、…で、どうなるの?…に次々と見てしまう。
引用:レビューサイトfilmarks
…な感じのままシーズン2へと導かれました(笑)
果たされた復讐にはスッキリ!
③ボイス~112の奇跡~(2017年製作のドラマ)

韓国ドラマ「ボイス~112の奇跡~(2017年)」は、実際の事件をモチーフにしています。
特に第1話の女子誘拐拉致事件は、2012年4月に京畿道水原市で発生した「オ・ウォンチュン事件」が元になっているとのことです。
この事件では、被害女性が7分以上に及ぶ緊急通報の中で犯人の情報を伝えましたが、警察の初動対応が遅れたことが問題となりました。
犯人は女性を猟奇的な方法で殺害し、遺体をバラバラにして捨てようとして逮捕されています。
また、第2話のブリム洞幼児虐待事件は、2014年に韓国で報道された「童話の家子供連続失踪事件」に基づいています。
この事件では養子縁組された子どもたちの失踪や虐待が社会問題となり、虚偽の死亡届が出されていることが発覚しました。
ドラマ全体を通じて、実話にかなり近い衝撃的な事件をベースに、112緊急通報センターの重要性や警察の初動捜査体制の課題を描いています。
これにより、実際の事件に対する警察の対応改善や社会意識の向上にもつながったとされています。
「ボイス~112の奇跡~(2017年)」で描かれた実話との比較
以下は、韓国ドラマ「ボイス-112の奇跡-」第1話の基になった実際の事件(オ・ウォンチュン事件)と、ドラマ設定との関係を比較してまとめた表です。
| 項目 | 実際の事件(オ・ウォンチュン事件) | ドラマ「ボイス-112の奇跡-」 |
|---|---|---|
| 発生日時 | 2012年4月1日(日)22時32分頃 | 作品の設定上、類似する夜間通報から始まる |
| 発生場所 | 韓国・水原市 | ソウル近郊の架空都市 |
| 通報内容 | 女性会社員が犯人に拉致される最中に112へ通報 | 被害者が犯人に襲われながら通報するケースから始まる |
| 通話時間 | 約7分36秒(被害者と警察のやり取り) | カン・グォンジュが「声」から状況を分析する設定 |
| 警察の対応 | 質問を繰り返すのみで初動が遅れた。現場特定にも失敗。 | 初期対応の遅れが大事件につながった経験が描かれ、以後「ゴールデンタイム」設定が導入される |
| 被害者の生存時間 | 通報後も約6時間生存していた可能性 | 犯人による猟奇的殺人事件を象徴的に描写 |
| 事件の結末 | 被害者は殺害され、犯人オ・ウォンチュン(中国系韓国在住者)が逮捕・死刑判決 | 犯人像はフィクションとして描かれ、特権階級とのつながりを匂わせる |
| 社会的影響 | 初動捜査・通報センターの不備が社会問題化。通報システム・緊急対応強化へ。 | 「5分で現場確認、10分で検挙」を掲げる「ゴールデンタイムチーム」の設立という設定に反映 |
| モチーフとしての位置づけ | 警察の初動遅れによる命の損失を象徴する事件 | ドラマの根幹テーマ「声による命の救助」「警察初動の重要性」に直結 |
このように、「ボイス-112の奇跡-」(2017年、全16話)はオ・ウォンチュン事件を直接再現した作品ではなく、事件を機に社会的に注目された“初動対応の重要性”をドラマ的に再構築しています。
全話が厳密に実話とは限っていません。
一部フィクション要素を含んでいるということです。
ドラマは実際の事件を近い形で反映しつつ、112緊急通報センターのシステムや警察捜査の課題を描いており、警察の初動対応改善への社会的意識向上にも寄与しました。
面白いとは聞いていたけど、想像以上に良かった!
引用:レビューサイトfilmarks
ギルティみたいな感想像してたけど全然違うのね。ストーリーからキャストまで最高!犯人のサイコっぷりも韓国映画‼︎って感じで良かった。
韓ドラでしか見れないだろうなっていうリアルなグロさがあって、それがよかった。ジェウクさんこわいよお
引用:レビューサイトfilmarks
ホラーじゃないこっち系韓国に任せたら絶対おもろくなるからすきだ〜
まとめ
どの作品も実話の重みがストーリーをリアルに引き立ててるだけに、感情が揺さぶられますよね。
賛否あるそうですが、それが韓ドラの深みかもしれません。
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