Netflixで配信中の韓国ドラマ【告白の代価】、第3話まで見終わったところです。

今のところ、「面白いけど、離脱しそうになってきた」という微妙なラインにいます。

夫殺しを疑われるアン・ユンス(チョン・ドヨン)と、「魔女」「サイコパス」とよばれているモ・ウン(キム・ゴウン)。

この2人を演じる女優の演技がとにかくすごくて、一気見したという声も多いですよね。

でも私は今、第3話で足踏み中。

その理由について解説していきます。

同じように「これ、最後まで見るべき?」「グロいの苦手だけど大丈夫かな?」と迷っている方の参考になればうれしいです。

【告白の代価】あらすじ

まず簡単に整理しておくと、【告白の代価】はこんなお話です。

  • 主人公は、美術講師を務める女の子が一人いるアン・ユンス(チョン・ドヨン)
  • ある日、夫が殺害されてしまい、ユンスが“夫殺し”の容疑者に
  • そこに現れるのが、謎の女性モ・ウン(キム・ゴウン)
  • 2人が交わることで、それぞれの過去や秘密、真相が少しずつ暴かれていく

監督は「愛の不時着」や「イ・ドゥナ!」に関わったイ・ジョンヒョ監督です。

サスペンスと人間ドラマの中間みたいな空気感で、「犯人は誰?」「なぜ殺された?」を考えながら見るタイプの作品になっています。

【告白の代価】離脱しそうになってる3つの理由!

私はいま、第3話まで視聴済みです。

正直、1話と2話はかなり引き込まれました。

「これ、週末に一気見しちゃうやつかも」と思ったくらいです。

でも3話まで来て、ちょっとテンションが落ちてきたというのが今の本音です。

離脱しそうな理由① 「なんか違う」展開がチラホラ見え始める

一番大きいのがこれです。

細かいことなのですが「違和感」を感じるシーンが、じわじわと増えてくるんですよね。

ネットの感想でも、

お国の法律とかは分からぬが、流石にそんなに緩くないだろ?!と思う事が多々。
TVの放送内容・犯人よる現場再現・当事者同士の送迎・時計の持ち込み・刑務所の穴・被害者と加害者のやり取り・内容を確認しない手紙・ゴムで切れる追跡装置・殺人犯の応急処置などなどもっとある
最初から最後まで、何回も、うそーーーん?!と思った。
みんなも当然そう思っているはずだと思って評価を見に行ったら高評価で、え、そう思っているのは私だけなの…?というお気持ち。
日本のドラマだったら総叩きであろう。これが韓国ドラマクオリティ(いい意味でもある)。

引用:filmarks

という声がありました。

具体的なネタバレは避けますが、第3話くらいまで見ただけでも、

  • 捜査の進め方がちょっと雑に感じる
  • 法律や刑事手続き的に「え、それアリなの?」という場面
  • 「視聴者をミスリードするために無理してない?」と感じるセリフ回し

こういう違和感が、小さなトゲみたいに積み重なってきます。

「韓国ドラマだからこのぐらいの盛りは普通」と割り切れる方はいいのですが、リアリティ重視なタイプの人は、そこで一気に冷めてしまうかもしれません。

私はまさに後者寄りなので、「面白いけど、気になる…」というモヤモヤで、今ちょっとストップしています。

離脱しそうな理由② 流血・暴力シーンが地味にきつい

これも、途中離脱を考えてしまう大きな理由です。

レビューの中でも、

「流血のシーンがたくさんあるので、かなりつかれました。でも、ストーリーはテンポよく展開していき、おもしろかったです。」

引用:filmarks

という感想がありましたが、まさにこれです。

「面白いけど、映像的に体力を持っていかれる」タイプの作品です。

  • 何度も人を刺すシーンが繰り返される
  • 血がはっきり見える描写
  • 傷ついた体が何度も映るカット

日常的にサスペンスやスリラーを見慣れていない人だと、3話の時点でだいぶ疲れてしまうと思います。

私も3話を見終わったあと、ちょっと深呼吸しました。

夜に一気見するには、メンタル的に重いですね。

血や暴力表現に耐性がある方には「むしろリアルでいい」と感じるかもしれませんが、ふだん「ヒューマンドラマ寄りの韓ドラ」が多い人は、ここで一度立ち止まる気がします。

離脱しそうな理由③ ユンスへの共感が追いつかない

これはかなり主観が入りますが、主人公アン・ユンス(チョン・ドヨン)への感情移入が、ちょっと難しいと感じだしました。

ネット感想でも、

「チョン・ドヨン演じる主人公に、時々イラっさせられましたが、面白かったです。」

引用:filmarks

という声がありました。

ユンスは「夫を殺した」と疑われる立場で、本来なら視聴者が一番寄り添いたいキャラクターのはずです。

でもドラマの序盤、彼女が夫の遺品をわりとあっさり手放したり、あまりにも“普通じゃない”行動を取ったりするんですよね。

これはおそらく脚本側の意図としては、

  • 視聴者に「本当にこの人、犯人じゃないよね?」と疑わせたい
  • 「もしかしてこの人、何か隠してる?」という不安をあおる

ためのミスリードなんだと思います。

ただ、ここがやりすぎに感じる人も多いかもしれません。

私も「こんな状況で、普通そんな行動取れる?」と引っかかってしまって、「かわいそう」と「ちょっとイラっとする」の間を行ったり来たりしています。

主人公が好きになりきれないと、どうしても視聴のモチベーションが落ちますよね。

さらに、京畿北部地検の検事ペク・ドンフン(パク・ヘス)が憎たらしいです。

もう初めから主人公アン・ユンス(チョン・ドヨン)が犯人だと決めつけているところがイライラ。

実際冤罪なのに、なにがなんでも犯人に仕立て上げようとするやり方に腹が立ちます。

それでも気になるからイッキ見の可能性もアリ!

ここまでわりとネガティブな話が多かったですが、「離脱しそうになりつつも、ここからイッキに観たい気持ち」もあります。

最大の理由は、やっぱりモ・ウン役のキム・ゴウンさんです。

レビューでは、

「キム・ゴウンすごい。もっと違う言葉で賛辞を送りたいけど語彙力なくてすごいしか出てこない。」
「この人の演技を見るだけでも、このドラマを見る価値あると思う…」

引用:filmarks

といった声が出ていて、これは本当にその通りだなと感じました。

  • ベリーショート、というよりほぼ坊主に近いヘアスタイル
  • 傷だらけの顔や身体
  • 感情を殺したような冷たい目つきと、時々ふっと見せる幼さ

このギャップが、ただただ怖くて、でも目が離せません。

「心が読める」という設定は、韓ドラでは時々見かけるファンタジー要素ですが、モ・ウンの場合はすごく“現実的な狂気”と結びついています。

相手の心を読むたびに、自分も傷つくという、静かな痛みがあるようです。

「破墓」でのキム・ゴウンさんを見て、演技力に惚れた人は、この作品でもきっと「やっぱりこの人すごい」と思うはずです。

チョン・ドヨン vs キム・ゴウン演技対決

物語としての整合性に引っかかる人がいる一方で、「演技を見るだけで元が取れる」と評価している人もかなり多いです。

あるレビューでは、

見始めると終われなくなり、一気見してしまった。
チョン・ドヨンは言うまでもなく、ベリーショートヘアー姿のキム・ゴウンの演技力が素晴らしかった。

引用:filmarks

という感想もありました。

チョン・ドヨンさんは、年齢を重ねてもなお「不安定さ」や「壊れそうな危うさ」を自然に出せる女優さんですよね。

夫を失い、世間から疑われ、誰も信じられなくなっていくユンスの、揺れる目線や、声の震え。

見ていて胸がギュッとなる場面も多いです。

一方キム・ゴウンさんは、感情の“オン・オフ”の切り替えがすごい。

心を読んで人を追い詰めるときの冷酷さと、ふとした瞬間に見える「子どもみたいな弱さ」。

脚本に多少の無理があったとしても、演技だけで最後まで引っ張っていく力がある作品だな、と第3話の時点で感じました。

「離脱か続行か」迷っている方への目安

序盤で、「このドラマ、自分に合ってるかな?」と迷っている方へ、あくまで私なりの目安を書いておきます。

こんな方は、続行しても後悔は少なそうです。

  • 血の描写や暴力シーンにある程度耐性がある
  • サスペンスで多少の「ご都合主義」は許せる
  • 何より、俳優の演技を見るのが好き
  • キム・ゴウンさん、チョン・ドヨンさん、パク・ヘスさんが出てる時点で“勝ち”だと思える

逆に、こんな方は要注意かもしれません。

  • 「リアリティ」が何より大事
  • 法律や捜査の現実性が甘いと、途端に冷めてしまう
  • 主人公にしっかり感情移入できないと視聴がつらい
  • 流血や暴力表現が苦手、眠る前には見たくない

私は今、ちょうどこの境目でフラフラしている状態ですがこれからイッキに観たい気持ちが大きいです。

モ・ウンの真意や、2人の関係性の着地点、そして京畿北部地検の検事ペク・ドンフンたちに自分たちの過ちを認めて謝罪するシーンが観たいです。

まとめ:第3話時点では「違和感もあるけど、まだ切れない」ドラマ

Netflix韓国ドラマ【告白の代価】を第3話まで見た時点で離脱しそうになっている理由をまとめると、

  1. 「なんかおかしい」な展開がちらほら見え始めて、リアリティが気になる
  2. 流血・暴力シーンが多くて、精神的にちょっと消耗する
  3. 主人公ユンスへの共感が、ミスリード演出のせいで揺さぶられ続けている

この3つが、私のなかでブレーキになっているポイントです。

でも同時に、

  • キム・ゴウンさんのモ・ウンが怖いくらい魅力的
  • チョン・ドヨンさんとの演技合戦を見ているだけで価値がある
  • 「犯人は誰?」「モ・ウンは何を望んでいる?」という謎が、まだちゃんと機能している

という理由で、この後一気見する可能性も秘めています。

「一気見してよかった」という高評価レビューもあれば、「面白いけどツッコミどころ多すぎ」という冷静な声もある作品なので、自分が何を重視するタイプかで、評価が大きく変わりますよね。

私と同じように第3話あたりで迷っている方は、「演技を見るためにもう少し付き合うか、それともここで時間を節約するか」を、この記事をきっかけに一度整理してみてもいいかもしれません。

ただし、私は今ちょっと休憩ですが、最後まで観ようとは思っています。