2025年になっても、韓国ドラマの世界は本当ににぎやかですよね。

配信サービスを渡り歩いていると、「この女優さん、嫌いではないんだけど…なんか引っかかる」と感じる時って、ありませんか。

そこで今回は今年、嫌いじゃないけど「うーん」と思った韓国女優TOP20をご紹介したいと思います。

嫌いじゃないけど「うーん」な韓国女優TOP20!

第1位 ク・ヘソン

『花より男子〜Boys Over Flowers』でクム・ジャンディ役を演じ、一気に国民的ヒロインになったク・ヘソン。

その後は監督業や作家活動などマルチな才能を見せる一方、アン・ジェヒョンとの結婚・離婚、SNSでの発信など私生活の話題が先行してしまい、「作品よりゴシップの印象が強い」と感じる人も増えました。

演技のクセや自己演出の濃さが、「好き」「ちょっと重い」と評価が割れるポイントですね。

​今年に限らずずっと前から筆者の中で「うーん」な女優さんです。

第2位 パク・ギュヨン

Netflix『セレブリティ』で、普通の女性からインフルエンサー地獄に落ちていくソ・アリを演じ、一気に知名度が上がったパク・ギュヨン。

抑えた感情表現と淡々としたトーンが持ち味で、「闇を抱えたヒロイン」との相性は抜群ですが、その温度の低さゆえに「感情移入しづらい」「顔色が読めない」と感じる視聴者も。

その無機質さが逆に現代的でクセになるタイプだとも言われているそうです。​

第3位 イ・ユミ

『イカゲーム』『今、私たちの学校は…』で世界的にブレイクしたイ・ユミは、小動物系のビジュアルと病み系キャラのギャップが強烈な女優。

2025年配信の『あなたが殺した』では、DVやトラウマに押しつぶされていく女性像に挑戦し、また違う壊れ方を見せています。

役ごとにメイクや雰囲気をガラッと変えるので、「同じ人に見えない」「顔が安定しない」と戸惑う声もありますが、そのカメレオン性こそ魅力だと感じる人も多いですね。

第4位 チョン・ソニ

映画『リトル・フォレスト』、ドラマ『恋愛体質〜30歳になれば大丈夫』『あなたが眠っている間に』などで静かな存在感を放ってきたチョン・ソニ。

繊細でナチュラルな演技が評価される一方で、「強烈な印象を残すタイプではない」「ヒロインにしては地味」と感じる視聴者も。

『あなたが殺した』ではメイク前後の印象差が大きく、「誰が誰かわからない」とSNSで言われてしまったのも、少し損をしているポイントかもしれません。

第5位 チョン・ユミ

『品位のある彼女』『ライブ〜君こそが生きる理由〜』などのドラマに加え、Netflix『保健教師アン・ウニョン』で不思議な保健教師を演じたチョン・ユミ。

ごく普通の人間の感情を、さりげなく表現するタイプの演技派で、業界からの信頼は厚いです。

ただ、『屋根部屋のプリンス』で強烈な悪役を演じたことで悪いイメージが今でも残っている人もいるようです。

善人を演じてもクセがないぶん「印象に残りにくい」「主演の割に存在感が薄い」と言われることもあり、悪役のイメージを払拭できないでいるのかもしれませんね。

第6位 ソ・イェジ

『サイコだけど大丈夫』『無法弁護士』で見せたミステリアスな美貌と存在感は圧倒的だったソ・イェジ。

しかし、2021年にキム・ジョンヒョンへのガスライティング疑惑が報じられ、CMやドラマが次々と白紙に。

2022年『イブの罠』で復帰するまで事実上の活動休止となり、「女優としては好きなのに、人柄はちょっと…」とファンの心も揺れてしまう、まさに「好きだけどモヤる」代表格の一人です。

​ガスライティング(英: gaslighting)は心理的虐待の一種であり、被害者に些細な嫌がらせ行為をしたり、故意に誤った情報を提示し、被害者が自身の記憶、知覚、正気、もしくは自身の認識を疑うよう仕向ける手法。

引用:ウィキペディア

第7位 シン・ヘソン

『秘密の森〜深い闇の向こうに〜』で新米検事役、『黄金の私の人生』で視聴率40%超えの国民的ドラマヒロインを演じ、一気に実力派トップ層になったシン・ヘソン。

『30だけど17です』では昏睡から目覚めた30歳の17歳の心を持つ女性という難役で、SBS演技大賞の最優秀演技賞を受賞しています。

演技力の高さは誰もが認める一方、「華がない」「役柄がいつもいい人で物足りない」と感じる人もいるようです。

​『生まれ変わってもよろしく』がまさにそれで、「他の女優だったらもっとハマったかも?」なんて思ってしまいました。

※あくまでも個人の感想です。

第8位 シン・セギョン

子役時代から活動し、『ハベクの新婦』『新米史官ク・ヘリョン』『見た通りに話せ』などで幅広い役をこなしてきたシン・セギョン。

長年にわたって悪質な中傷と脅迫を行ったネットユーザーが、侮辱罪・脅迫罪で実刑判決を受けた件でも注目されました。

清楚なイメージの反面、「表情が硬く見える」「感情の振れ幅が狭い」と演技スタイルに物足りなさを感じる人もいて、そこが好みの別れ目になっているようです。

第9位 クォン・ナラ

元Hello Venusのメンバーとしてデビューし、解散後は女優に転身したクォン・ナラ。

『あやしいパートナー〜Destiny Lovers〜』『ドクタープリズナー』などを経て、『梨泰院クラス』のオ・スア役で大ブレイクしました。

知的でクールな雰囲気が魅力ですが、「計算高そう」「現実にもああいう性格なのでは」と役柄イメージとリンクして見られがちで、感情移入しづらいという声もあります。

『梨泰院クラス』ではオ・スアよりイソの方がイメージ悪いですよね?

ただ筆者は最近Netflix『大洪水』でキムダミの演技力の高さに惚れ惚れしたところなので、キムダミはランクインしませんでした。

第10位 イム・スヒャン

『芙蓉閣の女たち~新妓生伝』で2000対1のオーディションを勝ち抜いて主演に抜擢され、一躍有名になったイム・スヒャン。

『優雅な一族』『私のIDはカンナム美人』『美女と純情男(미녀와 순정남)』などで強烈なキャラクターを好演しています。

田舎くさいメイクで撮影に臨み、街中の目撃談で「思ったより顔が黒くて野暮ったい」と書かれたエピソードを笑い話にしているあたり、プロ根性はすごいのです。

ただその派手顔ゆえに「作り物っぽい」「役がいつも似たタイプ」と感じる人もいるようです。

第11位 チン・ギジュ

サムスンの社員→放送局記者→女優という異色の経歴を持つチン・ギジュ。

2018年『ここに来て抱きしめて』でヒロインを務めて以降、『初対面だけどロマンス』『ポッサム〜愛と運命を盗んだ男〜』などで着実にキャリアを積んできました。

完璧な美女というより、親しみやすい可愛さのタイプなので、「ヒロインとしては地味」「大作向きではない」と感じる層もいる一方、その肩の力の抜けた雰囲気が好きというファンも多いです。

第12位 ペク・ジニ

『奇皇后−ふたつの愛 涙の誓い』で皇妃タナシルリという強烈な悪女を演じ、時代劇初挑戦ながら強いインパクトを残したペク・ジニ。

その後『いとしのクム・サウォル』では前向きなヒロインを演じ、一気に国民的女優の仲間入りを果たしました。

清純で明るいヒロインを演じても『奇皇后』でのタナシルリのイメージが残って好きになれない方もいるようです。

第13位 イ・セヒ

『紳士とお嬢さん』で「パクソンセンニム」「ダンダン」と呼ばれ大ブレイクしたイ・セヒ。

その後、『リーガルクレイジー~真剣勝負~』でもヒロインを演じましたがずっと叫んでるイメージがあります。​

バラエティ番組『ザ・マネージャー』出演時の不思議な言動やマイペースぶりが話題になり、「天然を通り越して変わっている」「性格が普通じゃない」とネットで炎上する一面も。

​番組では彼女のマネージャーもまた、セヒの性格が “普通ではない”と発言していましたが、炎上騒ぎになっても所属事務所からの公式発表はありません。

「演出臭い」とも言われているようですが、彼女の独特な行動には批判の声が多かったようです。

イ・セヒの「不思議さ」やマイペースぶり
  • 製氷皿に水を入れながら、冷静な表情のまま水をあふれさせてしまう
  • 本文が逆さまに印刷されている本を、そのまま読んでいる
  • 愛犬との散歩中に、壊れた傘を拾って持ち歩く
  • ニットのセーターに冷たい水をかけるという、常識外れの行動をとる
  • 草むらに平伏するなど、状況にそぐわない極端なリアクションを見せる
  • 二重窓のごく狭い隙間に毛布を収納しており、そこから毛布の山を引っ張り出してスタジオを驚かせる
  • 洗濯機から出してまだ乾いていない服を、そのまま着て外出してしまう

第14位 パク・ソダム

映画『パラサイト 半地下の家族』で世界的に知られるようになったパク・ソダム。

2020年にはドラマ『青春記録』でパク・ボゴムの相手役を務めましたが、ビジュアル面で心ない中傷を浴び、「ブスなのにヒロイン」といった悪質なDMを公開したことで、芸能人への誹謗中傷問題が改めてクローズアップされました。

甲状腺がんの手術後も復帰し、作品ごとに違う表情を見せる彼女に対し、「見た目ではなく演技で評価すべき」という声も根強いです。

第15位 ハン・ソヒ

『夫婦の世界』『わかっていても』『マイネーム』と、話題作を連発してきたハン・ソヒ。

タバコ・タトゥー写真、元恋人にまつわる噂に加え、Netflix『京城クリーチャー』関連でInstagramに独立運動家・安重根の写真を投稿したことが「反日では」と物議を醸しました。​

本人はインタビューで「ドラマのメッセージを伝えたかった」と説明していますが、日本の一部ファンが距離を置いたのも事実で、「作品は好きだけど、人柄が読めない」と感じる人も多い女優です。

第16位 コ・ミンシ

『Sweet Home -俺と世界の絶望-』『D.P.−脱走兵追跡官−』などで存在感を示し、期待の若手として注目されていたコ・ミンシ。

2024年頃、中学時代の同級生を名乗る人物から「いじめ加害者」と告発され、大きな騒動になりましたが、本人は「逸脱はあったが、いじめはしていない」と否定し、虚偽事実として法的対応を進めていると明かしています。

「もし本当なら許せない」「嘘なら気の毒すぎる」と視聴者の感情も揺れた案件で、事実関係がはっきりするまでは手放しで推しづらい、と感じた人も多いでしょう。

第17位 キム・ヒャンギ

子役時代から活躍し、映画『マウミ』で本格デビューしたキム・ヒャンギ。

『優しい嘘』で百想芸術大賞の新人賞、『神と共に』シリーズで青龍映画賞の助演女優賞を受賞するなど、若くして実績は十分です。

天才子役のイメージが強すぎて、成人後のラブロマンス作品では「まだ子どもに見える」「恋愛線がピンと来ない」と感じる視聴者もいるよう。

『CASHERO』でイメージの更新が課題かもしれません。

第18位 パク・ジュヒョン

『禁婚令』『マウス』『ゾンビ探偵』などで、芯の強いヒロインやクセのあるキャラを演じてきたパク・ジュヒョン。

青龍映画賞授賞式での『婚外子論争』で物議を醸したチョン・ウソンが「息子に対する責任を最後まで果たす」と発言すると、パク・ジュヒョンは大きな拍手と歓声を送ったことや、ソン・ミノとの熱愛説が続けて話題になり、「イメージ管理が甘いのでは」と指摘されました。

​熱愛説が浮上した時点は、ソン・ミノが社会服務要員として勤務中に出勤記録の操作および勤務不良の疑惑に巻き込まれた状況と重なり、論争を拡大したという後日談まであります。

演技自体への評価は高いものの、バラエティ出演を増やす中で生活感が出てきたことで、「役より素顔が気になる」という声も増えています。

第19位 チョン・ヨビン

『ヴィンチェンツォ』『グリッチ -青い閃光の記憶-』などでちょっと変わったヒロインを多く演じてきたチョン・ヨビン。

YouTubeバラエティ『サロンドリップ2』では、「友達に共演者との恋愛ゴシップを軽く聞かれると本当に腹が立つ」と語り、「あなたがゴシップだと思っているそれは、私の仕事なんです」と言い放ったエピソードが話題になりました。

仕事とプライベートをきっちり分けたいタイプで、そのストイックさに共感するファンもいれば、「少し怖い」「冗談が通じなさそう」と感じる人もいるようです。

第20位 イ・ソンギョン

イ・ソンギョンは、モデル出身らしい174cmの高身長と抜群のスタイルで注目され、『大丈夫、愛だ』で女優デビューしてから一気にドラマ界で存在感を放つようになった女優です。

『恋のゴールドメダル〜僕が恋したキム・ボクジュ〜』で人気を確立し、特にボクジュ役では体重増量までして挑んだ本気の役作りが話題になりました。

『優しい男の物語』 『浪漫ドクター キム・サブ3』『流れ星』『青春の記録』でもヒロインを演じ人気を博しています。

その一方で、完璧すぎるビジュアルやモデル感が前面に出すぎるせいか、「役より本人が勝ってしまう」「感情移入しづらい」と感じる視聴者もいて、まさに「好きなんだけど、ちょっと距離を感じる」タイプの女優と言えるかもしれません。

まとめ

今回はそんな「嫌いじゃないけど、ちょっと“うーん”」な韓国女優にフォーカスして、20人をピックアップしてみました。

演技のクセ、役柄イメージとのギャップ、スキャンダルや炎上、バラエティで見せた素の姿など、モヤッとポイントは人それぞれです。

ただし、ここで名前が挙がる女優たちは、どれも作品を通じて強い印象を残してきた気になる存在ばかり。

好きだからこそ語りたくなる、そんな少し複雑な感情も含めて、一緒に眺めていきましょう。