韓国ドラマ『サバイバー:60日間の大統領』って知っていますか?
これ、ただの政治ドラマじゃないんです!
アメリカの大人気ドラマ『指定生存者(Designated Survivor)』をリメイク。
韓国版ならではの緊迫感と人間ドラマが最高に面白いです。
この記事では、そんな『サバイバー:60日間の大統領』の全話を、「このシーンがヤバかった!」という個人的な感想を交えながら、詳しくネタバレ解説していきますね。
主演のチ・ジニさんはもちろん、カリスマ性あふれるホ・ジュノさんなど、演技派キャストの魅力にも迫ります。
韓国ドラマ「サバイバー」各話あらすじ!

予期せぬ代行と最初の試練(第1話~第4話)
政治的な野心とは無縁のパク・ムジンが、突如、国のトップという重責を背負わされます。
彼の戸惑いと、その中で見せる「学者としての冷静さ」が、物語の緊張感を高めます。
第1話:運命の「指定生存者」
娘を迎えに国会議事堂を訪れていた環境部長官パク・ムジン。
その目の前で、大統領を含む閣僚全員が死亡する大規模な爆破テロが発生します。
承継序列12位のムジンが、唯一の国務委員生存者として、「大統領権限代行」に就任。
一方、国家情報院のハン・ナギョン(カン・ハンナさん)は、テロに巻き込まれたフィアンセのキム・ジュノの行方を追います。
静かで平和主義者のムジンが、いきなり権力の中心、青瓦台に移されるなんて、運命って残酷ですよね。
第2話:データで乗り越えた南北の軍事危機
代行に就任したムジンですが、すぐに北朝鮮の潜水艦南下という軍事危機に直面。
軍は強硬策を迫ります。
ここでムジンが見せるのが、化学科教授としての分析力!
彼は、リチウム中毒の魚介類のデータに注目し、潜水艦が攻撃ではなく漂流している可能性を論理的に推理し、武力衝突を回避。
しかし、ナギョンは、ジュノの携帯からテロのシミュレーション映像を発見し、彼の関与を疑い始めます。
この、データで国を救うムジンの姿は、本当にカッコよかったです!
第3話:家族の犠牲と大統領令という決断
ムジンの妻チェ・ガンヨン(キム・ギュリさん)の依頼人が、ソウル市長カン・サング(アン・ネサンさん)の政治的な悪用によって命を落とすという悲劇に遭遇します。
妻の訴えに動かされたムジンは、秘書室長ハン・ジュスン(ホ・ジュノさん)が辞任を突きつける中、「大統領令」の発令を強行し、ジュスンに「辞任を命令」します。
また、テロ現場からは無所属のオ・ヨンソク議員(イ・ジュニョクさん)が唯一の生存者として発見されます。
この瞬間、彼は「政治家」として覚醒したんだな、と感じました。
第4話:正直者が勝つ!疑惑の犯行声明
青瓦台がハッキングされ、北朝鮮軍幹部のミョン・イェジュンを名乗る人物がテロの犯行声明を発表する動画が流出。
ムジンは、国民の混乱を防ぐため、敢えて情報を秘密にせず、生放送のインタビューで公表するという大胆な行動に出ます。
記者からの質問にも、周囲の制止を無視し「事実です」と正直に答えるムジン。
その誠実さが国民の心を打ち、彼の支持率はさらに上昇します。
ナギョンは、オ・ヨンソクへの疑惑を抱きつつ、事件当時の証言を聞くため彼と面会します。
第一幕:青瓦台内部の陰謀と犠牲(第5話~第8話)

ムジンが政治家として成長する一方で、テロ事件の捜査は青瓦台内部へと向かいます。
真実に近づくほど、ムジンとナギョンを狙う陰謀の影が色濃くなります。
第5話:政治の壁と初めての辞任
ムジンは、大統領代行として初めての大きな外交問題である米韓FTA交渉を巡る対立に直面。
国益のため、アメリカ側の要求に黙って従うことを拒否したムジンは、国を守るという強い意志を見せます。
一方、ナギョンは、オ・ヨンソクがテロを事前に知っていた可能性を示す手がかりを追い、捜査を続けます。
第6話:作戦の成功と代償
北朝鮮から亡命中のミョン・イェジュンを確保するため、ムジンはベトナムやカンボジアを巻き込んだ外交的・軍事的な作戦を決断。
作戦は成功しますが、指揮官のチャン・ジュナ少佐が殉職するという悲劇が起きます。
ムジンはこの悲しみから、再び政治の荒波を乗り切るため、ハン・ジュスンを秘書室長に呼び戻します。
ナギョンは、テロ組織が残した暗号から、国会議事堂の「911バンカー」に注目し始めます。
第7話:毒殺と挙国内閣の提案
韓国に移送された主犯格とされるミョン・イェジュンは、取り調べ中に毒殺されてしまうという衝撃の展開!
ナギョンは、彼が残したダイイング・メッセージから、国家情報院の内部にテロを事前に知っていた協力者がいることを確信します。
青瓦台に復帰したハン・ジュスンは、ムジンに挙国内閣を提案し、国防部長官候補として、オ・ヨンソクを指名します。
第8話:ナギョン襲撃と国防長官任命の延期
ナギョンは、オ・ヨンソクがテロを事前に知っていたという決定的な監視カメラの映像を確保。
しかし、上司のチョン・ハンモ室長が、突然「自分がミョン・イェジュンを殺害した」と自供し、捜査を妨害。
オ・ヨンソクの国防長官任命聴聞会が開かれる中、ナギョンは証拠を手に急行しますが、交通事故に見せかけた襲撃に遭います。
結局、任命式直前、ムジンは「任命式を延期します」と宣言し、オ・ヨンソクへの疑惑を強めます。
感想:誰が敵なのか、だんだんわかってきました。
第二幕:黒幕の正体と権力闘争(第9話~第12話)

ムジンが銃弾に倒れ、オ・ヨンソクが代行に。
権力の中枢がテロ組織に乗っ取られる危機が迫る中、ムジンとナギョンは反撃の糸口を探ります。
第9話:スキャンダルの裏と生きていたフィアンセ
ムジンに、過去の結婚をめぐるスキャンダルが持ち上がります。
家族を守ろうとするムジンの姿に、チャ・ヨンジン行政官(ソン・ソックさん)の心も動かされます。
そして、テロで死んだはずのナギョンのフィアンセ、キム・ジュノが、ムジンの前に内部告発者として姿を現します。
「テロに協力した人物が青瓦台にいる」という、最悪の事実が明らかになります。
第10話:銃弾の標的と共謀者の浮上
キム・ジュノの告白により、テロ対策のシミュレーション「OP5015-18」の存在が確認され、テロの共謀者が国内にいることが濃厚に。
青瓦台の電話記録から、テロ情報漏洩にハン・ジュスン前秘書室長が関わっていた可能性が浮上します。
そして、オ・ヨンソクの任命式が行われる場で、ムジンを狙った銃撃事件が発生。
ナギョンの機転で命は助かったものの、ムジンは重傷を負い倒れてしまいます。
第11話:代行の代行、ヨンソクの野望
ムジンが手術で意識不明となる中、オ・ヨンソク国務長官が憲法に基づいて大統領代行に就任します。
オ・ヨンソクは、襲撃犯を射殺して真相を隠蔽し、国民に強いリーダーシップをアピール。
彼が狙っているのは、大統領の座。
彼の野望が剥き出しになる回でした。
一方、意識を取り戻したムジンは、病床でオ・ヨンソクの動きに警戒を強めます。
第12話:ムジンの反撃と大統領選出馬の決意
ムジンは、ナギョンからオ・ヨンソクがテロに関与している確証の報告を受け、ナギョンに極秘の捜査権限を与え、オ・ヨンソクに対抗する反撃を開始します。
このままではテロ組織の計画通りにオ・ヨンソクが国のトップになってしまう。
危機感を抱いたムジンは、ついに大統領選挙への出馬を決意します!国民の前に立ち、「国を守る」という覚悟を決めたムジンの姿に、痺れましたね!
終章:真実への追求と最後の選択(第13話~第16話/最終回)
ムジンの出馬表明は、テロ組織の計画を狂わせます。
クーデター計画の阻止、そしてついに明かされる「VIP」の正体。
物語は息もつかせぬ最終決戦へ!
第13話:隠された中間管理者の存在
大統領選挙への出馬を決意したムジンは、病床にありながらも、オ・ヨンソクを追い詰めるための戦略を練ります。
ナギョンは、オ・ヨンソクの元側近だったチャン・ジュンハという人物を調査。
彼がテロ組織とオ・ヨンソクをつなぐ中間管理者だったことが判明し、ムジンはテロ事件が巨大な組織による計画だと確信します。
第14話:クーデター計画と良心への問いかけ
オ・ヨンソクは、ムジンを排除するため、陸軍合同参謀議長のイ・グァンムク議長に圧力をかけ、クーデター計画を推進します。
ムジンは、この計画を察知し、極秘裏にイ・グァンムクと対面。
ムジンの「国を売るのか」という良心に訴えかける言葉に、イ・グァンムクは心を動かされ、オ・ヨンソクと決別し、ムジンに協力することを決意します。
第15話:自称「VIP」キム・スヒョン
ムジンは、イ・グァンムクやユン・チャンギョン代表(ペ・ジョンオク)らと連携し、クーデター計画を阻止。
そして、テロの黒幕とされる対北工作員キム・スヒョンの確保に成功します。
ムジンとの面会を要求したキム・スヒョンは、「私がVIPです」と自白。
このテロは、ムジンのような「良心あるリーダー」を誕生させるために計画されたものだったことが示唆されます。
第16話(最終回):真の黒幕の告白とムジンの最後の選択
自供を申し出たキム・スヒョンは、逃亡を企て、何者かに射殺されてしまいます。
しかし、ナギョンの執念の捜査により、テロ事件を事前に知って黙認した真の「VIP」が、なんとハン・ジュスン前秘書室長だったことが判明します!
ハン・ジュスンは、ムジンこそが理想のリーダーだと確信し、彼を大統領にするためにテロを黙認したと告白。
ムジンは、ハン・ジュスンの説得を振り切り、記者会見でテロ関与者が青瓦台内部にいたことを公表し、大統領選挙への出馬を辞退します。
彼の最後の選択は、大統領の座ではなく、「良心と原則」を貫き通すことでした。
よくある質問(FAQ)

Q1:原作のアメリカ版と韓国版どちらが面白いの?
これはもう、完全に「どちらも面白い!」と断言します!
- 韓国版の魅力: 政治的背景に南北間の緊張が絡むため、軍事サスペンスとしての緊張感が非常に高いです。
- また、チ・ジニさん演じるムジンの「学者から政治家への成長過程」が丁寧に描かれていて、人間ドラマとしての深みが増しています。
- 原作(指定生存者)の魅力: 主人公のトム・カークマンをキーファー・サザーランドさんが演じており、彼の持つベテラン俳優としての重厚感とカリスマ性が物語を引っ張ります。
Q2:ハン・ナギョン役のカン・ハンナの出演作品は?『麗』のあの王女?
そうなんです!ハン・ナギョン役を演じたカン・ハンナさんは、ワイルドな対テロ分析官のイメージとはガラッと違う役もたくさん演じられています。
- 『麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~』(2016年): 皇宮で最も美しく、高慢なファンボ・ヨンファを演じました。
- この作品では、美しくも冷徹で、野心に満ちた王女を見事に演じ切り、その演技力が高く評価されました。
- 『スタートアップ:夢の扉』(2020年): 知的で能力の高いCEOのウォン・インジェ役を演じ、クールビューティーな魅力を発揮しました。
Q3:チ・ジニの出演作でおすすめの時代劇は?
チ・ジニさんといえば、やはり時代劇での凛とした姿が魅力的ですよね!彼の時代劇でおすすめなのは、この2作品です。
- 『宮廷女官チャングムの誓い』(2003年): これぞチ・ジニさんの代名詞とも言える作品です!主人公チャングムを献身的に守り、支えるミン・ジョンホ役を演じました。
- 『同伊(トンイ)』(2010年): 朝鮮王朝第19代国王の粛宗(スクチョン)役を演じました。この作品では、王としてのカリスマ性と、主人公トンイに対する愛情深い姿を、深みのある演技で表現しています。
まとめ文
韓国ドラマ『サバイバー:60日間の大統領』は、全16話を通して、私たちに「リーダーの資格」とは何かを深く問いかけ続けてくれました。
パク・ムジンが最後に選んだのは、最高権力の座ではなく、国民への誠実さ。
ハン・ジュスンが「大義のための犠牲」を選んだのに対し、ムジンは「良心と原則」を貫き通しました。
チ・ジニさんの繊細で力強い演技、そしてホ・ジュノさんをはじめとする名優たちの存在感のおかげで、最後まで緊張感が途切れることなく楽しめました。
ムジンの「ブレない良心」に、きっとあなたも感動するはずです