サスペンス

「ヴィンチェンツォ」悪役4人は何をした?ハンソクはカラスに!

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ついに完結したNetflixの大人気ドラマ『ヴィンチェンツォ』。

悪を悪で裁くという斬新なテーマ、そして最後に描かれた悪役たちの壮絶な最期は、放送から時間が経った今も多くのファンの間で語られ続けています。

「ハン・スンヒョク」「チェ・ミョンヒ」「チャン・ハンソク」「ハンソ」本作を彩った悪役(もしくは悪に囚われた人間)たちは、いったい何をして、最終的にどんな結末を迎えたのでしょうか?

見る者の心を抉り、そして時に涙させた彼らの最期を、ブログ風にじっくり振り返ってみます。

『ヴィンチェンツォ』悪役4人の結末!

ハン・スンヒョク(地検長):チョ・ハンチョル

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まずは地検長スンヒョク。

とにかく小心者で、権力に媚び続けた典型的な保身タイプでしたよね。

正義を装いながら実際はバベルの不正を助長し、弱者を切り捨ててきた彼の姿に、視聴者は毎回ストレスを感じたと思います。

そんなスンヒョクの最後は…なんとも皮肉。

ヴィンチェンツォに救いを約束されたものの、信用を築けなかった彼は仲間に裏切られて処刑されてしまいます。

仲間も信頼も得られなかった人生の末路は、思わず「これぞ自業自得」とつぶやいてしまうほど。

チェ・ミョンヒ(悪徳弁護士):キム・ヨジン

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冷徹で計算高い悪女、チェ・ミョンヒ。

法律を振りかざしながらも正義を踏みにじり、バベルの存続を支えた張本人です。

野望のためなら手段を選ばない彼女が与えた被害は計り知れません。

そして迎えた最期。

ヴィンチェンツォが廃工場で「踊れ」と告げ、ガソリンを浴びせられたミョンヒの全身は炎に包まれ、炎の舞のようにもがきながら燃え尽きます。

キム・ヨジンさんは数多くの悪女を演じてきましたが、この残酷かつ象徴的な死は韓ドラ史でも鮮烈なものとして残るでしょう。

私自身、衝撃の強さにしばらく画面から目を離せませんでした。

チャン・ジュヌ/チャン・ハンソク:オク・テギョン(2PM)

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最も多くの視聴者を震え上がらせたのが、この男。

一見好青年の弁護士だが、裏の顔は残忍なバベルグループの実権者。

冷血で計画的、そしてサイコパス的な暴走で人命を弄び続けた怪物的存在です。

実弟ハンソの人生を破壊し、仲間も切り捨て、ただ権力と支配欲のためだけに動く姿は絶対悪そのものでした。

そんなハンソクに用意されていたのは、ヴィンチェンツォ特製の刑罰「贖罪の槍」。

数分ごとに胸を突き刺し続ける凄惨な拷問装置で、死に至るまで長く長く苦しみを味わうという地獄の結末でした。

最後は朝陽を浴びながらカラスに啄まれるその姿…。

正直、ドラマの悪役としてここまで徹底的に残虐な最期を描くのは珍しいのではないでしょうか?

ハンソ(ハンソクの義弟):クァク・ドンヨン

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彼だけは異質な存在でしたね。

兄に支配され続け、善悪の境界で揺れ動いていた人物。

最初は悪の片棒を担いでいたものの、ヴィンチェンツォに出会う中で自分の意思で生きることを少しずつ学んでいったのが印象的でした。

そして最終話、最大の名シーンの一つ。

兄の銃撃からヴィンとチャヨンを守るために自らの身を投げ出し命を落とします。

最期に「役に立てましたか?」と尋ね、「さすが俺の弟だ」とヴィンに認められる瞬間は…涙なしでは見られませんでした。

彼は唯一、悪の一員のまま終わらなかった存在です。

ヴィンチェンツォが見せた「悪をもって悪を裁く哲学」

最終回でヴィンチェンツォが語った「多聞天」の話。

お寺で僧侶から聞いた悪鬼を従えて人を守る神の存在を自分に重ね合わせることで、彼は「自分は決して正義の人ではない。ただし悪を従えて人々を守る」と決意します。

つまり、彼が行った数々の拷問や制裁は、正義の名ではなく「悪」としての行い。

しかし、それが結果的に弱者を救いました。

この逆説的な構図が視聴者に強烈な印象を残した大きな理由だったと思います。

まとめ

『ヴィンチェンツォ』で描かれた悪役4人の最期は、決して単なる勧善懲悪ではありませんでした。

  • ハン・スンヒョク:信頼ゼロで惨めな最期
  • チェ・ミョンヒ:炎に包まれ死の踊り
  • チャン・ハンソク:拷問器具で悲惨な終焉
  • ハンソ:唯一の自己犠牲で輝いた命

彼らを通して描かれたのは、正義の力では届かない悪と、それに対抗するための「悪の存在としてのヒーロー」ヴィンチェンツォでした。

思い返すたびに、このドラマがただのサスペンスではなく、社会風刺と人間ドラマを兼ね備えた作品だったと実感します。

よくある質問

Q:悪役4人は誰ですか?
A:ハン・スンヒョク、チェ・ミョンヒ、チャン・ハンソク、そしてハンソです。

Q:彼らはどんな最期を迎えたの?
A:スンヒョクは部下に殺され、ミョンヒは火に焼かれて絶命、ハンソクは「贖罪の槍」で拷問死、ハンソは犠牲となりました。

Q:ハンソは悪役なの?
A:序盤は兄の手下でしたが、最後は自己犠牲を選び、むしろ視聴者に愛されるキャラクターです。

Q:ヴィンチェンツォは最後どうなった?
A:韓国を去ってイタリアへ戻ります。

しかし悪党としての自分を手放さず、ただし愛する人を胸に秘めて生き続ける余韻のあるラストです。

Q:ドラマのメッセージは?
A:正義だけでは悪を倒せない。

だからこそ「悪をもって悪を裁く」というテーマをブラックコメディ形式で描き、視聴者に「スカッと感」と「深い余韻」を同時に与えました。

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