韓国ドラマのキスシーンはなぜ濃厚?長い理由やハムハムについて解説

韓国ドラマを見ていると、キスシーンが日本のドラマより濃く見えると感じることがありますよね。
検索でも「韓国ドラマ キスシーン 濃厚 なぜ」「キスシーン 長い」「韓国ドラマ キスハムハム」といった言葉が並んでいて、同じ疑問を持つ人が多いようです。
そこでこのページでは、韓国ドラマのキスシーンはなぜ濃厚に見えるのかについて調査してみました。
長い理由やハムハムについて解説しています。
韓国ドラマのキスシーンが濃厚に見える理由

韓国ドラマのキスシーンが濃厚に見える理由は感情重視の脚本、口元のアップが多い演出が考えられます。
また、昔の放送規制の影響も考えられます。
以前の韓国ドラマは、地上波や一般向け放送で露骨なベッドシーンを見せにくい環境が長く続きました。
研究でも、韓国の放送規制は性的な描写に厳しく、性交を扇情的に見せたり性行為そのものを刺激的に描いたりすることが制限されてきたと整理されています。
韓国では「どこまで見せるか」が敏感に扱われてきたようです。
そのため、恋愛の盛り上がりや欲望そのものを、ベッドシーンではなくキスや抱擁で強く見せる演出が発達した可能性があります。
たとえば2015年には、JTBCの『ソナム女子高探偵団』で女子高生同士のキスシーンが放送され、韓国の通信審議で警告対象になりました。
韓国通信審議委員会がこのシーンに対して懲戒警告を出しています。
「韓国通信審議委員会は、JTBCドラマ『ソナム女子高探偵団』の女子生徒同士のキスシーンに関連して、懲戒警告を出した。」
引用:Soompi
さらに2016年には、『雲が描いた月明り』で未成年女優キム・ユジョンのキスシーンが問題視されました。
審議側が「台本に露出シーンやキスシーンがあるのに未成年を起用するのは根本的に間違っている」と説明。
「根本的に言えば、露出シーンやキスシーンが台本にあるのに未成年をキャスティングするのは間違っている。」「成人がこの場面を演じていたなら、まったく問題はなかっただろう。」
引用:Soompi
つまり、韓国では年齢や文脈によって審議対象になりうるほど表現の線引きが強く意識されていたわけです。
キスシーンが長い韓国ドラマを紹介
最近の韓国ドラマで、長めのキスシーンが話題になった作品は次の10作です。
- ダイナマイト・キス(2025)
- マンスリー彼氏(2026)
- テプン商事(2025)
- 涙の女王(2024)
- ソンジェ背負って走れ(2024)
- 私の夫と結婚して(2024)
- あなたが眠っている間に(2017)
- 私の完璧な秘書(2025)
- 赤い袖先(2024)
- 恋慕(2021)
- となりのMr.パーフェクト(2024)
- 損するのは嫌だから(2024)
- キング・ザ・ランド(2023)
この中でも最近とくに話題になったのは、『ダイナマイト・キス』『涙の女王』『ソンジェ背負って走れ』『私の夫と結婚して』。
韓国俳優の中には「キス職人」と呼ばれる方もいます。
そんな、キス職人についてはこちらのページでご紹介していますので、ぜひお読みください。↓↓
キスがハムハムして見える韓国ドラマを紹介
「キスハムハム」は、視聴者が唇の動きや口元の寄り方が細かく見えるキスを、そう表現していると考えられます。
これは必要以上に過激というより、顔の角度や口元のアップが多いことが大きいです。
韓国ドラマは表情の変化を細かく撮る傾向があり、キスシーンでも頬、唇、目線、息づかいまで映し出します。
そのため、軽く触れるだけのキスより、口元の動きが目に入りやすく、「ハムハムしている」と感じる人が多いのでしょう。
ハムハムして見えるキスシーンのある韓国ドラマは次の10作です。
- イ・ドゥナ!(2023)
- よくおごってくれる綺麗なお姉さん(2018)
- ロボットじゃない~君に夢中!~(2017)
- キム秘書はいったい、なぜ?(2018)
- 社内お見合い(2022)
- わかっていても(2021)
- 先輩、その口紅塗らないで(2021)
- 九尾の狐とキケンな同居(2021)
- この恋は不可抗力(2023)
この中では、『イ・ドゥナ!』の氷キスが有名です。
ペ・スジさん自身が、少し一方的な感じのキスだと説明していてドゥナが初めてウォンジュンに新しい感情を感じる場面だったと語っていました。
このキスシーンを撮るために何度もリハーサルを重ねたそうです。
反対になかなかキスしないドラマもあります。
こちらのページで書きましたのでぜひ、ご覧ください。↓↓
欧米ドラマとの違いは?
欧米ドラマは、恋愛関係が動き出す比較的早い段階でキスや親密なシーンが入る作品が多く、関係の進展の1つとして見せる傾向があります。
たとえば『ブリジャートン家』は、シーズン1から親密なシーンが多い作品として広く知られています。
「最初の『ブリジャートン家』シリーズは、ダフネ・ブリジャートンとサイモン・バセットの芽生えつつあるロマンスに焦点を当て、多くの親密なシーンを含んでいた。」
引用:Reuters
一方で、韓国ドラマは、そこに至るまでの感情の積み上げを長く見せます。
「多くの韓国ドラマは、最近の欧米作品が与えてくれないものを持っている。どこか昔の時代に戻ったように感じる、慎み深い物語だ。」
「『ミスター・サンシャイン』では、恋がいくつもの段階に分かれている。出会い、握手、ハグ、そして切ない思い。その切なさこそが、韓国ドラマをやみつきにする中心にある。」
引用:KOCOWA
つまり、欧米ドラマは親密なシーンが物語の流れの中に自然に入り、韓国ドラマは、やっと来たキスを強く印象づける作りになっています。
この違いがあるので、同じキスシーンでも、韓国ドラマのほうが濃厚に感じる人がいるのかもしれませんね。
さらに、欧米の映像作品では、親密なシーンを安全に撮るための体制づくりが早くから進んでいます。
「#MeToo と Time’s Up の運動に後押しされ、セックスやヌードを含むテレビや映画のシーンを振り付けし、俳優が搾取されたり不快に感じたりしないようにする、インティマシー・ディレクターやコーディネーターの需要が急増している。」
「HBOは現在、親密なシーンを含むすべての番組にインティマシー・コーディネーターを置いている。」
引用:Reuters
日本ドラマとの違いは?
日本と韓国のキスシーンの違いは、キスシーンを恋愛のゴールとして見せるか、感情があふれる山場として見せるかです。
日本ドラマは、会話や空気の積み重ねで恋愛を見せる作品が多く、キスそのものは短くても成立します。
たとえば『silent』は、最後までキスシーンに頼らず気持ちを伝える恋愛ドラマとして高く評価されました。
「キスシーンも無く抱き合って終わるでも無いのに手を繋いで歩く姿やお花、言葉、柔らく温かな笑顔にここまで胸がいっぱいになるとは」
引用:スポニチ
一方で、日本ドラマでもキスシーンが話題になる作品はあります。
『逃げるは恥だが役に立つ』では、第6話エンディング直前の突然キスが大きな反響を呼びました。
「第6話ではエンディング直前に津崎がみくりに『突然キス』。SNS上で興奮、驚愕、悶絶、さまざまな声が上がり、話題騒然となった。」
引用:スポニチ
ただ、この場面が強く受け止められたのは、長く濃く見せたからというより、それまで慎重に距離を詰めてきた2人がついに一線を越えた流れがあったからです。
これに対して韓国ドラマは、キスの場面そのものをしっかり見せます。
このため、日本ドラマのキスは印象的だけれど控えめに見えやすく、韓国ドラマのキスは感情の爆発を場面ごと見せるぶん濃く感じるのでしょうね。
まとめ
韓国ドラマのキスシーンが濃厚に見えるのは、単に刺激が強いからではありません。
以前は露骨なベッドシーンを描きにくい空気があり、そのぶんキスに感情を集める演出が育ったこと。
口元や表情を細かく拾う撮り方が多いこと。
そして、キスそのものを恋愛のハイライトとしてしっかり見せること。
このような理由もあって、韓国ドラマのキスは濃厚に感じるのだとわかりました。
韓国ドラマは、長く積み上げた感情が一気にあふれる場面としてキスを強く見せるため、「長い」「濃い」「ハムハムして見える」と感じる人が多いのかもしれませんね。
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