韓国ドラマで「復讐劇」と聞いたら、イ・ユリさんの名前は欠かせませんよね。
見るたびに心揺さぶられるその演技、今回紹介する『凍える華』は、2016年にKBSで放送され、最高視聴率22.3％をマークした超話題作。
全102話と長丁場ながら、見始めたら止まらない引き込まれるストーリーが人気の秘訣です。
このドラマでイ・ユリさんは控えめで健気な少女から、一転して復讐に燃える女へと美しく変貌を遂げます。
そのギャップに驚きつつ、彼女の“かわいさ”も存分に楽しめるのが『凍える華』の醍醐味。
この記事では、作品のあらすじや見どころ、感想を語らせてください。
ドラマのあらすじ
ナヨン（イ・ユリ）は母と静かに慎ましく暮らす女の子。
ピアノが大好きで、教会での練習が心の支えでした。
しかし、突然の交通事故で母を失い、彼女の世界は一気に孤独と試練に包まれます。
ナヨンは母の元恋人、ギョンワンに引き取られますが、そこには嫉妬深い妻・ユギョン（キム・ヘリ）とその娘セジン（パク・ハナ）がいました。
二人からの冷たい仕打ちに耐えきれず、ナヨンは養護施設へ送られてしまいます。
大人になったナヨンは、昔から自分に淡い恋心を抱いていたテジュン（ソ・ジュニョンさん）と再会し、幸せな時間を過ごしますが…。
妊娠を知る前にテジュンは海外へ行き、実はセジンと関係を持っていたことが判明。
ダブルの裏切りに心を砕かれたナヨンは、怒りに燃える復讐の鬼へと変貌を遂げるのです。
母の死の謎、恋人の裏切り、自身の出生の秘密、そして家族を奪われたナヨンは、ついに復讐に立ち上がります。
見どころ① 女性同士の感情ぶつかり合い
ナヨン、ユギョン、セジンの三者による熾烈な心理戦が見応え満点。
特にユギョンとセジン親子の悪巧みは段々エスカレートし、ドラマの緊迫感をどんどん高めていきます。
セジン役のパク・ハナさんの感情爆発シーンは迫力満点。
大声で叫び合い、怒りが飛び交う場面では、こちらも思わず力が入るほど。
まるで現実の喧嘩のようにリアルで、見ている方もイライラしながら、次の展開に釘づけになってしまいます。
驚くのは、セジンがナヨンと取っ組み合いの激しい喧嘩をした後、階段から落ちてしまうという衝撃の展開。
この事故で実はセジンの身体に大きな変化が起こるんですが…そのへんのドラマの流れも目が離せませんよ。
見どころ②イ・ユリの3役演技が圧巻
『凍える華』のもう一つの見どころは、何と言ってもイ・ユリさんの演技の幅広さ。
ナヨンとその双子の姉であるドヒという二役を完璧に演じ分けています。
せつなくも芯が強いナヨンとは対照的に、ドヒは凛とした強い女性。
見た目も性格も正反対で、視聴者は同じ女優とは思えないはず。
さらにナヨンは復讐心に燃えた“別人格”の顔も見せるため、実質3つの異なるキャラクターが同時に存在しているんですよね。
韓国のドラマ評論家も「イ・ユリの演技力は観る者の胸を締めつけ、感情移入をより深くさせる」と効果抜群の評価をしています。
見どころ③ 濃厚なストーリーで飽きさせない長編構成
102話の長さは一見すると長そうに感じるものの、次々と起こる事件や人間関係のもつれが飽きさせません。
登場人物の裏切りや秘密が少しずつ明らかになり、まるで目の前でドラマが進んでいくような没入感があります。
ナヨンの復讐が本格化してからはまさに怒涛の展開で、視聴者は一瞬も目が離せなくなるはずです。
同作は「復讐ドラマの王道要素。出生の秘密、悪女の陰謀、愛憎劇、社会的格差がぎゅっと詰まった傑作」と称されています。
よくある質問（FAQ）
Q1. ドラマの原題は何ですか？
A. 천상의 약속（チョンサンエ ヤクソク）、日本語では「天上の約束」と訳されます。
Q2. イ・ユリさんの他の代表作は？
A. 『私はチャン・ボリ！』が有名。悪女役を見事に演じ、人気を不動のものにしました。
Q3. どこで視聴可能ですか？
A. 日本ではU-NEXT、Amazonプライムなどで配信中（2025年10月現在）。
BS放送で再放送されることもあります。
Q4. ドラマはどんな評価を受けていますか？
A. 韓国では高視聴率を記録しKBSの長編ドラマの中でも特に評価が高いです。
視聴者の間では「リアルで共感しやすい復讐劇」として人気。
まとめ
イ・ユリさんの可憐さと凄まじい演技力が光る『凍える華』は、ただのドロドロ復讐劇ではありません。
愛されて裏切られた女性が、怒りと闘いながらも希望を探す姿に胸が熱くなります。
長編ながらも緻密に作られたストーリーと人間ドラマが、多くのファンを引きつけ続ける理由です。
もし復讐劇の中に人間の深い感情や複雑なドラマを楽しみたいなら、『凍える華』は間違いなく手放せない一本になるでしょう。
「ナヨンの物語に共感した！」なんて声もよく聞きます。
ぜひ、あなたも彼女の心の叫びに耳を傾けてみてくださいね。
