復讐劇

韓ドラ『悪役』だいたい10人で回してる!犯人がすぐにわかっちゃう!

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

韓ドラ好きなら、きっと一度は思ったことありますよね。

「あ、またこの人が悪役だ!」って。

そう、韓ドラ界の悪役人材、ほぼ10人で回してる説。

実際には主役クラスも悪役をすることがあって結構この層は厚くなっているようです。

しかし、どんなに新作を観ても、おなじみの顔が多いですよね。

それにしても、韓ドラの悪役って、意地悪なのにやたら魅力的。

憎らしいくせに、出てこないと物足りない。

そんな不思議な存在なんです。

今回は、韓ドラ悪役10人で回してる説を本気で検証してみました。

【韓ドラ悪役あるある】もう犯人わかっちゃう!

https://x.com/Kiyop16360929/status/1567495151593091072/photo/2

どのドラマを見ても「え、またこの人!」とツッコミたくなるほど登場回数が多い悪役俳優。

それは、イ・ギョンヨンさんです。

登場3秒で「またこの人がラスボスだ」とわかっちゃいます。

韓国では「韓国映画・ドラマはイ・ギョンヨンが出演しているものとしていないものの2つに分けられる」なんて言われているのだとか。

イ・ギョンヨンさんは財閥や会社の会長、病院長などラスボス的な悪役で『秘密の森~深い闇の向こうに~』(2017年)『アゲイン・マイ・ライフ~巨悪に挑む検事~』(2022年)に出演。

『D-Day』では、大地震に見舞われた災害時においても自分の家族だけを優先し、この災害を利用して財産を増やそうとまでした病院長をみごとに演じました。

主役クラスが「悪役」演じると数倍怖い説!

主役クラスが「悪の帝王」を演じることもあって、ユ・アインさんは財閥御曹司で傍若無人な役を怪演した『ベテラン』(2015)で悪役デビューしています。

その後はシン・ソンロクさんが『星から来たあなた』で冷血すぎる兄役を演じ、ナムグン・ミンさんが『リメンバー』で狂気じみた財閥息子

最大のトラップは、「この人、良さそう~」と思わせてドンッと裏切る系。

『ヴィンチェンツォ』のオク・テギョンさんがまさにそれでした。

最初は笑顔の好青年で、子犬のようにかわいいのに、実はラスボス。

あのギャップ、怖すぎて脳裏から離れません。

あと『愛の不時着』でオ・マンソクさんが見せた汚れ役。

あれも笑顔の裏で牙むき出しタイプとして記憶に残りますね。

【韓国悪役俳優10選】この人出たら犯人確定ラインナップ

韓ドラ界には、悪役のリレー制度でもあるのかと言いたくなるほど、イ・ギョンヨンさん以外にも似た顔ぶれで物語が回りがちです。

ひとりずつ見て行きましょう。

① オム・ギジュン(『ペントハウス』チュ・ダンテ)

もう悪のデパートのフルコース。

オム・ギジュンが演じるチュ・ダンテは、建築会社社長であり、超高層マンション〈ヘラパレス〉を建てた天才設計士ですが、その裏の顔は冷徹で暴力的なサイコパス。

家族への虐待や不正を繰り返しながらも、外では理想的な家庭を装う策略家として、視聴者に計り知れない恐怖を与えました。

彼の「完璧主義」と「権力への異常な執念」は、韓国ドラマ史に残る悪役像を確立。

オム・ギジュンはもともとミュージカル界のトップスターで、その演技力と発声の迫力がチュ・ダンテの狂気とカリスマを際立たせています

② ユ・ジェミョン(『梨泰院クラス』チャン・デヒ)

悪を演じる紳士とはこの人のことです。

ユ・ジェミョンは『梨泰院クラス』で財閥長家グループの会長チャン・デヒを演じ、善悪を超越した権威の象徴を見事に体現しました。

穏やかな口調の裏に潜む冷徹な思考と、社会的弱者を切り捨てる非情な経営哲学。

彼の存在が、主人公パク・セロイ(パク・ソジュン)の人生を狂わせ、物語全体の軸を支えます。

その静かな悪の演技は、叫びや暴力ではなく、目の奥の冷たい炎で語るスタイル。

業界関係者からは「威圧感で画面が締まる」と評され、ユ・ジェミョンは名バイプレイヤーから名悪役俳優へとその地位を不動のものにしました。​

③ ナムグン・ミン(『リメンバー~記憶の彼方へ~』ナム・ギュマン)

https://x.com/mashisoyooo/status/1034686573651025920/photo/1

この人が笑う=誰かが泣く。

ナムグン・ミンが演じたナム・ギュマンは、財閥の御曹司にして残虐な本性を隠した狂気の権力者。

温和な笑顔の裏に暴力と絶望を潜ませ、視聴者にトラウマを残すほどの悪役像を確立しました。

ナムグン・ミンの冷静すぎる怒りや内に秘めた狂気の爆発は、演技教本のような完成度。

彼の悪役は単なる悪人ではなく、弱さと欲望を併せ持つ人間の陰影を映す鏡のようでもあります。

④ シン・ソンロク(『星から来たあなた』イ・ジェギョン)

https://x.com/MomoPearlseed/status/1049223765802901504/photo/1

この人が画面に映るたびに背筋ゾクゾクするんですけど。

丁寧な口調で他人を追い詰める完璧主義者イ・ジェギョン。

『星から来たあなた』では、完璧主義者の兄イ・ジェギョンを演じたシン・ソンロク。

穏やかな表情とビジネスマナーの裏で、目的のためには人命をも顧みない冷酷な殺戮者という二面性を見せます。

その狂気を押し殺した笑顔と低音ボイスの組み合わせが、視聴者の恐怖の記憶を呼び覚ましたと評判に。

シン・ソンロクは演劇出身らしい繊細な感情の動きで、静かに震える悪の真髄を見せました。

⑤ ユ・アイン(『ベテラン』チョ・テオ)

ユ・アインのチョ・テオは、とにかくムカつく。

でも見たい。

映画『ベテラン』でユ・アインが演じたチョ・テオは、若くして財閥企業を操る冷血な経営者。

従業員を人として扱わず、法さえも支配できると信じる傲慢な青年像を生々しく描きました。

特に警察に対して挑発するシーンや、無表情で笑う瞬間の不気味さは鳥肌もの。

ユ・アインの強烈な演技が、世代を超えて「共感なき悪」の新境地を切り開いたと称賛されています。

⑥ オク・テギョン(『ヴィンチェンツォ』チャン・ジュヌ)

最初は可愛い坊子犬系イケメン、終盤で悪魔降臨

オク・テギョンが一気にアイドル出身俳優から本物の俳優に昇格した作品。

チャーミングな笑顔の裏に潜む狂気の二重人格。

オク・テギョン演じるチャン・ジュヌは、序盤では心優しい青年を演じながら、後半で本性を現すラスボスという衝撃の展開で話題をさらいました。

「裏切られた感が快感」と評され、豊かな感情表現と理性を失った暴走の落差がまさにギャップの暴力。

Kドラマ史に残る予想外の悪役転換の代表例と言えます。

⑦ チョン・ウンイン(『君の声が聞こえる』ミン・ジュングク)

チョン・ウンインが演じるミン・ジュングクは、被害者と視聴者の心を同時にえぐる執念型殺人犯。

一度執着した相手を絶対に逃がさない、理屈を超えた狂気を静かに演じ切りました。

表情を変えず、淡々と語るセリフすら恐怖を誘う名演。

彼の演技は「悪の人間臭さ」をリアルに描き、社会派サスペンスの緊張感を頂点へと導いたと高く評価されています。

⑧ キム・ウィソン(『ミスター・サンシャイン』イ・ワンイク)

声を荒げずに人を見下すセリフ回しの巧さが絶品で、「ウィソンが出てきた瞬間=誰かが不幸になる」の法則が生まれました。

『ミスター・サンシャイン』でのイ・ワンイクは、時代の権力を象徴する冷血な両班(貴族)で、己の利益しか信じない冷徹な思想家。

彼の演技には重みと知性があり、歴史の中に生きた悪をリアルに感じさせます。

悪を演じられる人は善を知る人という信念を貫き、観る者に複雑な感情を残しました。

⑨ パク・ヒスン(『マイネーム』チェ・ムジン)

https://x.com/pellysu7/status/1449593520616927234/photo/1

パク・ヒスンの悪役は静かで怖いの究極形。

「優しい目で裏切る演技のうまさ」が犯罪級です。

パク・ヒスンが演じたチェ・ムジンは、冷酷な麻薬組織のボスにして父のような保護者。

主人公ユジン(ハン・ソヒ)との関係性は愛か裏切りかで揺れ動き、最後まで彼の真意が読めません。

静けさの中に宿る残酷さ、そして指先一つで部下の命を左右する支配者としての威圧感。

その存在感が作品全体に緊張と悲哀を与えました。

観終わったあと、「悪人ってこうやって信用されるんだな」って変な納得を覚えます。

⑩ ホ・ソンテ(『イカゲーム』チャン・ドクス)

https://x.com/88bnn7/status/1451018663302033418/video/1

強面・筋肉・短気の三拍子。

典型的なチンピラ役なのに、リアルすぎて世界中がビビった。

ホ・ソンテの演技は恐怖に説得力があるタイプ。

Netflixで世界に地獄のカリスマを見せつけました。

ホ・ソンテが演じたチャン・ドクスは、極限状態で露わになる人間の醜さを具現化したキャラクター。

筋肉質で粗暴、欲望のままに生きる姿があまりにリアルで、観る者の恐怖を煽ります。

人間味ゼロの演技でありながら、絶望と本能が交錯する複雑な心理を滲ませる巧みさが圧巻。

世界的ヒット作『イカゲーム』での存在は、韓国俳優の悪の演技の象徴と言えるでしょう。

悪役こそがドラマの心臓部

「悪役がいないとドラマは動かない」これ、真理です。

マ・ドンソクさんが暴れる警察ものでも、オム・ギジュンさんが暗躍するマクチャンドラマでも、物語の推進力は悪が握っています。

しかも韓国ドラマの場合、この悪がやたら人間臭い。

過去のトラウマ、家庭環境、野望、愛憎。

観てるうちに「この人にも事情があったのかも」と情が移ります。

しかし、視聴者はけっして悪人に好意を持つことはありません。

そう感じさせるのが韓国俳優たちの恐るべき演技力なのでしょうね。

もう拍手するしかないです。

悪役は同情されたらおしまい

ただ、悪は徹底して最後まで悪でなくてはなりません。

視聴者が主人公に「復讐してもええで!許す!むしろ復讐してくれ」と共感しなければならないからです。

悪人を成敗した時に「かわいそう」なんて思わせる悪役はまだまだだかもしれません。

悪役がかわいそうと思えるということは主人公が今度は悪役になってしまいますよね。

視聴者がスカッとするためにはとことん悪役は悪でなければならないのです。

その点、韓国俳優は最後の最後まで悪を演じ切るのですばらしい。

よくある質問

Q1. どうして韓ドラは悪役のキャラが濃いの?
A. 韓国ドラマはカタルシス(感情の解放)を大切にしており、悪役が視聴者の感情を爆発させる起爆剤です。だから、濃くて当然!

Q2. 日本ドラマの悪役とどう違う?
A. 韓ドラの悪役は「救いようのない悪」でも徹底的に演じます。日本の悪役はどこかに理由を持っており人間らしさが仕込まれてる点が違う場合もあります。

Q3. 悪役俳優が主演になることってあるの?
A. あります! オム・テグさんやソン・ソックさんのように、悪役でブレイクして主演に抜擢されるケースも多い。つまり、悪役は出世コースでもあるのです。

まとめ

正直なところ、韓ドラの悪役ラインナップって、新陳代謝がゆっくり。

でも、その分ひとりひとりの演技がヤバい。

空気を変える迫力、視線ひとつで震わせる説得力、そして悪なのに愛される不思議な魅力。

同じ顔ぶれが悪役をぐるぐる回してても、なぜか飽きません。

それどころか、あの悪の再登場をこっそり期待してる自分に気づく瞬間があります。

だから文句を言いつつも、見続けているのかも?(笑)

当サイト人気の記事