【韓国ドラマ】まさかのホ・ソンテがいい人の役?裏切らなかった悪役!
「絶対この人、裏で何か企んでるでしょ!」と思っていたのに、気づけば一番いい人だった。
韓国ドラマを見ていると、そんな悪役顔なのに実は善人というキャラに出会うこと、ありますよね。
今回は、見るたびに「え、そっち側だったの!?」と驚かされた、意外にも善人だったキャラクターが印象的な3作品をピックアップしました!
【韓国ドラマ】悪役かと思ったら善人の役だった3選!
①グッドボーイ:ホ・ソンテ

「ホ・ソンテ=悪役」という固定観念をひっくり返したドラマ『グッドボーイ』。
最初に彼の名前をキャスト欄で見たとき、多くの人が「どうせ裏で何か企んでる役だよね?」と思ったのではないでしょうか。
筆者も完全にその一人でした。
しかし、いざ蓋を開けてみるとなんとホ・ソンテ演じるクォン・ミングク刑事は、正義感の塊のような本物の善人。
かつては荒んだ生活を送っていたが、ある事件をきっかけに生まれ変わり、今では若い警官たちを守り導く存在として描かれています。
その姿は、これまでの「権力に汚染された悪党」や「裏切り者」の印象とは真逆。
人間味と温かさにあふれていました。
若い警官たちとの対比が胸にくる
物語の中心にいるのは、国家代表出身のエリート警官たち、ユ・スビン演じるヨ・ジン、そしてチョン・ウヒ演じる正義感あふれる新人刑事シム・ウンソ。
どちらも理想と現実のギャップに苦しみながら、事件を通じて成長していくキャラクターです。
そんな彼女たちを見守るのが、ホ・ソンテ演じるミングク刑事。
視聴者の多くが「この人悪役顔なのに、どうしてこんなにかっこいいの!」と胸を打たれたはずです。
演技の静と熱が見事に融合
ホ・ソンテといえば、大声で脅したり、冷笑するような芝居が印象に残る俳優ですが、『グッドボーイ』ではまったく違います。
静かに若者たちの話を聞き、沈黙の中に思いやりと後悔を滲ませる。
ときには、小さな微笑みだけで人の心を動かす。
この演技の静けさこそ、彼が本当に実力派俳優であることを再認識させてくれました。
それまで彼を悪役専門だと思っていた人ほど、そのギャップにぐっときたのではないでしょうか。
悪役専門俳優から人間らしさの象徴へ
『グッドボーイ』のホ・ソンテは、これまでのキャリアの中で最も温かい役。
彼が演じるミングクは、善と悪の間で揺れる人々の中で、ひたすらに誠実で信念を貫く存在です。
善人の役なのに、ただ優しいだけではなく、過去の傷や後悔も背負っている。
そんな複雑な人間味を描き切ることで、ホ・ソンテという俳優が悪役俳優ではなく、信頼できる名優へと進化したことを実感しました。
「悪人顔なのに、心は一番まっすぐ」それが『グッドボーイ』のホ・ソンテ。
善悪の境界があいまいな現代社会の中で、彼の存在はまさに真のヒーローでした。
きっと観終わったあとに、「もう、彼を見ただけで悪役だと思うことはできない」と感じた方も多いはずです。
②ミッシング:ホ・ジュノ

韓国ドラマ『ミッシング:彼らがいた(Missing: The Other Side)』悪役かと思ったら実は優しすぎる男、ホ・ジュノ。
最初に登場したとき、「この人、絶対に裏で何かやってるやつだ!」と直感した視聴者は多いでしょう。
そう、호준호(ホ・ジュノ)が演じる장판석(チャン・パンソク)はとても怪しいです。
無愛想で、どこか得体の知れない雰囲気。
主人公ウク(コ・ス)と初めて会ったときはどこかさみし気で影のある人物でしたよね。
最初はすきあらば裏切りそうという印象でした。
しかし物語が進むにつれ、パンソクがどれほど深い悲しみと使命感を抱えて生きているのかが見えてきます。
彼は行方不明者を探し、遺体を見つけて成仏させる、そんな優しい案内人のような存在でした。
このギャップが、ホ・ジュノの演技でより一層際立っています。
渋さと静かな優しさが同居する姿に、途中から涙ぐんだ人も多かったのではないでしょうか。
ミステリーとヒューマンドラマが一体化した世界観
物語の舞台となるのは、亡くなっても遺体が見つからない霊たちが暮らす不思議な村ドゥオン村です。
詐欺師のキム・ウク(コ・ス)は、偶然の出来事からこの村に迷い込み、幽霊たちと出会います。
パンソクとウクの二人だけが村と現実世界を行き来できる、という設定がすでに胸をくすぐりますね。
パンソクの家で共同生活を始めたウクは、村人たちが抱える未練や悲しみを知り、彼らを救うために動き始めます。
はじめは打算的だったウクの心にも、次第に優しさが芽生えていく。
この変化を見守るパンソクのまなざしには、まるで父親のようなあたたかさがありました。
豪華キャストが織りなす感情の綾
- 고수(コ・ス)/キム・ウク役:善良な詐欺師。人情味あふれるが、口も手も達者。村での体験を通して人として成長していく姿が印象的です。
- 호준호(ホ・ジュノ)/チャン・パンソク役:一見冷徹だが、行方不明者に寄り添う心優しき男。ホ・ジュノの圧倒的な存在感が光ります。
- 서은수(ソ・ウンス)/チェ・ヨナ役:誘拐事件の被害者であり、物語の鍵を握る女性。彼女の悲劇と純愛が涙を誘います。
- 하준(ハ・ジュン)/シン・ジュノ役:ヨナの婚約者で刑事。愛と真実を求めて事件の核心に迫っていく情熱的な人物です。
- 안소희(アン・ソヒ)/イ・ジョンア役:ウクを陰から支えるホワイトハッカー。彼女の聡明さと優しさにも注目です。
死と再生を描く極上のヒューマンファンタジー
『ミッシング:彼らがいた』は、ファンタジー要素の奥に人の絆と救いを描いた傑作だと思います。
単なるミステリーとして見るよりも、「人はなぜ誰かを助けたいと思うのか」という温かいテーマを感じさせる作品ですね。
最終話では、それぞれのキャラクターに別れと希望が訪れます。
ウクとパンソクの絆、ジュノとヨナの切ない愛。
人は死んでも、想いは決して消えない、そんなメッセージが静かに胸に残るドラマです。
③『ミスティー』(2018):イ・ギョンヨン

韓国ドラマ『ミスティー』(原題:미스티、2018年JTBC放送)は、トップアナウンサーコ・ヘラン(キム・ナムジュ)と夫カン・テウク(チ・ジニ)を巻き込んだ殺人事件が、霧のように立ち込めるミステリーとして展開する秀逸なサスペンスです。
イ・ギョンヨンの演技がもたらす意外な深み
韓ドラ界の悪役の名手、イ・ギョンヨンさんは鋭いまなざしを武器に、数々の敵役で観る者を魅了してきましたが、『ミスティー』ではそのイメージを巧みに逆手に取っています。
ヘランの元恋人ケビン・リー(ソ・ウンジュ)の事故死事件を追う過程で、イギョンヨンさんが演じるJBC報道局長チャンギュソクは緊張を一層高めました。
ところが、実はヘランを信じる善人だったと判明するのです。
ヘランを見つめる温かいまなざしはまるで父親のようでもありました。
この展開を通じて、イ・ギョンヨンさんの繊細な表情変化が「人は見かけによらない」というテーマを鮮やかに体現していると思います。
こうした善悪の二面性を描き切ったイ・ギョンヨンさんの演技は、『ミスティー』の「愛と正義」という核心を象徴し、視聴者の共感を強く呼び起こします。
彼の奥深い表現をじっくり味わうためにも、最後まで見届ける価値が十分にある一作です。
まとめ
悪そうに見えて実は優しい、そのギャップが韓ドラの醍醐味。
すきあらば裏切りそう感が強いほど、最後に見せる誠実さがグッと刺さります。
見た目で判断してはいけない、そんな教訓をくれる名キャラたちに、今日も振り回されたいですね。









