韓国ドラマ『プロボノ』離脱しそうになってる理由3つ!
韓国ドラマ『プロボノ:アナタの正義救います!』(tvN/Netflixで2話まで配信中)は、チョン・ギョンホさんとソ・ジュヨンさんがタッグを組んだ期待の法廷コメディです。
「正義」「人情」「笑い」が詰まった法廷ヒューマンドラマ…のはずが、「1話で脱落しそう」「テンポが合わない」という声もちらほら。
私自身も観始めたとき、正直「あれ?」と戸惑いました。
けれど、なぜそんな離脱気味な感想が出てしまうのか?
ファン心理と作品構成の両面から、3つの理由を掘り下げてみましょう。
※このページはあくまでも個人の感想です。
楽しくドラマをご覧になっている方に水を差すつもりはございませんが、もしもそんな感じになってしまった場合はお許しください。
ただ、まだ見てない方やすでに離脱してしまった方がこの記事を最後まで読めば『プロボノ』を観たくなるかもしれません。
韓国ドラマ『プロボノ』離脱しそうになってる理由3つ!
① コメディ要素が大きい
まず最初の理由はこれです。
法廷ドラマにしては、コメディのトーンがふりきれすぎている。
特に第1話の判決シーンでは、カン・ダウィ(チョン・ギョンホ)のテンションが高く、リーガルものらしからぬお笑いのノリです。
しかも、主人公のくせに裏の顔があってとても感じ悪い。
「刑務所のルールブック」や「賢い医師生活」で繊細な演技を見せたチョン・ギョンホさんだけに、「もっと抑えた知的な演技を見たかった」です。
X(旧Twitter)やKstyleのコメントには「軽快すぎて感情移入しにくい」「裁判の緊張感が薄い」という意見が多め。
ただ、裏を返せば、序盤で悪いイメージを視聴者に植え付けてだんだん善人になって共感を得やすくするパターンなのでしょう。
監督のキム・ソンユン氏(『梨泰院クラス』『雲が描いた月明り』)らしい遊び心が前面に出た演出ともいえます。
「プロボノ」は、専門家が職業上持っている知識やスキルを無償で提供することを指し、特に法律や医療の分野でよく見られます。
② キャラの多さ

2つ目の理由は、登場人物の多さです。
「プロボノ・チーム」の中だけでも、
ユン・ナム
ソ・ヘウォン
カン・ヒョンソク
など弁護士が多数。
加えて大手ローファーム「オ&パートナーズ」にも、
イ・ユヨン
キム・ガプスらが絡みます。
1話・2話時点では人間関係がまだ明確に交わらず、キャラの個性を読み取るのが少し大変ですよね。
特に韓国語名が多く登場する中で、「誰がどこのチーム?」と混乱しやすい構成になっています。
ただ、個人的にはこの群像劇的な構成こそが後半の展開への伏線になっている気がします。
第2話以降では、それぞれの弁護士が抱える正義の形が少しずつ浮かび上がってきて、物語の深みが出てくるのでしょう。
③ 主人公の転落→再起の流れが既視感あり
3つ目の理由は、ストーリーが定番すぎるところです。
エリート判事のカン・ダウィが罠にはまり、突然公益弁護士に転身するという流れは、「出世街道→挫折→再起」というよくある構造です。
『飛べ小川の竜』『テプン商事』『エスクワイア』『グッドパートナー』などでも見たような展開に思えて、既視感を覚える方も多いでしょう。
ですが、ポイントは「彼が再び裁判の世界に戻れるのか」ではなく、「自分の正義をどう再定義するのか」のような気がします。
ここに脚本家ムン・ユソク氏(『悪魔判事』)らしい社会風刺が込められているのでしょうね。
世間の評判は?
日本の大手レビューサイトでは下記のような声があがっていました。
1話で脱落しそう
引用:Filmarks
ギョンホの無駄遣い。
最初の判決シーンのテンションで行くなら面白いのに、意味ないコメディマジで要らん。
今後の裁判シーンが面白ければ、、、
勉強不足なだけだけど俳優が誰もピンとこないし好みも見つけられず…
引用:Filmarks
主役の人のコメディ感はふりきってていなとは思うけどなんか頭のサイズと体のサイズのバランスが気になって…
内容も今のところ早く終わらないかなーと思うくらいつまんない
楽しくなるまで頑張って観続けるか迷う
ただ、こちらのような大絶賛の声の方が多いので『プロボノ』は大人気のドラマだということがわかります。
1話目「あーど定番の展開、こらないわ」
引用:Filmarks
2話目「なにこれ!裁判始まったらめっちゃおもろいやん!」
これ2話の時点でめちゃくちゃ面白い!
最近人生やキャリアの転落系ドラマ多いね笑
法廷内外の駆け引きも凄く良く出来ていて見応え抜群です。
このドラマもっと話題になってもいいのでは?って思う。
あんま知らない俳優ばかりだけど2話まで観た感触としては満足度めちゃくちゃ高い!
引用:Filmarks
まとめ
「離脱しそう」と言いながらも、次の話が気になっている『プロボノ』。
チョン・ギョンホさんの振り切った演技と、ソ・ジュヨンさんの真っすぐな正義感の対比が絶妙で、2話目以降どんどんケミストリーが強まっていくはずです。
序盤で挫折を味わってしまうので確かに好き嫌いは分かれる作品ですが、正義を笑いで描いていくところがおもしろそうですよね。
2025年12月13日時点、NetflixJapanで第10位をマークしているNetflix韓国ドラマ『プロボノ』。
社会派コメディドラマが好きな方には、一度ハマると噛むほど味が出るタイプかもしれません。




