韓国ドラマには、主人公以上に強烈な印象を残す女性悪役が登場します。

前回は、『ペントハウス』のチョン・ソジン、『私の夫と結婚して』のスミン、『7人の脱出』のクム・ラヒをご紹介しました。

しかし、忘れられない悪役女性は、まだまだいます。

そこで今回は第2弾として、権力や欲望のために人の命まで奪った最凶の女性悪役TOP3をご紹介します。

第3位 ハン・ソラ(イブの罠)

第3位は、『イブの罠』のハン・ソラ(ユソン)です。

ハン・ソラは、政界の実力者ハン・パンロの一人娘であり、巨大財閥LYグループの代表カン・ユンギョム(パク・ビョンウン)の妻。

華やかなファッションに身を包む財閥夫人ですが、幼い頃から父親の権力を盾にしてきたため、自分の思いどおりにならないことが許せません。

特に異常だったのが、夫ユンギョムに対する執着です。

ユンギョムを愛しているというより、「夫は自分の所有物」と思っているような態度で、少しでも他の女性の存在を感じると感情を爆発させます。

使用人に暴力を振るい、相手をひざまずかせても悪びれる様子は皆無。

イ・ラエル(ソ・イェジ)がユンギョムに近づいていると知ってからは、さらに行動がエスカレート。

ラエルの周辺を調べさせるだけでなく、彼女の正体を知る人物を捕らえ、夫を取り戻すためなら何をしても構わないという姿を見せます。

ソラは、ラエルの家族が壊された事件にも深く関わっており、ラエルの母親を死に追いやった人物でもありました。

自分の幸せを守るために他人の家族を踏みにじりながら、いざ自分の家庭が壊れ始めると被害者のように振る舞うところが、さらに腹立たしい。

夫に愛されない寂しさや、父親に支配されて育った過去を考えると、少しだけ同情したくなる瞬間もあります。

それでも、ラエルの母親を殺害し、チャン・ムニ(イ・イルファ)を拷問し、最後にはラエルまで誘拐。

積み重ねてきた悪行があまりにもひどく、簡単に許せる人物ではないですよね。

ハン・ソラの最期は?

追い詰められたソラは、父親のハン・パンロを屋敷の地下に閉じ込めます。

さらにラエルを誘拐しますが、彼女を救おうとするユンギョムによって車に乗せられ、そのまま崖から転落。

ユンギョムは命を落としますが、ソラだけは生き残りました。

しかし、精神に異常をきたしたソラは病院へ収容され、ユンギョムがそばにいると思い込みながら過ごすことになります。

夫を誰にも渡したくないという執着によって多くの人を傷つけ、最後は愛した夫さえ失ってしまったハン・ソラ。

夫への執着と完璧にこだわる強迫観念から、狂気を暴走させてしまった、哀れでみじめな女性でした。

第2位 チェ・ミョンヒ(ヴィンチェンツォ)

第2位は、『ヴィンチェンツォ』のチェ・ミョンヒ(キム・ヨジン)です。

チェ・ミョンヒは、もともと南東部地検で働いていたエース検事。

その後、大手法律事務所ウサンへ移り、巨大企業バベルグループの悪事をもみ消す役割を担います。

一見すると気さくな中年女性で、派手な服装をするわけでもなく、庶民的な雰囲気。

ズンバダンスをオフィスで楽しむことが好き、という一風変わった趣味の持ち主です。

しかし、その裏に隠された本性は、誰よりも冷酷でした。

チェ・ミョンヒが恐ろしいのは、自分の手を汚さずに人を殺すところです。

邪魔な人物が現れると、殺し屋を雇って事故や自殺に見せかけて始末。

バベル製薬の新薬開発で起きた死亡事故を告発しようとした研究員だけでなく、正義感の強い弁護士ホン・ユチャン(ユ・ジェミョン)まで殺害します。

ユチャンと一緒にいたヴィンチェンツォ(ソン・ジュンギ)もトラックにはねられ、重傷を負いました。

人が亡くなっても罪悪感を見せることはなく、「仕事を片づけた」程度にしか考えていない様子が恐ろしい。

さらに許せなかったのが、ヴィンチェンツォの母オ・ギョンジャ(ユン・ボギン)の殺害です。

チャン・ハンソク(オク・テギョン)の命令を受けたミョンヒは、出所したばかりの男を使って、入院中のギョンジャを殺害。

ヴィンチェンツォの最も大切な人を奪ったにもかかわらず、ハンソクと一緒に喜びながら踊っていました。

悪事に手を貸しているというより、人を苦しめる状況そのものを楽しんでいるように見えます。

法律を守るはずの検事や弁護士という立場を利用し、証拠を捏造して罪のない人を陥れるチェ・ミョンヒ。

自分の出世と権力のためなら、殺人さえためらわない姿は、女性悪役の中でも別格でした。

チェ・ミョンヒの最期は?

物語の終盤、チェ・ミョンヒはバベルグループに関する罪をすべてかぶり、刑務所へ入ります。

しかし、ヴィンチェンツォとの取引を考えたハン・スンヒョク(チョ・ハンチョル)によって釈放されました。

自由になれたと思ったのも束の間、ミョンヒを待っていたのはヴィンチェンツォです。

拘束されたミョンヒは、これまで大勢の人を殺してきた報いとして、全身に燃料をかけられます。

そして、彼女が好きだったズンバの曲が流れる中、炎に包まれて命を落としました。

人の命を奪うことを何とも思わなかったチェ・ミョンヒが、最後は自分自身の好きな曲を聞きながら処刑されるという壮絶な結末。

最後まで反省も後悔も見せない、まさに悪役と呼ぶにふさわしい女性でした。

第1位 パク・ヨンジン(ザ・グローリー ~輝かしき復讐~)

第1位は、『ザ・グローリー ~輝かしき復讐~』のパク・ヨンジン(イム・ジヨン)です。

パク・ヨンジンは、高校時代にムン・ドンウン(ソン・ヘギョ)を苦しめたいじめグループの主犯格。

裕福な家庭に生まれ、母親の金と権力によって守られてきたため、何をしても許されると思っています。

ヨンジンたちがドンウンに行ったいじめは、悪ふざけでは済まされないほど残酷でした。

高温に熱したヘアアイロンを体に押し当て、火傷の痕が残るほどの苦痛を与えます。

暴力を振るいながら笑い、ドンウンが苦しむ姿を楽しんでいる様子には、人間らしい罪悪感がまったくありません。

教師や警察に助けを求めても、ヨンジンの母親が裏で手を回すため、誰もドンウンを守ってくれませんでした。

追い詰められたドンウンは高校を退学し、人生のすべてを復讐にかけることになります。

しかし、ヨンジンが苦しめたのはドンウンだけではありません。

ドンウンより前にいじめの標的にされていたユン・ソヒ(イ・ソイ)にも火をつけ、学校の屋上から突き落として死亡させていました。

ヨンジンはすぐに母親へ連絡し、警察の人脈を使って事件を自殺として処理。

ひとりの命を奪っても反省することなく、その後は気象キャスターとして華やかな人生を送っていました。

さらに、大人になってからも悪行は止まりません。

ユン・ソヒの事件を知るソン・ミョンオ(キム・ゴヌ)から脅迫されると、酒瓶で何度も殴りつけて殺害。

またしても周囲に後始末をさせ、自分だけは何事もなかったように暮らそうとします。

ドンウンから過去を暴かれ始めても、謝罪するどころか、彼女の勤務先や家族を調べて黙らせようとするヨンジン。

最後まで「自分は悪くない」という態度を崩さず、被害者の痛みを理解しようともしませんでした。

学生時代のいじめだけでも許せませんが、殺人、証拠隠滅、脅迫まで重ねているため、第1位にふさわしい女性悪役です。

パク・ヨンジンの最期は?

ドンウンの復讐によって、ヨンジンが隠してきた過去は少しずつ世間に知られていきます。

高校時代のいじめが発覚して気象キャスターを辞職。

夫ハ・ドヨン(チョン・ソンイル)からは離婚を突きつけられ、大切にしていた娘イェソルとも引き離されます。

さらに、ヨンジンを守り続けてきた母親も、自分の罪から逃れるために娘を裏切りました。

ヨンジンはユン・ソヒとソン・ミョンオを殺害した罪に問われ、刑務所へ収監されます。

華やかな服を着て人々から注目されていた気象キャスターから、一転して囚人となったヨンジン。

刑務所では、ほかの受刑者から天気予報をするよう求められ、泣きながらかつての仕事を再現します。

しかし、そこに以前のような自信に満ちた姿はありません。

夫、娘、母親、仕事、社会的な立場まで、守ろうとしていたものをすべて失ったパク・ヨンジン。

最後まで心から反省する姿は見せませんでしたが、長年他人を見下してきた彼女にとって、最も屈辱的な結末となりました。

パート①はこちらです↓↓

韓国ドラマ史上最も嫌われた女性は誰?TOP3はほんとにエグイ!