日本で長く愛された『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』が、韓国で『ドクターX:白いマフィアの時代』としてリメイクされます。

主人公を演じるのは、『涙の女王』などで知られるキム・ジウォンさんです。

報道では、型破りな天才外科医ケ・スジョンを「手術室の狂犬」と表現しており、日本版とはまた違う、少しダークで緊張感のある世界観になりそうですね。

一方で、日本版の大門未知子役として作品を支えた米倉涼子さんは、2026年1月に不起訴処分となったことを公表しました。

この記事では、韓国版の放送予定やキャスト、日本版との違いを紹介しながら、米倉涼子さんをめぐる経緯も、確認できる事実に絞って整理します。

韓国版『ドクターX:白いマフィアの時代』はいつから放送?

韓国では2026年10月9日から放送

韓国版『ドクターX:白いマフィアの時代』は、2026年10月9日から韓国SBSで放送されます。

放送枠は、週末にゆっくり楽しめる金土ドラマです。

SBS 새 금토드라마 ‘닥터X : 하얀 마피아의 시대’가 10월 9일 첫 방송을 확정하고 대본리딩 현장을 공개했다.

SBSの新金土ドラマ『ドクターX:白いマフィアの時代』が10月9日の初放送を確定し、台本リーディングの現場を公開した。

引用:SBS芸能ニュース

日本版の大門未知子にあたるケ・スジョン役を演じるのは、キム・ジウォンさんです。

『涙の女王』では華やかな財閥令嬢を演じていましたが、今回は白衣をまとった天才外科医。

雰囲気がガラッと変わるので、まずはその姿を見るだけでもワクワクしますね。

ケ・スジョンは、手術の腕だけで病院内の不正やおかしな上下関係をひっくり返していく人物です。

「手術室の狂犬」という少し物騒な呼び名まであり、米倉涼子さんが演じた大門未知子と同じくダークな主人公になりそうです。

2026年9月2日現在、日本での放送や配信については、まだ発表されていません。

これだけ注目度の高い作品なので、日本でも見られることを期待して待ちたいですね。

日本版とは少し違うメディカル・ノワールに

韓国版は、日本の『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』をそのまま再現する作品ではないとのこと。

医療界の腐敗や権力争いを盛り込んだ、メディカル・ノワールとして生まれ変わるそうです。

日本版にも病院内の派閥争いや権力争いはありましたが、大門未知子と神原晶のコミカルなやり取りに、何度も笑わせてもらいました。

韓国版では、そこに韓国ドラマらしい重さや緊張感が加わると言われています。

制作を担当するのは、『涙の女王』や『愛の不時着』などを手がけたスタジオドラゴンと、SBSのドラマ制作会社スタジオS。

オリジナル版の内山聖子エグゼクティブプロデューサーも、韓国版に期待を寄せています。

「世界中にドクターXはいる」と信じています。

引用:テレビ朝日POST

どんな『ドクターX』になるのかとても楽しみですね。

韓国版『ドクターX:白いマフィアの時代』のあらすじ

天才外科医ケ・スジョンが巨大病院の不正に立ち向かう

主人公のケ・スジョン(キム・ジウォン)は、医師紹介所からクソ大学病院へ派遣されるフリーランスの外科医です。

強烈な名前の病院ですが、韓国語の「クソ」は日本語の意味とは異なり、架空の大学病院名になります。

ケ・スジョンは特定の病院や医局に属さず、頼れるものは自分の手術の腕だけ。

このあたりは、日本版の大門未知子とよく似ていますね。

계수정은 의사 용역 소개소에서 파견된 외과의사로, 부정부패가 난무하는 구서대학교병원의 위계질서를 실력 하나로 뒤엎어버리는 소위 ‘수술방의 미친개’다.

ケ・スジョンは医師紹介所から派遣された外科医で、不正や腐敗がはびこるクソ大学病院の上下関係を、実力ひとつでひっくり返す、いわゆる「手術室の狂犬」だ。

引用:SBS芸能ニュース

日本版の大門未知子は「私、失敗しないので」という言葉で、どんなに難しい手術にも迷わず挑んでいました。

韓国版のケ・スジョンも、周囲の顔色をうかがったり、病院の権力者にこびたりするタイプではありません。

不正や腐敗にまみれた巨大病院へ乗り込み、誰も文句を言えないほどの手術の腕で、凝り固まった上下関係をひっくり返していきます。

普段は落ち着いた雰囲気の役が多いキム・ジウォンさんが、ここまで荒々しい呼び名を持つ医師をどのように演じるのか気になります。

白衣姿で静かに相手を追い詰めるだけでも、迫力がありそうです。

「白いマフィア」が支配する病院が舞台

タイトルにある「白いマフィア」とは、白衣を着ながら、病院の権力や利益を優先する医師たちを表しているようです。

患者を救う場所であるはずの病院が、一部の権力者によって支配されているという、少し怖い設定になっています。

そこへ現れるのが、実力だけで医師とは何かを証明しようとするケ・スジョンです。

하얀 가운을 입은 마피아들이 장악한 이곳에 다크히어로 천재의사가 등장한다.

白衣を着たマフィアたちが支配する場所に、ダークヒーローの天才医師が現れる。

引用:SBS公式サイト

日本版にも医局の派閥や出世争いはありましたが、韓国版ではさらに踏み込んで、医療界の腐敗そのものを描くようです。

ただ重苦しい医療ドラマになるのではなく、ケ・スジョンが悪い権力者たちを実力で黙らせる、スカッとする展開も用意されています。

病院の権力争いはドロドロしていそうですが、最後にはケ・スジョンが鮮やかにひっくり返してくれるはず。

日本版の爽快感を残しながら、韓国ドラマらしい復讐劇やダークヒーローの面白さも味わえる作品になりそうです。

韓国版『ドクターX:白いマフィアの時代』のキャスト

韓国版では、キム・ジウォンさんを中心に、イ・ジョンウンさん、ソン・ヒョンジュさん、キム・ウソクさんが主要キャストとして出演します。

名前を見ただけでも演技に安心感のある俳優がそろっていて、豪華です。

キム・ジウォン|ケ・スジョン役

主人公のケ・スジョンを演じるのは、『涙の女王』のキム・ジウォンさんです。

ケ・スジョンは、医師紹介所からグソ大学病院へ派遣される天才外科医。

手術への執着が強く、病院内では「手術室の狂犬」と呼ばれています。

『涙の女王』のホン・ヘインは、つらい気持ちを表に出さないクールな女性でした。

今回もキム・ジウォンさんの落ち着いた雰囲気は生かされそうですが、ケ・スジョンは相手が病院の権力者でも遠慮しません。

公開されたスチールでは、白衣ではなく黒い革のコートを着た姿も披露されました。

一目見ただけで近寄りがたいオーラがあり、大門未知子とはまた違うダークな天才外科医になりそうです。

制作陣もキム・ジウォンさんの演技について、次のように語っています。

김지원은 첫 촬영부터 목소리 톤, 눈빛, 습관까지 ‘계수정’ 그 자체였다.

キム・ジウォンは初撮影から、声のトーン、目つき、しぐさまでケ・スジョンそのものだった。

引用:SBS芸能ニュース

ここまで言われると、実際の映像を見るのがさらに楽しみになりますね。

イ・ジョンウン|チャン・ヒスク役

医師紹介所の所長チャン・ヒスクを演じるのは、イ・ジョンウンさんです。

日本版の神原晶(岸部一徳)にあたる人物で、ケ・スジョンが手術を終えたあと、病院側へ高額な請求書と高級メロンを差し出す役目も引き継ぐと考えられます。

特に高額だった場合は、メロン2個!(笑)

チャン・ヒスクはお金に目がない俗っぽい人物に見えますが、実は頭の切れる策士。

ケ・スジョンが起こした騒動の後始末をしながら、単なる仕事仲間ではない関係を築いていきます。

イ・ジョンウンさんは、『パラサイト 半地下の家族』や『私たちのブルース』でも、明るさの奥に複雑な感情を隠した人物を演じてきました。

個人的には、キム・ジウォンさんとの掛け合いが一番気になっています。

大門未知子と神原晶のように、言い合いながらも深く信頼し合う名コンビになってほしいですね。

ソン・ヒョンジュ|プ・スングォン役

ソン・ヒョンジュさんが演じるプ・スングォンは、グソ大学病院の分院長です。

崩れかけている病院を立て直そうと奮闘する人物ですが、ケ・スジョンの味方なのか、それとも医療権力を守る側なのかは、まだはっきり分かりません。

ソン・ヒョンジュさんは、『模範刑事』や『YOUR HONOR〜許されざる判事〜』などで、正しさだけでは割り切れない人物を演じてきた俳優です。

そのため、最初から憎たらしい悪役として登場するより、何を考えているのか分からない病院長になりそうな気がします。

日本版の西田敏行さんの病院長も、腹は立ちますがちょっとかわいいところもありましたよね?

キム・ウソク|パク・テギョン役

パク・テギョン(キム・ウソク)は、裕福な家庭で育ったインターン医師です。

大病院の一人息子として順調に歩んできましたが、ケ・スジョンと出会ったことで、病院生活が思わぬ方向へ転がり始めます。

医師としてはまだ未熟なものの、優しく真っすぐな性格の持ち主です。

ケ・スジョンに振り回されながら成長していく、後輩のような立ち位置になりそうです。

キム・ウソクさんは、『軍検事ドーベルマン』や『禁婚令-朝鮮婚姻禁止令-』でも印象を残しました。

重くなりそうな病院内の物語で、パク・テギョンの少し頼りない部分が、よい息抜きになってくれるのではないでしょうか。

ケ・スジョンとの師弟のような掛け合いにも期待したいです。

日本版『ドクターX』の主演女優・米倉涼子は不起訴処分に

韓国版『ドクターX:白いマフィアの時代』の放送を前に、日本版で大門未知子を演じた米倉涼子さんのニュースも大きな注目を集めました。

長い間『ドクターX』を見てきた人にとっては、大門未知子と米倉涼子さんは切り離せない存在です。

そのため、一連の報道を見て驚いた人も多かったのではないでしょうか。

ただし、米倉涼子さんは書類送検されたものの、その後、東京地検によって不起訴処分となっています。

ここでは憶測や週刊誌の見方を広げず、確認されている経緯だけを整理します。

麻薬取締法違反などの疑いで書類送検

2026年1月20日、米倉涼子さんが麻薬取締法違反などの疑いで書類送検されたことが報じられました。

関東信越厚生局麻薬取締部は、米倉涼子さんと知人男性が違法薬物に関与した疑いがあるとして、2025年夏ごろに関係先を捜索していたとされています。

米倉涼子さん本人も、2025年12月26日に公式サイトで、自宅に捜査機関が入ったことは事実だと認めていました。

そのうえで、弁護士と相談しながら捜査に協力してきたため、自身からの発信を控えていたと説明しています。

ここで気をつけたいのは、書類送検されたからといって、有罪が決まったわけではないことです。

事件に関する書類などが検察へ送られ、検察官が起訴するかどうかを判断する段階へ進んだという意味になります。

参考:FNNプライムオンライン

2026年1月30日に不起訴処分

東京地検は2026年1月30日、米倉涼子さんを不起訴処分としました。

これにより、米倉涼子さんが今回の件で刑事裁判にかけられることはなく、一連の捜査は終了しています。

米倉涼子さんは翌31日、公式サイトを通して次のように報告しました。

私は、本年、1月30日、不起訴処分となりました。これをもって、私に対する捜査は結論が出たものと認識しております。

引用:FNNプライムオンライン

報道が続いていた間は本人から詳しい説明がなかったため、心配していたファンも少なくなかったと思います。

ようやく本人の言葉で不起訴が伝えられ、少しほっとした人もいたのではないでしょうか。

不起訴になった理由は公表されていない

東京地検は、米倉涼子さんを不起訴とした具体的な理由を明らかにしていません。

不起訴には、犯罪の疑いがないと判断される嫌疑なし、証拠が足りない嫌疑不十分、事情を考慮して起訴しない起訴猶予などがあります。

しかし、今回の処分がどれにあたるのかは公表されていないため、外部から理由を決めつけることはできません。

「不起訴だから何もなかった」「不起訴でも本当は関与していた」と、どちらかに断定してしまうのは避けたほうがよさそうです。

分かっているのは、東京地検が必要な捜査を行ったうえで、起訴しないと判断したことです。

理由が明らかになっていない以上、それ以上のことは推測でしかありません。

参考:日刊スポーツ

米倉涼子は活動を再開

不起訴処分後、米倉涼子さんは、初心に立ち返って一つひとつの仕事に真摯に取り組んでいく考えを伝えました。

2026年2月10日には、主演映画『エンジェルフライト THE MOVIE』の完成披露試写会に登壇。

久しぶりに公の場へ姿を見せ、活動を再開しています。

『ドクターX』を長く愛してきた立場としては、さまざまな意見があることは分かりつつも、まずは不起訴という結論をそのまま受け止めたいところです。

なお、米倉涼子さんは日本版『ドクターX』の主演女優であり、韓国版の主人公はキム・ジウォンさんが演じます。

韓国リメイク版の制作やキャスティングと、米倉涼子さんの一連の捜査は分けて考える必要があります。

米倉涼子主演の日本版『ドクターX』を振り返り

大門未知子はどんな人物だった?

米倉涼子さんが演じた大門未知子は、大学病院の医局に属さず、神原名医紹介所からさまざまな病院へ派遣されるフリーランスの外科医です。

教授の論文を手伝ったり、院長のお供をしたりといった、医師免許がなくてもできる仕事は「いたしません」。

定時になるとさっさと帰り、空いた時間には手術の練習や趣味に没頭。

組織から見ると扱いにくい医師ですが、患者の命を救うことには一切妥協なし!

群れを嫌い、権威を嫌い、束縛を嫌い、専門医のライセンスと叩き上げのスキルだけを武器に突き進むフリーランスの外科医・大門未知子。

引用:テレビ朝日『ドクターX』公式サイト

上司の顔色をうかがわず、おかしいことには真正面から「おかしい」と言える大門未知子。

現実の職場ではなかなかできないからこそ、彼女が偉い人たちを実力で黙らせる姿が気持ちよかったですね。

ただ強気なだけではなく、人知れず難しい手術の練習を重ねているところも、大門未知子が愛された理由だと思います。

「私、失敗しないので」で愛された人気シリーズ

『ドクターX』といえば、やはり大門未知子の「私、失敗しないので」です。

私、失敗しないので。

引用:テレビ朝日『ドクターX』公式サイト

自信満々で少し生意気にも聞こえますが、この言葉の裏には、失敗しないための準備と努力がありました。

毎回言うことは分かっているのに、このセリフが出ると「今回も未知子なら大丈夫」と安心できたものです。

一方、神原晶(岸部一徳)が手術後にメロンと請求書を持って現れる場面は、何度見ても笑ってしまいます。

蛭間重勝(西田敏行)、海老名敬(遠藤憲一)、加地秀樹(勝村政信)など、憎めない医師たちとの掛け合いも欠かせませんでした。

医療ドラマとしてハラハラさせながら、最後は笑ってスカッと終われる。

この重くなりすぎないバランスが、『ドクターX』の大きな魅力だったと思います。

「御意」って韓国語でなんて言うのかも楽しみですね。

日本版は2012年に始まり、連続ドラマ第7シリーズまで放送されました。

2024年12月には『劇場版ドクターX FINAL』が公開され、12年間続いた物語が完結しています。

韓国版ではどのように生まれ変わる?

韓国版のケ・スジョンも、病院の権威に屈せず、手術の腕だけで勝負する外科医です。

医師紹介所から大学病院へ派遣される設定も、大門未知子から引き継がれています。

ただし、2人の雰囲気は違いそうです。

大門未知子は派手な服装で堂々と病院を歩き、思ったことをそのまま口にする人物でした。

ケ・スジョンは黒い革のコートをまとい、静かな表情の奥に強い怒りを隠しているように見えます。

日本版が病院の権力争いを笑いに変えていたのに対し、韓国版は腐敗した医療権力を切り崩すメディカル・ノワール。

同じ『ドクターX』でも、韓国版は復讐劇に近い緊張感が加わるのかもしれません。

ただ、あまり暗くなりすぎると『ドクターX』らしい爽快感が薄れてしまいます。

ケ・スジョンが権力者たちを鮮やかに黙らせる場面と、イ・ジョンウンさん演じるチャン・ヒスクとの楽しい掛け合いは、しっかり残してほしいですよね?

米倉涼子さんの大門未知子と比べながら見るのも楽しそうですが、キム・ジウォンさんがどんな新しいドクターXを作るのか、「まずはまっさらな気持ちで見てみたいな」なんて思っています。

まとめ

今回は、韓国版『ドクターX:白いマフィアの時代』の放送日やあらすじ、キャスト、日本版との違いについて紹介しました。

韓国では2026年10月9日から放送され、キム・ジウォンさんが天才外科医ケ・スジョンを演じます。

米倉涼子さんの大門未知子とは雰囲気が異なりますが、病院の権力に屈せず、実力だけで勝負する姿はしっかり受け継がれているようです。

また、日本版で主演を務めた米倉涼子さんは、麻薬取締法違反などの疑いで書類送検されたものの、2026年1月30日に不起訴処分となりました。

不起訴の理由は公表されていません。

日本での配信先はまだ未定ですが、韓国版がどのような『ドクターX』に仕上がるのか、今から楽しみですね。