「好きなのは見れば分かるのに、どうして気持ちを伝えないの?」と、じれったくなった韓国ドラマはありませんか?

立場の違いや過去の傷、仕事や復讐に邪魔され、なかなか前へ進まない恋。

あと一歩、または腹を割って話せば結ばれそうなのに、絶妙なタイミングですれ違う2人を見ていると、視聴者まで疲れてしまいます。

今回は、そんなもどかしさも含めて夢中になった韓国ラブコメBEST3の第2弾をご紹介します。

第3位『テプン商事』

会社の立て直しに夢中で、恋をしている場合ではない。

そう思っているはずなのに、気づけば誰よりも相手を心配している。

『テプン商事』は、仕事仲間から少しずつ特別な存在へと変わっていく、カン・テプンとオ・ミソンのじれったい恋が描かれています。

両想いに見える瞬間は何度もあるのに、2人そろって仕事を優先。

あと一歩のところで恋が進まず、「もう素直になって」と言いたくなってしまいます。

あらすじ

物語の舞台は、韓国が経済危機に直面した1997年。

カン・テプン(イ・ジュノ)は、自由気ままな生活を送っていましたが、父親の急逝によって人生が一変します。

父親が遺した小さな貿易会社「テプン商事」は、倒産寸前の状態。

経営経験のないテプンは、突然、会社と社員の生活を背負うことになります。

そんな新米社長を支える、テプン商事で働くオ・ミソン(キム・ミンハ)。

責任感が強く、家族の暮らしも支えているミソンは、テプンにとって仕事を教えてくれる頼もしい先輩のような存在です。

最初は頼りなかったテプンも、ミソンと一緒に数々の危機を乗り越えるなかで、少しずつ社長らしく成長していきます。

いつしか2人の間には仕事仲間だけではない感情が芽生えますが、会社の立て直しに追われ、恋に発展しません。

「すれ違い」のポイント

恋よりも仕事を優先しなければならない2人には、時代や立場が生んだ壁が立ちはだかります。

  • 社長と社員という微妙な関係にミソンはテプンに惹かれながら、公私をきちんと分けようとして一線を引いてしまいます。
  • いい雰囲気になると仕事の問題が発生します。2人の距離が縮まりそうになるたび、資金不足や取引先とのトラブルが発生。恋愛どころではありません。
  • 純粋なテプンは、一度のキスでミソンと心がつながったものと思い、付き合うものと判断。ところがミソンは、家族や会社を優先し、自分の気持ちを後回しにしてしまいます。

注目ポイント

この2人を見ていると、「両想いじゃん!」と思う場面が何度も登場。

危険な時には真っ先に助けに向かい、落ち込んでいれば黙って隣にいる。

海外出張でキスをしたことで、テプンはミソンにまっすぐ向き合うのですが、ミソンは「キスしたくらいで」と、恋愛の進み方はゆっくりです。

仕事も一つ上手くいったと思ったら、また別の問題が持ち上がります。

そのうち、視聴者はサブカップルの方に心を奪われて、メインは「もう、この2人のロマンス要らなかったのでは?」なんて思うほどに。

しかし、イ・ジュノの魅力はやはり絶大です!

なかなか進まない2人に疲れながらも、最後まで応援したくなるカップルです。

第2位『わたしの完璧な秘書』

仕事は完璧なのに、恋愛には驚くほど不器用。

『わたしの完璧な秘書』は、敏腕CEOと気配り上手な秘書が、上司と部下という関係を越えて惹かれ合っていく大人のオフィスロマンスです。

視線や表情から好意は伝わってくるのに、なかなか本音を言葉にしない2人。

穏やかな雰囲気とは裏腹に、「そこまで想い合っているのに、まだ進まないの?」ともどかしくなります。

あらすじ

カン・ジユン(ハン・ジミン)は、ヘッドハンティング会社「ピープルズ」を率いる敏腕CEO。

仕事では抜群の能力を発揮する一方、身の回りのことには無頓着で、社員の顔や名前を覚えることも苦手です。

そんなジユンの秘書として入社した人物が、仕事も家事もそつなくこなすユ・ウノ(イ・ジュニョク)。

ウノは娘を育てるシングルファザーで、周囲への気配りを忘れない温かな人物です。

最初は最悪に近かった2人の関係も、一緒に働くうちに少しずつ変化。

ウノは不器用なジユンをさりげなく支え、ジユンも彼の優しさに心を開いていきます。

しかし、上司と秘書という立場や過去の傷が邪魔をして、2人は素直に気持ちを伝えられません。

「すれ違い」のポイント

お互いを意識していることは明らかなのに、大人だからこそ簡単には踏み込めない関係が続きます。

  • ジユンは会社を背負うCEOで、ウノは彼女を支える秘書。ジユンはウノが好きになってしまうのですが、ウノは仕事や周囲の社員にも影響が出るため、慎重に。
  • 人に頼ることが苦手なジユンは、つらいことがあってもひとりで抱え込みます。ウノに惹かれても、幸せを素直に受け入れられず、無意識に距離を置こうとしてしまいます。
  • ウノはジユンの気持ちを尊重。その優しさは魅力的ですが、恋愛になると「好きなのはわかってるから、もう少し押して」と言いたくなるほど遠慮がちです。

注目ポイント

この作品の魅力は、有能な秘書ウノとジユンのシーン。

ウノがジユンの服装をさりげなく整えたり、おっちょこちょいのジユンが頭をぶつけないようにそっと手を添える場面にキュンキュンします。

ジユンは、出会いの印象が悪かったのでウノに冷たく接するのですが、知らない間に彼の姿を目で追い、ほかの女性と話しているだけで落ち着かなくなっていきます。

普段はクールなジユンが、恋を自覚してから見せるぎこちなさもかわいい。

二人とも、誰が見てもお似合いなんだから、早く付き合ってほしいと思ってしまいます。

それでも、急いで距離を縮めるのではなく、相手の生活や心の傷まで受け止めながら進んでいくのが、この2人らしいところ。

じれったさに疲れながらも、イ・ジュニョクの包容力に癒やされる、大人のラブコメです。

第1位『財閥家の末息子〜Reborn Rich〜』

お互いに想い合っているのに、復讐が最優先。

第1位は、恋愛を後回しにし続けた結果、ヒロインを何度も待たせてしまう『財閥家の末息子』です。

ジン・ドジュンとソ・ミニョンの間には、たしかに特別な感情があります。

しかし、ドジュンの頭の中は財閥への復讐と後継者争いでいっぱい。

甘い時間が訪れたと思っても、すぐに会社や家族の問題へ戻ってしまい、「もう少しミニョンを見てあげて」と言いたくなります。

あらすじ

ユン・ヒョヌ(ソン・ジュンギ)は、韓国を代表する財閥・スニャングループに忠誠を尽くしてきた社員です。

理不尽な命令にも従い続けてきましたが、ある任務の途中で何者かに命を奪われてしまいます。

ところが、目を覚ますと1987年。

ヒョヌは、自分を死に追いやったスニャン家の末孫、ジン・ドジュン(ソン・ジュンギ)に生まれ変わっていました。

未来の出来事を知るドジュンは、その記憶を利用して莫大な資産を築き、スニャングループを手に入れようと動き始めます。

そんなドジュンが大学で出会ったのが、正義感の強いソ・ミニョン(シン・ヒョンビン)。

2人は少しずつ惹かれ合いますが、ドジュンには転生したことも、財閥への復讐を企てていることも打ち明けられません。

大きな秘密を抱えたまま、2人の時間だけが過ぎていきます。

「すれ違い」のポイント

普通の大学生と恋をしたいミニョンに対し、ドジュンはすでに財閥との戦いを始めています。

  • 恋愛よりも復讐が優先ドジュンにとって最大の目的は、自分を殺したスニャン家への復讐です。ミニョンへの想いはあっても、後継者争いや買収計画を優先し、彼女との約束を後回しにしてしまいます。
  • ドジュンが抱える大きすぎる秘密ドジュンの正体は、未来から来たユン・ヒョヌ。なぜ未来を知っているのか、なぜスニャン家を憎んでいるのかを説明できず、ミニョンとの間には見えない壁が残ります。
  • 愛する人と捜査する人になる2人ミニョンは、権力に屈しない検事へと成長します。一方のドジュンは、スニャングループを奪うためなら危険な駆け引きにも踏み込む人物。想い合っているのに、それぞれの目的によって立場が離れていきます。

注目ポイント

本作は財閥の後継者争いが中心のため、ロマンスの場面はほんの少し。

だからこそ、ようやく2人きりになれた時の穏やかな空気が印象に残ります。

ミニョンはドジュンを信じようとしますが、彼は肝心なことを話してくれません。

待っても、信じても、ドジュンは再び財閥との戦いへ戻ってしまいます。

正直、ミニョンの立場で考えると、寂しい恋です。

ドジュンにも事情があると分かっていても、「たまには、ほっとするシーンがあってもいいのでは?」と何度も思いました。

幸せになれそうでなれない2人の関係は、仕事、家族、復讐、そして誰にも話せない秘密。

あまりにも多くの壁に阻まれ、最後まで恋の行方が気になる、じれったさでは文句なしの第1位です。