ドラマを見始めた当初は、斬新な設定や予測不能な展開に「これぞ名作!」と期待値が最高潮に達するもの。

しかし、中盤から物語が迷走したり、キャラの魅力が削がれたりと、残念な失速を見せる作品も少なくありません。

今回は、そんな「序盤の期待を裏切ってしまったドラマ」を独断と偏見で厳選したBEST3をご紹介します。

第3位 今日から“ニンゲン”に転身しました

キム・ヘユンとロモンが主演を務めた『今日から“ニンゲン”に転身しました』。

Netflixで2026年1月16日から配信された、ファンタジー要素のある韓国ラブロマンスです。

物語の中心は、願いをかなえる力を持つ九尾狐のウンホ(キム・ヘユン)。

人間になることを望まず、不老不死の生活を楽しんでいたウンホが、サッカー選手のカン・シヨル(ロモン)と出会ったことで運命を変えられていきます。

序盤は、「人間になりたくない九尾狐」という入り口が面白く、ウンホの小生意気で自由奔放なキャラクターも面白かったですよね。

カン・シヨルとの出会いによって、ウンホの生活が少しずつ崩れていく流れも、ラブコメらしいテンポがありました。

設定は面白くて、序盤はワクワク観てました‼︎

引用:Filmarks

ただ、中盤以降は展開のテンポや物語のまとまりに物足りなさを感じた視聴者もいました。

1話「様子見」から
「面白いかも?」に変わり

その後のラブは
大嫌いな人間を?!
簡単すぎて、入り込めなかった

何百年も誰も好きにならなかった九尾狐が
簡単に恋に堕ちすぎた

引用:Filmarks

ウンホが人間や恋に心を動かされていく過程は、この作品の大きなポイントです。

だからこそ、そこにもう少し積み重ねを見たかった方もいたのかもしれませんね。

海外レビューでも、脚本や演出の面でこのような声が寄せられています。

結局のところ、すべては脚本の弱さと演出の選択に行き着く。俳優たちは与えられたものの中でできる限りのことしかできない。

引用:The Review Geek

また、ファンタジー作品として気になるCGについても、視聴者の声が分かれました。

あまりにもCG感が強くて集中できなかったのかもしれない

引用:Filmarks

海外レビューでも、映像効果について厳しい指摘がありました。

途切れ途切れの編集、耳障りな音響ミックス、そして信じられないほど貧弱な視覚効果と実写効果が、この要素の寄せ集めに拍車をかけている。

引用:The Blossom Review

ファンタジーラブロマンスは、設定の面白さだけでなく、映像の見え方も作品への没入感に関わります。

そのため、CGの印象が気になった方には、序盤の期待感から少し離れてしまうポイントになったのかもしれません。

一方で、ロモンのキャラクターについて好意的な感想があります。

初めは自信家で偉そうなキャラか〜と思ったけど…
終盤は、へユンちゃんがワガママ言っても、ホワっと包み込んでくれる優しい青年となってました

引用:Filmarks

『今日から“ニンゲン”に転身しました』は、物語のテンポや映像表現で好みが分かれる作品です。

序盤の設定が面白かったぶん、中盤以降の伸び方に物足りなさを感じた人もいたのかもしれません。

それでも、キム・ヘユンのコメディ演技とロモンの爽やかな存在感は、この作品の大きな見どころでした。

2人はラブコメらしいかわいらしさがあり、俳優の魅力を楽しむドラマとしては十分に見どころのある作品です。

第2位 イカゲーム シーズン3

第2位は、Netflixの世界的大ヒット作『イカゲーム』シーズン3です。

シーズン3は2025年6月27日にNetflixで配信され、全6話でシリーズ本編の最終章として公開されました。

シーズン2のラストで反乱が失敗し、親友を失ったギフン(イ・ジョンジェ)が、さらに過酷なゲームへ追い込まれていく物語です。

フロントマン(イ・ビョンホン)との対立、ジュノ(ウィ・ハジュン)の島探し、残された参加者たちの選択など、序盤から緊張感は十分にありました。

シーズン3では、縄跳びやかくれんぼなど、新しいゲームも登場します。

命がけなのにルールは単純で、見ている側もすぐ状況を理解できるところは、シリーズらしい面白さでした。

一方で、話が進むにつれて「シーズン1ほどの衝撃はない」と感じた視聴者もいたようです。

シーズン1は、何が起きるのかわからない怖さと、人間の本性が見えていく面白さがありました。

けれど、シーズン3になると、視聴者側もゲームの構造を知っています。

そのため、残酷な展開が続いても、最初の頃のような新鮮な驚きにはつながりにくかったのかもしれません。

いろいろとしっくり来ないシーズン3だった。
個人的には「何もない」と感想を書いたシーズン2より、更に何もなくてマイナスとすら感じた。

引用:Filmarks

特に、主人公ギフンの描かれ方には好みが分かれました。

シーズン3では彼がほとんど喋らない。内面を語ってくれない。何を考えているかサッパリわからない。

引用:Filmarks

もちろん、ギフンはシーズン2の失敗と親友の死を背負っているため、以前のように明るく動けないのは自然です。

だけど、「ギフンの最後の戦いを見たい」と思っていた方ほど、中盤で物足りなさを感じたかもしれません。

海外レビューでも、シーズン3の世界観の広げ方については賛否がありました。

第3シーズンの世界観づくりの試みは、大部分においてもどかしいほど想像力に欠けている。

引用:The Verge

また、Vultureでは、シーズン2・シーズン3について、同じ主張を繰り返しているように見えるという厳しい見方もありました。

『イカゲーム』は、言いたいことをすでにすべて言い終えていて、同じ主張を何度も繰り返しているだけのように感じられる。

引用:Vulture

このあたりが、「最初は面白いのに、だんだんつまらなくなった」と感じられやすいポイントです。

それでも、『イカゲーム』シーズン3には、やはり最後まで見せる力があります。

ゲームのセットの迫力、参加者たちの極限状態、残酷な選択を迫られる緊張感は、他の作品にはなかなか出せない強さです。

イ・ジョンジェは、ギフンの疲れ切った表情や罪悪感を、言葉ではなく目の重さで見せています。

イ・ビョンホン演じるフロントマンも、冷たさの中に複雑な感情をにじませ、作品全体に不気味な緊張感を残していました。

また、イム・シワン、カン・ハヌル、パク・ソンフン、チョ・ユリ、カン・エシム、ヤン・ドングンなど、脇を固めるキャストも存在感があります。

それぞれの人物が選択を迫られる場面には、サバイバル作品らしい苦しさと見応えがありました。

第1位 ブラッドハウンド シーズン2

第1位は、ウ・ドファンとイ・サンイが主演を務めた『ブラッドハウンド シーズン2』です。

Netflixで2026年4月3日から配信された、韓国のボクシングアクションドラマです。

シーズン1で悪質な高利貸し組織を倒したゴヌ(ウ・ドファン)とウジン(イ・サンイ)が、今度はグローバル違法ボクシングリーグという新たな闇に巻き込まれていきます。

序盤は、やはりめちゃくちゃ面白いです。

ゴヌとウジンのコンビが戻ってきただけで、一気にテンションがあがります。

2人の関係性は相変わらず熱く、ボクシングの動きも力強く、殴り合いの痛みが画面越しに伝わってくるような迫力がありました。

アクションの迫力を評価する声はこちら。

シーズン1が面白かったのでシーズン2はどんな感じになるのか見たいと思った。
今回のストーリーはグローバル違法ボクシングリーグを運営する国際組織との闘い。
ストーリー的には、シーズン1の方が中身が濃い感じがして、個人的には面白かったけど、シーズン2は、さらにアクションのパワーとスピード、迫力に圧倒された

引用:Filmarks

ただ、シーズン2は、敵のスケールが大きくなり、舞台も国際的な違法ボクシングリーグへ広がります。

そのぶん前作にあった泥臭い人間ドラマや胸が熱くなる友情の積み重ねは、やや薄く感じた方もいたようです。

シーズン2はアクション戦い多め。痛いグロい怖いシーンが多い。
個人的にはシーズン1の方がスカッとしたし面白かった。

引用:Filmarks

この声は、シーズン2の好みが分かれた理由を表しています。

アクションが増えて、痛い場面や残酷な描写が多くなったことで、シーズン1のような「応援したくなる爽快感」を期待していた方には、少し重たく感じられたのでしょう。

海外の口コミでも、シーズン2は楽しめた一方で、前作の魅力だったブロマンスや静かな場面が弱くなったという声がありました。

全体としては今シーズンを楽しんだが、ブロマンスの描写や、キャスト同士の会話のようなゆっくりした静かな場面については、確かに物足りなかった。

引用:Reddit

『ブラッドハウンド』の大きな魅力は、ゴヌとウジンの関係性です。

互いを信じて支え合うところに熱さがありました。

シーズン2でも2人の絆は描かれますが、違法ボクシングリーグとの戦いや強烈な敵との対決が中心になるため、2人の日常的な会話や静かな時間が減ったかもしれません。

一方で、アクションドラマとしての完成度は高い作品です。

ウ・ドファンは、ゴヌのまっすぐさと鍛え上げられた肉体をしっかり見せています。

パンチの重さ、構えた時の迫力、走る姿の美しさまで、ボクサー役としての説得力がありました。

ウ・ドファン、シーズン1の時も増量したけれど、その時より5kgほど増量して、体重を13kgほど増やしたそうで、さすがの肉体だったし、アクションも重みがあって凄かった✨️
走る姿もとてもキレイなので印象的だった。

引用:Filmarks

イ・サンイ演じるウジンも、ゴヌの隣にいることで作品に明るさと安心感を与えています。

また、RAINの悪役について印象的だったという声もありました。

何より、ピの悪役を見る日が来るとは!!
風貌から表情、髪型から体格まで極悪だった(笑)
本当に見事✨️

引用:Filmarks

『ブラッドハウンド シーズン2』は、最初の勢いとアクションの迫力は抜群。

ウ・ドファンとイ・サンイのコンビは相変わらず強く、RAINの悪役としての存在感も加わり、アクション作品としては最後まで見応えのあるシーズンだったことは間違いないです。