このタイトルを考えて、どんなドラマがあるかなって思ったら、すべての韓ドララブコメの主人公はこのタイプの男性でした。

一度好きになったら一直線!ヒロインだけを最後の最後まで愛しぬく姿が、かっこいいです。

そこで、今回はそんな中でも特に、一途な男性がかっこよかったドラマを3作選んでみました。

第3位『おつかれさま』

1960年代の済州島を舞台に、エスンとグァンシクという二人の人生を長い年月をかけて丁寧に描き出した名作です。

この作品で、ヒロインだけを一途に想い続ける主人公として外せないのが、パク・ボゴム演じるヤン・グァンシクです。

彼は子供の頃から、オ・エスン(IU)のことだけを見つめて生きてきました。

その純粋さが最もよく表れているのが、幼い頃の市場でのエピソード。

客に声をかけられず立ち尽くすエスンの隣で、さりげなくキャベツを売って助ける姿には心打たれます。

また、エスンの家へ魚を届け続け、海女のアジュンマたちにからかわれても、恥ずかしそうにするだけで決して届けるのをやめません。

済州島を出て夢を叶えたいと願うエスンに寄り添い、彼女と共に釜山へ向かう決意をしたシーンには、彼なりの強い覚悟が滲んでいます。

「どこで暮らすかよりも、エスンをひとりにしないこと」を何よりも大切にするグァンシク。

結婚してからも彼の愛は色あせることはありませんでした。

家族のために身を粉にして働き、エスンが傷ついた時には黙って寄り添い、どんなに苦しい生活の中でも守り抜きます。

子供時代から老いていくその時まで、ただ一途にエスンだけを見つめ続けたグァンシクの愛。

誰よりも強くて深い、静かな情熱に満ちあふれています。

第2位『ソンジェ背負って走れ』

次に挙げるのは、『ソンジェ背負って走れ』のリュ・ソンジェ(ビョン・ウソク)です。

人気バンド「ECLIPSE」のボーカルとして活躍するソンジェですが、彼がずっと好きだった女性は、イム・ソル(キム・ヘユン)ただ一人でした。

この物語の切ないポイントは、ソルが一方的にソンジェを推しているように見えて、実はソンジェの方がずっと以前からソルに恋をしていたと判明するところです。

高校時代、雨の中を黄色い傘で走るソルを見た瞬間、ソンジェは彼女に心を奪われました。

この初恋の記憶は、のちに彼が歌う名曲「Sudden Shower」の源泉となり、一生忘れられないものとなります。

ソルが過去に戻って高校時代をやり直すことになっても、ソンジェの溢れる想いは隠せません。

水泳大会でソルに声援を送られると、嬉しさのあまり力強く泳ぎ切ります。

観客席のソルを見つけた時の笑顔には、好きな子に自分を見てほしいという純粋な気持ちがストレートに出ていました。

ソルが自分を避けようとしても、ソンジェは決して彼女を放っておきません。

ソルが泣いていれば傘を差し出し、危機が迫れば迷わず駆けつけます。

時にすれ違いが生じても、ソルを大切に想う気持ちは一度も揺らぎませんでした。

大人になって再会した時、ソルが「好きだった」と伝えると、ソンジェは「俺と同じ気持ちだったのか」と返します。

ソルだけが片思いしていたのではなく、二人で長い時間をかけて想い合っていたことが伝わる名シーンです。

スターとして華やかな世界にいても、彼にとって一番特別な存在はソルだけでした。好きな人を守るために走り、待ち、何度でも恋に落ちる。

ソンジェは、一途に人を想うことのかっこよさを体現する最高の主人公です。

第1位『セイレーンのキス』

第1位は、『セイレーンのキス』のチャ・ウソク(ウィ・ハジュン)です。

保険調査員として、保険金詐欺の疑いがある美術品競売人ハン・ソラ(パク・ミニョン)を追う彼は、当初は容疑者を監視する立場として彼女に近づきます。

ソラの周りで愛した男性たちが次々と亡くなっているという状況下、ウソクにとっても彼女は簡単に信じられる相手ではありませんでした。

それでも、ウソクは彼女をただの容疑者として切り捨てることはしません。

二人は真相を解明するために「偽装恋人」として振る舞うことになります。

そんな彼らの関係が大きく動き出すのが、ソラの誕生日の場面です。

ウソクがケーキと花束を持って部屋に現れる姿は、任務を超えた優しさに満ちていました。

形の上では偽装でも、ソラを喜ばせようとするその眼差しには、隠しきれない本心が滲んでいます。

疑うべき相手であるはずの彼女に対して、彼の中で何かが少しずつ変わり始めていることが伝わる名シーンです。

さらに印象的なのが、偽装恋人であることを周囲に証明するためのキスシーンです。

第三者であるペク・ジュンボムが見守る前でソラから不意に唇を重ねられたとき、ウソクの表情には戸惑い以上の感情が揺らぎます。

突然の出来事に驚きながらも、決して彼女を突き放すことなく、守るように受け止めるウソク。任務という建前と、隠しきれない感情の境界線が崩れていく瞬間です。

ソラは危険な影を纏う一方で、誰にも言えない孤独や深い傷を抱えています。

ウソクは噂や状況証拠に惑わされず、自分の目で彼女の真実を見ようとしました。

最初は疑うために近づいたはずなのに、彼女が追い詰められるほどに離れられなくなっていく姿。

甘いだけの恋ではなく、疑惑や危険のすべてを越えてソラを選び抜く。

チャ・ウソクは、一途にヒロインを愛する主人公として、大人の色気と深い覚悟を感じさせる最高のキャラクターです。

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