韓ドラのあの胸キュン展開やハラハラの復讐劇は最高ですよね?

でも、日本でリメイクされると「なんか違う…」とガッカリしちゃうファンが続出中です。

私も『涙の女王』みたいなドラマがリメイクされたらどうなるんだろうって想像しただけでドキドキします。

一緒にそのモヤモヤの正体を探ってみましょう!

韓ドラファンが日本リメイクに難色を示す3つの理由

①ストーリー展開のスピードやテンポの違い

韓国ドラマに慣れている視聴者からすると、日本のリメイク版を見たときに真っ先に感じるのが「話が進まない」「いつ本題に入るの?」というテンポの遅さです。

同じ原作のはずなのに、韓国版では1〜2話で一気に心をつかまれた展開が、日本版では3〜4話かけてじわじわ説明される。

これが、韓ドラファンを最もイライラさせるポイントのひとつです。

韓国ドラマは、最初の1〜2話で「このドラマは何が面白いのか」「どんな感情のジェットコースターに乗るのか」を一気に提示してきます。

  • 衝撃的な事件や事故
  • 運命的な出会いと別れ
  • 強烈なキャラクターの初登場
    など、「掴み」の情報量とスピードがとにかく多くて速い。そのテンポの良さが、次のエピソードを止められない中毒性につながっています。

一方、日本のリメイク版は、人物紹介や背景説明に時間をかける傾向が強く、「丁寧だけど遅い」という印象になりがちです。

原作では1話の中で

  • 出会い
  • 事件発生
  • 対立
  • ひとつのクライマックス
    まで駆け抜けていた流れが、日本版では「出会いだけで1話が終わる」「事件が起こるまでが長い」といった形に分割されてしまうことも少なくありません。

さらに、日本の連ドラは放送枠の事情から、どうしても「毎週同じ時間に30〜40分視聴する」ことを前提に構成されます。

そのため、

  • 毎話ごとに小さな起承転結を入れる
  • CM前後で盛り上がりを作る
    といったテレビ的テンポが優先され、シーズン全体で見ると「原作よりもダラダラしている」と感じられてしまうのです。

韓ドラのスピード感を知ってしまったファンにとって、日本リメイクのゆっくりめで安全運転なテンポは、物足りなさや退屈さとしてダイレクトに伝わってしまいます。

そしてそこで生まれるのが、「このテンポでやるなら、わざわざ韓ドラをリメイクする必要ある?」という疑問と反発です。

これこそが、韓ドラファンが日本リメイクを敬遠してしまう大きな理由です。

②製作費

韓国ドラマを見慣れたファンほど、日本版リメイクを見たときにまず感じるのが「なんとなくチープ」「スケールが小さい」という違和感です。

ストーリーは同じはずなのに、なぜかワクワクしない。

その裏側には、はっきりと「製作費の差」があります。

韓国ドラマは、世界配信を前提にした大きなビジネスモデルの中で作られています。

地上波だけでなく、Netflixなどの配信プラットフォームからの投資も入り、1話あたりの製作費が非常に高い作品も珍しくありません。

だからこそ、圧倒的なロケーション、映画並みのアクション、豪華なセット、美術や衣装に至るまで「お金がかかっている画」が当たり前に出てきます。

一方で、日本のリメイクは、どうしても「国内のテレビ枠」の予算感に縛られがちです。

その結果として、韓ドラファンの目には次のようなコストカットがはっきり映ってしまいます。

  • 海外ロケや大規模ロケが、スタジオ撮影や近場の風景に置き換えられる
  • 原作では印象的だった群衆シーンや事件のスケールが、小さく、こぢんまりした描写になる
  • オフィスや病院、財閥の邸宅など、空間の「格」が原作よりワンランク落ちて見える
  • アクションやカーチェイスが簡略化され、説明セリフで済まされるシーンが増える

また、製作費の差は目に見える派手さだけではありません。照明やカメラワーク、色彩設計、CG処理など、画面の「質感」にも表れます。

さらに厄介なのは、視聴者の目がすでに世界基準になっていることです。

韓ドラファンは、韓国作品だけでなく、Netflixオリジナルや海外ドラマも日常的に見ています。

そんな人たちの前に、コスト感のにじむリメイク版を出してしまうと、「え、なんでこんなにスケールダウンしてるの?」という落差を強く感じてしまうのは当然です。

そしてその違和感は、単に「お金をかけていない」という不満で終わりません。

「作品へのリスペクトが足りないのでは?」
「ヒットした韓ドラのブランドだけ借りて、安く済ませようとしているのでは?」

という不信感にまでつながってしまいます。

韓国ドラマの日本リメイクが嫌われる理由のひとつは、まさにここです。

ファンは、原作と同じだけのお金をかけてほしいと言っているわけではありません。

しかし、「この作品をちゃんと本気で再現しようとしている」「スケールは違っても、同じ熱量で作っている」と感じさせる努力が見えないと、一気に冷めてしまうのです。

③ビジュアル

韓国ドラマの魅力を語るうえで避けて通れないのが、「役柄とぴったりハマったビジュアル」です。

財閥御曹司は本当に財閥の息子に見える顔をしていて、敏腕弁護士は立っているだけで仕事ができそうに見える。

ヒロインも、ただ美人なだけでなく、そのキャラの生き方や性格が見えてくるような雰囲気をまとっています。

韓ドラファンが日本のリメイクを見たとき、まず引っかかるのがここです。

  • 財閥級の大企業トップのはずなのに、普通のサラリーマン感が強い
  • 世界的デザイナーや一流外科医なのに、学生ドラマからそのまま出てきたように見える
  • “地味だけど魅力的なヒロイン”が、本当にただの地味な人に見えてしまう
    こうした「設定とビジュアルのギャップ」が、一気に世界観の説得力を削いでしまいます。

韓国ドラマは、顔立ちだけでなく、

  • 髪型
  • メイク
  • 服装
  • 立ち姿や体つき
    まで含めて、キャラクターの“ビジュアル設計”が徹底しています。たとえば財閥御曹司なら、スーツの仕立てや時計、歩き方ひとつで「この人は別世界の人だ」とわからせてくる。一方で日本版は、そのあたりの作り込みが甘く、
    「同じ会社の同じフロアにいそうな部長にしか見えない」
    となりがちです。

また、韓ドラは「画面映え」を徹底的に意識しています。

  • カメラ映えする顔の角度
  • 照明との相性
  • クローズアップに耐えられる表情の強さ

など、映像として見たときの美しさ・華やかさが非常に計算されています。日本リメイクでは、この画面映えが弱く、

「芝居はそこそこなのに、画としての魅力が薄い」
「キスシーンやハグシーンが、ポスターの1枚絵として映えない」

と感じられることが少なくありません。

さらに、ラブコメやロマンスでは顔の相性も重要です。

韓国ドラマでは、カップルで並んだときのバランスや雰囲気まで含めてキャスティングされているため、ツーショットのカットだけで「この2人、もう尊い…」となることが多いですよね。

ところが日本版では、

  • 個々では悪くないけれど、並ぶと恋人感が弱い
  • 兄妹や友だちに見えてしまう
    といった違和感が出てしまい、ロマンスそのものへの没入感が下がってしまいます。

ビジュアルの話になると、「見た目で判断している」と受け取られがちですが、韓ドラファンが求めているのは「顔面偏差値」の高さだけではありません。

  • 役柄と合った雰囲気
  • 設定に説得力を持たせるオーラ
  • 画面に映った瞬間に物語を語ってくれる存在感

この三つが揃っているかどうか、という「総合的なビジュアル力」です。

日本リメイクでこれが弱いと、どうしてもこう思われてしまいます。

「この人たちが恋に落ちても、世界規模の大事件が起きても、普通の人同士のちょっとした出来事にしか見えない」

つまり、ドラマが本来持っていた非日常感や夢が、キャスティングのビジュアルで一段階トーンダウンしてしまうのです。

その瞬間、韓ドラファンの心の中には、

「原作を知ってるからこそ、このビジュアルでは物足りない」

というガッカリ感が生まれ、日本リメイクへの期待値が一気に下がってしまいます。

これもまた、韓ドラファンが日本リメイクを敬遠する大きな理由のひとつになっているのです。

​日韓リメイク3作品

これまでさんざんけなしてきましたが、韓ドラの日本リメイクで「日本版もイケる!」と声が上がる作品が意外とあります。

今回はそんな成功例をタイトルと画像だけですがピックアップしてみました。

①『TWO WEEKS』(カンテレ・フジテレビ系、2019)

②シグナル(原作:韓国版Signal)

​③私の夫と結婚して

まとめ

結局、韓ドラの魅力はあの独自のテンポと情熱、演技力の高さですよね。

日本の俳優の演技力もすばらしいので、たまにはアリかもしれません。

しかし、オリジナルを観ている韓ドラファンにとってリメイクはどこまで行ってもリメイクです。

まだ見てない人に韓ドラの面白さをわかってもらえることはとてもうれしいので反対はしませんが心から喜ぶまではちょっと難しいかな?