韓国ドラマを見ていると、たまに登場する日本人役の日本語に「あれ?」と思うことがありましたよね?

日本人の設定なのに日本語が不自然だったり、セリフの抑揚がどこかぎこちなかったり。

物語は面白いのに、日本語のシーンだけ急に現実へ戻されてしまうような感覚だったのですが、現在2026年7月時点で、この部分が少しずつ改善されてきている印象があります。

詳しく見て行きましょう。

韓ドラの日本人役がカタコトに見えた理由

以前の韓国ドラマでは、日本人役を韓国の俳優が演じることも多くありました。

そのため、日本語のセリフが必要な場面では、どうしても発音やイントネーションが独特。

日本人が韓国語のセリフを自然に話すのが難しいのと同じで、言語の壁は大きいものです。

ただ、視聴者側からすると「日本人役なのに、日本人に見えない」「日本語のシーンだけ急にコントっぽくなる」と感じていましたよね。

詳しくはこちらのページで解説していますので、よかったらご覧ください↓↓

最近は日本人キャスト起用でリアリティが増してきた

最近の韓国ドラマでは、日本が舞台になるエピソードや日本人キャラクターが登場する場面で、日本人俳優を起用するケースが目立ってきました。

その流れを感じたのが、『模範タクシー』シーズン3と『交渉の技術』です。

『模範タクシー』シーズン3では、日本での大規模ロケが行われ、日本人キャストも特別出演しています。

キャスト名役どころ補足
竹中直人引退した元ヤクザ物語の重要な協力者となる人物。日本を舞台にした一部エピソードに出演。
笠松将犯罪組織の親分冷酷で殺気立ったキャラクター。全身にタトゥーを入れた存在感のある人物。
高野友吾笠松将演じる人物の部下犯罪組織の一員として行動し、親分の指示のもとで動く人物。
森優作警視庁の刑事日本側の捜査線上で物語に関わるキャラクター。

竹中直人は引退した元ヤクザ、笠松将は犯罪組織の親分、高野友吾はその部下、森優作は警視庁の刑事という役どころです。

日本人俳優が日本人役を演じることで、セリフの自然さだけでなく、空気感も変わります。

日本の刑事、日本の裏社会、日本の組織の雰囲気が、ドラマの中の世界としてしっかり成立していたのです。

もちろん、日本語はカタコトではなく、とてもすばらしい演技でした。

森勇作さんに至っては、流暢な英語で、ドラマをすごく盛り上げて、面白かったです。

『交渉の技術』でも日本人キャストが自然だった

さらに、こちらもイジェフン主演ドラマ「交渉の技術」。

『交渉の技術』でも、日本を舞台にしたエピソードに日本人キャストが登場しました。

キャスト名役どころ補足
青木崇高ナイトウ日本の部品メーカー側の工場長。契約交渉が進む中で、ユン・ジュノたちM&Aチームの前に立ちはだかる人物。
宮内ひとみヒロセ日本企業シミズの社員。チェ・ジンスとやり取りしながら、シミズ側の内部事情が見えてくる重要な人物。

宮内ひとみ演じるヒロセは、韓国から来たM&Aチームをアテンドし、韓国語で案内や通訳をする役どころでした。

日本語が自然なのはもちろん、韓国語を話す場面もあり、国をまたいだビジネス交渉の空気が出ていました。

青木崇高のナイトウも、工場長として交渉の場に関わる役どころ。

日日本人俳優が入るだけで、場面の説得力が増してとても面白かったです。

カタコト日本語が気にならなくなると物語に集中できる

韓ドラに日本人役が出てくると、つい日本語の自然さが気になってしまいます。

セリフがカタコトすぎると、どれだけシリアスな場面でも少し笑ってしまいました。

もちろん、それも韓ドラあるあるとして楽しめる部分です。

ただ、韓国にも日本語がネイティブに話せる俳優がいるはずなのに、なぜなんだろう?とは思っていました。

ちょっと馬鹿にされているような気分になった時もあったほどです。

だからこそ、最近のように日本人俳優を起用する流れは、とてもありがたい。

日本語が自然に聞こえるだけで、視聴者は余計なことを考えずにストーリーへ集中できます。

韓ドラの海外展開が進んだことも影響していそう

韓国ドラマは今や、韓国国内だけでなく世界中で見られるコンテンツになっています。

Netflix、Disney+、Lemino、U-NEXT、KNTVなど、日本でも韓ドラを見る環境はかなり広がりました。

海外視聴者が増えるほど、外国人キャラクターの描き方にも目が向けられます。

日本人役の日本語が不自然だと、日本の視聴者はすぐに気づきます。

英語圏の視聴者なら英語の違和感に気づくように、その国の言葉を話す視聴者には細かい部分が見えてしまうものです。

だからこそ、最近は「外国人役はそれらしく見えればいい」から、「その国の俳優を起用してリアルに描く」方向へ変わってきているのかもしれません。

韓ドラのスケールが大きくなるほど、こうした細部のリアリティも重要視するようになってきたのでしょうね。

まとめ

韓国ドラマの日本人役は、以前はカタコトの日本語が気になることもありました。

日本人設定なのに日本語が不自然だと、どうしても物語から少し意識が離れてしまいます。

しかし最近は、『模範タクシー』シーズン3や『交渉の技術』のように、日本人キャストを起用する作品が増えてきました。

竹中直人、笠松将、青木崇高、宮内ひとみなど、実力派の日本人俳優が韓国ドラマに登場することで、日本を舞台にしたエピソードのリアリティも増しています。

カタコト日本語の違和感が減ることで、ドラマの世界により入り込めるようになってよかったです。

韓ドラが世界中で見られる時代になったからこそ、外国人役の描き方も少しずつアップデートされているのでしょうね。