韓国ドラマって、たまに「これ次こうなるよね?」って先読みしちゃうパターン展開があるけど、それが逆に心地いい3作品!

王道のラブストーリーや復讐劇で、予想通りでもハートを掴まれる面白さ満点です。

みんなの心を鷲掴みにする定番の魅力、一緒に楽しんじゃいましょう♪

ワンパターンなので先が読める3作!

①テプンの花嫁

2022年KBSで放送され、全102話。

地上波昼ドラ枠なのに平均視聴率13.82%(最高15.7%!)という数字が、どれだけハマる人が多かったかを物語っています。

韓国ドラマを長く見ていると、「あ、またこのパターンね」と思うことはよくありますよね。

でもそのお約束があるからこそ安心して見られるし、つい最後まで見届けたくなるのも不思議です。

その代表格ともいえるのが、KBSドラマ『テプンの花嫁(原題:台風の新婦/태풍의 신부)』です。

2022年10月から2023年3月まで放送された全102話の長編作品で、平均視聴率は13.82%。最高視聴率は15.7%にも達しました(出典:KBS公式サイト)。

韓国での反響も大きく、「やっぱり復讐ドラマはKBSが一番」と話題になったほどです。

結婚は復讐のはじまり

主人公のウン・ソヨン(演:パク・ハナさん)は、幼いころ自分の人生を奪った相手の家に嫁入りするという決意をします。

失われた家族の真実を追いながら、敵の世界の中で生き抜いていくそんな物語です。

ソヨンを演じたパク・ハナさんは、『赤い靴』や『輝け、ウンス』でも復讐系ヒロインを演じてきた実力派女優。

芯の強さと繊細さを併せ持つ演技が、長尺のストーリーに深みを与えていました。

見どころは父と息子の対立構図

物語の中心にいるのは、財閥ルブランの会長カン・ベクサン(演:ソン・チャンミンさん)と、その息子カン・テプン(演:カン・ジソプさん)。

ベクサンは成功のために手段を選ばない冷酷な人物で、過去に友人を殺めた罪を隠しています。

その息子テプンは、そんな父を尊敬しながらも苦しむ青年。

そこにソヨンが復讐の花嫁として現れたことで、家族の歯車が崩れはじめます。

カン・ジソプさんが演じるテプンの複雑な心の揺れが非常に印象的です。

「彼女は敵なのか、愛すべき人なのか」彼が抱える葛藤が、ドラマ全体を支える大きな軸になっています。

そして悪女・パダの暴走

もう一人、忘れてはいけないのがベクサンの娘カン・パダ(演:オ・スンアさん)。

彼女の嫉妬や執着が物語を加速させます。

オ・スンアさんの演技はとても迫力があり、視聴者から「悪役なのに目が離せない」と評されていました。

韓国メディアでも、彼女の演技について「感情の振れ幅が大きく、ドラマの緊張感を高めた」と高評価を受けています。

ワンパターンでも惹きつける理由

ストーリーは「出生の秘密」「復讐」「偽装」「財閥家の陰謀」と、まさに韓ドラ黄金パターンですが、

それでも最後まで飽きさせないのは、俳優陣の演技力と演出の丁寧さにあります。

監督のパク・ギヒョンさんは、『福寿草』でも激しい復讐劇を描いており、視聴者の感情を動かす演出に定評がある方です。

脚本のソン・ジョンリムさんは台詞回しが巧みで、特に母娘のシーンには人間的な温かさも感じられます。

『テプンの花嫁』は、言ってみれば安心できる型のあるドラマです。

展開は予想できても、「次はどうなるんだろう?」とつい見続けてしまう。

どれだけドロドロでも、根底には「家族と自分を取り戻したい」という人間らしい感情がある。

だからこそ、多くの視聴者の共感を呼んだのだと思います。

最近の複雑なサスペンスドラマに少し疲れた方には、こうしたザ・韓ドラな作品が心に沁みるかもしれません。

他の方はこのような感想を寄せていましたのでご覧ください。

30分×102話
久しぶりの韓国復讐長いシリーズ。
見出すと止まらない。もっと悪者が懲らしめられるシーンが長いといいのになぁ。

引用:レビューサイトfilmarks

王道のマクチャンドラマ。
地上波で放送していたので観たけれど、途中長過ぎて飽きてしまったのでやっと完走したドラマ。
細かいことは抜きにしてマクチャン好きなら、その中の一つの作品。
特にマクチャン好きではなければ、演技力も含め整合性の部分で文句が出てくるだろう。

引用:レビューサイトfilmarks

②魔女のゲーム

韓国ドラマを見ていると、「どこかで見た展開だな」と思うことが多いですよね。

けれど、不思議と次が気になって見続けてしまう。

『魔女のゲーム(마녀의 게임)』は、まさにそんな韓ドラ王道を凝縮したような作品です。

2022年10月からMBCで放送された全119話の長編愛憎劇で、主演は「復讐の女王」と呼ばれるチャン・ソヒさん。

彼女にとっては『復讐のカルテット』以来、約5年ぶりの主演作となりました。

放送当時、韓国の視聴率は平均5.97%。

地上波の連続ドラマとしては安定した人気を誇りました(出典:MBC公式)。

ストーリー概要

チョナグループの会長マ・ヒョンドク(パン・ヒョジョン)の秘書を務めていたユギョン(チャン・ソヒ)。

彼女は突然の爆発事故で愛娘ミソを失ってしまいます。

けれど、その事件は偶然ではなく、会長が仕組んだものでした。

8年後、「娘は生きている」という手紙が届き、ユギョンは再び過去と向き合うことになります。

養護施設で出会った少女ヘス(キム・ギュソン)を実の娘と疑い、DNA鑑定を行いますが、その結果は会長によってすり替えられてしまいます。

結局、ユギョンは別の少女ガンジュ(のちのセヨン/ハン・ジワン)を娘として引き取り、育てることに。

やがて大人になった2人の女性、ヘスとセヨンが、同じ男性ジホ(オ・チャンソク)を巡って複雑な関係に巻き込まれていきます。

登場人物とキャスト

  • ソル・ユギョン(チャン・ソヒ)
    財閥の中で冷静沈着に生きながら、裏では復讐を胸に秘めた女性。チャン・ソヒさんらしい強さと哀しさのある演技が印象的です。
  • チョン・ヘス(キム・ギュソン)
    幼い頃に孤児になり、逆境を乗り越えて生きてきた女性。優しさと芯の強さを併せ持ち、見る人の共感を呼びます。
  • チュ・セヨン(ハン・ジワン)
    ユギョンに引き取られて育った偽の娘。欲望に正直で、愛されたいという気持ちが人を傷つけてしまう悲しい悪女です。
  • カン・ジホ(オ・チャンソク)
    検事として成功を目指す野心家。恋人を裏切り、権力や愛の間で揺れる姿が現実的に描かれています。
  • マ・ヒョンドク(パン・ヒョジョン)
    すべての因縁を作った張本人。穏やかな笑みの裏に冷徹な判断力を持つ会長です。彼女の存在が物語全体を支配しています。

見どころ

『魔女のゲーム』は、母と娘、そして裏切りと贖罪をテーマにした復讐劇です。

ストーリー構成は王道で、「DNA鑑定のすり替え」「財閥の秘密」「二人の女の対立」といった韓ドラの定番要素が満載ですが、それを支えるのがキャスト陣の確かな演技力です。

特にチャン・ソヒさんの表情演技は見事で、セリフがなくても感情が伝わってくるほど。

静かな怒りや、母としての痛みが画面から滲み出ています。

一方で、ヘスとセヨンの対照的な生き方が、運命とは何かを考えさせられる構成になっています。

感想

ワンパターンなのに面白い。

この一言に尽きます。

ストーリーの予想はつくけれど、それでも次が気になってしまう。

それは、登場人物一人ひとりがきちんと人間として描かれているからではないでしょうか。

憎しみの中にも愛情があり、復讐の裏に優しさが見える。

そんな複雑な感情の積み重ねが、このドラマの魅力だと感じました。

『魔女のゲーム』は、韓ドラが持つ王道の良さを再確認できる一本です。

派手な展開よりも、登場人物の心理や関係性をじっくり楽しみたい方におすすめします。

他にも下記のような意見もありました。

1話目からストーリー展開が早く今後どうなる?と思いながらの鑑賞。
このままいったら面白いかも?と思いきや、韓ドラありがちの?中だるみな感じあり…
ラストに向けてなかなか話が進んでいかなくなってきた。
ツッコミどころ満載。
気付いたら、終始ヘスのスタイルの良さやファッションに目がいってた笑。

引用:レビューサイトfilmarks

記録として
話がホント長くて(汗)
財閥、出生の秘密、拉致監禁、事故、記憶喪失、入れ替わり、殺人、毒殺となんでもありの盛りだくさん!

最初はテンポも良くてサクサク見れたけど段々とネタ切れなのか、エピソードも粗くなってきてイライラ
悪役が腹が立つほど悪役だし
善良役がどんくさいほど抜けてるしwww
いろいろとツッコミどころ満載で
なんとか見切った!

引用:レビューサイトfilmarks

③なぜオ・スジェなのか

復讐、愛、年下男子との出会い。

韓国ドラマではおなじみの要素が、今回紹介する『なぜオ・スジェなのか』(原題:Why Her?/SBS・2022年)にも数多く登場します。

結論からいえば、本作はよくできた王道ドラマであると同時に、ワンパターンさが否めなかった作品です。

それでも最後まで目が離せなかった理由を、少し掘り下げてみたいと思います。

冷徹弁護士と年下男子の構図

ソ・ヒョンジンさん演じる主人公オ・スジェは、成功のためなら感情を押し殺して突き進むエリート弁護士。

彼女の前に現れるのが、ロースクール生のコン・チャン(ファン・イニョプさん)です。

冷たい女性と純粋な年下男性。

この組み合わせについても、韓国ドラマではすでに定番化した設定です。

観る側も、二人の距離が少しずつ縮まる展開を予想しながら見ていた方が多いのではないでしょうか。

それでも退屈にならなかったのは、ソ・ヒョンジンさんの存在感によるところが大きいです。

冷静な表情の奥に見える痛みや迷いが、キャラクターに深みを与えていました。

愛と復讐をめぐる構成の既視感

物語の根底には「復讐」と「正義の追求」というテーマがあります。

巨大ローファームの会長チェ・テグク(ホ・ジュノ)に翻弄されながら、スジェが真実を追う姿は迫力がありますが、構成そのものはこれまでの社会派ドラマと大きくは変わりません。

『ヴィンチェンツォ』や『ハイエナ』など、正義と権力の対立を描いたドラマがすでに人気を博していたこともあり、全体の展開にはどうしても見覚えを感じました。

特に、主人公が内部告発を通じて自らの過去と向き合うという筋立ては、多くの法廷ドラマで使われてきたパターンです。

再会設定の予想通りな展開

コン・チャンがかつて冤罪で裁かれた少年だったという過去も、韓ドラではおなじみの「運命の再会」設定です。

10年前に助けてくれた弁護士がスジェだったという事実が明らかになったとき、視聴者の多くは「やはりそうだったか」と思ったはずです。

ただ、この10年前の俳優と10年後のファンイニョプの年齢が同じくらいに見えて、また、顔がまったく似てないのです。

多くの視聴者が混乱したと思います。

全く似てない俳優を使うよりも、ファンイニョプが10年前も演じたらよかったのにななんて思いました。

それでも印象的なのは、過去の出来事と現在の恋愛が自然に重なっていく構成でした。

予想できる展開であっても、キャストの演技と演出で説得力が生まれていたのは本作の強みです。

それでも見る価値がある理由

『なぜオ・スジェなのか』が評価されたのは、演出や編集の完成度の高さだけでなく、ソ・ヒョンジンさんの演技によってワンパターンな物語に厚みを持たせたことにあります。

特に後半、彼女が見せる弱さや迷い、人としての感情が少しずつ滲み出る場面は、この作品にしかない魅力でした。

ファン・イニョプさんのまっすぐな演技、ホ・ジュノさんの圧倒的存在感も見応えがあり、キャラクターの力で物語を支えていた印象です。

『なぜオ・スジェなのか』は、ストーリー自体は韓国ドラマの鉄板構成でした。

復讐、恋愛、再会、権力闘争、多くの作品で見られる展開を踏襲しています。

しかし、その「分かっている安心感」こそが韓ドラの魅力でもあります。

結末が読めても、キャストの演技や演出がそれを超えてくる。

本作はまさにそんな、ワンパターンの中でも完成度を極めたドラマと言えるでしょう。

こちらのようなレビューもあがっていました。

The!韓ドラて感じのドラマ
悪くはないんだけど
めちゃくちゃ長く感じた

ただ最後悪役があーなるパターンが
好きじゃないんだよな

あと最後のジェイのシーンいる?
あの時のオスジェ役の女優さんの演技が苦手だった

引用:レビューサイトfilmarks

ザ韓ドラなドラマ。
途中少し中弛みしたけど、最後スッキリ。
ホジュノはこういう役ピカイチですね。
イニョプが、青春MTでチャンウクにキスシーンの相談してたのを思い出したw

引用:レビューサイトfilmarks

まとめ

この3作は、予測可能ゆえの安心感と韓ドラらしい熱いドラマチックさが融合した名作揃い。

先読みしながらも最後まで夢中になれるから、まったり観るのにぴったりです。

あなたもパターンにハマって、ほっこりしちゃってくださいね!