【韓国ドラマ】低視聴率で静かに消えた3作!なぜかめっちゃハマった!
話題作の陰に隠れて、静かに終わってしまったドラマってありますよね。
数字は伸びなかったけれど、内容はしっかりしていて見応え十分。
そんな惜しまれながら消えた良作に出会うと、ちょっと得した気分になりませんか?
今回は、視聴率は低かったけれど心に残る、知る人ぞ知る韓国ドラマを3作品ご紹介します。
【韓国ドラマ】低視聴率で静かに消えた3作!
①組み立て式家族~僕らの恋の在処~

あらすじ
韓国ドラマ「組み立て式家族~僕らの恋の在処~」は、海辺の港町ヘドンを舞台に、血のつながりのない5人が家族のような絆を築き、10年後の再会を通じて過去の傷と向き合うヒューマンドラマです。
全16話で、家族愛と切ない恋愛が交錯する感動的なストーリー展開が魅力です。
出会いと家族の形成
妻を早くに亡くしたうどん屋店主ユン・ジョンジェ(チェ・ウォニョン)は、4歳の娘ユン・ジュウォンを連れて妻の故郷で暮らしています。
お見合いで出会った相手の息子カン・ヘジュンを引き取り、我が子のように育てます。
また、上階に住む母親に捨てられた少年キム・サナとその父キム・テウクも家族のように迎え入れ、5人で10年間を共に過ごします。
それぞれが心の傷を抱えながらも、日常の食卓を通じて絆を深めていきます。
10年後の再会
成長したキム・サナ(ファン・イニョプ)は医者となり、10年ぶりに兄妹であるヘジュン(ペ・ヒョンソン)とジュウォンの前に現れます。
血縁のない彼らがなぜ離れ離れになったのか、過去の出会いの経緯がフラッシュバックで明かされます。
サナは母親に拒絶された過去、ヘジュンは実母に置き去りにされたトラウマを抱え、家族の温もりが癒しの鍵となります。
恋愛と葛藤の展開
サナとジュウォンの間で芽生える恋愛模様が物語の軸となり、10年越しの「好き」という告白が感動を呼んでいます。
一方、ヘジュンは養父ジョンジェへの恩返しを願い、自身の出自に悩みながら成長。
サナとヘジュンの対立や、母親たちとの再会が家族の絆を試します。
最終的に、3組のカップルが互いの想いを伝え、新たな家族の形を完成させます。
韓国ドラマ「組み立て式家族~僕らの恋の在処~」は、低視聴率で静かに幕を閉じました。
しかし、派手な派手さはありませんが、心に残る良作としてファンの間で静かな支持を集めています。
低視聴率の背景
韓国ドラマ「組み立て式家族~僕らの恋の在処~」は、韓国国内で低視聴率を記録しました。
全16話の平均視聴率は約2.8%で、最高でも最終回の3.7%にとどまりました。
各話の全国視聴率は2.0%~3.7%の範囲で推移し、第3話の2.0%が最低、第16話の3.672%が最高でした。
水木ドラマ枠で放送されたため、競合作品の影響も受けたとみられます。
話題性に比べて数字が低く出た典型例です。
ターゲット層が10~20代中心で、家族愛や青春ロマンスの穏やかな内容が同時間帯の派手なドラマに埋もれました。
それでもSNSやYouTubeで反響があり、Netflixでは1位を獲得するなど海外人気は高く、Filmarks平均4.3点の好評価を得ています。
静かな支持の背景
アジア6カ国でOTTランキング上位入りし、日本でもU-NEXT独占配信で支持を集めました。
良作たる魅力
5人の心の傷が食卓を通じて癒される過程は、リアルで感動的です。
ファン・イニョプ演じるキム・サナの成長や、切ない恋模様が光ります。
10年後の再会シーンは涙を誘い、日常の温かさが本物の良さを物語っています。
おすすめの理由
低視聴率作ながら、再視聴したくなる深みがあります。
静かな感動を求める方にぴったりです。
それに学生に戻ったような気分になれますよ。
②遊んでくれる彼女

『遊んでくれる彼女』は、元ヤクザのボスがキッズクリエイターの女性と出会い、初恋に落ちるラブコメディドラマです。
主要人物
- ソ・ジファン(オム・テグ): 元ヤクザのトップで、現在はソーセージ会社の社長。過去の問題ある元組員を雇用し、正しく生きている。恋愛未経験でシャイ。
- コ・ウナ(ハン・ソンファ): 30歳のキッズ動画クリエイター「ミニお姉さん」。明るく無邪気だが、再生数が伸び悩む。子供時代に孤独でヤクザにトラウマあり。
- その他の人物: ウナの親友ク・ミホネ(ヘアサロン経営)、ジファンの元組員たち、ウナの幼馴染ヒョヌ(検事)らが登場し、サブストーリーを展開。
韓国ドラマ「遊んでくれる彼女」は、2024年に放送された全16話のラブコメディです。
元ヤクザのボスとキッズクリエイターの女性が織りなす心温まる恋物語ですが、視聴率は低迷し、話題に上らず静かに終了しました。
魅力的なストーリーとキャラクター
元ヤクザのソ・ジファン(オム・テグ)が、ナイトクラブでのトラブルで出会ったコ・ウナ(ハン・ソンファ)と再会します。
一目惚れから同居生活が始まり、元組員たちとのドタバタや過去のトラウマを乗り越える展開が微笑ましいです。
ジファンのシャイな恋愛未経験ぶりと、ウナの明るい無邪気さが絶妙にマッチしています。
派手なアクションやドロドロの陰謀はなく、日常のささやかな癒しと成長に焦点を当てています。
低視聴率の理由と見逃せない理由
韓国ドラマ『遊んでくれる彼女』は低視聴率で推移し、静かに終了しました。
全16話の全国視聴率は平均約2.5%で、最高でも3.003%(第10話)と、他の人気作に比べて低迷しています。
華やかなOSTや大規模プロモが少なく、同時期のヒット作に埋もれた印象です。
また、Netflixでの配信ではなかったことも大きいでしょう。
ウナの再生数低迷の設定が、メタ的にドラマの運命を象徴するようで皮肉ですね。
それでも演技派オム・テグとハン・ソンファのケミが光り、ヤクザ一家の家族感が新鮮。
低予算ながら心に残る良作で、Netflixで配信されたら大ヒットするだろうなって思います。
視聴率詳細
各話の視聴率は以下の通りです。
初回から一貫して2〜3%台で、ランキングでも8位前後にとどまりました。
| 話数 | 全国視聴率(%) |
|---|---|
| 第1話 | 2.297 |
| 第2話 | 2.185 |
| 第3話 | 1.852 |
| 第4話 | 2.284 |
| 第5話 | 2.351 |
| 第6話 | 2.626 |
| 第7話 | 2.488 |
| 第8話 | 2.759 |
| 第9話 | 2.625 |
| 第10話 | 3.003 |
| 第11話 | 2.863 |
| 第12話 | 2.710 |
| 第13話 | 2.640 |
| 第14話 | 2.322 |
| 第15話 | 2.813 |
| 第16話 | 2.939 |
同時期のヒットドラマ(例: 10%超え作品)に埋もれ、話題性はストリーミングで高かったものの地上波視聴率は振るいませんでした。
それでもSNSレビューでは高評価が多く、隠れた良作として再注目されています。
同時期の主なヒット作
- 涙の女王 (tvN): 最高24.9%で2024年最高視聴率。キム・スヒョンとキム・ジウォンのラブストーリーが大ブーム。
- 夜に咲く花 (MBC): 最高18.4%。復讐劇にコメディを交えた痛快作で金土ドラマ歴代1位。
- グッド・パートナー (SBS): 最高17.7%。離婚弁護士のリアルな物語が共感を呼び、安定高視聴率。
静かに終わりましたが、オム・テグの新しい一面が観れて面白いですよ。
③私のヘリへ~惹かれゆく愛の扉~

解離性同一性障害を抱えるアナウンサー・チュ・ウノの二重生活が軸で、別人格「ヘリ」の純粋な恋と元恋人ヒョノとの複雑な絆が交錯する本作。
韓国ドラマ界で一時話題になりましたが、視聴率2%前後でひっそりと終了したイメージがあります。
派手な宣伝や大ヒットとは無縁でした。
しかし、心の闇と愛の再生を丁寧に描いた隠れた名作として、じっくり見るととても面白いドラマです。
派手な復讐劇やファンタジーとは違い、現実的な心の傷(妹の失踪トラウマ)と向き合う過程が中心で、万人受けしにくいテーマだったことが一因かな?
同期アナとの微妙な三角関係もリアルですが、爆発的な盛り上がりがないことも低視聴率の原因でしょう。
それでも後半の癒し展開は、日常のストレスを抱える視聴者に寄り添う優しさがあります。
シン・ヘソンのウノ/ヘリ二役の繊細な演技が、無言の表情だけで感情を伝え、静かな感動を与えてくれますよ。
視聴率の詳細
全12話の平均視聴率は約2.8%で、最高視聴率は第10話の3.6%(全国基準)でした。
最終回(第12話)は3.3%、前話(第11話)は3.1%と微増しましたが、全体的に2~3%台で推移し、韓国ドラマの主流作品に比べて低調でした。
当初16話予定が視聴率低迷で12話に短縮されたとされています。
それでもシン・ヘソンの演技が話題となり、U-NEXTなどで配信されファンを獲得しました。
おすすめポイント
- 心理描写の精度: 人格交代の混乱を日常シーンで自然に表現し、リアリティがあります。
- 恋愛のコントラスト: ヘリの健全なロマンス vs ウノの葛藤愛が、愛の本質を問いかけます。
- 静かな余韻: 低予算感はありますが、感情の積み重ねが最終回の統合に繋がり、カタルシスが抜群です。
低視聴率で埋もれましたが、良質なラブストーリーを求める人にぴったりです。
まとめ
派手さはなくても、静かに心をつかむドラマって確かにありますよね。
低視聴率=つまらないではなく、届ける層に深く刺さった作品こそ名作の証かもしれません。
疲れたときにこそ、こういう穏やかな良作をじっくり味わってみてください。








