Netflix【韓国ドラマ】期待外れランキングTOP10!超辛口レビュー!
話題作の多いNetflix韓国ドラマ。
しかし、すべてが心に残る名作とは限りません。
配信前からワクワクして待ってたけどいざ見てみると「え、こんな感じ?」と肩透かしを食らった経験はだれしもあることでしょう。
今回は、演出・ストーリー・キャストの期待値が高かったにもかかわらず、賛否が分かれた3作品『魔法のランプにお願い』『サムバディ』『終末のフール』をピックアップしました。
なぜ残念に感じられたのか、そしてどんな点に惜しさがあったのかを振り返ります。
※このページはあくまでも個人の感想です。
楽しくドラマをご覧になっている方に水を差すつもりはございませんが、もしもそんな感じになってしまった場合はお許しください。
【韓国ドラマ】期待外れだったランキングTOP10!
第10位 『セレブリティ』

Netflix韓国ドラマ『セレブリティ』は、まるでフォロワー至上主義ドラマの見本市。
主人公ソ・アリ(パク・ギュヨン)が一般人から一瞬でインフルエンサーにのし上がるのですが、そのスピード感がもはやファンタジーの域です。
努力も戦略もなしにSNSの女王?
考えられません。
恋の相手ハン・ジュンギョン(カン・ミンヒョク)はイケメンで優しいだけの男性。
なぜ惹かれたのか、脚本家にも本人にも聞いてみたいくらいです。
敵役の弁護士ユン・シヒョン(イ・チョンア)は悪役ポジションのわりに何をしたかったのかよくわかりません。
映像も俳優も美しいのに、物語が浅くて心が動かないドラマでした。
SNS社会の闇を描くどころか、ただの「セレブ自慢」になってしまったのが残念。
このドラマを最後まで観た自分を褒めてあげたくなりました。
※あくまでも個人の感想です。
第9位 『サムバディ』

第9位の『サムバディ』、これはもう「理解することを諦めた人が勝ち」なドラマです。
マッチングアプリをめぐるサイコスリラーだと聞いてワクワクして再生したのに脳内は「???」でいっぱい。
主人公ソム(カン・ヘリム)は天才プログラマーのはずが、恋なのか狂気なのか分からない行動ばかりです。
相手のユノ(キム・ヨングァン)はイケメン筋肉代表なのに、変なメガネと髪型に。
殺人が連発しても警察(ギウン役:キム・ヨンジ)は全然動きません。
唯一の癒しは巫堂ムドク(キム・スヨン)の舞う姿でした。
映像美と俳優力は満点でしたが筆者には今一つ理解できなかったドラマです。
※あくまでも個人の感想です。
第8位 『あなたが殺した』

第8位は『あなたが殺した』。
タイトルのインパクトは最高でした。
童話作家のチョ・ヒス(イ・ユミ)と、友人のチョ・ウンス(チョン・ソニ)がDV夫ノ・ジンピョ(チャン・スンジョ)を殺害するサスペンス。
……のはずが、あまりに胸糞悪いDV描写で混乱します。
しかもヒスが泣いてばかりで、猫の命より夫に怯える姿にはイライラ。
ウンスの無謀さも度を越していて、「全員で不幸になる選手権」をやってるのかと疑うレベルです。
助けてくれる社長チン・ソベク(イ・ムセン)だけが常識人でほっとします。
演技派が集結しているのに、主役2人の感情の整理が浅く、シリアスな場面で緊張感が伝わってこないのが致命的でした。
『ナオミとカナコ』の韓国リメイクとして期待していた分、悲しみも倍増。
メンタルも身体も元気な時に観ても、疲労感が残るドラマだと言えます。
※あくまでも個人の感想です。
第7位 『エージェントなお仕事』

芸能事務所「メソッド・エンターテイメント」で働くマ理事(イ・ソジン)、チーム長ジェイン(クァク・ソニョン)、新人ヒョンジュ(ソ・ヒョヌ)、代表ワン(ノ・サンヒョン)。
キャストは豪華なのに、なぜか誰ひとり好きになれません。
ヒョンジュは父が恋しいのはわかるけど、父の会社に入社するという選択肢が普通はない。
マ理事に至っては浮気だらけで秘密バレ放題!もはやコントです。
ワン代表も伝説のマネージャー設定のわりにだんだんイメージが壊れる。
芸能界の裏側を描かれるシーンを楽しみにしていたのに、フタを開ければドロドロ人間関係と自己中トラブルのオンパレード。
仕事ドラマの緊張感もゼロ。
カメオ俳優の登場だけが唯一の救いで、正直それ目当てで見続けた人が多いのでは?
最終話の唐突すぎる終わり方には「え、打ち切り?」と思ってしまいました。
期待してた「華麗なるエージェント物語」はどこへやら。
豪華キャストの無駄遣いだったように感じます。
※あくまでも個人の感想です。
第6位 『ペーパーハウス・コリア』

『ペーパーハウス・コリア』は、南北統一後の朝鮮半島を舞台に、統一通貨を巡る壮大な強盗劇。
設定は面白いしスケール感も抜群!
しかし、全体的に「俺たち、かっこいいだろ?」の自己アピールがくどい!
とにかく演出もセリフも濃厚すぎて、観てるうちに胸焼けしそうでした。
教授(ユ・ジテ)は天才犯罪者らしいけど、もう少しスマートに語ってくれたら自然と「おお、教授すごい!」って思えたのに、自分で「俺すごいんだよ」って言ってる感が否めません。
ベルリン(パク・ヘス)は唯一無二の存在感。
威圧感と哀愁のバランスが絶妙で、「やっぱりこの俳優はすごいな」と思いました。
でも脚本のせいか、せっかくの緊張感が途中で削がれていきます。
全体がオリジナル『ペーパーハウス』の模倣に寄りすぎて、韓国版の必然性が薄い。
演出もキャストも悪くないのに、最後まで本家の影がちらついてしまったのが最大の残念ポイント。
韓国らしい骨太なドラマ性を期待していただけに、可もなく不可もなく…。
いや、ちょっと期待外れでした。
唯一の救いはベルリンの圧倒的カリスマ。
あれがなければ、視聴途中で離脱していたかもしれません。
※あくまでも個人の感想です。
第5位 『The 8Show』

第5位は、あの話題作『The 8 Show』。
リュ・ジュンヨル演じるジンスを中心に、8階建ての謎のビルに閉じ込められた8人が、お金を稼ぐために奇妙なショーに参加するという設定。
内容だけ聞けば、まるで『イカゲーム』のエンタメ系サバイバル版みたいで期待して開封しました。
でも、実際に見てみるとただのストレス蓄積ドラマ。
チョン・ウヒ演じるセラが泣いても、パク・ジョンミン演じるフィリップが叫んでも、こちらはイライラ。
特に6階のトイレ事情。
演技陣は豪華で、パク・ヘジュンやイ・ジュヨン、ムン・ジョンヒなど実力派がきっちり仕事をしているのに、脚本が視聴者の神経を逆なでする展開にもっていこうとします。
誰もまともじゃないし、みんな欲にまみれてて、誰にも共感出来ません。
「社会風刺」と言う言葉で片づけるには、あまりにも人間の嫌な部分を押しつけられすぎです。
期待していたスリルとカタルシスはどこへ行ったのやら。
あれもこれも「イカゲーム感」が強すぎて、なんだか妙に既視感のある地獄でした。
※あくまでも個人の感想です。
第4位 『魔法のランプにお願い』

第4位は『魔法のランプにお願い』(Netflix)。
予告を見た時は、「キム・ウビンが魔法の精霊ジーニーなんて最高じゃん!」と期待値マックスでした。
でも、いざ見始めてたら、あれよあれよという間に「なんだこれ?」なんて思いました。
封印から千年ぶりに現れたジーニー(キム・ウビン)の存在感はさすがなのに、相手役のガヨン(ペ・スジ)がとにかく無表情。
祖母のルールに従って感情を押し殺して生きるキャラ設定とはいえ、ここまで淡々とされると好きになれません。
それに、前半はまだ「サイコパス×ランプの精霊」という妙な組み合わせが面白くて「これからどうなるんだろう?」なんてワクワクしていました。
しかし、中盤以降はカオスの極み。
タイムスリップに天使や悪魔、神に戦争、果ては高麗時代まで…と、ストーリーがどこへ飛ぶのかまったく読めず。
これじゃあ視聴者は願いを叶えるどころか、話についていくことすら不可能です。
私の願いは「話数を半分に減らして!」でした。
とはいえ、映像美とCGは見応えあり。
ノ・サンヒョンやアン・ウンジンの演技も安定していて、そこだけは救いです。
でもやっぱりペ・スジだけ、別ドラマに出演中みたいで、全体の空気がチグハグ。
キム・ウビンの熱演がもったいない一作でした。
※あくまでも個人の感想です。
第3位 『終末のフール』

『終末のフール』(第3位)は、「地球滅亡まで200日!」という壮大なテーマなのに、なぜこんなに眠くなるのでしょうか?
正直、終末が来る前にこちらの集中力が尽きました。
元家庭科教師のセギョン(アン・ウンジン)が子どもたちを守ろうと奮闘する姿は確かに美しいです。
でも問題は、物語もテンポも穏やかすぎる点。
ユ・アイン演じるハユンの登場シーンも薬物騒動の影響でカットされたとかで、存在感が薄めでした。
ポスターから名前が消えたのもなんだか切なかったですね。
そして、なにより「隕石は、いつ落ちるの?」。
まさかの隕石ドッキリ。
原作・伊坂幸太郎の哲学的で風刺の効いた空気感を期待していた視聴者もいたと思います。
しかし、ただの淡白なヒューマンドラマに仕上がってしまったのが残念すぎました。
映像美だけはNetflixクオリティでオシャレでしたよね。
観終わったあと、「何を伝えたかったの?」という問いだけが残りました。
※あくまでも個人の感想です。
第2位 『ソウルから大企業に通うキム部長の物語』

期待を大きく裏切ってくれたのが、リュ・スンリョンさん演じるキム・ナクス部長(リュ・スンリョン)が主人公の『ソウルから大企業に通うキム部長の物語』。
タイトルだけ見て「社会派ヒューマンドラマの傑作か!?」と胸を躍らせました。
実際は出世街道から転落していく中年男性の迷走劇を延々と見せられる2倍速案件でした。
ナクスの部長としての能力はどこへ置き忘れてきたのか、大企業の部長にしては驚くほどポンコツ。
詐欺に遭うわ、転職失敗するわ、家族にも呆れられるわで、見ていてこちらがすまないと謝りたくなるほど。
妻のソ・ジョンイ(ミョン・セビン)は聖母モード全開でひたすら我慢、息子のキム・スギョム(チャ・ガンユン)もなぜか謎の恋愛スイッチを入れて迷走。
全員ちょっとずつ残念で、正直「誰を応援すればいいの?」と戸惑います。
とくに妹夫婦のユ・スンモク&イ・ソファンは、登場するたびにイラっとさせてくれました。
唯一の救いどころは、ナクスが最終的に家族の大切さに気づくところ。
…なのですが、そこにたどり着くまでの道のりが長い長い。
視聴者の忍耐力テストかな?と思うほどです。
リュ・スンリョンさんの名演が無駄遣いされてるもったいない作品でした。
※あくまでも個人の感想です。
第1位 『CASHERO』

『CASHERO』は、「お金の額で超能力が決まる」という斬新すぎる設定で話題を呼びました。
実際に見てみると不況真っただ中の日本人には胃が痛くなるドラマだったのです。
節約、節約で毎日過ごしている私たちの目の前で主人公カン・サンウン(ジュノ)は数百万円をチャリンチャリンと小銭に変えていきます。
さらに、主人公カン・サンウン(ジュノ)は、平凡なサラリーマンなのに、やたらと世界を救おうとする割には考えが浅すぎる。
超能力の原理も曖昧で、力を使うたびにお金が減るという悲しみを、まったくシリアスに描けていないのが致命的です。
恋人のミンスク(キム・ヘジュン)との関係も「本当に好きなの?」「惰性で一緒にいるのでは?」と首をかしげるほど薄っぺらく、感情移入ゼロ。
しかもピンチのときに電話したり、敵が銃を持ってるのに使わなかったりと、脚本の都合が透けて見える展開にイライラが止まりません。
演出も妙に決め顔多めで痛々しく、ジュノのカリスマが全く活かされず。
せっかく予算かかってそうなのに、話が安っぽい。
超能力バトルものとして見ても、恋愛ドラマとして見ても中途半端で、唯一の超能力は「視聴者の忍耐力」だったかもしれません。
※あくまでも個人の感想です。
まとめ
今回は、Netflixで配信中の韓国ドラマの期待外れランキングTOP10を辛口で紹介しました。
もしも、推しのドラマをボロクソに書いてしまったのならすみません。
ただ、「そんな感想もあるんだな」なんて軽く流していただけると幸いです。
ドラマは観る人によってまったく感想は違ってきます。
また、同じ人でも1回目と2回目で環境や体調が違っただけでまったく違う感想になる場合もあります。
今回は期待外れだったドラマも次に見たら「あれ?おもしろいじゃん」と思うかもしれませんね。
この記事へのご感想やご意見はXで承ります。
X→かよよんちゃん






