韓国ドラマを見ていると、時折「キャストの魅力は素敵なのに、なぜかヒロインのキャラクターや雰囲気と俳優さんの持ち味が少しずれている気がする…」と違和感を覚えてしまうことはありませんか?

役柄と俳優の相性はドラマの没入感を左右する重要な要素です。

今回は、視聴者から「ミスキャストだったのでは?」という声が上がり、最後までその違和感が拭えなかった作品を厳選してご紹介します。

第3位『星がウワサするから』コン・ヒョジン

第3位は、イ・ミンホとコン・ヒョジンが主演を務めた『星がウワサするから』です。

コン・ヒョジンが演じるのは、宇宙ステーションで働く宇宙飛行士のイブ・キム。

冷静で責任感が強く、命に関わる極限状態でも的確に判断するリーダー的な女性です。

コン・ヒョジンといえば、『主君の太陽』『椿の花咲く頃』『嫉妬の化身~恋の嵐は接近中!~』など、自然体なのにどこかクセのあるヒロインを魅力的に見せてきた女優。

個人的にも、決して苦手な女優ではありません。

ただ、『星がウワサするから』のイブ役だけは、最後まで少し違和感が残りました。

特に気になったのが、イ・ミンホ演じるコン・リョンとのラブラインです。

宇宙という非日常的な舞台で、正反対の2人が惹かれていくという設定自体は面白いのですが、2人が恋愛関係へ近づいていくほど「この2人、本当に恋に落ちるのかな?」という感覚がなかなか消えませんでした。

コン・ヒョジンは生活感のある役や、少し不器用で人間臭い女性を演じたときにものすごく魅力が出る女優だと思います。

そのため、宇宙飛行士という専門性の高い役柄に加えて、大型ロマンスのヒロインという今回の設定では、これまで感じていた彼女の魅力が少し薄く見えてしまいました。

もちろん、これは演技が下手という意味ではありません。

むしろ緊迫した宇宙ステーションで冷静に指示を出す場面や、仲間の命を背負うイブの責任感はしっかり伝わってきます。

恋愛パートよりも、宇宙飛行士として仕事に向き合っている場面のほうが、個人的にはずっとかっこよく見えました。

ヒロイン役としては最後までしっくりこなかったものの、難しい設定の中でもイブという人物を芯のある女性として成立させていたのは、やはりコン・ヒョジンの演技力。

別の作品では何度も好きになっている女優だからこそ、「今回は役との相性だったのかも」と感じた作品でした。

第2位『トキメキ☆成均館スキャンダル』パク・ミニョン

第2位は、『トキメキ☆成均館スキャンダル』のパク・ミニョンです。

パク・ミニョンが演じるキム・ユニは、亡くなった父に代わって母と病気の弟を支えるため、男装して働いている女性。

さらに弟の名前「キム・ユンシク」を使い、女子禁制の名門校・成均館へ入学することになります。

このドラマで個人的にずっと気になってしまったのが、「これで男性だと通すのはさすがに無理があるのでは?」というところでした。

パク・ミニョンは顔立ちがとても華やかで、男装していても女性らしさが隠しきれていません。

もちろん男装ドラマなので、視聴者はユニが女性だと分かったうえで楽しむ作品です。

それでも、男性ばかりが生活する成均館で長い間正体がばれない設定には、最後まで少し違和感が残りました。

特にソンジュン、ヨンハ、ジェシンと並んでいる場面では、ユニだけ明らかに雰囲気が違って見えてしまいます。

しかもソンジュンは、ユニが女性だと知らない段階から彼女に惹かれていきます。

実際に第11話ではユニへの気持ちを抑えられなくなり、第16話になってようやくユニが女性だったことを知る展開です。

この恋のすれ違いこそ作品の大きな見どころなのですが、「そもそも最初から女性にしか見えない」という気持ちがあると、少し物語に入り込みにくかった。

ただ、キム・ユニというヒロインそのものはとても魅力的です。

貧しい状況でも学ぶことを諦めず、男性しか入れない世界へ飛び込み、自分の力で道を切り開いていく姿には芯の強さがあります。

そして何より、パク・ミニョンの明るさと華やかさがあったからこそ、ソンジュン、ヨンハ、ジェシンとの青春物語がここまで楽しく見られたのも確かです。

男装の説得力には最後まで少し違和感が残ったものの、キム・ユニを応援したくなるヒロインにしたのは、パク・ミニョンの大きな魅力だったと思います。

第1位『イルタ・スキャンダル ~恋は特訓コースで~』チョン・ドヨン

第1位は、『イルタ・スキャンダル ~恋は特訓コースで~』のチョン・ドヨンです。

チョン・ドヨンが演じるナム・ヘンソンは、元ハンドボール国家代表選手で、現在は惣菜店を営みながら高校生の姪ヘイを育てている女性。

そんなヘンソンが、チョン・ギョンホ演じる人気数学講師チェ・チヨルと出会い、少しずつ距離を縮めていきます。

このドラマは好きなのですが、最初に観たときから最後まで気になってしまったのが、チョン・ドヨンがラブコメのヒロインとして合っていないように感じたことでした。

チョン・ドヨンとチョン・ギョンホは実際に11歳差があり、2人が並んだときに恋愛相手というより、叔母と甥くらい。

もちろん年齢差のある恋愛自体はよくあるので大丈夫です。

ただ、ヘンソンは高校生の姪を育てているとはいえ、姪の母親ではなく叔母。

過去の出来事から考えると比較的若い頃からヘイを育ててきたことになるため、ドラマの設定とチョン・ドヨンの落ち着いた雰囲気にも少しズレを感じました。

そして何より、チヨルとのラブラインが本格的に動き始めてから、その違和感がさらに大きくなりました。

チョン・ギョンホは恋をすると一気にかわいらしくなるチヨルを演じていて、嫉妬したり、ヘンソンの前で調子を崩したりする姿がとても面白いです。

だからこそ、相手役にも同じくらいラブコメらしい軽さがあったら、もっと2人の恋に入り込めたのではないかなと思ってしまいます。

ただ、チョン・ドヨンの演技そのものにはさすがだと思わされる場面がたくさんありました。

自分の人生より家族を優先してきたヘンソンのたくましさや、ヘイを守ろうとする姿、弟ジェウを自然に支えている姿には説得力を感じます。

明るく豪快に見えて、実は誰よりも家族思い。

そんなヘンソンという人物に人間味を持たせていたのは、チョン・ドヨンの演技力があったからこそでしょう。

ラブコメのヒロインとしては最後まで少し違和感が残ったものの、母親代わりとして家族を支えるヘンソン役として見ると、本当に魅力的でした。

もしお時間があれば、感想などもぜひ聞かせてください。

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