後回しにしていたけれど、実際に見たらめちゃくちゃ面白かったってことはありませんか?

そこで、今回はタイトルやあらすじをみただけで「あ、これ系ね!」と後回しにしていたけど、実際に見たらめちゃくちゃ面白かったドラマBEST3をご紹介します。

第3位『ボスを守れ』

タイトルとあらすじを見たときは、「財閥御曹司と秘書の王道ラブコメね」と思って、ずっと後回しにしていた『ボスを守れ』。

序盤のジホン(チソン)は、仕事はできない、わがまま、すぐ感情的になるという、なかなか手のかかる御曹司。

そんなジホンの秘書になるのが、元不良という異色の経歴を持つウンソル(チェ・ガンヒ)です。

最初は、問題だらけの上司を気の強い秘書が立て直すだけのお話で、退屈。

チソンのヘアスタイルも気に入らないし、ウンソルがなんかうっとおしい。

ところが、第6話あたりから一気に雰囲気が変わります。

ジホンがウンソルを単なる秘書としてではなく、ひとりの女性として意識し始めることで、急にキュンとする場面が増えてきます。

それまで子どもっぽくて面倒だったジホンが、ウンソルの前では嫉妬したり、不器用に気持ちを表したりする姿がとにかくかわいい。

さらに、ジェジュン演じるいとこのムウォンまでウンソルに惹かれていき、恋愛模様も一気に加速します。

御曹司2人に取り合われるという王道展開なのに、男性同士のやり取りまでコミカルなので、重たくなりすぎないのも魅力。

財閥家の争いや仕事の問題も絡んできますが、ドロドロ一辺倒ではなく、笑えるシーンが多めです。

「あ、これ系ね」と軽く見ていたのに、第6話を境にまさかの爆発。

ジホンのかわいさとウンソルとの掛け合いがクセになり、気づけば次の話、そのまた次の話へ。

序盤で止めてしまうのは、もったいない作品です。

第2位『離婚弁護士シン・ソンハン』

タイトルを見たときは、「離婚案件を扱う弁護士ドラマか。ちょっと重そうだな」と思って、しばらく後回しにしていた『離婚弁護士シン・ソンハン』。

ところが実際に観てみると、想像していた法廷ドラマとは違いました。

主人公のシン・ソンハン(チョ・スンウ)は、もともとドイツでピアニストとして活動していたという異色の経歴を持つ離婚専門弁護士。

一見すると淡々としていてつかみどころがないのですが、依頼人の話をじっくり聞き、表面だけでは見えない事情まで拾い上げていきます。

扱われるのは不倫や親権、夫婦間のすれ違いなど、決して軽いテーマばかりではありません。

それでも、このドラマが重くなりすぎない最大の理由が、ソンハンと親友2人の存在です。

不動産会社を営むチャン・ヒョングン(キム・ソンギュン)と、チョ・ジョンシク(チョン・ムンソン)を加えた40代男3人のやり取りが、とにかくおもしろい。

真剣な離婚相談の直後なのに、3人が集まると急にどうでもいいことで言い合いになったり、食事をしながらくだらない話で盛り上がったり。

この友情パートが絶妙に挟まるので、シリアスな案件が続いても疲れません。

しかも、ただ離婚を成立させれば終わりという話ではなく、「この人にとって本当に必要な結末は何なのか」をソンハンが考えていくところも見どころ。

依頼人それぞれに事情があり、最初は一方が悪く見えていたのに、話が進むにつれて印象が変わるケースもあります。

さらに物語が進むと、なぜソンハンがピアニストを辞めて離婚弁護士になったのかという過去も少しずつ見えてきます。

ここから単なる1話完結の弁護士ドラマではなく、ソンハン自身の物語としても気になってくるんです。

タイトルだけではかなり地味に見えるのに、観始めると人間ドラマ、友情、家族の問題がちょうどいいバランスで絡み合う作品。

「離婚弁護士の話ね」と決めつけて後回しにしていたのがもったいなかったと思えるドラマです。

第1位『トリガー』

タイトルとあらすじを見た段階では、「銃をめぐる犯罪アクションね」と思って、完全に後回しにしていた『トリガー』。

銃器の所持が厳しく規制されている韓国に、ある日突然、大量の違法銃器が出回り始めるという物語です。

この設定だけを見ると、銃撃戦が続くハードなアクションドラマを想像してしまいます。

ところが、実際に観てみると全然それだけではありません。

主人公のイ・ド(キム・ナムギル)は、次々と起こる銃犯罪を追う警察官。

そして事件を追う中で出会うのが、キム・ヨングァン演じる謎めいたムン・ベクです。

最初は「誰が銃をばらまいているのか」という黒幕探しが中心なのかと思っていたのですが、このドラマのおもしろさは、「なぜ普通の人が銃の引き金を引いてしまうのか」という部分にあります。

学校、職場、家庭などで追い詰められていた人の前に、突然銃が置かれる。

今までなら怒りや恨みを抱えながらも耐えるしかなかった人が、簡単に誰かを傷つけられる力を手にしてしまいます。

だから銃撃シーン以上に怖いのが、銃を持った人たちの背景。

「この人が特別おかしいから事件を起こした」という単純な話ではなく、追い詰められていく過程を見せられるので、観ている側もどんどん苦しくなってきます。

そしてイ・ド自身も、ただ犯人を捕まえるだけではなく、銃を向ける相手に対しても、最後まで引き金を引かせないようにしようとする姿が印象的。

一方のムン・ベクは、イ・ドとはまったく違う考え方で銃と向き合っているため、この2人の関係が進むほど物語のおもしろさも増していきます。

さらに終盤になると、銃は一部の犯罪者だけの問題ではなくなり、韓国社会全体を揺るがす事態へと拡大。

第9話では、新たな人々へ銃が渡り、国中に恐怖が広がっていく展開に。

「銃社会になった韓国」になったとき人間はどうするのかまで描いているのが、このドラマのすごいところ。

タイトルを見て「また銃撃アクションか」と決めつけていたのを後悔しました。

アクションより、人間の弱さや怒り、社会への不満を描いたヒューマンドラマとしておもしろい作品です。