「最初から最後までおもしろかった」と思える韓国ドラマって、意外と少ないですよね。

序盤は最高でも途中で失速したり、ラストだけ惜しかったりする作品もある中で、今回はテンポ、キャスト、ストーリーのまとまりまで含めて「完成度が高い」と感じた韓国ドラマを3作品厳選しました。

第2弾では、今まさに話題の新作から、何度見ても楽しめる王道ラブコメまで紹介します。

第3位『恋は命がけ』

第3位は、パク・ウンビンとヤン・セジョン主演の『恋は命がけ』です。

幽霊が見える財閥令嬢と将来有望な検事が、互いの手に触れることで特別な力を得られると気づき、殺人事件の解決に挑んでいくラブコメディです。

ラブコメ、ファンタジー、ミステリーといろいろな要素が入っていますが、ごちゃごちゃした印象にならないのがこのドラマのいいところ。

事件パートではしっかり緊張感があり、その合間にヨリと検事のやり取りで笑わせてくれるので、テンポよく見られます。

そして何より、ヤン・セジョンのラブコメ演技が本当にいい。

検事として真剣な表情を見せていたかと思えば、ヨリに振り回された途端に困った顔やムキになる表情を見せる。

そのギャップが自然で、かっこいいだけではない魅力が生かされています。

パク・ウンビンとの掛け合いもテンポがよく、2人が触れ合うことで特別な力が発揮されるという設定も、恋愛パートにうまく絡んでいる。

そして、パク・ウンビンのコメディ演技も本当に上手。

少しクセのあるヒロインなのに嫌味がなく、コミカルな場面では思い切り振り切りながら、シリアスな場面になると一気に空気を変えてきます。

ヤン・セジョンとパク・ウンビン、どちらか一方ではなく、2人のケミも、この作品の完成度の高さにつながっているのでしょうね。

『恋は命がけ』は全12話。

2026年8月21日現在は第10話まで配信されており、第11話は8月22日、最終回となる第12話は8月23日に配信予定です。

まだ最終回前なので、ラストまで含めて「完成度が高い」と断言するには少し早いところ。

それでも現時点では、ストーリーのテンポ、事件と恋愛のバランス、キャスト同士の掛け合いまで好調です。

このまま最後まで勢いを落とさず走り切ってくれたら、さらに上位に入れたくなる作品です。

第2位『ダイナマイト・キス』

第2位は、チャン・ギヨンとアン・ウンジン主演の『ダイナマイト・キス』です。

済州島で出会い、強烈なキスをきっかけに一気に惹かれ合ったコン・ジヒョク(チャン・ギヨン)とコ・ダリム(アン・ウンジン)。

ところが、その恋は突然終わり、2人は後に会社で上司と部下として再会します。

しかもダリムは就職するために「子持ちの既婚者」とウソをついているという、最初から波乱だらけの設定です。

王道のオフィスラブコメなのですが、このドラマはその王道をとことん楽しませてくれるのがいいんです。

最悪の出会い、御曹司、偽装、上司と部下、すれ違いと、韓ドラ好きなら何度も見てきたような要素が並んでいるのに、不思議と古く感じません。

チャン・ギヨンのコメディな演技もドラマを盛り上げています。

完璧そうに見えるジヒョクが、ダリムのことになると嫉妬したり、振り回されたり、感情を隠しきれなくなったりする。

序盤、海で波と戯れるダリムに見とれるデレデレの表情は絶妙で、クールな姿とのギャップにどんどんハマってしまいます。

一方、アン・ウンジンも負けていません。

生活のために必死でウソをつきながら働くダリムを、たくましくもかわいらしく演じています。

コメディでは思い切り笑わせるのに、家族の事情が絡む場面になると自然と応援したくなるヒロインです。

そんな2人のケミも高く評価され、チャン・ギヨンとアン・ウンジンは2025年SBS演技大賞でベストカップル賞を受賞しました。

全14話と少し長めですが、恋愛だけに引っ張りすぎず、職場や家族の話も絡みながら最後まで楽しませてくれます。

奇をてらった設定ではないのに、笑えて、キュンとして、次の話が気になる。

視聴者をどんどんドラマに引き込んでくれる、完成度の高さで、第2位に選びました。

第1位『社内お見合い』

第1位は、アン・ヒョソプとキム・セジョン主演の『社内お見合い』です。

友人の代わりにお見合いへ行ったシン・ハリ(キム・セジョン)。

ところが、相手は自分が勤める会社のCEOカン・テム(アン・ヒョソプ)でした。

正体を隠したまま始まる恋という、韓ドラではおなじみの王道設定ですが、とにかくテンポがいい。

Netflixも『社内お見合い』について、韓流ドラマのお約束が盛り込まれた軽快なラブコメディとして紹介しており、配信当時は58か国でNetflixの非英語シリーズTOP10入りを果たしました。

そして何より、アン・ヒョソプのラブコメ演技がめちゃくちゃおもしろい。

仕事では自信満々で隙のないCEOなのに、ハリを好きになってからは嫉妬したり、思い通りにならず焦ったりと、意外なほど感情が顔に出る。

完璧な御曹司のはずなのに、恋愛になると急にかわいく見えてくる。そのギャップがカン・テムの大きな魅力です。

キム・セジョンもコメディ演技が抜群。

お見合いを壊すために別人になりきる序盤から振り切っていますが、ハリ自身の明るさや一生懸命さが伝わってきます。

さらにチャ・ソンフン(キム・ミンギュ)とチン・ヨンソ(ソル・イナ)のサブカップルまで気になる。

筆者は、たまに「サブカップルの場面になったから早送り」なんてことをやらかします。

しかし、本作はそんなことが一切なく、サブカップルがどうなるのかもずーっと気になっていました。

全12話という長さもちょうどいいです。

正体を隠したお見合い、偽装恋愛、御曹司と平社員、社内恋愛と王道要素をこれでもかと詰め込んでいるのに、話を必要以上に引き延ばさない。

笑わせるところは笑わせて、キュンとするシーンも満載!

2022年のドラマですが、今見てもテンポの良さはまったく色あせません。

王道ラブコメをここまで気持ちよく最後まで走り切った作品は意外と少ないです。

第2弾の第1位は、やっぱり『社内お見合い』です。

X→かよよんちゃん