韓国ドラマを見ていると、「この悪役演技うますぎてめちゃくちゃ怖い」って思うことありませんか?

実は、普段は優しい役や主人公サイドで活躍している俳優が、悪役を演じると別人のように化けるケースがけっこうあります。

今回は、「まさかこの人が!?」と驚くほど悪役がハマっていた俳優3人をピックアップ!

ギャップにゾクッとする演技をぜひチェックしてみてください。

韓国ドラマ【意外!】悪役が上手い俳優3選!

①映画「非常事態宣言」:イム・シワン

あらすじ

  • 名前: イム・シワン( Yim Siwan / 任時完)
  • 生年月日: 1988年12月1日(36歳)
  • 出身地: ソウル特別市生まれ、6歳から釜山広域市育ち
  • 身長: 169-175cm(情報源により異なる)
  • 体重: 58kg(参考値)
  • 血液型: B型
  • 家族構成: 父、母、姉
  • 学歴:
    • 釜山ハクチン小学校
    • 釜山オムグン中学校
    • 釜山亀徳高等学校
    • 釜山大学機械工学科中退、東亜放送芸術大学芸能科中退
    • 又松情報大学実用音楽科
  • 所属・経歴: ZE:A(帝国の子供たち)の元メンバー(リードボーカル)、2010年デビュー。俳優として『太陽を抱く月』『ミセン~未生~』などで活躍
  • 特技: バイオリン、スキー、ルービックキューブ、水泳、英語、ランニング
  • 本名由来: 元々イム・ウンジェ、練習生時代に「白鳥(Swan)」にちなんで改名

「悪役」と聞いて、すぐにイム・シワンの顔を思い浮かべる人は多くないでしょう。

彼といえば、どちらかといえば穏やかで真面目な青年という印象が強い俳優ですよね。

ドラマ『ミセン-未生-』で見せた繊細で内省的な演技。

あの真っすぐで純粋な瞳を覚えている人も多いはずです。

しかし、2022年の韓国映画『非常宣言(비상선언)』で、彼はそんなイメージを完全に覆しました。

この作品でイム・シワンが演じるのは、航空機内でウイルステロを仕掛ける青年リュ・ジンソク。

見た目はどこにでもいそうな、端正で穏やかな青年ですが、その心の奥には想像を絶する狂気が潜んでいます。

彼が見せる笑顔の裏にある「何か企んでいるような不穏さ」は、まさに鳥肌もの。

登場からわずか数分で、その異様な空気に観客は完全に呑まれてしまうでしょう。

イム・シワンのゾッとするほど冷たい演技力

イム・シワンの恐ろしさは、決して派手な暴力や怒鳴り声で作られていません。

むしろ逆で、静かに、淡々とセリフを口にしながら相手の神経を逆撫でしていく。

その抑えた狂気が本当に怖い。

特に印象的なのは、機内で乗客たちを見つめるときのあの冷たい微笑にはゾクっとします。

そこに一切の悪意を感じさせないのに、なぜか冷や汗が出てしまいます。

こういう「感情を抑えた恐怖」を演じられる俳優は、そう多くありません。

イム・シワンの演技の幅の広さ、表情の繊細なコントロールには改めて驚かされますね。

優等生キャラの殻を破った瞬間

シワンと聞けば、ZE:Aとしてデビューした清純派アイドルです。

あるいは誠実なエリート社員というイメージを持つ人が大半でしょう。

だからこそ、『非常宣言』での彼の狂気に「まさかこの人が!?」と驚いた観客も多かったはずです。

彼のこれまでの代表作ドラマ『他人は地獄だ(ストレンジャーズ・フロム・ヘル)』を観た人なら、「悪役シワン」の片鱗をすでに感じていたかもしれませんが、『非常宣言』ではその繊細な悪の表現がよりリアルに、そして完成度高く描かれています。

アイドル出身俳優という枠を軽々と飛び越えた瞬間だったと言えるでしょう。

イム・シワンの悪役が魅力的な理由

彼が単なる「悪」ではなく、観る者を引き込む理由は、狂気の中にも人間らしさを感じさせる演技にあります。

リュ・ジンソクはただのテロ犯ではありません。

どこか孤独で、歪んだ正義感を抱えているようにも見える。

その曖昧さ、不気味さこそがイム・シワンの強みです。

完全に憎めない悪役、理解したくなってしまう悪役、そんな複雑な感情を呼び起こすところに、俳優としての深みを感じますね。

今後の悪役シワンにも期待大

『非常宣言』を経て、イム・シワンが悪役もできる俳優から、悪役を極めた俳優へと進化したのは間違いありません。

次にどんな作品で、どんな闇を見せてくれるのか。

彼の静かな狂気を、これからもスクリーンで見届けたいところです。

②リメンバー:ナムグン・ミン

ナムグン・ミンのプロフィール

  • 本名: ナムグン・ミン ( Namgoong Min)
  • 生年月日: 1978年3月12日 (47歳)
  • 出身地: 韓国
  • 身長: 177cm または 179cm
  • 体重: 70kg または 79kg
  • 血液型: B型
  • 学歴: 中央大学校機械工学科卒業
  • デビュー: 2002年、シットコム『大当たり家族』(SBS)
  • 軍歴: 2006年入隊、2008年10月17日除隊 (公益勤務)
  • 家族: 2男の長男、配偶者: チン・アルム
  • 趣味: スタークラフト、卓球、バスケットボール
  • 特技: インラインスケート
  • 主な受賞: KBS演技大賞人気賞(2005)、MBC放送芸能大賞ベストニュースター賞(2014)

韓国ドラマリメンバー(Remember)を観た人なら、彼の演技に圧倒されたのではないでしょうか。

主人公を追い込む冷酷非道な検事ナム・ギュマン、その狂気とカリスマを演じ切ったのが、ナムグン・ミンです。

もともとナムグン・ミンといえば、知的でスマートなイメージが強く、恋愛ドラマでも優しく穏やかなキャラクターを演じる俳優という印象でした。

そんな彼がリメンバーで見せた悪役ぶりは、まさに意外のひと言。

笑顔の裏に潜む冷たさ、声色一つで場の空気を支配する迫力は、視聴者の心に強烈な印象を残しました。

ナムグン・ミンが見せた「悪の演技力」

ナムグン・ミン演じるナム・ギュマンは、富と権力を盾に人を操り、感情の起伏が激しい危うい男。

その不安定さがドラマを一層スリリングにしていましたね。

急に怒り出し、逆らうことができない相手を選んで暴力をふるい理性のかけらも見せない狂気の人。

もはや病的でDNAに組み込まれているのでは?とも思える迷いのない憎たらしさを演じ分ける彼の表情は圧巻でした。

例えば、周りに人がいるときは怒りを抑え込みながらも微笑を浮かべるシーン。

あの瞬間、「この人、本当に怖い…」と感じた視聴者も多かったでしょう。

ナムグン・ミンはこの役で完全にイメージを覆し、悪役の代名詞として再評価されるきっかけをつかみました。

「悪役俳優」として確立したその後

リメンバー以降、ナムグン・ミンは多様な役柄で存在感を放っています。

キム課長ではコミカルな演技で観る者を笑わせ、一方で黒い太陽や法に則って愛せなどでは再び鋭いカリスマ性を見せつけました。

悪役でも正義側でも、彼の演技に共通しているのは計算された狂気と人間味の奥行きだと感じます。

ナムグン・ミンはただ悪を演じるのではなく、「なぜこの人は悪に走ったのか」なんて内面まで視聴者に考えさせるスキをみせないほどのド悪党です。

ナムグン・ミンは、リメンバーで優等生俳優から怪物演技派へと進化したと言っても過言ではありません。

正義が輝くのは、悪が深みを持って描かれるからこそ。

そんな「悪の魅力」を体現できる俳優は、そう多くないでしょう。

このドラマはナムグンミンのおかげでヒットしたと言っても過言ではありません。

※あくまでも個人の感想です。

③トリガー:キム・ヨングァン

プロフィール経歴

本名: 金英光 (김영광, Kim Young-kwang)

生年月日: 1987年1月11日

出身地: 韓国・仁川広域市

身長: 189cm

体重: 82kg

職業: モデル出身俳優

デビュー: 2006年、ソウルコレクションモデルでモデルデビュー。19歳でスカウトされ、パリやミラノで活躍し、アジア初のディオール・オムモデルに抜擢

俳優デビュー: 2008年、ドラマ『彼らが生きる世界』でヨンウン役

主な受賞歴:

2014年 SBS演技大賞 ニュースター賞 (『ピノキオ』)

2018年 青龍映画賞 人気スター賞 (『君の結婚式』)

2019年 百想芸術大賞 映画部門男性新人演技賞 (『君の結婚式』)

代表作 (ドラマ):

『ピノキオ』(2014、ソ・ボムジョ役)

『ウチに住む男』(2016、コ・ナンギル役)

『トリガー』(2025、ムン・ベク役、Netflix)

代表作 (映画):

『君の結婚式』(2018、ファン・ウヨン役)

『僕らの青春白書』(2014、クァンシク役)

SNS: Instagram (@aksakfn12)、X (@aksakfn12)、YouTube (KIMYOUNGKWANG)

韓国ドラマの悪役といえば、ただの怖い顔ぶれじゃありませんよね。

意外なイケメン俳優が、底知れぬ闇を湛えた演技で視聴者を震え上がらせます。

そんな中、Netflixの新作スリラー『[トリガー]』でまさかのブレイクを果たしたのが、キム・ヨングァンでしょう。

彼のムン・ベク役は、最初は愛嬌たっぷりの義理堅い男に見えますが、後半でその正体が明らかになると、背筋が凍ります。

ムン・ベクの二面性:お茶目から黒幕へ

『[トリガー]』は、銃器規制の厳しい韓国で違法銃が氾濫し、社会がカオスに陥る物語です。

キム・ナムギル演じる刑事イ・ドの協力者として現れるムン・ベクは、中盤まで自由奔放でお茶目な魅力でファンを油断させます。

しかし、実は彼こそが銃器を韓国に持ち込んだ元凶で、余命わずかな癌患者という衝撃の事実が暴かれます。

このギャップが絶妙で、視聴者は「まさかこの人が!」と二度見必至ですね。

キム・ヨングァンは、無感情な眼差しで社会の底辺を操る冷徹さを体現し、倫理の境界を軽々と越える姿が恐ろしいほどリアルです。

銃器ブローカーとしての非情な計算高さは、ただの悪役を超えて、人間の「引き金」を引き抜く存在感を放っています。

こんな役どころを、セクシーなルックスでこなすなんて、予想外の才能でしょう。

なぜキム・ヨングァンの悪役がハマるのか

これまでロマンスやヒーロー役で知られた彼。

『トリガー』では役作りのために徹底的に役作りをしたそうで、その努力が二面性の深みを生んでいますよね。

Xでも「悪役がバチくそカッコいい」と話題沸騰、女性ファンから「沼落ち」報告が相次いでいます。

​彼の演技は、単なる暴力的な怖さではありません。

心の闇を静かに広げていくのです。

銃声のない平穏を蝕むような存在感は、ドラマのテーマ「誰もが持つ引き金」を象徴していて、鳥肌ものです。

この意外性が、悪役俳優としての新境地を開いたのかもしれませんね。

まとめ

悪役ってドラマを引き締める存在だからこそ、演じる俳優の力量が光りますよね。

今回紹介した3人は、キャリアの中でも特に悪役で新しい魅力を見せてくれたタイプ。

見る目が変わること間違いなしです!

気になった作品があれば、ぜひその迫力を体感してみてください。