韓ドラファンなら「日本のドラマがなんだか物足りない」なんて感じたことがあるかもしれません。
胸キュン必至の展開やハラハラの復讐劇が韓ドラで味わえるようになってから、自然と日ドラの出番が減っていませんか?
そこで今回は、韓ドラ好きはいつごろから日本のドラマを観なくなったのか?
一緒にそのタイミングを探ってみましょう。
韓ドラブームの幕開け:2000年代前半が転機

韓ドラが日本で本格的に火がついたのは、2003年頃からだと言われています。
まず『冬のソナタ』が大ブレイクして、女性を中心に社会現象級の人気に。
ペ・ヨンジュンさんが「微笑みの王子様」なんて呼ばれて、視聴率20%超えを連発しましたよね。
あの切ないラブストーリーが、日ドラのほのぼの系とは一線を画して、心を鷲掴みにしました。
その勢いで2009年に『花より男子』が最高視聴率:35.7%で大ヒット。
平均視聴率は28.2%でした。
ツンデレ男子と貧乏女子のロマンスが新鮮でしたね。
原作漫画は日本なのに、韓国版のキラキラ感が上回りました。
韓ドラの「キュンキュン」するロマンスが、日本の日常ラブコメをちょっと古く感じさせた瞬間かもしれません。
2010年代:配信サービスの波で日ドラ離れ加速
2012年頃からNetflixやU-NEXT等、配信サービスが韓ドラをどんどん増やして、いつでも高画質で観られるようになりました。
これでリアルタイム追っかけが楽チンに。
旧作なら無料で観れる動画配信サイト『Gyao』も人気でしたが2023年3月にサービス終了しています。
『太陽の末裔』が2016年に日本で爆発的人気で、ソン・ジュンギさんとソン・ヘギョさんのカップルが神レベル。

軍医ラブストーリーの爽快感が、日ドラの地味め医療ものと比べて圧倒的でしたよね。
特に日本人女性ファンの間で「クズ旦那もの」や復讐劇が流行った2018年頃。
『ペントハウス』みたいなドロドロサスペンスが、日常のイライラを代弁してくれました。
日本のドラマだと『逃げるは恥だが役に立つ』みたいなほっこり系が主流でしたが、韓ドラの「スカッと感」に視聴者はハマりましたよね。
データでも、2010年代後半の韓ドラ視聴率が日本で急上昇して、日ドラのシェアがジワジワ減っていたそうです。
あなたもこの頃から「日ドラ見る時間減ったな」って思い当たる節、ありますか?
2020年代:グローバル化で完全にシフト
パンデミック中の2020年、Netflixで『愛の不時着』が世界的大ヒット。

ヒョンビンとソン・イェジンの国境越えロマンスが、バイラル級の話題に。
さらに『梨泰院クラス』まで世界的にヒット!
日本では韓国ドラマがTwitterでトレンド独占で、日ドラの同時期作品は影が薄くなってしまいました。
2022年の『イカゲーム』はサバイバル要素で非ロマンス系まで広げています。
最近は『トッケビ』リバイバルや『宮廷女官チャングムの誓い』みたいなクラシック再ブームもあって、若い世代が一気にハマっているのだとか。
韓国ドラマの代表的な視聴率推移
韓国ドラマは2000年代初頭から高視聴率作品が多く、例えば2003年の『宮廷女官チャングムの誓い』は韓国で46.3%という驚異的な視聴率を記録しています。

日本でもNHK衛星で平均15%超えの大ヒットとなりました。
2004年の『パリの恋人』も40%台の視聴率で韓国ブームを牽引しています。
一方、日本ドラマは徐々に従来の地上波中心の視聴率が減少傾向にあり、Netflixなどの配信サービス台頭もあって、人気形態が変わってきたようですね。
韓国ドラマの代表作の視聴率例(韓国国内):
- 「宮廷女官チャングムの誓い」46.3%(2003年)
- 「パリの恋人」41.5%(2004年)
- 「製パン王キム・タック」38.6%(2010年)
- 「愛の不時着」21.7%(2020年・ケーブルテレビ&配信)
- 「ペントハウス」シリーズは20~30%超え(2020年以降)
日本ドラマの視聴率は地上波で20~30%台がピークですが、近年は実写ドラマの視聴率低下が顕著です。
特に若年層は韓ドラ配信作品を支持傾向なのだとか。
2020年代は特にNetflixでの韓ドラ人気が高まっていて、日本実写ドラマの配信ランキングで韓国ドラマが上位を占める状況も発生しています。
以下の表は韓国ドラマの代表的な視聴率推移の例です(地上波・ケーブル双方含む)
最新の日本ドラマの視聴率は30%以下で推移し、多くの視聴者は配信サービスのコンテンツに流れているとの報告もあります。
このように韓国ドラマは2000年代以降、圧倒的な高視聴率と話題性で日本市場の注目も浴びており、日本ドラマ人気に変化をもたらしていることがわかります。
(参照:韓ドラ部、中央日報、NHK衛星放送視聴率データ、Netflix配信ランキングなど)
2000年代のヒット作(平均視聴率トップクラス)
次に、2000年ごろの日本のヒットドラマを、視聴率ランキング上位を中心に年代別にまとめました。
主に平均視聴率20%以上の代表作をピックアップし、TBS日曜劇場や月9枠などの高視聴率作が目立ちます。
木村拓哉さん主演作が2000年代を席巻したのも特徴的です。
この時期はラブストーリーや医療ものが強く、最高41%超の社会現象級ヒット連発。

キムタク効果でTBS日曜劇場が黄金期でした。
まとめ
結局、韓ドラ好きの「日ドラ見限り」は2000年代前半から始まって、2010年代配信革命、2020年代グローバル化で決定的になったようです。
ただ、今回はあくまでも韓ドラ好きの人たちのお話です。
日本のドラマしか見ないなんて方も大勢いいらっしゃいますよね。
人の好みはそれぞれ違うので好きなドラマをこれからも選んで楽しみましょう。
皆さんのイチオシ「スカッとドラマ」もぜひ教えてください!









