「あと1話だけ」と思っていたのに、気づけば寝る時間をとっくに過ぎていた……そんな韓国ドラマに出会うと、翌朝がつらくても再生する手が止まりません。

犯人につながる手がかりが見つかったり、すれ違っていた2人がようやく本音を口にしそうになったり、「続きが気になるー」と言いたくなりますよね。

今回は、事件の真相を追うサスペンスから恋の行方を見届けたくなるロマンスまで、つい夜更かししてしまうNetflix韓国ドラマBEST10を紹介します。

第10位 エージェント・キム:リアクティベーティッド

娘が行方不明になってしまい、普段は争いを避けていた普通の父親が、隠していた特殊工作員の能力を使って捜し始めるアクションドラマです。

ソ・ジソブ演じるキム部長は、妻に先立たれ、娘のキム・ミンジ(ソ・スミン)を育てている会社員。

帰宅途中に柄の悪い男たちに絡まれても引き下がる父親です。

しかし、娘のミンジは学校でいじめっ子3人に立ち向かい、キム部長が校長へ謝ると、自分には謝る理由がないと怒って立ち去ってしまうような性格。

理不尽なことが許せないのです。

ところが、翌朝になっても娘が帰ってきません。

必至に探し回るキム部長。

ようやく、ミンジが誘拐された可能性を示す手がかりを見つけ、封じていた工作員としての能力を使うことになります。

娘と気まずいまま離れてしまったキム部長。

学校での出来事に納得できず、父親にも腹を立てて出ていったミンジが、どこで誰に連れ去られたのか。

まずは無事に見つけて、もう一度きちんと話せるところまで見届けたくなります。

さらに、娘を捜すために動いたキム部長は、目をつけられたくない相手に存在を知られてしまうことに。

娘を取り戻したい一心で使った能力が、さらに危険を招いてしまい、物語にどんどん引き込まれます。

パパ友2人も登場して、笑いや豪快なアクションも続くので、視聴が止まらなくなるドラマです。

第9位 ダイナマイト・キス

済州島で情熱的なキスを交わした相手と、職場で再会。

ところが、彼女は子持ちの既婚者だと名乗っていて、恋に落ちた男性が戸惑うラブコメです。

コン・ジヒョク(チャン・ギヨン)とコ・ダリム(アン・ウンジン)は、済州島で出会い、恋人のふりをするうちに本当に惹かれ合います。

最初からダイナマイトなキスまで進むので、このまま恋が始まるのかと思いきや、ダリムはジヒョクの前から姿を消してしまうのです。

その後、ダリムは生活のため、ベビー用品会社に既婚で子どもがいると偽って就職します。

そこで上司として現れたのが、忘れられないキスの相手、ジヒョクでした。

この再会が、なんとももどかしい。

ジヒョクからすれば、旅先で恋に落ちた女性に夫も子どももいたということ。

一方のダリムは、本当のことを話せば就職のためについたウソまで明かすことになり、簡単には打ち明けられません。

観ている側は独身だと知っているので、早く誤解が解けてほしいと思いながら、やきもき。

2人は同じ部署で上司と部下として働くため、職場で顔を合わせます。

済州島でのキスから始まった恋が、再会してからは思うように進ますこじれるばかりです。

ウソがいつ知られるのか、そのときジヒョクがどう反応するのか気になって、つい次の話を再生してしまいます。

チャン・ギヨンとアン・ウンジンの甘い場面を楽しみつつ、秘密がばれる瞬間まで見届けたくなる作品です。

第8位 鉄槌教師

いじめや暴力で荒れた学校に、国の機関「教権保護局」の監督官が乗り込み、問題を起こす生徒や大人たちに立ち向かうアクションドラマです。

ナ・ファジン(キム・ムヨル)が最初に訪れるのは、大物議員の息子が権力を振りかざしている学校。

父親の後ろ盾があるため、好き勝手に振る舞う生徒を相手に、ファジンは学校の主導権を握り、その横暴さに歯止めをかけようとします。

この学生はほんとうに腹が立ちました。

自分が何をしても、親の力でどうにかなると思っているからこそ、ファジンにその甘えをへし折ってほしいと、対決の決着が気になります。

しかもファジンは、特殊な軍務の経験を持つ監督官。

相手が暴力に訴えても立ち向かえるので、悪びれない生徒にドカーンと反撃するシーンが見どころです。

次に描かれるのは、学校の不良グループに脅かされ、ただ勉強したいだけの生徒が安心して過ごせないという問題。

ファジンは同僚のポン・グンデ(ピョ・ジフン)とともに、その生徒を守るために動きます。

悪い生徒が懲らしめられる場面も楽しみですが、被害を受けている子が、翌日も怖い思いをせずに学校へ通えるようになるのか。

ひと暴れして終わりではないので、もう続きが気になって気になって。

さらに、教権保護局そのものにも政治的な攻撃が向けられ、問題を解決する側まで追い詰められていきます。

目の前のいじめを止めてほしいと思っていたら、今度はファジンたちの活動まで邪魔される。

腹が立つ相手が登場するたびに、「このままでは寝られない、決着まで観たい」と思わせるドラマです。

第7位 素晴らしき新世界

朝鮮時代に毒殺の刑に処された側室カン・ダンシム(イム・ジヨン)が、現代の売れない女優シン・ソリの体で目を覚ますファンタジーラブコメです。

そこで出会うのが、冷酷な財閥御曹司チャ・セゲ(ホ・ナムジュン)。

見知らぬ世界に放り出されたダンシムと、人に容赦しないセゲの出会いから、恋と過去の謎が動き始めます。

楽しみなのは、セゲのほうが彼女に夢中になっていくことです。

最初はダンシムの奇妙な言動に目を付けていたのに、やがてソリのことが頭から離れなくなり、どうにかして彼女の心をつかもうとするようになります。

ソリと済州島へ向かった際も、彼女の姿が見えなくなると、心配して捜しに行くセゲ。

冷たかった男性が好きな人を気にかけ始めると、その変化をもっと見たくなるんですよね。

セゲが近づこうとする一方で、ダンシムには自分が朝鮮時代から来たという秘密があるため、普通の恋愛のようには進みません。

セゲが彼女の正体を問いただすシーンでは、そんな話を彼が信じてくれるのかどうかが気になります。

さらに、ダンシムが生きているのは、もともとシン・ソリが暮らしていた体。

ダンシムとソリはどうつながっているのかという疑問も。

惹かれ合っても、ダンシムがこの時代にいられなければ、セゲとは一緒に暮らせません。

セゲが彼女を好きになる様子を楽しんでいたはずが、いつの間にか、同じ時代で恋を続けられるのかまで心配になってくる作品です。

第6位 マンションのお仕事

元ギャングのボスが、マンションに蓄えられた巨額の修繕積立金を狙い、管理組合の代表になろうとする犯罪コメディです。

パク・ヘガン(チソン)が狙うのは、住民が建物の修繕のために積み立てたお金。

弁護士を目指すカン・ハリ(ハ・ユンギョン)と手を組みますが、お金を奪うつもりで入り込んだマンションには、すでに根深い不正がはびこっていました。

まず笑ってしまうのが、ヘガンが資金集めのために偽の結婚式を開くという発想です。

ご祝儀を集めようと新郎になり、花嫁役に起用されたハリと、遠慮のないやり取りを繰り広げます。

ハリは招待客の代行アルバイトだと思って来たのに、報酬500万ウォンで偽の花嫁を引き受けることに。

なんとも強引な始まりですが、お金が必要な2人だからこそ成立してしまうところが笑えます。

その後はハリや仲間たちと偽の家族まで作り、住民代表の選挙に挑むことに。

元ギャングが住民の支持を得ようと奮闘するだけでも面白いのに、狙ったお金を手にするには、マンション内で力を持つ相手にも近づかなければなりません。

ここから、笑って観ていたはずの物語が、だんだん物騒になっていきます。

ヘガンは、建設会社の会長イ・チュンウォン(パク・ビョンウン)が修繕積立金を不正に利用していると知り、さらに100億ウォンと引き換えに殺人を実行するよう持ちかけられるのです。

自分もお金を横領しようとしていたヘガンですが、さすがにそこまでできるのか。

大金を差し出す相手が何を企んでいるのかも気になり、偽装家族のドタバタだけでは済まなくなります。

お金を盗みに来た男が、自分より恐ろしい相手に巻き込まれる展開が、このドラマの面白いところ。

ヘガンの計画がどこまで通用するのか、ハリたちとどう切り抜けるのかを確かめたくなって、つい視聴が続いてしまいます。

第5位 トングン -呪いの宮-

王宮で相次ぐ不審な死を、特殊な能力を持つ男女が調べていくホラーミステリーです。

グチョン(ナム・ジュヒョク)は、霊界に入ることができる「もののけ捕り」。

王宮に仕えるセンガン(ノ・ユンソ)は、死霊の声を聞く力を持っています。

王(チョ・スンウ)の命令で宮殿の呪いを探る2人ですが、調べるほど、王宮に隠された恐ろしい秘密に近づいていくのです。

最初にグチョンが命じられるのは、蓮池にいるもののけの退治。

ところが、センガンとともに追いかけても危険にさらされ、簡単には片づきません。

さらに王子を救うよう命令され、グチョンは霊界に入り、かつて王宮に仕えていた人物と向き合うことになります。

このドラマで気になるのは、もののけの怖さに加えて、なぜ王宮の人々が狙われるのかということです。

霊を退治すれば終わると思っていたら、世子たちの死にも疑問が浮かび、グチョン自身も調べるのをやめられなくなります。

王宮で何があったのか、死者が何を訴えているのかを知りたくなるので、怖い場面をやっと乗り越えても、そこでひと休みとはいきません。

しかも、グチョンは王から命を懸けて王子を救うよう迫られている立場。

もののけが危険だから逃げる、という選択もできず、霊界から無事に戻れるのかまで心配になります。

霊の声を聞くセンガンと、霊界へ踏み込むグチョン。

違う能力を持つ2人が、聞き取ったことと目にしたことから真相へ近づいていく組み合わせも面白いところです。

怖いから早く事件を解決してほしいのに、秘密も最後まで知りたい。

そんな気持ちで次の話を再生してしまう、夜に観始めると止め時に困る作品です。

第4位 恋は命がけ

幽霊が見える財閥令嬢と検事が、死者の訴えを手がかりに殺人事件を追う、サスペンスとロマンスが混ざったドラマです。

ホテルを経営するチョン・ヨリ(パク・ウンビン)は、ある事故をきっかけに幽霊が見えるようになった女性。

しかも、素手で触れた相手にも幽霊が見えてしまうため、普段は手袋を着け、人との接触を避けて暮らしています。

そんなヨリが、幽霊から得た情報をもとに山中で遺体を掘り起こしているところへ、検事のマ・ガンウク(ヤン・セジョン)が現れます。

事情を知らないガンウクには、遺体のそばにいるヨリが怪しく見えるため、助けようとしていたのに犯人だと疑われるという、最悪の出会いになってしまうのです。

死者の声を聞けるヨリと、証拠を集めて犯人を追うガンウク。

この2人が組めば頼もしいはずですが、ヨリと手が触れたことで、ガンウクまで幽霊が見えるようになります。

検事として事件を調べるのと、死んだ人が目の前に現れるのとでは、怖さがまったく違うんですよね。

幽霊に戸惑うガンウクの反応には笑ってしまいますが、死者がヨリに助けを求める理由がわかると、犯人を捕まえるところまで観たくなるのです。

さらに気になるのが、誰とも気軽に手をつなげなかったヨリと、彼女の秘密を共有することになったガンウクの関係。

これまで避けてきた人との接触が、事件を一緒に追うきっかけにも、恋が近づくきっかけにもなります。

ただ、ヨリは大切な人を亡くしてきたため、自分の不幸にガンウクまで巻き込むことを恐れてしまうのです。

好きになったからこそ、差し伸べられた手を取れないというのが切ない。

事件の真相を知りたい気持ちに、ヨリが安心してガンウクの手を握れるようになってほしいという気持ちも重なって、次の話を観ずにはいられなくなる作品です。

第3位 トラウマコード

戦場で命を救ってきた外科医ペク・ガンヒョク(チュ・ジフン)が、大学病院の重症外傷チームを立て直す医療ドラマです。

このガンヒョク、着任早々、自己紹介より先に救命現場へ入り込み、勝手に指示を出し始めます。

周囲が「この人は誰?」と戸惑っていてもお構いなしで、目の前の患者を助けるために動くので、最初から勢いに圧倒されます。

さらに、若い医師ヤン・ジェウォン(チュ・ヨンウ)を強引に巻き込み、山で事故に遭った人を救うため、ヘリに乗せてしまうのです。

ジェウォンが心の準備をする間もなく救助に向かい、ついには飛行中のヘリの中で手術を行うことに。

設備の整った手術室でも大変なのに、揺れるヘリの中で本当に助けられるのか。

ガンヒョクの腕を信じたい気持ちと、必死についていくジェウォンへの心配が重なって、この救命が終わるまでは止められません。

しかも、患者を助ければ病院から喜ばれるかというと、そう簡単にはいかないところが腹立たしいんですよね。

病院長のチェ・ジョウン(キム・ウィソン)は経営を優先し、重症外傷チームには十分な資金を回していません。

命を救うために必要なお金まで問題にされるので、ガンヒョクは患者の治療だけでなく、病院上層部とも闘うことになります。

目の前で人が苦しんでいるのに、予算や病院内の都合で邪魔をされる。

そこで遠慮せず言い返し、大声で叫び、救命に突き進むガンヒョクが頼もしくて、次はどんな無茶をやってくれるのか楽しみになります。

そして、最初は振り回されていたジェウォンにも、自分で緊急手術をしなければならない場面が訪れます。

ガンヒョクが助ける場面を観たいだけだったのに、気づけばジェウォンの成長まで見届けたくなっているんです。

救命の緊張感に、師弟のやり取りの笑いと、邪魔する相手を黙らせる痛快さが加わり、全8話を一気に観たくなる作品です。

第2位 暴君のシェフ

フランス料理の大会で優勝したシェフ、ヨン・ジヨン(ユナ)が、朝鮮王朝時代にタイムスリップ。

料理の腕を頼りに、暴君として恐れられる王イ・ホン(イ・チェミン)のもとで生き抜くファンタジーロマンスです。

ジヨンが出会ったホンは、味覚が鋭く、料理への要求も厳しい王。

彼女のフランス料理に魅了され、王の食事を作る責任者に任命しますが、気に入らない料理を出せば命にかかわるという、とんでもない職場です。

ここで楽しみになるのが、ジヨンの料理を口にしたときのホンの反応。

怖い王が次はどんな料理に驚くのか、ジヨンが限られた道具や材料で何を作るのかが気になり、食事の場面が待ち遠しくなります。

ただ、王に気に入られたからといって、宮廷で安心して暮らせるわけではありません。

ジヨンへの嫉妬から、王の側室カン・モクジュ(カン・ハンナ)が彼女を殺そうと企むので、料理を褒められる喜びのすぐそばに危険が迫っています。

さらに、明から来た使臣との料理対決では、ジヨンが朝鮮を代表して勝負に挑むことに。

ところが、ようやく調理を始めたところで、重要な材料がなくなっていると知らされるのです。

時間も迫るなか、今から何で代用するのか、それで相手に勝てるのか。

完成した料理と審査の結果まで確かめたくなるので、対決の途中で寝るのは難しいんですよね。

そして、料理を通じて近づいていくジヨンとホンの恋も、気になるところです。

ジヨンには現代へ帰りたい気持ちがある一方で、目の前の王への想いも芽生えていきます。

帰る方法を見つけてほしいのに、ホンと離れてほしくない。

料理対決の結果を追いかけていたはずが、いつの間にか2人の恋まで見届けたくなり、1話が終わっても「えーどうなるんだろう?次も見てみよう」と気になって視聴が止まらなくなるほど面白いドラマです。

第1位 なりすましの鼠

誰かに名前も顔も奪われ、本物の自分が偽物にされてしまうミステリーサスペンスです。

世間から隠れるように暮らしていた小説家チェ・ムンジェ(リュ・ジュンヨル)は、ある日、自分になりすました男に人生を奪われていると知ります。

しかも、目の前に現れた男は、自分とそっくり。

「ネズミ」と呼ばれるその男が何者なのか、自分のことをどこまで知っているのか、出会った時点でもう続きが気になります。

ムンジェが頼るのは、借金のために自分を追い回していた高利貸しのノジャ(ソル・ギョング)。

人生を取り戻したいムンジェと、お金を回収したいノジャの利害が一致し、2人でネズミを追うことになります。

ただ、このノジャも安心して頼れる相手ではありません。

ムンジェを依頼人として扱いながら、人質としても手元に置くので、協力してくれるからといって気を抜けないのです。

自分と同じ顔の男に追い詰められ、頼った相手まで怖い。

ムンジェがどうやってこの状況を抜け出すのか、逃げ道を探すような気持ちで観てしまいます。

特に気になるのが、ムンジェが長年付き合いのある編集長に、自分の身元を証明してもらおうとする場面です。

ずっと自分を知っている人なら、本物だとわかってくれるはず。

そう期待する一方で、顔まで同じ相手がいる以上、簡単に信じてもらえるのかと不安になります。

自分が自分であることを、誰かに認めてもらわなければならないという状況が、なんとも怖いんですよね。

さらにムンジェは、ネズミは自分の過去を知る人物ではないかと考え、よみがえった記憶を頼りに、ノジャとある島へ向かいます。

ただ顔を似せただけの詐欺なのか、それとも以前からムンジェを狙っていたのか。

手がかりが出るほど、なりすましの目的と、ムンジェの過去を確かめたくなります。

あの男の正体がわかるまでは寝られないと思わせる引きの強さで、今回の第1位に選びました。

X→かよよんちゃん