韓国ドラマを見ていると、どう考えても助からない状況だったのに、亡くなったはずの人物が突然現れることがあります。

葬儀まで行われたのに生きていたり、何年もたってから思いがけない再会を果たしたり、その瞬間は思わず画面を二度見してしまうほど。

今回は、登場人物だけでなく視聴者まで見事にだました、驚きの生存劇が描かれる韓国ドラマ3作品を紹介します。

誰がどのように生き延びたのか、衝撃の真相とともに見ていきましょう。

※この記事には重大なネタバレが含まれます。未視聴の方はご注意ください。

第3位 ペントハウス

『ペントハウス』では、シム・スリョン(イ・ジア)とペ・ロナ(キム・ヒョンス)が、死亡したと思わせてから戻ってきます。

最初に視聴者を驚かせたのが、シーズン1の終盤で命を落としたはずのスリョンです。

スリョンと思われる女性は、自宅でチュ・ダンテ(オム・ギジュン)に刺され、駆けつけたオ・ユニ(ユジン)の目の前で息を引き取ります。

最期の場面までしっかり描かれたため、スリョンは完全に亡くなったと思わされました。

ところがシーズン2では、スリョンと同じ顔を持つナ・エギョが登場。

短い髪や派手な服装、背中の蝶のタトゥーなど、スリョンとは雰囲気がまったく違うため、最初は顔がそっくりな別人に見えます。

しかし、蝶のタトゥーが消え、ショートヘアがかつらだったことも判明。

ナ・エギョとしてチュ・ダンテに近づいていた女性の正体は、生きていたスリョンでした。

実は事件当日、本物のナ・エギョが「子供たちの顔を最後に見たい」と頼み、スリョンの服を着てペントハウスへ向かっていたのです。

そのため、ダンテがスリョンだと思って刺した女性はナ・エギョでした。

死の間際にナ・エギョが口にした「逃げて」という言葉も、オ・ユニではなく、その場を見ていたスリョンに向けたものだったことが明かされます。

さらに、シーズン2ではペ・ロナまで死亡したと思わせる展開が待っていました。

チョンア芸術祭で大賞に選ばれたロナは、嫉妬に駆られたハ・ウンビョル(チェ・イェビン)にトロフィーで襲われ、石段から転落します。

そこへ現れたダンテは、倒れているロナの頭に壊れたトロフィーを突き刺し、病院では呼吸器まで外されてしまいます。

ロナの死亡が伝えられ、母親のオ・ユニが墓の前で泣き崩れる姿まで描かれたため、こちらも助からなかったと思った視聴者は多かったはずです。

ところが後になって、ロナが病院のベッドで目を覚まし、チュ・ソクフン(キム・ヨンデ)へ電話をかけます。

実はロナをひそかに救い、別の病院で守っていたのもスリョンでした。

死んだはずのスリョンとロナが同じ頃に姿を現す展開には、驚きを通り越して混乱した視聴者も多かったのではないでしょうか。

一度だけでも驚く生存トリックを立て続けに見せてくるところが、何でも起こる『ペントハウス』らしさです。

第2位 朱蒙

『朱蒙』で最初に「生きていたの?」と驚かされる人物が、チュモン(ソン・イルグク)の実父ヘモス(ホ・ジュノ)です。

漢に抵抗する英雄だったヘモスは、クムワ(チョン・グァンリョル)に救出された直後、漢軍から大量の矢を浴びます。

川へ落ちて姿を消したため、ユファ(オ・ヨンス)もクムワも、ヘモスは亡くなったと信じていました。

しかし、それから20年後。

宮殿を追放されたチュモンが地下牢で出会った盲目の囚人こそ、生きていたヘモスだったのです。

ヘモスは死んだのではなく、重傷を負いながら生き延びていました。

ところが、国を混乱させる存在になることを恐れた神女ヨミウル(チン・ヒギョン)たちによって、スミ山の秘密牢獄へ幽閉されていたのです。

チュモンは目の前にいる男性が実父だとは知らないまま、ヘモスから武術や弓の扱い方、戦う者としての心構えを学びます。

ヘモスもまた、チュモンがユファとの間に生まれた自分の息子だとは知りません。

亡くなったと思われていた英雄が、20年もの間ずっと地下牢で生きていたことにも驊かされますが、知らずに父から武術を教わっていた展開には胸が熱くなります。

さらに後半では、チュモンの妻イェソヤ(ソン・ジヒョ)と息子ユリまで、亡くなったと思われます。

扶余から脱出する途中で死亡したとの知らせを受けたチュモンは、母ユファに続いて妻と息子まで失ったと思い、声を上げて泣き崩れました。

しかし、イェソヤとユリは漢のファン大人に捕らえられ、玄菟城へ連れて行かれていたものの生きていました。

その後、2人は逃げ出して高句麗を目指しますが、到着した時にはチュモンとソソノ(ハン・ヘジン)の婚礼が行われていました。

イェソヤはチュモンの前に姿を現さず、ユリを連れて引き返します。

それから長い年月が流れ、成長したユリが父の形見である折れた剣を手がかりにチュモンの息子だと判明。

チュモンはユリとの父子対面を果たし、山中に身を潜めていたイェソヤとも再会します。

亡くなったはずの父が生きていたと思えば、今度は妻と息子まで生きていた『朱蒙』。

何年、何十年という時を超えて明らかになる生存に、何度も驚かされる作品です。

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第1位 リーガル・クレイジー~真剣勝負~

『リーガル・クレイジー~真剣勝負~』で「えっ、生きていたの?」と最も驚かされるのが、民願奉仕室の室長パク・ジェギョン(キム・サンホ)です。

ジェギョンは、破天荒な検事チン・ジョン(ド・ギョンス)を支えながら、法曹界を裏で操るソ・ヒョンギュ(キム・チャンワン)の悪事を追っていました。

そして、ヒョンギュを倒す証拠となるMP3を手に入れます。

そこには、ヒョンギュが過去の事件で人を殺害する場面が記録されていました。

しかし、ジョンの家族や仲間まで狙われていると知ったジェギョンは、ジョンを母親のもとへ向かわせ、自分だけでヒョンギュと対面します。

ジェギョンはMP3を渡す代わりに、ジョンと家族、仲間たちには手を出さないよう約束を求めました。

ところがヒョンギュは、部屋に置かれていた正義の女神像でジェギョンの頭を殴ります。

駆けつけたジョンが白い布をめくると、そこには目を閉じたジェギョンの姿がありました。

葬儀まで行われ、ジョンが泣きながら復讐を誓うため、ジェギョンは本当に殺されたと思った視聴者も多かったはずです。

しかもジョンは、仲間のシン・アラ(イ・セヒ)たちにも生存を知らせませんでした。

ところが最終回、ヒョンギュの裁判で大逆転が起こります。

ヒョンギュは証人たちの発言を次々と否定し、「自分を有罪にできる証人はいない」と余裕の表情を見せていました。

その時、ジョンが最後の証人を申請します。

法廷の扉が開き、オ・ドファン(ハジュン)と一緒に入ってきたのは、亡くなったはずのジェギョンでした。

実はヒョンギュから証拠隠滅を任されたドファンが、ジェギョンにまだ息があることを発見。

すぐにジョンへ連絡し、ジェギョンを病院へ運んで助けていたのです。

ジョンたちはヒョンギュを油断させるため、ジェギョンが亡くなったことにして、生存を徹底的に隠していました。

ジェギョンは証人席に立つと、自分を襲った人物がヒョンギュだと証言。

さらに、凶器となった血の付いた正義の女神像と指紋鑑定の結果も提出され、追い詰められていきます。

視聴者まで完全にだましたうえで、亡くなったはずのジェギョン本人を最後の切り札として法廷に登場させる展開は見事でした。

驚きとスカッとする逆転が同時に味わえるため、第1位にふさわしい生存劇です。