「続きはもういいかな」と思っていたのに、気づけば次の話を再生している。

韓国ドラマには、そんなふうに途中から夢中になる作品がありますよね。

最初は苦手だった登場人物が好きになったり、恋が動き始めて急に続きが気になったり。

今回は、序盤だけでやめるのは惜しいU-NEXTの韓国ドラマ10作品を、個人の好みでランキングにしました。

どのあたりから面白くなるのか、気になる場面と一緒に紹介します。

第10位 この川には、月が流れる

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『この川には月が流れる』は、妻を失った王世子と、過去の記憶を失った行商人の魂が入れ替わるロマンス時代劇です。

王世子とは、次の王になる立場の王子のこと。

イ・ガン(カン・テオ)は母と妻を殺され、悲しみと復讐心を抱えて生きています。

そんな彼が出会うのが、亡き妻とそっくりな行商人のパク・ダリ(キム・セジョン)です。

ガンは顔だけでなく言動まで妻と重なるダリを見て、本当に別人なのかと疑い始めます。

序盤は、王宮の権力争いや過去の事件の説明が続き、登場人物の関係をつかむのに少し時間がかかります。

魂の入れ替わりを楽しみにしていると、「まだ入れ替わらないの?」と感じやすい展開でもあります。

Filmarksにも、入れ替わりがなかなか起こらないことに触れた感想があり、この序盤の進み方は好みが分かれそうです。

面白さが増す転機は、魂が入れ替わった2人の生活が描かれる第5話。

ガンの体になったダリは王世子として、ダリの体になったガンは行商人として振る舞わなければなりません。

体が変わっただけなのに、周囲からの扱いまで変わってしまうんです。

慣れない体と立場に戸惑い、元に戻る方法を探すうちに、2人は相手がどんな暮らしをしてきたのかを知っていきます。

ここで注目したいのが、カン・テオの演じ分けです。

王世子の姿のまま、中身は明るくたくましいダリ。

Filmarksでも、入れ替わった後の口調や仕草、表情の変化を楽しんだ感想が見られました。

同じ顔なのに別人に見えるところが、この設定の楽しさですね。

さらに第6話では、2人が同じ布団で寝ていたことが知られ、王世子は男性が好きなのではないかという噂まで流れてしまいます。

外から見える姿と、本当の中身が違うからこそ起こる騒動に、重かった王宮の話もぐっと親しみやすくなります。

その一方で、ガンには家族を奪われた過去があり、ダリには失った記憶があります。

笑える入れ替わり騒動を楽しんでいるうちに、ダリの正体と、ガンの復讐の行方も気になってくる作品です。

序盤だけでは伝わりにくい、2人の演技と恋の面白さを、第5話以降で楽しめる候補です。

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第9位 君へと続く僕のドリーム!

『君へと続く僕のドリーム!』は、15年ぶりに再会した初恋同士が、一緒に映画を作るロマンティックコメディです。

ウ・スビン(ファン・イニョプ)は、海外で成功した映画監督。

一方、かつて同じ夢を目指していたチュ・イジェ(イ・ヘリ)は、今は生活密着型の番組でリポーターをしています。

イジェが取材に向かった先に現れたのが、昔の恋人だったスビンでした。

序盤は、再会したスビンがイジェに近づこうとする一方、イジェはその気持ちを受け止められず、2人の距離がなかなか縮まりません。

イジェには仕事の事情もあり、番組へもう一度出演してもらうためにスビンを説得することになります。

恋の話を楽しみにしていると、仕事の駆け引きが続くこのあたりは、少しもどかしく感じるかもしれません。

物語が動き出すのは、イジェがもう一度、映画作りに挑む第4話から。

仕事を失ったイジェは、スビンと映画を撮ることに同意し、脚本を書き始めます。

ところが、15年も離れていた夢に戻るのは簡単ではなく、書こうとしても筆が進みません。

成功した昔の恋人と、夢を諦めていた自分。

一緒に映画を作るとなれば、その差とも向き合わなければならないところに、この再会の切なさがあります。

特に気になるのが、脚本が完成してロケ地探しが始まる第6話です。

イジェには監督としての経歴も、映画を専門に学んだ経験もなく、撮影スタッフから冷たく扱われてしまいます。

スビンが過保護に接することも、かえって彼女が現場で疎外感を抱く原因になります。

好きな人に大切にされるのはうれしくても、仕事では自分の力を認めてもらいたい。

スビンの優しさだけでは解決できない問題が出てきて、イジェがこの現場でどう頑張るのかを見届けたくなります。

恋愛では、イジェの元恋人が撮影に加わる第9話も見どころです。

イジェに親しげに接する元恋人を前に、スビンは嫉妬を隠せません。

仕事では頼もしい映画監督なのに、恋となると余裕をなくしてしまうところがかわいい。

物語の展開に好みが分かれる一方、ファン・イニョプの視線の演技や、主演2人の相性を楽しんだ感想が見られました。

再会しただけの頃よりも、一緒に働き始めてからのほうが、2人の恋も夢も気になってくる作品です。

「映画は完成するの?」「イジェは自信を取り戻せる?」と、恋の行方と一緒に応援したくなります。

第8位 最愛の社員 -My Bias, My Boss-

『最愛の社員 -My Bias, My Boss-』は、推しに会いたくて転職した女性が、憧れの彼と冷たい社長の間で揺れるオフィスラブコメディです。

ナム・ダルム(キム・ヘジュン)が11年間応援してきたのは、アイドル出身の俳優イ・チャン(チャ・ウミン)。

チャンが働くファッション企業「APPELLO」に入社したダルムは、本人と握手までできて大喜び。

さらに、チャンも参加する海外研修に選ばれようと張り切りますが、仕事に厳しい社長カン・ハギ(カン・フン)とは衝突してしまいます。

序盤のダルムは、推しに近づきたい気持ちが強く、仕事もそのために頑張っているように見えます。

憧れの人と同じ会社で働ける設定は楽しいものの、職場の話として見ると、少し都合がよすぎるかもしれません。

恋がぐっと面白くなるのは、ハギがダルムの気持ちを勘違いする第5話から。

ハギは、ダルムが自分に恋をしていると思い込み、彼女を意識し始めます。

ダルムの目当てはチャンなのに、厳しかった社長のほうが恋に落ちかけているという、このすれ違いがかわいいです。

そんな2人がダルムの地元へ出張すると、そこにチャンまで現れます。

ハギの好意に気づいたチャンも対抗心を見せ始め、憧れの推しと身近な社長が、ダルムをめぐって張り合う展開になります。

ここで気になるのが、最初は苦手だったハギの存在です。

第7話では、アクシデントでキスしたダルムが彼を意識するようになるのに、ハギは素っ気ない態度を取ります。

一方のチャンは、アメリカでの仕事が決まると、ダルムに一緒に行かないかと誘います。

長年憧れてきた人からの誘いは夢のようですが、ダルムには、もう気になってしまう別の人がいる。

推しへの「好き」と、恋人にしたい相手への「好き」、ダルムと一緒に迷ってしまいますよ。

ただ、推しとの距離が近づくほど、楽しいことばかりではなく、第8話ではチャンとのデートが報じられ、ダルムはネットで中傷され、会社への不買運動まで起きてしまいます。

責任を感じて退職届を出すダルム。

最初は「推しと働けるなんてうらやましい」と楽しんでいても、途中からはハギの不器用な恋が気になってきます。

冷たい社長がダルムを意識し始めるあたりまで進むと、序盤とは違う楽しさが見えてくる作品です。

第6位 都会の部長 田舎へ行く ~異動先はシムウミョン ヨンリリ~

『都会の部長 田舎へ行く』は、大企業の部長が突然、農村で白菜を育てることになるヒューマンドラマです。

ソン・テフン(パク・ソンウン)は、努力と実力で部長まで上り詰めた会社員。

ところが、会社から命じられたのは、田舎のヨンリリで白菜農業に取り組むことでした。

海外で暮らしていた妻と3人の息子も帰国し、一家で慣れない農村生活を始めます。

テフンの目標は、仕事で成果を出してソウルの本社へ戻ることです。

序盤は、そのテフンを村長が何かと邪魔するため、田舎暮らしをのんびり楽しむ雰囲気にはなりません。

新しい仕事に必死なテフンと、よそから来た一家を警戒する村の人たち。

なかなか歩み寄れないやり取りが続き、序盤はちょっと退屈かもしれません。

しかし、最初は登場人物にいら立ったものの、不思議なことに見続けるうちに好きになっていきますよ。

そんな村の人たちの見え方が変わるのが、次男と三男が家出する第3話。

子供たちがいなくなり、テフン一家は大騒ぎ。

すると、住民たちだけでなく、それまでテフンを妨害していた村長まで捜索を手伝ってくれます。

普段は衝突していても、子供が行方不明になれば一緒に捜してくれる。

ここでようやく、村長のことも少し好きになれそう。

家族の話では、第4話のジチョンが医大を自主退学していたと知ったテフンのエピソード。

その過程で気づくのは、自分が息子たちのことを何も知らなかったという事実です。

会社では頼もしい部長でも、父親としては、息子が何を考えているのかさえわからない。

そこから子供たちに話しかけ、距離を縮めようとするテフンの不器用さに、応援したくなります。

さらに、白菜畑が何者かに荒らされる事件も。

テフンは村長や住民を疑いますが、第6話では、村長の力を借りることに。

疑っていた相手と協力しなければならなくなる展開が面白く、2人がどう折り合いをつけるのかも気になってきます。

展開の遅さや家族の言い争いに好みが分かれる一方、村の人たちの温かさや、パク・ソンウンの演技を楽しめて、だんだん面白くなるドラマです。

第5位 復讐代行人3~模範タクシー~

『復讐代行人3~模範タクシー~』は、法で十分に裁かれない悪人に、被害者の代わりに復讐するチームを描いた痛快アクションです。

主役は、タクシー運転手のキム・ドギ(イ・ジェフン)。

特殊部隊出身のドギが犯罪組織へ潜入し、ハッカーのアン・ゴウン(ピョ・イェジン)や仲間たちの助けを借りて、悪人を追い詰めます。

アクションシーンが豪快で、変装して相手を油断させ、罠にかける作戦も、このシリーズの楽しさです。

シーズン3は、日本の公衆電話から届いた助けを求める連絡で始まります。

依頼人は、失踪した韓国の高校生。

ドギたちは事件を調べ、福岡の犯罪組織へと近づいていきますが、日本を舞台にした序盤は、会話や設定が複雑です。

口コミでも、日本編では復讐するまでが長かったという感想が見られました。

だけど、復讐を開始してからの日本篇は豪快でスカッとしますよ。

そして、韓国に戻って中古車販売の詐欺事件に入ると、チームで悪人をだます面白さが増してきます。

狙うのは、法律の知識を悪用する中古車販売会社の社長。

水没した車から痕跡を消し、不正に売買する相手を懲らしめるため、ドギたちは店へ乗り込みます。

この事件では、整備を担当する仲間たちが、水没の痕跡をどう隠すのかをドギに実演して説明します。

力任せの復讐よりも、「この相手をどのようにだますのかな?」と先が気になって視聴が止まりません。

ドギが社長に捕まって車を買いに来た理由を問い詰められる一方、大量の水没車があるという情報をネットに流すゴウンたち。

店の中にいるドギと、外から仕掛ける仲間たち。

別々の場所で動くメンバーの作戦が、どうつながるのでしょうか?

※中古車事件は、U-NEXTの配信版では第5~8話にあたります。

その後は、チームを率いるチャン・ソンチョル(キム・ウィソン)の過去に関わる依頼も届きます。

相手は、15年前にソンチョルが復讐代行を始めるきっかけとなった人物。

普段は仲間をまとめるソンチョルが、過去の行動を後悔していると打ち明けることで、彼自身の思いも気になってきます。

口コミには、この父親と息子に関わる事件を気に入った感想や、イ・ジェフンの演技を楽しんだ声があがっていました。

序盤の日本編で少し気持ちが離れても、すぐにドギたちの潜入作戦と連携を楽しめます。

第4位 愛する盗賊様よ

昼は病人を助け、夜は金持ちから盗んだ金品を貧しい人々に分け与えるホン・ウンジョ(ナム・ジヒョン)。

そんな彼女と、盗賊“ギルドン”を追う王族のイ・ヨル(ムン・サンミン)の恋を描く、ファンタジー時代劇です。

序盤は、身分を隠した出会いや、秘密を抱えるヒロインとの恋など、時代劇でおなじみの設定が続きます。

ここで見慣れた恋愛ものだと感じても、第5話からどんどん面白くなってきます。

ウンジョとヨルの魂が入れ替わり、追う側と追われる側が、相手の体で暮らすことになるという何とも斬新な展開。

ウンジョはヨルが王族だと知り、ヨルも入れ替わりを通して、彼女が探していた盗賊だと気づきます。

好きになった相手が、自分を捕まえようとしていた人だった。

反対に、心を寄せた女性こそ、捕まえるべき盗賊だった。

この秘密がわかった後、ヨルがウンジョをどのように接するのでしょうか?

恋の行方と同じくらい、気になってきます。

ヨルの魅力は、第3話の薬を届ける場面も見逃せません。

けがの手当てを受けた医療施設で薬が足りないと知った彼は、翌日、大量の薬を持ってきます。

彼女への好意が、病人たちを助ける行動につながっているところがいいです。

この場面があるから、盗賊の正体を知った後のヨルにも期待したくなります。

彼女が法を破った理由まで、わかってくれるのかと。

さらに口コミでは、ムン・サンミンの入れ替わり後の表情や仕草、声の使い分けを楽しむ声もでていましたよ。

王族のヨルを演じる姿と、中身がウンジョになった姿。

同じ俳優の変化を見比べることも楽しいです。

ただ、魂の入れ替わりはなくてもよかったという感想や、恋愛描写をもっと見たかったという感想もあり、この部分は好みが分かれます。

甘い恋だけを期待すると、その後の展開には驚くので注意が必要。

元の体に戻ったヨルは、ギルドンを逃がした罪で捕らえられることに。

彼女に近づくことが、自分の立場を危うくしていくというストーリー展開。

捕まえるはずだった女性を、危険を冒して守る側へ。

この変化が、ヨルの恋をぐっと応援したくなる理由です。

おなじみの設定に見えた出会いが、正体を知っても相手を選べるのかという物語へ変わる。

入れ替わりをきっかけに、2人の関係から目が離せなくなる作品です。

第3位 シン・イラン法律事務所 ~真実は、あの世からやってくる!?~

『シン・イラン法律事務所』は、幽霊が見える弁護士が、亡くなった人の無念を晴らすリーガルファンタジーです。

弁護士のシン・イラン(ユ・ヨンソク)は、かつて韓国の巫女が使っていた建物に事務所を開き、幽霊が見えるようになります。

しかも、話を聞くだけでなく、体に乗り移られてしまうことも。

勝つことを重視する敏腕弁護士ハン・ナヒョン(イ・ソム)と関わりながら、幽霊たちの死に隠された真実を調べていきます。

序盤は、法律の話を期待していると、突然始まる憑依の騒動に戸惑います。

裁判所で幽霊に乗り移られ、イランが気絶したふりをしてその場を離れる展開もあり、落ち着いて裁判に臨むことさえできません。

口コミにも、最初は設定に戸惑ったものの、物語のテンポやユ・ヨンソクの演技に引き込まれたという感想が出ていました。

第3話のアイドル志望の女子高生のエピソードでは、ユ・ヨンソクの演技が存分に楽しめますよ。

イランの前に現れるのは、オーディション番組に出演していたキム・スア(オ・イェジュ)の幽霊。

彼女は、自分がなぜ死んだのかもわかっていません。

そんなスアに憑依されたイランは、音楽が流れると体が反応し、事務所でIVEの「LOVE DIVE」を踊り始めます。

手の動きだけでなく、切なげな目つきまでアイドルそのもの。

弁護士が突然、本気でガールズグループのダンスを踊る姿がおかしくて、ここはユ・ヨンソクのコメディ魂が爆発しています。

このダンスは、スアが生前どんな夢を持っていたのかを知る手掛かりになるというおまけつき。

笑える姿を通して、亡くなった少女がアイドルを目指していたことが伝わるから、彼女の死の理由も知りたくなります。

イランは芸能事務所へ出向き、スアの死に隠された真実へと近づいていく第4話。

もう1つ面白いのが、事情を知らないナヒョンの反応です。

事件の当事者しか知らないはずの情報を、なぜイランが知っているのか。

第4話では、その不自然さに疑いを持ち始めます。

幽霊から聞いたと説明しても、簡単には信じてもらえませんよね。

イランが真実を知るほど、生きている人からは怪しまれてしまう、このややこしさが面白いです。

さらに第8話では、ナヒョンの亡き姉がイランの前に現れ、第9話では姉の願いをかなえるために、2人が一緒に動くことになります。

幽霊の依頼が、ナヒョン自身の家族の話につながる展開で、彼女のこともだんだん気になってきます。

口コミでは、憑依されたイランの演技に笑ったという声に加え、亡くなった人と残された家族の思いに泣いたという感想も寄せられていました。

一方で、恋愛要素はなくてもよかったという意見もあり、事件や家族の話に集中したい人には好みが分かれそうです。

最初は憑依の騒動についていけなくても、スアの話まで進むと、笑わせてくれるイランと、彼が助けようとする幽霊の両方が好きになってきます。

第2位 秘密の監査 -Filing for Love-

『秘密の監査』は、自分を左遷した女性上司に復讐しようとした男性が、彼女に惹かれていくオフィスラブコメディです。

ノ・ギジュン(コンミョン)は、会社の不正などを調べる監査部署のエース。

ところが、監査室長のチュ・イナ(シン・ヘソン)によって、社内不倫を担当する監査3課へ異動させられます。

イナは、社内でも恐れられている厳しい上司で、ギジュンにとっては順調だった仕事を台無しにした相手です。

序盤は、このイナの強烈さに圧倒されます。

ギジュンが不満を持つのも無理はなく、すぐに2人の恋を応援する気持ちにはなれません。

口コミにも、最初はイナの上司としての振る舞いが気になったという感想がありました。

そんな関係が動き始めるのが、イナに関する匿名通報が届く第3話です。

弱みをつかんで仕返しをしようと、ギジュンは彼女の私生活を調べ始めますが、一緒に過ごすうちに惹かれていってしまいます。

嫌いな上司の秘密を暴くはずが、仕事中とは違う姿が気になってくるという展開が面白いです。

第4話では、美術教室での前夜の出来事を意識するギジュンに対して、イナは平然と接します。

さらに、調査のために2人で出かけ、その晩はホテルの同じ部屋で過ごすことに。

職場では上司と部下なのに、仕事で出かけた先では、相手を意識せずにいられない距離になる。

気まずそうなギジュンと、普段どおりに見えるイナの温度差が、だんだん楽しくなってきます。

恋愛としてぐっと引き込まれるのは、第6話の残業中のやり取りです。

イナは一度、ギジュンと距離を置こうとしますが、彼は2人きりになったとき、自分を突き放す理由を正面から尋ねます。

ここでギジュンが、怖い上司だからと引き下がらないところがいいんですよね。

仕返しのために探っていた相手へ、今度は自分との関係について聞こうとする。

ギジュンの関心が、イナの弱みから、彼女の気持ちへ変わっていくところに、恋の進展を感じます。

口コミでも、シン・ヘソンとコンミョンのケミが最高との声が多くあがっていました。

一方で、恨みが恋心に変わる過程を唐突に感じた人や、恋愛より監査の仕事を詳しく見たかった人もいて、このあたりは好みが分かれます。

第1位 宇宙をあげる

『宇宙をあげる』は、相性の悪い男女が、幼い甥を一緒に育てることになるラブコメディです。

写真家アシスタントのソン・テヒョン(ペ・イニョク)と、就職活動中のウ・ヒョンジン(ノ・ジョンウィ)。

テヒョンの兄とヒョンジンの姉は夫婦でしたが、不慮の事故で亡くなり、残された息子ソン・ウジュ(パク・ユホ)を2人が育てることになります。

ウジュという名前はタイトルの「宇宙」です。

第1話では、フリマアプリの取引で出会ったテヒョンとヒョンジンが口論になります。

最初はお互い感じの悪い出会いから始まり、その後もすぐに協力し合えるわけではないため、2人を好きになるまで少し時間がかかります。

そこに兄と姉を亡くす悲しみも重なり、序盤は気軽に笑える雰囲気ではないです。

ところが、第2話ではヒョンジンが憧れの会社の面接へ行きたいのに、ウジュを預かってくれる人が見つからない。

ひとりで育てようと決めた彼女が、困り果ててテヒョンに連絡します。

育児と就職活動が重なるヒョンジンの困っている姿には、思わず共感してしました。

そして第3話、2人は1カ月間の同居契約を交わし、テヒョンはヒョンジンが働く間にウジュの世話をするため、仕事の休みをもらいます。

口論していた相手なのに、頼れる人へ変わる。

このあたりから、恋愛の行方だけでなく、3人の暮らしが面白くなってきます。

テヒョンの変化がかわいいのは、第6話の保育園の場面です。

ウジュの入園が決まり、登園させたテヒョンは寂しさを感じます。

世話をする時間が減れば楽になるはずなのに、いざ離れると寂しい。

ウジュとの生活が、いつの間にかテヒョンにとって大切になっていたことが伝わって、ここは頬が緩みます。

口コミでも、ウジュの表情に癒されたという感想が多くあがっていました。

さらに、テヒョンが自分を置き去りにした父親と再会する第7話からは、彼の家族への思いも気になってきます。

父親を受け入れられないテヒョンを、ヒョンジンが心配するようになるのです。

ウジュを育てるために一緒に住み始めた2人が、相手のつらさも気にかけるようになっていく流れがいいですよねー。

一方で、口コミには育児中の子供の見守り方がちょっと不自然で気になったという意見や、恋の進展を遅く感じたという声も出ていました。

育児の描写には気になる部分があっても、ウジュを保育園へ送り出して寂しがるテヒョンの変化には、温かい気持ちになります。

最初は言い争う2人に乗り切れなくても、同居が始まると、ウジュを囲む3人の時間がだんだん楽しみになる作品です。

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