「もっと早く観ればよかった!」と思う韓国ドラマに出会うと、うれしくなりますよね。

Netflixの作品一覧で何度も見かけていたのに、タイトルやあらすじだけで後回しにしている作品はありませんか?

観始めてみると、主人公の意外な一面に笑ったり、続きが気になって止まらなくなったりすることも。

今回は、見逃していたらもったいない韓国ドラマ10作品を、個人の好みでランキングにしました。

第10位 ナンバーズ -ビルの森の監視者たち-

会計士が主人公と聞いて、「数字の話は難しそう」と後回しにしていませんか?

『ナンバーズ』は、育ての親の死に疑問を抱いた青年が、疑惑のある会計法人に入って真相を探る復讐ドラマです。

主人公のチャン・ホウ(キム・ミョンス/エル)は、建設会社の社長に実の息子のように育てられました。

ところが、その会社が倒産し、社長まで亡くなってしまいます。

納得できないホウは、自ら会計士になり、倒産に関わったテイル会計法人へ入社することに。

ここで気になるのが、先輩会計士のハン・スンジョ(チェ・ジニョク)です。

スンジョは、かつてホウに育ての親の会社の清算を告げた人物。

そんな相手が同じ職場にいるのですから、ホウが警戒するのも無理はありません。

しかも、ホウが探している情報を、スンジョが握っています。

会社の清算に関する報告書の行方を問い詰めると、報告書を渡す代わりに自分のチームで働くよう持ちかけるスンジョ。

真相を知りたいホウにとっては、断りにくい条件ですよね。

疑っている相手と組まなければ、知りたいことに近づけないという展開が面白く、スンジョがなぜそこまでホウを引き入れたいのかも気になります。

2人の関係に加え、職場の仲間とのやり取りも好評です。

上司同僚とのバディや仲間の関係も楽しかった

引用:Filmarks

また、会計の知識が、企業を追い詰めるためにも、救うためにも使われるところが見どころ。

書類を調べたり、数字を確かめたりする場面でも、その判断ひとつで会社の行く末が変わってしまいます。

ただ、会計や金融の専門用語は多め。

用語の説明も読む大変さに触れた感想がこちら。

字幕と専門用語の解説を読むのに忙しい(笑)

引用:Filmarks

一方で、専門用語がわからなくても、テンポよく楽しめたという感想も。

企業の不正を暴く頭脳戦はもちろん、ホウとスンジョがどんな関係になっていくのかも楽しみな作品です。

第9位 コネクション

麻薬を取り締まる刑事が、何者かに拉致され、薬物依存の状態にされてしまう。

『コネクション』は、そんな衝撃的な事件から始まる犯罪捜査サスペンスです。

主人公のチャン・ジェギョン(チソン)は、麻薬捜査チームのエース。

ところが、昇進祝いの夜に連れ去られ、目を覚ますと3日間の記憶がなく、薬物依存の状態になっていました。

誰に薬物を投与されたのかを調べようとする中、高校時代の親友パク・ジュンソが転落死したことを知ります。

特に引き込まれるのが、ジュンソの葬儀で同級生たちと顔を合わせる場面です。

ジェギョンは親友の死を不審に思いますが、ジュンソと付き合いを続けていた友人たちは、自殺だとして司法解剖を避けようとします。

大切な友人が亡くなったのに、なぜ詳しく調べようとしないのでしょうか?

そう思うと、悲しんでいるように見えた同級生たちまで、何かを隠しているように見えてきます。

さらに、ジェギョンと、葬儀で再会した同級生の記者オ・ユンジン(チョン・ミド)が、ジュンソの多額の保険金の受取人に指定されていたことも判明。

親友の死を調べているはずなのに、昔の仲間への疑いばかりが増えていくので、誰の話を信じていいのかわからなくなります。

口コミサイトに寄せられた感想からも、登場人物を疑いながら観る面白さが伝わってきます。

どいつもこいつも怪しく思えて面白かった。

引用:Filmarks

そして、もうひとつ見逃せないのが、薬物への欲求に苦しむジェギョンを演じたチソンです。

事件を解決したいのに、体は薬を求めてしまうという演技がすばらしい。

捜査が進む場面でも、いつバレるんだろう?ってドキドキします。

ジェギョンが真相にたどり着けるのかと同じくらい、その前に心身が限界を迎えてしまわないかと心配に。

その苦しみを演じるチソンには、称賛の言葉が寄せられていました。

チソンの演技がさすがすぎてリアルだった!

引用:Filmarks

ただ、登場人物が多く、似た名前を覚えるのに苦労したという声や、もう少し展開が早ければよかったという感想も。

証言の食い違いや、同級生たちが隠している過去、そもそも誰が主人公を薬物依存にしたのかを、じっくり推理できるドラマです。

第8位 哲仁王后~俺がクイーン!?~

現代の男性シェフが、朝鮮時代の王妃になってしまったら?

『哲仁王后』は、そんな大胆な設定を、シン・ヘソンが体当たりの演技で楽しませてくれる時代劇ラブコメです。

大統領官邸のシェフ、チャン・ボンファン(チェ・ジニョク)は、ある事件に巻き込まれ、逃げる途中でプールに転落。

目を覚ますと、魂が王との婚礼を控えたキム・ソヨン(シン・ヘソン)の体に入り込んでいました。

まず笑ってしまうのが、美しい王妃の姿と、遠慮のない言動のギャップです。

見た目は上品なのに、話し方も身振りも、現代から来たボンファンのまま。

王宮の礼儀作法などお構いなしに振る舞うので、周囲の人たちは戸惑うばかりです。

シン・ヘソンの表情や動きが見事で、顔も体も違うのに、中にいるのはあの自信満々なボンファン。

この自由奔放な王妃は、人気です。

好き勝手し放題の王妃様が最高すぎた。

引用:Filmarks

中でも、ボンファンが得意の料理で、王宮での立場を守ろうとする場面です。

味方につけたいのは、王宮で強い権力を持つ大王大妃。

そこで、王宮の料理人に勝負を挑み、腕前を認めさせて、調理場の協力を取りつけます。

慣れない時代でも、料理なら自信があるから、自分の得意なことで道を切り開こうとする姿は、かっこよく見えてきます。

そして、王の哲宗(キム・ジョンヒョン)も魅力的です。

一見すると頼りなく、権力者たちの言いなりですが、実は腐敗した政治を変えたいという志を隠しています。

ソヨンの突飛な言動に困り果てているときはおかしいのに、王として鋭い表情を見せると、ぐっとかっこよくなる。

この違いにも惹かれます。

最初はソヨンに冷たかった哲宗が、次第に彼女の行動に心を動かされていくところも楽しみです。

王と王妃なのに、なかなか落ち着かない2人。

王妃の中身は男だけど、恋の行方まで気になってしまいます。

思いきり笑わせてくれる型破りな王妃と、実力を隠して生きる王の組み合わせが楽しい1作。

シン・ヘソン演じる王妃のはじけっぷりが最高に笑えるドラマですよ。

第7位 誰もいない森の奥で木は音もなく倒れる

森の中の美しい貸別荘に、見知らぬ女性が泊まりに来る。

その出会いを境に、宿の主人の平穏な暮らしが壊れていくサスペンスです。

妻を亡くしたチョン・ヨンハ(キム・ユンソク)は、森の奥で貸別荘を営んでいます。

ある夏の日、子供を連れたユ・ソンア(コ・ミンシ)を宿泊させますが、彼女が去った後、部屋に血の痕跡を見つけてしまいます。

ここで驚くのが、ヨンハが警察に通報せず、自分で掃除してしまうことです。

何か恐ろしいことが起きたかもしれないのに、何もなかったように過ごそうとするヨンハ。

「そのままにして大丈夫?」と心配になりますが、そんな彼の前に、ソンアが再び現れます。

面白くなるのは、ここから!

ヨンハはソンアの行動に振り回され、証拠をめぐって駆け引きをするうちに、自分の宿まで奪われかねない状況になっていきます。

自分の宿なのに、泊まりに来た客の顔色をうかがわなければならない。

その相手が次に何をするかわからないので、ヨンハがソンアを追い出せるのか、落ち着いて見ていられません。

さらに、別の時代にモーテルを営んでいたク・サンジュン(ユン・ゲサン)の物語も並行して描かれます。

こちらも、ある客を泊めたことがきっかけで、家族の暮らしが一変。

最初は「この2つの話は、どう関係しているの?」と戸惑うかもしれません。

ただ、どちらも宿泊客が起こした事件によって、その場に居合わせただけの人たちまで追い詰められていくので、その理不尽さが怖いです。

口コミサイトでは、別々に進んでいた物語がつながる展開を楽しんだ人もいました。

見進めていくとここでこう繋がるの?!って感じで!面白い!

引用:Filmarks

ただ、序盤は登場人物の事情がすぐにはわからず、話をつかみにくいかもしれません。

展開の遅さを指摘した感想もあり、先ほどの口コミにも「途中間延びする感じあるけど、」と書かれていました。

次々と答えが出るドラマではないのですが、それでも、何気なく泊めた客のせいで、大切な場所が安心できなくなるという怖さは強烈で、面白いですよ。

第6位 その電話が鳴るとき

冷えきった夫婦の関係が、脅迫電話をきっかけに動き出す。

『その電話が鳴るとき』は、電話の主がバレないかとハラハラしながら、夫の本心まで知りたくなるロマンスサスペンスです。

大統領室の報道官ペク・サオン(ユ・ヨンソク)と、手話通訳士のホン・ヒジュ(チェ・スビン)は、政略結婚から3年がたつ夫婦。

ヒジュは選択性緘黙症を抱えており、2人は家でもほとんど会話を交わさずに暮らしています。

そんなある日、ヒジュが何者かに誘拐されます。

ところが、妻の命を盾に脅されたサオンは、犯人の話を本気にせず、冷たい反応を返してしまうのです。

そのやり取りを聞いていたヒジュは、逃げ出した後、手に入れた犯人の携帯電話を使い、自分からサオンに脅迫電話をかけ始めます。

要求するのは、ヒジュとの離婚。

この設定が面白くて、ヒジュは夫の前では言えなかった不満を、正体を隠した電話ならぶつけます。

一方のサオンは、すぐそばにいる妻が、自分に電話をかけている相手だとは思ってもいないのです。

口コミサイトでも、序盤の意外な設定に引き込まれたという感想が出ていました。

最初の数話が無茶苦茶面白かった♪ 設定の面白さが、さすが韓国ドラマって感じ。

引用:Filmarks

そして、電話の駆け引きと同じくらい気になるのが、サオンの態度。

冷たい夫に見えたのに、ヒジュの先輩男性を警戒したり、電話の相手とヒジュの関係を気にしたりします。

妻には関心がないような顔で、突き放すようなことを言うくせに、行動は真逆。

「本当はヒジュが好きなのでは?」と、サオンを疑いたくなります。

ユ・ヨンソクの低い声や「キリリ」としたビジュアルがすごく良くて、「ツンデレなのでは?」と気が付いた時にはすっかりこのドラマにハマりました。

ただ、後半は家族の秘密や事件の真相が次々と明かされ、終盤の展開には好みが分かれています。

夫婦なのに、お互いの気持ちを知らない2人が、脅迫電話を通して相手の本音に近づいていく。

そのややこしい関係が面白く、サスペンスも恋愛も楽しめるドラマです。

第5位 いつかの君に

亡くなった恋人に、もう一度会えたら。

『いつかの君に』は、そんな切実な願いから始まり、恋愛にも謎解きにも夢中になるタイムスリップロマンスです。

ハン・ジュニ(チョン・ヨビン)は、恋人のク・ヨンジュン(アン・ヒョソプ)を亡くしてから1年がたっても、その死を受け入れられずにいます。

ある日、差出人不明の小包に入っていたカセットテープを聴くと、1998年へ。

しかも、自分によく似た女子高校生クォン・ミンジュ(チョン・ヨビン)の体で目を覚まします。

そこで出会うのが、亡くなったヨンジュンと同じ顔をしたナム・シホン(アン・ヒョソプ)です。

ジュニにとっては、もう会えないはずの恋人の顔。

でも、目の前にいるのは、名前も年齢も違う高校生です。

うれしくて近づきたくなる気持ちはわかりますが、同じ顔だからといって、ヨンジュンと同じように接することはできません。

2人は本当に別人なのか、なぜジュニはこの時代へ来たのかと、恋の行方と一緒に謎まで気になってきます。

特に面白いのは、ジュニがミンジュとして学校生活を送り始めてからです。

もともとのミンジュは、おとなしく内気な女の子。

ところが、中に入ったジュニは明るく積極的なので、同じ顔でも周囲への接し方がまるで変わります。

その変化に気づき、次第に惹かれていくシホン。

ただ、シホンの親友チョン・インギュ(カン・フン)は、以前からミンジュに片思いしていました。

シホンが好きになったのは、ミンジュなのか、それともジュニなのか。

見た目が同じでも、中にいるのは別の人。

そう考えると、恋が進むのを喜ぶだけではいられず、3人の関係が切なくなってきます。

チョン・ヨビンが演じる、内気なミンジュと、自分の考えをはっきり伝えるジュニの違いにも注目です。

口コミサイトでも、その演じ分けが評判でした。

同じ俳優が演じているのに、別人に見えるという感想にも納得です。

さらに、ミンジュに危険が迫っているとわかり、物語は事件の謎にも踏み込んでいきます。

ジュニは過去を変えて彼女を救おうとしますが、その行動が未来にどうつながるのかも気になるところ。

恋人との再会を願っていたジュニが、今度は別の誰かを救うために動き始めるので、ミンジュの運命からも目が離せなくなります。

切ない恋と、後からつながっていく出来事についての感想も寄せられていました。

切ないけれど、とっても素敵で最後ちゃんと伏線回収もされてて👏🏻

引用:Filmarks

ただ、時代を行き来し、同じ顔の人物も登場するため、途中で混乱したという声も。

会いたい人を思う切なさと、謎が解けていく面白さを、どちらも楽しめる作品です。

第4位 Missナイト & Missデイ

昼は50代、夜になると本来の20代の姿に戻る。

『Missナイト & Missデイ』は、そんな不思議な体になってしまった就活生が、秘密を抱えながら検察庁で働くラブコメです。

主人公のイ・ミジン(チョン・ウンジ)は、就職活動がうまくいかず、詐欺にまで遭ってしまった女性。

さらに、ある出来事をきっかけに昼間だけ年を取った姿になり、イム・スン(イ・ジョンウン)と名乗って検察庁のインターンとして働き始めます。

面白いのは、姿が変わっても、中身は働く意欲いっぱいのミジンだということです。

厳しい検事ケ・ジウン(チェ・ジニョク)のもとに配属されると、次々と課される仕事に挑んでいきます。

就活ではなかなか結果が出なかったミジンが、スンの姿で仕事を任され、力を発揮する。

せっかくつかんだチャンスだから、秘密を守りながら頑張ってほしいと応援したくなります。

そして、スンを演じるイ・ジョンウンが、すごくかわいいです。

見た目は50代でも、喜んだり慌てたりする反応はミジンそのもの。

夜の姿を演じるチョン・ウンジに切り替わっても、同じ人を見ている気持ちになります。

2人の演技については、こんな感想が寄せられていました。

ミジンが可愛いのはもちろんなんだけど、昼のスンと大差ないんよ‼️
女優さんの演技凄い✨️

引用:Filmarks

ジウンとの関係も、昼は職場の上司と部下、夜は別の顔で会う間柄なので、ややこしくて面白いです。

同じ人物だと知られないように振る舞うだけでも大変なのに、ジウンの前で姿が変わりそうになることまで。

日が昇る時間が近づくだけで、「早くその場を離れて!」と焦ってしまいます。

この変身の設定や、スンの愛らしさについてこのような感想が上がっていましたよ。

日が暮れると元の姿に戻るという設定も面白いし、おばちゃんの俳優さんが可愛くて良かった。

引用:Filmarks

ただ、ミジンが殺人犯に遭遇したことから、事件の捜査にも関わっていくので、笑っていたと思ったら危険が迫り、ジウンも目撃者となったミジンを守ろうとするのです。

サスペンスの面白さが挙げられる一方、事件の残忍さに触れた感想や、恋愛場面は少なめという声が寄せられていましたが、スンとして懸命に働く姿を見ているうちに、ミジン自身も好きになる作品です。

イ・ジョンウンのコメディ演技をたっぷりと楽しみましょう。

第3位 離婚弁護士シン・ソンハン

離婚をめぐる切実な相談と、中年男性3人の気の置けない友情。

『離婚弁護士シン・ソンハン』は、依頼人の事情に胸を痛めたり、友人同士のやり取りに笑ったりしながら、登場人物をじわじわ好きになるドラマです。

主人公のシン・ソンハン(チョ・スンウ)は、あるつらい出来事をきっかけに、ピアニストから離婚専門の弁護士へ転身した人物。

さまざまな事情を抱えて事務所を訪れる依頼人のために、難しい離婚問題に向き合っていきます。

序盤で印象に残るのが、ラジオDJのイ・ソジン(ハン・ヘジン)からの依頼です。

ソジンは不倫をしてしまい、夫から離婚を求められていますが、息子の親権だけは譲れません。

一方で、結婚生活では夫から精神的な虐待を受けていました。

不倫をしたという事実だけを聞いたときはびっくりしましたが、物語がすすむにつれてソジンの見方がどんどん変わってきます。

依頼人を第一印象だけで判断できなくなるところが、このドラマの面白さです。

ソンハンはソジンに裁判で争うことを勧めます。

不利に見える状況で、どこに勝機を見つけるのか。

息子と暮らしたいという願いが切なくて、「どうなるんだろう?」といつの間にかドラマにのめり込みました。

そして、重い相談の合間に描かれる、ソンハンと中学時代からの友人2人のやり取りが面白くてやみつきに。

事務所の事務長チャン・ヒョングン(キム・ソンギュン)と、不動産会社を営むチョ・ジョンシク(チョン・ムンソン)。

仕事も性格も違う3人ですが、大人になっても遠慮のない関係が続いています。

友人同士のキャンプのシーンは笑ってしまいます。

弁護の場では頼もしいソンハンも、友人といるときは、つい調子に乗る普通のアジョシ(おじさん)。

最初は3人のやり取りに乗れなかったなんて声も出ていましたが。

最初はわちゃわちゃにあんまりハマれないかもって思ったけど、役に愛着持った瞬間ぐんと面白くなった!

引用:Filmarks

ただ、大きなどんでん返しや、次々に事件が起こる展開を期待すると、少し穏やかに感じるかもしれません。

口コミサイトでも、盛り上がりが物足りないという声がある一方、3人の友情や周囲の人たちの温かさが好評でした。

ソンハンが依頼人に向き合う姿と、友人に囲まれる姿を見ていると、人に支えてもらえるありがたさを感じます。

第2位 ワン・ザ・ウーマン

虐げられていた財閥の嫁が、ある日突然、言いたいことを遠慮なく言うようになったら?

『ワン・ザ・ウーマン』は、そっくりな2人の女性が取り違えられたことから始まる、痛快アクションラブコメです。

検事のチョ・ヨンジュ(イ・ハニ)は、出世とお金が大好きで、不正にも手を染める強気な女性。

捜査中に交通事故に遭い、記憶を失った状態で目を覚ますと、財閥の嫁カン・ミナ(イ・ハニ)に間違われていました。

ミナはヨンジュと瓜二つですが、婚家で理不尽な扱いを受けても耐えてきた、おとなしい女性です。

ところが、ミナだと思われているヨンジュは、記憶を失っても気の強さまで消えてはいません。

不満があれば言い返し、財閥一家の都合にも簡単には従わない。

今まで言いなりだった嫁が、まったく思いどおりにならなくなるので、一家の戸惑いぶりに笑ってしまいます。

さらに面白いのが、ヨンジュ自身も、自分が何者なのかわかっていないところです。

驚くほど暗記ができて、法律にも詳しく、そのうえケンカまで強い。

そこから、自分は財閥の娘でありながら暴力団にも関わっていたのでは、と推測してしまいます。

観ている側は検事だと知っているので、「惜しいけど違う!」と言いたくなるんですよね。

能力は本物なのに、自分の正体については見当違いな結論を出すところが面白いです。

イ・ハニの表情も遠慮がなく、きれいな顔で思いきり怒ったり、驚いたりする姿が魅力的。

ヨンジュが理不尽な相手に言い返してくれると、こちらまで気分が晴れます。

その痛快さは、感想にもよく表れています。

ヒロインが気持ちよく悪い奴らをとっちめて見てて笑ってスッキリして元気が出る

引用:Filmarks

そんなヨンジュの協力者が、ミナの初恋の相手ハン・スンウク(イ・サンユン)です。

スンウクは目の前の女性がミナではないと気づきますが、財閥に隠された闇を暴くため、ヨンジュと手を組みます。

彼女の大胆さに振り回されながらも、危ないときには助けてくれるので、2人が並ぶと頼もしいです。

自分で戦えるヨンジュと、それを支えるスンウクの恋も楽しめます。

一方で、本物のミナの行方や、ヨンジュを襲った事故の背景も気になりますよね?

口コミサイトには、話を理解するために巻き戻したという感想もあり、財閥の人物関係は少し整理しながら観たくなるかもしれません。

それでも、相手が誰でもひるまず、言うべきことを言うヨンジュがかっこよくて、強い主人公から元気をもらえてスカッとするドラマです。

第1位 クイーンメーカー

選挙を舞台にしたドラマと聞くと、難しそうで後回しにしてしまうかもしれません。

でも、『クイーンメーカー』は、巨大企業の力を知り尽くした女性が、その企業を相手に戦いを挑む頭脳戦が最高に面白い!

ファン・ドヒ(キム・ヒエ)は、ウンソングループの不祥事を処理し、一族のイメージを守ってきた敏腕社員。

ある悲劇をきっかけに会社と決別し、人権弁護士オ・ギョンスク(ムン・ソリ)をソウル市長にするため、選挙戦へ飛び込みます。

ギョンスクはウンソングループへの抗議活動を続けており、ドヒは彼女への対処を任されていた側。

会社を守るために動いていたドヒが、会社に立ち向かうギョンスクと組むという変化に、まず引き込まれます。

世間にどう見せるかを計算するドヒと、言うべきことを遠慮なく言うギョンスク。

ドヒは、ギョンスクの率直な言葉や、人の心をつかむ力に可能性を見いだします。

ギョンスクの持ち味に、ドヒの戦略が加わっていく過程を見るのが楽しいです。

特に注目したいのが、初めてのテレビ討論に向けてドヒがギョンスクを支え、相手候補との対決に送り出す場面です。

討論の場で戦うギョンスクだけでなく、そこへ向けて準備するドヒにも見せ場がたっぷり。

候補者と参謀、それぞれの働きが勝負につながるので、2人そろって応援したくなります。

ドヒを演じるキム・ヒエには、参謀としての頼もしさと、表情の演技を褒める感想が寄せられていました。

キムヒエの名参謀ぶりはお見事、顔だけで魅せる演技も絶妙でした。

引用:Filmarks

もちろん、相手も簡単には引き下がりません。

選挙戦が進むにつれ、ギョンスクの大切な人や家族まで狙われ、本人も出馬を続けるべきか迷うようになります。

勝ちたいからといって、家族を危険にさらしていいのか。

そんな状況で、ドヒが次に何を仕掛けるのか、ギョンスクがどんな決断をするのかが気になります。

追い詰められた2人が、今度はどう反撃するのかを見たくて、続きが気になる作品です。

ただ、権力を守るための嫌がらせや、手段を選ばない攻撃が続くので、観ていて腹が立つ場面も多く、物語やドヒの表情の演技が好みに合わなかったという感想も。

それでも、相手のやり方を知るドヒが反撃に動くと、「今度こそ勝って!」と力が入ります。

立場も性格も違う2人の女性が、それぞれの力で巨大な相手に挑む姿がかっこいいですよ。

政治ドラマという理由で見逃していたなら、なんともったいない、今回の第1位です。

X→かよよんちゃん