【この韓ドラは絶対に無理!】日本でリメイクするのは難しいと個人的に思うBEST10!

最近、韓国ドラマの日本リメイク版が増えてきましたよね?
ぴったりの俳優が浮かぶ作品もあれば、「この役だけは、あの人以外に考えられない!」と、そこで想像が止まってしまう作品も。
俳優の魅力に加えて、韓国の社会事情や人間関係が、物語の面白さにつながっている韓国ドラマ。
今回は、そんな「日本でリメイクされたら、夢中になったあの面白さはどうなるんだろう?」と個人的に思う韓国ドラマを、BEST10で紹介します。
好きだからこそ、つい注文が多くなる今回のランキング。
あくまでも個人の感想と妄想なので、寛大なお気持ちでお読みいただけると幸いです。
第10位『CASHERO ~ヒーローは現金を持つ~』

『CASHERO ~ヒーローは現金を持つ~』は、父親から超能力を受け継いだカン・サンウン(ジュノ)が、悪の組織との戦いに巻き込まれていくヒーロードラマです。
ただし、サンウンの力には、困った条件がついています。
持っている現金が多いほど強くなり、力を使うたびに、そのお金が減ってしまうのです。
超能力を手に入れたら、普通は「何ができるんだろう?」とワクワクしますよね。
ところが、この作品では、活躍するほど自分の生活が苦しくなるという、笑うに笑えない問題がついてきます。
サンウンはもともとお金に余裕があるわけではなく、恋人のキム・ミンスク(キム・ヘジュン)と暮らす家を買うために、資金を用意したい立場。
人を助けたいけれど、二人の将来のためにお金も残したい。

どちらも諦められずに悩むところが、このヒーローの面白さです。
ただ、これを日本でリメイクして、円で見せられたらどうでしょう。
個人的には、アクションのかっこよさより、減っていく生活費が気になってしまいそうです。
スーパーで買い物をしながら、値札を見て、今日買うものを考える。
そんな毎日の中で、主人公のお金がチャリンチャリンと減っていく場面を観たら、「今の分で、お米が買えたのに……」なんて、余計な計算まで始めてしまうかもしれません。
韓国ウォンだとすぐには金額を実感できない私でも、日本円になった途端、食費や電気代に置き換えて考えてしまう今日この頃。
口コミサイトにも、この能力について、こんな率直な感想が寄せられていました。
能力使う度にお金減るのはいやだWWW
引用:Filmarks
この気持ち、わかります。
『CASHERO』の日本リメイクに身構えてしまうのは、そんな理由です。
小銭が減る音にまでハラハラするヒーロードラマは、今の暮らしと重ねると、ちょっと切実すぎるんですよね。
第9位『ヴィンチェンツォ』

『ヴィンチェンツォ』は、イタリアマフィアの顧問弁護士ヴィンチェンツォ・カサノ(ソン・ジュンギ)が、韓国で巨大企業の不正に立ち向かう復讐ドラマです。
金塊を目当てに韓国を訪れた彼は、思いがけず財閥との戦いに巻き込まれることに。
マフィア仕込みの手段で悪党を追い詰めていく、痛快さと怖さを併せ持つ作品です。
この作品を日本でリメイクすると聞いたら、真っ先に考えるのは、「ヴィンチェンツォを誰が演じるの?」ということ。
日本にも素敵な俳優はたくさんいますが、この役に関しては、とてもソン・ジュンギを超える役者がいるとは思えません。
品のあるスーツ姿に、相手を容赦なく追い詰めるゾクッとする怖さ。

あの端正な顔立ちと、マフィアとしての冷酷さの組み合わせが、たまらなくかっこいいです。
さらに、韓国に到着した早々に犯罪に巻き込まれ、目的のビルでは個性的な入居者たちと顔を合わせることに。
巨大企業を相手にする男が、身近な人たちとのやり取りでは思い通りにいかないという、その落差も楽しめます。
怖いときは本当に怖いのに、周りに振り回される姿はかわいい。
日本版を想像すると、この両方を誰に演じてもらいたいのか、そこで考え込んでしまいます。
口コミサイトにも、こんな感想が寄せられていました。
前半「このドラマってコメディだったの?」と思いつつ、見続けていると、後半シリアスな展開になっていきます。
ヴィンチェンツォは冷酷なマフィアの弁護士という割にはマンションの住民たちとはお茶目で優しい顔を見せていましたが、やはり冷酷な ヴィンチェンツォ 健在。
情け容赦ない制裁を与えました
あ~やっぱり怖い人だった。引用:Filmarks
日本版で怖さとかっこよさと、コメディをこれほど魅力的に演じる俳優は、いないのでは?
笑わせた直後に、「この人は本当にマフィアだった」と思い出させる。
もし日本版が作られたら、主演が誰に決まっても、ソン・ジュンギの表情や声を思い出しながら観てしまう気がします。
日本でのリメイクには、つい「この役はそのままにしておいて!」と言いたくなる作品です。
第8位『財閥家の末息子〜Reborn Rich〜』

『財閥家の末息子〜Reborn Rich〜』は、大企業スニャングループに尽くしながら切り捨てられたユン・ヒョンウ(ソン・ジュンギ)が、その創業者の孫チン・ドジュンとして、1987年で二度目の人生を歩む物語です。
自分の命を奪うように指示した人物がいる一族に生まれ、未来の記憶を持ったまま、一発逆転を狙っていきます。
この設定だけでも面白いのですが、日本でリメイクすると聞いたら、まず引っかかるのが、「財閥一族を、日本ではどうするの?」ということ。
日本にも大富豪や、創業家が経営に関わる企業は存在します。

ただ、三井や三菱などの旧財閥は戦後に解体されていて、韓国ドラマに登場する財閥一家と、現在の日本の企業グループを、そのまま同じものとして描くわけにはいきません。
日本版なら、架空の巨大企業と、その創業家を中心に描くことになるのかなと思います。
でも、大きなお屋敷に住むお金持ち一家を用意するだけで、あの迫力は出ません。
この作品で争っているのは、家族の財産を誰が多くもらうか、という話だけではなくて、グループの経営権を誰が握り、誰が一族の頂点に立つのか。
その争いに、韓国の政治や経済の動きまで関わってきます。
たとえば、第5話の背景になるのは、1997年の通貨危機。
主人公の人生や一族の争いが、国全体を揺るがす出来事と結びついており、未来を知っているドジュンが、今度は何を先回りするのか。
相手が強大だからこそ、その懐に入り込んで逆転を狙う展開に、ワクワクします。
口コミサイトにも、こんな感想が寄せられていました。
韓国がどのようなお国柄なのかよくわかるストーリー仕立ての元に、財閥にある悪を未来がわかるという力で次々倒していく、ゼロでも登り詰めることができるという痛快さが良かった。
ソンジュンギ、イソンミンの対決が特に面白かった!引用:Filmarks
日本に舞台を移すなら、こうした経済の出来事も、日本の歴史に合わせて考え直す必要がありそうです。
名前と通貨を変えるだけでは、未来を知る主人公が先手を打つ面白さまで再現できません。
さらに、この作品で忘れられないのが、スニャングループの創業者チン・ヤンチョル(イ・ソンミン)です。

「財閥だから悪い人」と割り切れない会長の存在が、一族の争いを面白くしています。
日本版でも、権力を持つ一族の不正や、後継者争いは描けるはず。
ただ、「財閥一家の横暴に、未来を知る末孫が挑む」という面白さを、日本の社会にどうなじませるのかについては、答えが出ません。
現実味を持たせようと設定を変えれば、原作で圧倒された一族の力が小さく見えてしまうからです。
反対に、そのまま持ってくれば、「この一家、どうして何でもできるの?」と、物語に入り込む前に疑問が浮かびそう。
日本でのリメイクに身構えるのは、あれほど大きな力を持つ一家に挑む緊張感まで、再現してほしいから。
ドジュンが立ち向かう相手の大きさと、ヤンチョル会長の迫力を出すのは至難の業です。
第7位『わたしの完璧な秘書』

『わたしの完璧な秘書』は、ヘッドハンティング会社のCEOカン・ジユン(ハン・ジミン)と、彼女の秘書になったユ・ウノ(イ・ジュニョク)の恋を描くオフィスロマンスです。
仕事は優秀でも、自分の生活には無頓着なジユン。
そんな彼女を支えるウノは、仕事も家事も育児もこなすシングルファーザーです。
この作品を日本でリメイクすると聞いたら、「ウノはイ・ジュニョクのままでお願いします!」と言いたくなってしまいます。
スーツ姿がかっこいいのはもちろんですが、ウノは、仕事のできる姿だけではなくて、落ち着いた声や、相手を見る優しい表情まで素敵!

もともとウノは、ジユンが引き抜こうとしていた技術者を説得し、移籍を思いとどまらせた相手。
その後、自身の会社を解雇されて彼女の秘書になるので、ジユンにとっては、仕事を邪魔された相手が突然そばに来ることになります。
それでもウノは、ジユンの細かなこだわりを把握し、秘書として信頼してもらおうと努めます。
最初は受け入れてもらえなくても、仕事と気遣いを重ねて、少しずつ距離を縮めていく。
何でも完璧にこなすのに、ただのお世話が上手な秘書に見えないところが、イ・ジュニョクの魅力だと思います。
特に好きなのは、全12話版の第4話で、ジユンの表情の変化に気づき、散歩に誘う場面です。
仕事のライバルから言われたことで顔を曇らせたジユンを、ウノは外へ連れ出します。
落ち込んでいることに気づいて、まず一緒に歩いてくれる。
こういう優しさに、キュンとしました。
口コミサイトにも、二人の関係について、こんな感想が寄せられていました。
仕事も恋愛も描かれていて、二人の距離が少しずつ縮まっていく様子は微笑ましいし、安心して見られるラブストーリーだった。
特に、相手を尊重しながらさりげなく支える関係性が素敵。派手な愛情表現ではなく、日常の中で自然に優しさが伝わるところが良かった。
引用:Filmarks
さらに、ウノは恋をする男性であると同時に、娘を育てる父親。
娘のために育児休暇を取っていたことや、仕事と子育ての両立に向き合う姿が描かれるので、優しさを感じます。
秘書として頼もしく、父親として温かく、恋愛ではドキドキさせる。
このウノを別の俳優が演じることは不可能です。←きっぱり!

日本のオフィスを舞台にした物語として、観てみたい気持ちもありますが、同じような場面があったら、きっと「あのときのウノ、優しかったな」などと、元の作品を思い浮かべてしまいそうです。
私にとっての“完璧な秘書”は、イ・ジュニョク演じるウノ。
あの穏やかな笑顔にハマってしまったので、日本版の配役を考えるより、もう一度ウノに会いたくなる作品です。
第6位『広場』

『広場』は、裏社会から離れていたナム・ギジュン(ソ・ジソブ)が、弟ナム・ギソクの死の真相を突き止めるため、再び犯罪組織の世界に戻る復讐ドラマです。
弟を殺したのは誰なのか、その背後には何があるのか。
ギジュンは容赦のないやり方で関係者を追い詰め、真相に近づいていきます。
日本でリメイクすると聞いたら、私が心配になるのは、あの容赦のなさを、最後まで貫いてくれるのかということ。
『広場』は、復讐する主人公を応援しながらも、その暴力に思わず身構えてしまう作品です。

ギジュンが現れたら、もう相手が数十人いようと容赦なく大暴れします。
ソ・ジソブの無口な佇まいから、想像できないほどの恐ろしいシーンの連続です。
口コミサイトにも、彼の強さについて、こんな感想が寄せられていました。
やばい、ソジソブがまじでやばい、、、正直彼にあまり興味なかったけど今作で惚れた、、、、弟の為に世界を滅ぼす勢い。私も守って….🥹って背中に語りかけたい。あんなヒョンいたら最高じゃない?みんなに自慢しまくるけど。めちゃくちゃかっこいいしとにかく強い。
引用:Filmarks
その強さが特にすごいのは、第4話の展開です。
仲間が襲撃されたことを知ったギジュンは、敵の手先が大勢待ち受ける場所へ一人で素手で乗り込んでいきます。
普通のドラマでは考えられないほどの、人数の敵が次から次に襲ってくるのですが、ギジュンの場合は、そんなのお構いなしでどんどんやっつけていきます。
この「かっこいいけれど、怖い」という感覚が、『広場』の忘れられないところです。
実際、口コミではアクションの爽快感を楽しむ声がある一方、流血や刃物を使った激しい描写に言及する感想も見られました。
誰にでも勧められる穏やかな作品ではないからこそ、ここまでハマったという人もいるのでしょう。
日本版を想像すると、その激しさが和らいでしまわないかと身構えます。
たとえば、戦う場面を短くして、代わりに主人公の悲しみを説明する台詞が増えたら。

物語の筋は同じでも、ギジュンが黙って敵へ向かっていくときの緊張感は、変わってしまいそうです。
弟を失った悲しみを、言葉よりも行動で見せるところまで残してほしいですよね。
もちろん、日本にも裏社会や復讐を描いた作品はありますが、少なくなっているような気がします。
強い主人公に守られているような安心感と、その主人公自身が壊れていきそうな危うさ。
日本版でも、同じくらい徹底して描いてくれたら、きっと夢中になることでしょう。
ただ、少しでも主人公を親しみやすくしたり、復讐をきれいにまとめたりしたら、みんなが好きになった『広場』とは違ってしまいそう。
あの重苦しさと容赦のなさまで描き切る日本版を、今はなかなか想像できない。
それが、この作品を第6位に選んだ理由です。
第5位『トラウマコード』

『トラウマコード』は、戦場で経験を積んだ天才外科医ペク・ガンヒョク(チュ・ジフン)が、大学病院の重症外傷チームを立て直していく医療ドラマです。
病院の都合よりも、目の前にいる患者の命を優先するガンヒョク。
遠慮のない物言いで周囲と衝突しながらも、確かな腕で患者を救い、仲間を育てていきます。
この作品の日本リメイクを想像すると、まず思うのが、「同じ脚本でも、チュ・ジフンのガンヒョクを観たときと同じ興奮を味わえるかな?」ということです。
ガンヒョクは、優しく丁寧に説明してくれるドクターというより、周りを圧倒しながら突き進む人。
言い方はきついし、振り回される側は大変そうなのに、患者を救う場面になると、頼もしくてたまらないですよね。

あの強引さが、命を救うための行動だと伝わるから、かっこいい。
その魅力が早くも全開になるのが、第2話のヘリでの救命場面です。
ガンヒョクは、若手医師ヤン・ジェウォン(チュ・ヨンウ)と救助に向かい、ヘリの中で手術を行います。
設備が整った手術室でさえ緊張するのに、今ここで処置をしなければならない。
そんな状況で判断し、手を動かすガンヒョクを見ていると、こちらは息を詰めるばかりです。
病院に着くまで待てない命を、その場で救おうとするスピード感に、一気に引き込まれます。
口コミサイトにも、こんな声が寄せられていました。
チュ・ジフンさんの格好良さよ。
ああいう人が担当医なら、痛くて辛い手術も頑張れるかも(笑)引用:Filmarks
まさにそこです。
白衣や手術着が似合うだけでなく、周囲が思わず従ってしまう迫力!
この役を演じる日本の俳優を考えても、なかなか一人に決められません。
さらに、ガンヒョクの魅力は、手術の腕だけにとどまらず、第4話では、予算会議で非難されている最中でも、患者を救うために会議室を飛び出していきます。
自分への評価や病院内での立場より、今、助けが必要な患者を優先する。
偉い人たちの顔色をうかがっている暇があったら、患者のところへ行く。
その徹底した姿勢に、スカッと爽快!
日本版でも同じ展開を描くことはできるでしょう。
ただ、台詞や出来事が同じでも、救命場面の勢いや、ガンヒョクが周囲を動かす迫力が弱まったら、私は物足りなく感じてしまいそうです。
反対に、強い口調だけを再現しても、患者を救う姿に説得力がなければ、横柄な先生に見えてしまうかもしれません。
そして、彼についていく(振り回される)仲間たちも、この作品には欠かせません。

第5話では、大規模な事故への対応の中で、ジェウォンが初めて緊急手術の執刀医を務めることに。
ガンヒョク一人のすごさを見せるだけでなく、教わった側が自分で患者と向き合う姿まで描かれるから、チームを応援したくなります。
口コミでも、スタッフの成長や仲間同士の連携が好評でした。
チュ・ジフンの迫力と、彼についていくチームの面白さまでそろって、『トラウマコード』。
日本版を観るなら、きっと手術の場面でも、部下を叱る場面でも、元のガンヒョクを思い出してしまうと思います。
第4位『愛の不時着』

『愛の不時着』は、パラグライダーの事故で北朝鮮に不時着した韓国の財閥令嬢ユン・セリ(ソン・イェジン)と、彼女をかくまう北朝鮮の将校リ・ジョンヒョク(ヒョンビン)の恋を描く作品です。
出会うはずのなかった二人が、一緒に過ごすうちに惹かれ合っていく。
ところが、セリが無事に帰国できれば、ジョンヒョクとは離れることになります。
この作品を日本でリメイクすると聞いたら、配役を考える前に、「二人を隔てる南北の境界を、何に置き換えるの?」と考えてしまいます。

『愛の不時着』の切なさは、好きになった相手と、自由に会いに行くことさえできないところ。
けんかをしたわけでも、気持ちが冷めたわけでもないのに、一緒にいる方法が見つからない。
お互いに好きだとわかっても、それだけでは一緒にいられないから、二人で過ごす時間が大切に思えるんですよね。
日本国内の遠距離恋愛や、家柄の違う二人という設定に変えたら、別の面白さは生まれると思います。
ただ、それでは「会いたいなら会いに行けばいいのに」と、観ているこちらの受け止め方も変わってしまいそうです。
かといって、架空の国や地域を作ったら、その成り立ちや関係から説明する必要が出てきます。
元の作品で感じた「簡単には行き来できない」という切実さを、日本版でどう伝えるのか。
その切実さが胸に迫るのが、第7話のセリの選択です。

北朝鮮を出る飛行機に乗るため、空港へ向かわなければならないのに、セリはけがをしたジョンヒョクを放っておけず、病院へ急ぎます。
帰りたい場所も、取り戻したい生活もあるはずなのに、彼を置いていけない。
ようやく帰れるかもしれない機会よりも、目の前のジョンヒョクを選んでしまう。
ただ「好き」と伝えるよりも、その行動から、セリの気持ちが伝わってくるんですよね。
帰国が難しい状況を観てきたからこそ、「行かなきゃ」と「そばにいたい」の両方がわかって、こちらまで苦しくなります。
口コミサイトにも、こんな感想が寄せられていました。
最近韓ドラにハマったので、視聴したのはかなり遅い方ですが
これは名作ですね。 沼中の沼でした。もう一度記憶を消してみたい名作です。
引用:Filmarks
そして、もちろん、ヒョンビン演じるジョンヒョクの存在も大きいです。
堅物で、器用に甘い言葉を並べるタイプには見えないのに、セリを守ろうとする姿がかっこいい。
ヒョンビンの頼もしさと、ソン・イェジンの愛らしさがそろった二人だから、笑えるやり取りにも、離れなければならない場面にも夢中になりました。
日本版で同じ台詞や場面を再現しても、あの二人と比べずに観るのは難しそうです。
あの二人だから応援したくなり、あの南北の隔たりがあるから胸が痛む。
『愛の不時着』は、その二つを切り離せない作品です。
第3位『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』

『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』は、不滅の命を持ち、900年以上を生きてきたキム・シン(コン・ユ)と、「トッケビの花嫁」を名乗る高校生チ・ウンタク(キム・ゴウン)の恋を描くファンタジーロマンスです。
シンが探していたのは、長すぎる人生を終わらせてくれる花嫁。
ところが、ウンタクと出会い、一緒に過ごすうちに、終わりを望んでいたはずの気持ちが変わっていきます。
日本でリメイクすると聞いたら、私はまず、「あのコート姿のコン・ユを、誰に置き換えるの?」と思ってしまいます。
頼もしくて、大人の余裕があって、それなのにウンタクの前では大人げない。

かっこよく登場したと思ったら、次の場面では思わず笑ってしまう。
その姿を好きになった頃には、彼が抱えている運命まで知ってしまい、何気ない二人のやり取りにも胸が痛くなります。
特に切ないのが、シンの胸に刺さった剣の存在です。
花嫁が剣を抜けば、シンは不滅の命から解放される。
でも、一緒にいたい相手ができたシンにとって、それはもう、待ち望んでいた救いだけではなくなります。
ようやく出会えた好きな人が、自分の命を終わらせることのできる人でもある。
この設定が、『トッケビ』の切なさですよね。
全16話版の第4話では、ウンタクが胸の剣に気づいていたと知り、シンが動揺します。

生き続けることがつらかった人が、今度は生きていたいと思い始める。
「もう少し、この二人を一緒にいさせて」と願わずにはいられません。
口コミサイトにも、こんな感想が寄せられていました。
嗚咽するほど泣く
韓国ドラマで今まで見た中で1番好きな作品です
死神とトッケビはアホほどカッコイイし、チウンタクはめちゃくちゃかわいくて最高✨️引用:Filmarks
不思議な設定や、恋が進むまでの時間をどう楽しむかで、好みは分かれる作品だと思いますが、そのゆっくりした時間も大切でした。
そして、日本版を考えると、シンの設定も悩ましいところ。
そのまま「トッケビ」という存在を登場させるのか、日本の別の存在に置き換えるのか。
日本の存在に変えるなら、シンが不滅の命を生きる理由や、花嫁との関係まで、どんな物語にするのか考え直すことになりそうです。
さらに、シンと同居する死神(イ・ドンウク)も外せません。

互いを気に入らない二人の奇妙な共同生活が、切ない恋の合間に笑いをくれます。
コン・ユとイ・ドンウクが並んだときのかっこよさと、やり取りのおかしさまで再現してほしい。
そう考え始めると、恋の筋書きが同じでも、笑う場面で笑えて、寂しげな表情に胸が詰まるかどうかは、観てみるまでわかりません。
皆がもう一度会いたいのは、コン・ユ演じるシンと、キム・ゴウン演じるウンタク。
あの二人が過ごした時間を大好きになってしまったので、日本版を想像することは難しいです。
第2位『鉄槌教師』

『鉄槌教師』は、荒れた学校に乗り込む「教権保護局」の監督官たちが、生徒や教師、保護者の問題に立ち向かうアクションドラマです。
中心となるのは、特殊部隊出身のナ・ファジン(キム・ムヨル)。
暴力的な生徒にもひるまず、強引ともいえる方法で、追い詰められた人たちを救おうとします。
日本でリメイクすると聞いたら、私はまず、「あの制裁を、どこまで描けるんだろう?」と考えてしまいます。
『鉄槌教師』を観ていて腹が立つのは、ひどいことをする相手が、自分だけは守られると思っているところ。
親の権力や自分の立場を頼りに、相手が抵抗できないとわかっていて追い詰める。

そんな人物の前にファジンが現れるから、「今度こそ、好き勝手にはさせないで!」と力が入ります。
第1話で彼が乗り込むのは、大物議員の息子が権勢を振るう学校です。
相手の後ろ盾にひるまず、学校の主導権を握り、その生徒に教訓をたたき込んでいきます。
これまで通用していた脅しが、ファジンには通用しない。
立場が逆転する瞬間が、このドラマの痛快さです。
だから、日本版で制裁の場面が穏やかになり、最後は長い説教で相手が反省する展開に変わったら、物足りなく感じてしまいそうです。
ここまで人を苦しめておいて、それで終わりなの?と、怒りが残ってしまうかもしれません。
口コミサイトにも、こんな感想が寄せられていました。
現代社会の問題点を毎話取り上げ、強権保護局流に解決していく、まさに現代版時代劇⚔️
日本も韓国も教育問題は共通点が多いのかな?
テンポ良く、茶目っ気もあり、スカッとするドラマ✨
引用:Filmarks
ただ、その爽快さには、少し複雑な気持ちもついてきます。
別の口コミでは、ドラマとして制裁にスッキリしながらも、現実の暴力には賛成できないという思いが語られていました。
観ている間はスカッとするけれど、現実でも同じ方法で解決してほしいかというと、考えてしまう。
『鉄槌教師』は、その危うさもある作品です。
日本版で気になるのは、この部分をどう描くかです。

暴力の是非を丁寧に説明する場面が増えれば、制裁までの勢いが止まってしまうかもしれません。
反対に、相手を殴る場面だけが目立てば、誰を助けるために戦っているのかが伝わらなくなってしまいそうです。
被害者を救いたいという気持ちと、容赦のない制裁を観る爽快さを、両方残してほしいと思います。
また、ファジン一人の活躍で終わらないところも好きです。
第3話では、高校生インフルエンサーが教師について虚偽の情報を拡散した問題に、監督官イム・ハンリム(チン・ギジュ)が対応します。
殴り合いだけでは解決しない問題にも踏み込み、学校ごとに違う相手や状況と向き合っていく。

そのため、次は誰が、どんな方法で問題をひっくり返すのかと楽しみに。
日本でも身近に感じられる題材だからこそ、日本版には期待も集まりそうです。
でも、身近な分だけ、監督官の行動をフィクションとして楽しむ前に、「そんなことをして大丈夫?」と気になってしまう可能性もあるでしょう。
現実の学校を思わせる問題と、現実ではあり得ないほど大胆な解決方法。
この組み合わせに夢中になったので、どちらかが弱まると、相手に腹を立て、監督官の登場を待ち、反撃が始まったら一気に観てしまうなんて楽しみはふっとんでしまいます。
あの勢いを最後まで保った日本版を想像するのが難しい。
それが、この作品を第2位に選んだ理由です。
第1位『涙の女王』

『涙の女王』は、結婚生活が冷え切ってしまった夫婦が、大きな危機をきっかけに、もう一度お互いへの愛情を取り戻していくラブストーリーです。
妻のホン・ヘイン(キム・ジウォン)は、財閥クイーンズグループの令嬢で、百貨店を経営する社長。
夫のペク・ヒョヌ(キム・スヒョン)は、田舎出身で、妻との関係にも財閥一家での暮らしにも疲れ、離婚を考えるようになっています。
日本でリメイクすると聞いたら、私が一番身構えてしまうのが、この作品です。
理由は、キム・スヒョンとキム・ジウォンだから、ここまで二人の幸せを願ってしまったと思うから。

最初から、理想の仲良し夫婦として登場するわけではありません。
家庭でも職場でも関係が冷え切っていて、ヒョヌは結婚生活を終わらせようとしています。
ところが、いつの間にか「離れないで」「ちゃんと気持ちを伝えて」と、二人を応援してしまう。
離婚したかった夫が、もう一度妻を大切に思うようになる変化を、キム・スヒョンが見せてくれるからです。
困り果てた姿には笑ってしまうのに、ヘインを失う怖さがにじむと、こちらまで胸が詰まります。
このヒョヌを日本の俳優で想像することは不可能です。
そして、ヘインも忘れられません。

堂々としていて近寄りがたいのに、ヒョヌのことになると不器用で、かわいい。
強気な言葉だけを聞いていると冷たく感じる場面でも、キム・ジウォンの表情を見ていると、「本当に言いたかったのは、それじゃないよね」と思ってしまう。
そんな二人の気持ちが伝わってくるのが、第4話です。
ヘインに近づくユン・ウンソン(パク・ソンフン)を見て、ヒョヌは嫉妬を覚えます。
離婚まで考えていたのに、ほかの男性と親しくしている妻は気になる。
自分では終わったつもりでも、気持ちはまだ妻に向いている。
その矛盾が、腹立たしいよりも、もどかしくてかわいく見えるところに、キム・スヒョンの魅力を感じます。
口コミサイトにも、ヘインについて、こんな感想が寄せられていました。
韓国ドラマの王道だけどヘインが可愛すぎて可愛すぎて。久々に良かったな〜
引用:Filmarks
王道の展開でも、この二人なら続きを観たい。
病気や夫婦のすれ違いに胸を痛めるのも、「この二人を見届けたい」と思えてこそ。
日本版で財閥一家を大企業の創業家に置き換えることや、夫婦の再出発を描くことはできると思います。
ただ、ヘインの華やかさと寂しさ、ヒョヌの頼もしさと情けなさ、その組み合わせまで残すことは難しいのではないでしょうか?
かっこいい夫と美しい妻というだけでは、みんなが好きになったヒョヌとヘインにはなりません。

もし別の俳優が同じ場面で泣きの演技をしても、きっとキム・スヒョンの涙を思い出してしまう。
強気な妻がふと弱さを見せる場面では、キム・ジウォンの顔が浮かんでしまうことでしょう。
それほど、役と俳優が自分の中で重なっています。
『涙の女王』は、ストーリーをもう一度観たい以上に、あの二人にもう一度会いたい作品。
日本版の主演を考えても、結局「ヒョヌはキム・スヒョン、ヘインはキム・ジウォンがいい」と思ってしまうので、個人的ですが第1位に選びました。
X→かよよんちゃん





















