雑記

途中で飽きる韓国ドラマ3選!とか言いながらも完走!

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途中で「飽きてきた」と思いながらも、気づけば最後まで見てしまった。

そんな経験ありませんか?

韓国ドラマ好きなら一度は通る飽きるけど見ちゃう沼。

そこで今回は、途中で飽きる韓国ドラマ3選を紹介します。

途中で飽きる韓国ドラマ3選!

①イルタスキャンダル

あらすじ

ドラマ「イルタスキャンダル」は、トップ数学講師の講義を受けたがる娘のため、激しい私教育の世界に飛び込んだ愛情深い母親ナム・ヘンソンの物語です。

教育塾街の競争と陰謀の中で、母親たちの策略やスキャンダルが巻き起こり、ヘンソンと人気講師チェ・チヨルが複雑な人間関係に巻き込まれていきます。ヘンソンは理不尽な目に遭いながらも、娘のために奮闘し、チヨルとの関係にも変化が訪れる中で、新たな未来を模索するのですが。

途中で「これは長いかも」「勉強塾の話でしょ?」なんて思いながら見始めた일타스캔들『イルタ・スキャンダル』。

正直、序盤は“受験戦争×恋愛”というお決まりの構図に感じた人も多いでしょう。

でも気づいたら最終話まで楽しくご覧になったのではないでしょうか?

トップ講師と惣菜屋の社長

物語の主人公は、受験塾のカリスマ数学講師チェ・チヨル(チョン・ギョンホ)と、惣菜店の女社長ナム・ヘンソン(チョン・ドヨン)。

この二人の出会いが、物語のすべてを動かしていきます。

チヨルは年収も名声もトップの“イルタ講師”。

でも心は空っぽで、食事もまともに摂れない。

そんな完璧すぎる男が、ひたむきに家族を支える現実派のヘンソンに出会うことで、人間らしい温もりを取り戻していく過程が、このドラマの大きな魅力です。

ヘンソンが「イルタ(1位スター)講師様」に対してギャグを飛ばすシーンは、韓国特有のテンポ感と皮肉が見事に噛み合っていて、思わず吹き出してしまいましたね。

彼女の“強さと温かさの両立”に共感する人も多いでしょう。

中だるみ?

中盤、少し展開がゆるやかに感じる場面もありました。

チヨルの心の傷や、ヘンソン家族との生活描写が続く第6~9話あたりでは、“これはスローモード?”と感じた方もいたかもしれません。

でもそこがこのドラマの妙。

派手な恋愛劇ではなく、“人生の小さな揺らぎ”を丁寧に描くことで、キャラクターへの愛着が深まっていきます。

視聴者が最後まで離れられなくなるのは、このじれったくも温かい人間関係の積み重ねのおかげでしょう。

『海街チャチャチャ』監督×『ナイショの恋していいですか!?』作家の黄金コンビ

演出はユ・ジェウォン、脚本はヤン・ヒスン。あの『海街チャチャチャ』の温かく人間味あふれる世界観を、“受験戦争”という真逆の舞台に重ねたバランス感覚が絶妙です。

tvN独特の“ヒューマン×ロマンス×社会風刺”が融合し、派手さよりも共感と余韻で引っ張る構成になっています。

“ただの塾ドラマ”では終わらなかった『イルタ・スキャンダル』。

見終えてみると、「人生って競争よりも、人と繋がることの方がずっと尊いんだ」と思わせてくれる温かさがありました。

途中で少し飽きかけても、ふと次の回を再生してしまう――そんな“人間くささ”が、このドラマの最大の魔力でしょう。

②FACE

なぜ途中で飽きそうになるのか?

チャ・ジョンウ(イ・ミンギ)と情熱的な刑事イ・ミニョン(ハン・ジヒョン)の凸凹コンビが、犯罪被害者の再建手術を通じて事件を追うストーリー。

中盤、容疑者の整形による正体隠しが複雑になりすぎて、「誰が誰だっけ?」と混乱しますよね。

ハン・ウジン(イ・イギョン)の博愛主義的な明るさがいいアクセントなんですが、ミステリーの重さが一気にのしかかってくるんです。

にもかかわらず、ジョンウの冷徹なセリフがクセになるでしょう。​

正直に言うと、ドラマ페이스 미(邦題:「FACE」)を観始めた時、「ああ、また医療×犯罪ものね」とどこか冷めた気持ちで見ていました。

整形外科医と刑事の組み合わせって、王道にも感じますよね。

それでも途中でやめられなかったのは、冷静な医師チャ・ジョンウ(演:イ・ミンギ)という男の“心の再生”が、想像以上に深かったからだと思います。

無感情な天才医師と、熱血刑事の化学反応

チャ・ジョンウは、完璧主義で感情を切り捨てて生きる整形外科医。

そんな彼が犯罪被害者専任医師として関わることになったのが、強力係刑事イ・ミニョン(演:ハン・ジヒョン)。

最初は水と油のような2人でしたが、事件を追ううちに少しずつ心の距離が縮まっていきます。

ミニョンの「あなたは本当に患者の痛みを見ているの?」という言葉が、ジョンウの鋭い心に突き刺さる場面は視聴者の多くが息をのんだでしょう。

それにしても、ミニョンのキャラクターは本当に魅力的でしたね。

陽気で温かいのに、トラウマを抱えた被害者の前に立つと急に言葉を失ってしまう姿。

人間味が滲んでいて、思わず「がんばれ」と声をかけたくなりました。

サブキャラたちが作る“人間ドラマ”の奥行き

ジョンウの高校以来の親友ハン・ウジン(演:イ・イギョン)は、彼を支える陽気な存在。どんなに完璧に見える人でも、友の一言で救われる瞬間ってありますよね。

また、ジョンウの母ユン・ソヒ(演:ヤン・ソミン)は息子を案じながらも距離を置く神経精神科医。親子の会話シーンはどこか切なく、静かな温度を感じました。

ミニョン側では、兄のイ・ジンソク(演:ユン・ジョンイル)が心の傷を背負いながら生きる姿が印象的。

道を踏み外した彼のエピソードには、家族愛の歪みと赦しというテーマが濃く描かれていました。

「飽きるドラマ」から「心に残るドラマ」へ

正直、序盤のテンポは少し重たく感じました。

医療用語も多く、犯罪ドラマとしては淡々と進む印象です。

それで途中で離脱したくなる人が出るのも納得です。

でも、中盤あたりから一気にストーリーが変わります。

ジョンウの過去が明らかになり、「彼がなぜ人の感情を避けるようになったのか」が見えてくると、ぐっと引き込まれるのです。

派手な展開ではなくても、このドラマが描くのは“心の再生”という静かな希望です。

仕事に追われ、感情を押し殺して生きる大人たちにこそ刺さる物語だと思います。

思えば、「途中で飽きたのに完走した」その理由は、もしかして自分自身の中にも痛みがあったからかもしれません。

そう考えると、このドラマはただのメディカル・サスペンスではなく、「癒し」のような時間だったのでしょうね。

③御史とジョイ

あらすじ

韓国ドラマ「御史とジョイ」は、朝鮮時代を舞台にしたコミカルな捜査ショーです。主人公は成り行きで御史(暗行御史)になった美食家のラ・イオンと、幸せを求めて離婚を決意した女性キム・ジョイです。イオンは美食探訪のつもりで派遣された先で不審な事件に巻き込まれ、ジョイは離婚成立後、新しい人生を求めて村を出て行きます。二人は事件を通じて出会い、協力して陰謀や不正を追及していきます。

途中で「ちょっと飽きる韓国ドラマかも」と感じながらも、なぜか最後まで見届けてしまう――。

そんな経験、誰にでもありますよね。

今回取り上げる韓国ドラマ어사와 조이(邦題『御史<オサ>とジョイ』)もまさにそのタイプの作品でした。

最初はコミカルでテンポのいい時代劇ラブコメだと思っていたのに、途中から少しマンネリ気味…。

ところが気づいたら完走していたんです。

物語の軸:美食家御史と自由を求める女

ストーリーは、名家の坊ちゃんで美食家のラ・イオン(옥택연=オク・テギョン)が、思いがけず「暗行御史(アメンオサ)」に任命されるところから始まります。

彼は仕事よりおいしいものを追い求めるタイプ。

そんなイオンが、離婚して自由を手に入れた女性キム・ジョイ(김혜윤=キム・ヘユン)と出会い、事件を解決しながら惹かれ合っていくという物語です。

ふたりの掛け合いが軽妙で、まるで漫才を見ているようなテンポの良さがありますね。

キャストが生み出す温度差と心地よいカオス

オク・テギョンさん演じるラ・イオンは、いつも飄々としていて理不尽な権力にもひるまないキャラクター。

一方のキム・ヘユンさんは、『소녀를 업고 달려라(ソンジェ背負って走れ)』での演技が印象的でしたが、『御史とジョイ』でも明るくエネルギッシュな魅力を放っています。

彼女が時代劇で「離婚女性」を演じるという設定も新鮮でした。

そして忘れてはいけないのが、従者コンビのユクチル(ミン・ジヌン)とクパル(パク・ガンソプ)。

この二人のちょっとずれた掛け合いがクスッと笑えるアクセントになっています。

特に地方調査のシーンでの「食い意地VS使命感」みたいな構図は、この作品らしいゆるさを象徴していると思います。

「中だるみ」も

正直に言えば、中盤で物語がやや停滞した印象はあります。

エピソードごとのテンポが落ちて「もういいかな」と思う瞬間もありました。

しかし、終盤になると見えてくるキャラクターたちの成長や、イオンとジョイの感情の変化が知りたくてちょっと休んでは再開。

あの「中だるみ」こそ、キャラの人間味を感じさせる時間だったのかもしれません。

『御史<オサ>とジョイ』は、笑って見られるライトな時代劇でありながら、自由と正義、そして自分らしく生きるというテーマをしっかり描いた作品です。

最初は軽く見始めたのに、終わってみると「見て良かった」と思えるタイプのドラマですね。

まとめ

途中で「もうリタイアかも」と思っても、最後に満足感をくれるのが韓国ドラマの奥深さ。

展開にヤキモキしながらも、俳優の熱演や意外な結末に引き戻されてしまう。

そんな人間臭さや中毒性こそが、Kドラマの真の魅力なのかもしれません。

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