今回は韓国ドラマ「朱蒙」の話題をご紹介します。
ドラマ「朱蒙」では朱蒙の最期については描かれていませんでした。
そこで朱蒙の死因について調査したのでお読みください。
朱蒙の死因は何?

朱蒙の死因は戦いで出来た傷が悪化したためと言われています。
ただ病気で亡くなったともあるので定かではありません。
40歳で亡くなったと書かれている書物があります。
早くに亡くなってしまったようですね。
書物とは『三国史記』「百済本紀」東明聖王やその一族(温祚王など)の神話伝承です。
ドラマでは後半になると悪化した古傷の手当を医者がしているところが描かれていました。
ある書物によると病床にある朱蒙大王の元に夫余から妻のイェソヤと実子であるユリがお見舞いに来たとのこと。
その時に喜んだ朱蒙が「次の王はユリに」と遺言を残したのだとか。
ということは、朱蒙はイェソヤたちとは離れて暮らしていたのでしょう。
ソソノやその息子たちは遠く離れたところに行ってしまったので家臣たちと高句麗でひっそり亡くなったのだと推測できます。
朱蒙の死後について

朱蒙が死んだ後の物語は韓国ドラマ「風の国」で描かれています。
ただこれは「朱蒙」の続編ではないそうです。
原作のまんがはドラマ「朱蒙」の制作よりも前に作られていました。
制作会社も2つの作品は違っています。
「朱蒙」は韓国MBC局で「風の国」はKBS2局でした。
そのためオファーを受けたソン・イルグクさんは一度は断ったそうです。
「朱蒙」があまりにもヒットしたので「風の国」がこけたら「朱蒙」に傷が付くと思われたのです。
ところが何度も「風の国」からオファーが来たので承諾。
主人公ムヒョルを熱演し大ヒットさせました。
筆者の感想は序盤ちょっと退屈な部分もありましたが、第5話、第6話と進むうちにどんどんハマって後半は寝る間も惜しんで観ました。
すごくおもしろいです。
こちらは全36話となっています。
韓国ドラマで描かれている内容は実話なの?

「朱蒙」は史実に忠実に作られたドラマとは言えません。
そもそもドラマに出てくる地図が間違っていると言われている方がいました。
ちょっと誇大されているとのこと。
朱蒙は連戦連勝のように描かれています。
しかし実際にはそんなに強くなかったようです。
後の朝鮮の軍隊はモンゴルに攻められた時、王と軍隊は江華島に逃げ込んだとのこと。
豊臣秀吉文禄・慶長の役時の李氏朝鮮軍は連戦連敗でした。
史実で見る限りほとんど負け戦です。
そこで古代ドラマ「朱蒙」では強い王を描く事で視聴者を楽しませたのでしょう。
韓国の人は自国の歴史なのでフィクションだと理解して楽しんだのかも。
ただ日本人の私たちは「朱蒙」が韓国の歴史だと鵜呑みにしてしまうのは少々キケンです
韓国ドラマは得てして史劇であってもドラマチックに美化して作るところがあります。
歴史の真実を考慮しつつ「朱蒙」は史実の基づいた歴史ドラマではなく、娯楽のためのドラマだと認識しなくてはならないようです。
ヘモスとクムワは会った事がない?

徐吉洙(朝鮮語: 서길수、西京大学)では、
北扶余の王・解慕漱(ヘモス)と東夫余の王・金蛙王(クムワ)の2人は一度も会ったことがないと書かれています。
さらに朱蒙と召西奴(ソソノ)が出会ったのは、朱蒙が扶余から脱出した後。
テソとの三角関係はドラマでの脚色だったようです。
さらに柳花夫人(ユファ)は高句麗建国以前ではなく、建国後に亡くなったとのことです。
そうなるとあのドラマチックなクムワとのやりとりもお芝居の一環なのですね。
このようにドラマでは視聴者に夢を与えワクワクさせる必要があるので時として行き過ぎた脚色が行われます。
このことを踏まえてドラマはあくまでもドラマだと思いながら楽しむ必要があるようです。
ただ視聴者もバカではありません(失礼しました)
ドラマで描かれている事が全て実話だとは思っていません。
古代の事など今のようにレコーダーがあるわけでもなくスマホで証拠写真を撮る事もできないのです。
「朱蒙」が歴史を忠実に再現したのならあんなにもヒットすることはなかったでしょう。
メディアによる「朱蒙」への批判
最後にメディアによる「朱蒙」への批判をご紹介します。
まずは中国共産党の機関紙からです。
中国共産党の機関紙『人民日報』傘下の『環球時報』は、韓国の高句麗関連ドラマは歴史の真実を考慮しておらず、『朱蒙』は間違いが多いと批判し、中国通信社(2008年11月25日)も高句麗・渤海関連のドラマは矛盾が多く、客観的事実に基づいていないと報道した。
日本の倉山満さんは、高句麗建国の祖を描いた『朱蒙』は伝記作品(歴史ドラマ)の体裁であるが、
「そもそも、朱蒙って本当に朝鮮人ですか?」として高句麗がKorea民族なのか疑問と批判しています。
朱蒙に登場する王族やソソノやイェソヤなどほとんどの登場人物は実在した人たちなのは確かです。
そのわずかな史実からここまで壮大なドラマに仕上げて私たちを楽しませて下さった「朱蒙」の関係者の方々にお礼を申し上げます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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