【塩対応からの溺愛がたまらない】ギャップに沼ったNetflix韓国ドラマBEST10!

最初はそっけなくて、何を考えているのか分からない。
それなのに、相手が困っていると放っておけず、気づけば誰よりも大切にしている。
そんな変化が見えると、最初の塩対応まで愛おしくなりますよね。
今回は、警戒心や立場の違いから距離があった2人が、少しずつ心を通わせていくNetflix韓国ドラマを選びました。
言葉より先に気持ちが表れる行動にも注目しながら、ギャップに沼った10作品を紹介します。
第10位 100日の郎君様

朝鮮王朝の村を舞台に、記憶を失った世子と、たくましく暮らす女性が夫婦になる時代劇ロマンスです。
世子イ・ユル(ド・ギョンス)は、襲撃を受けて記憶を失い、村で「ウォンドゥク」という名を与えられます。
結婚相手になるのは、養父と暮らすホンシム(ナム・ジヒョン)です。
当時、村はひどい日照りに見舞われていました。

ユルが国中の独身者に結婚を命じたため、ホンシムも早く相手を決めるよう迫られます。
このままでは、村の有力者の5番目の側室にされかねません。
そこで養父が、記憶を失ったユルをホンシムの婚約者「ウォンドゥク」だと説明します。
ユルは婚約のことを覚えておらず、ホンシムも彼をよく知りませんが、2人は夫婦として暮らし始めることになりました。
ところが、ウォンドゥクは村の暮らしではまるで頼りになりません。
薪割りも畑仕事もできず、質素な家にも不満げです。

しまいには高利貸しから30両もの大金を借りて、高級品を買いそろえてしまいます。
ホンシムにしてみれば、働いてくれないうえに借金まで作る夫ですから、怒るのも当然ですよね。
そんな2人の接し方が変わり始めるのは、ウォンドゥクが山へ水を運ぶ仕事で倒れたころからです。
ホンシムは腹を立てながらも、倒れた彼を懸命に看病します。
回復したウォンドゥクは、自分がどんな人間だったのか知りたくて、記憶を失う前のことをホンシムに尋ねます。
それまで偉そうに文句を言っていたウォンドゥクが、ホンシムを頼って話をするようになるのが、なんだかかわいいです。

さらにウォンドゥクは、梅の花模様が入ったきれいな靴をホンシムに贈ります。
自分のために高価な物を買い込んで借金まで作ったウォンドゥクが、今度はホンシムのために靴を選んだなんていいですよねー。
ホンシムのことが好きな気持ちが伝わってきて、キュンキュンしました。
序盤のツンデレウォンドクは、「100日の郎君様」で一番笑えるところです。
ただ、物語はここから宮中に移り、不穏になってくるのでどんどん面白くなっていきますよ。
第9位 恋は命がけ

幽霊が見える財閥令嬢と検事が、事件を追いながら距離を縮めていくオカルトラブコメディ「恋は命がけ」。
チョン・ヨリ(パク・ウンビン)は、他人と深く関わらず、普段から手袋を着けて暮らしています。
素手で触れた相手まで幽霊が見えるようになってしまうため、人に近づくことが怖いのです。
ある日、ヨリは幽霊から遺体の場所を教えられ、山の中へ向かいます。
そこで出会うのが、同じ事件を捜査していた検事のマ・ガンウク(ヤン・セジョン)です。

ガンウクには幽霊が見えないので、ヨリが遺体の場所を知っていた理由が分かりません。
その後も別の事件現場でヨリと鉢合わせし、彼女への疑いを強めていきます。
ヨリも事情を話したところで信じてもらえるとは思えず、出会ったころの2人は顔を合わせても気まずいばかりです。
転機になるのは、悩みを抱えたヨリが1人で酒を飲んでいた夜。
偶然会ったガンウクたちと一緒に飲むうちに、ヨリはいつも着けている手袋を外してしまいます。
手が触れてガンウクにも幽霊が見えるようになり、彼はようやくヨリが人を避けてきた理由を知ります。
幽霊が大の苦手なガンウクは、突然見えるようになって大騒ぎ。

それでもヨリから離れず、今度は2人で事件を追うようになります。
最初はヨリを疑っていたのに、すっかり彼女の味方になっているのがいいですよね。
ヨリのほうも、ガンウクをこれ以上危険な目に遭わせたくなくて、一度は「もう連絡を取らない」と告げます。
そっけなく見えたヨリが、ガンウクを大切に思うからこそ離れようとするなんて切ないです。

そして、ヨリが仕事の問題で旅先へ向かったとき、ガンウクは彼女に会いに行きます。
ガンウクが用意したのは、ヨリと手をつなぐための手袋。
素手で触れるとまた幽霊が見えてしまうので、自分も手袋を着け、ヨリの手を握るのです。
ヨリをあれだけ怪しんでいたガンウクが、今度は彼女を追いかけ、手をつなぐ方法まで考えているなんて。
ツンデレのギャップがすごく面白いドラマです。
第8位 涙の女王

ドラマ「涙の女王」は、財閥の百貨店社長と、地方出身の弁護士が、冷え切った結婚生活の中でもう一度向き合う夫婦のラブストーリーです。
ホン・ヘイン(キム・ジウォン)とペク・ヒョヌ(キム・スヒョン)は、同じ会社で働いていたころに出会い、恋愛結婚しました。
ところが3年後、ヘインは百貨店の経営に打ち込み、ヒョヌは彼女の実家が経営するグループで法務を担当しながら、義理の家族との暮らしに疲れ切っています。
職場では、ヘインが売上の悪い店舗を退店させようとすると、ヒョヌは契約上の問題を指摘して止めます。

ヘインは経営者として譲らず、夫の意見にも厳しい言い方をするため、仕事の話がそのまま夫婦の言い争いになってしまうのです。
家に帰ってもヒョヌは妻の実家の法事の準備を任され、親族に気を使い続けます。
ヘインに助けてほしくても、職場でさえ話を聞いてもらえないと思っているヒョヌは、悩みを打ち明けられません。
一方のヘインも、ヒョヌが自分を避けていることは感じていますが、寂しいとは言えないままです。
同じ家に住んでいても話すことが減り、ヒョヌはついに離婚を考えます。

そんな中、ヘインの体に深刻な病気が見つかり、初めは急にヘインに優しくしようとするヒョヌですが、2人の間にできた距離はすぐには埋まりません。
それでも、狩猟場でヘインが大きなイノシシに襲われそうになると、ヒョヌは駆けつけて彼女を守ります。

家では顔を合わせることすら避けていたのに、危険にさらされたヘインのもとへ迷わず向かうのです。
その後、2人でドイツへ行った際に、ヘインが治療を受けられる方法を懸命に探すヒョヌ。
法事のつらさも言えずにいた夫が、今度は妻を助けるために自分から動く。
ヘインも、普段は強気な社長として振る舞いながら、ヒョヌの前では病気への不安を隠しきれなくなります。
言い争いばかりだった2人が、相手を失う怖さに直面してようやく気持ちを見せ始めるところに、胸が締めつけられます。
第7位 主君の太陽

幽霊が見える女性とショッピングモールの社長が出会う、少し怖くて笑えるラブコメディ「主君の太陽」。
テ・ゴンシル(コン・ヒョジン)は、幽霊に話しかけられるせいで眠れず、人付き合いも避けて暮らしています。
ある夜、ゴンシルは大手ショッピングモールの社長チュ・ジュンウォン(ソ・ジソブ)と偶然出会い、彼に触れている間だけ幽霊が見えなくなると気づきます。

ゴンシルにとって、ジュンウォンのそばは安心して息をつける場所です。
けれどジュンウォンからすれば、初対面で急に体に触れ、幽霊の話をするゴンシルは怪しい人にしか見えません。
ゴンシルが幽霊に追われて彼の腕をつかんでも、ジュンウォンはその手を振りほどき、近寄らないよう厳しく言います。
ジュンウォンは若いころ、恋人のチャ・ヒジュ(ハン・ボルム)と誘拐事件に巻き込まれ、ヒジュを亡くしています。
ゴンシルがヒジュの幽霊を見たと話しても、ジュンウォンはすぐには信じません。

それでも、事件の真相を知りたいジュンウォンは、ヒジュの姿を見られるというゴンシルをそばに置くことにします。
ゴンシルは幽霊から逃れるため、ジュンウォンは過去の事件を調べるために、互いを必要としているのです。
一緒に過ごすうちに、彼女が幽霊を怖がりながらも、その願いを聞いて助けようとしていることも分かってきます。
2人の距離が変わったと感じるのは、ゴンシルがジュンウォンに追い返された後の場面です。
ジュンウォンは、過去の事件についてゴンシルが伝えた言葉を受け止められず、強い口調で彼女を追い払います。
ところがその後、バス事故の現場でゴンシルが幽霊に囲まれて苦しんでいると知ると、自分から探しに行き、彼女を抱きしめるのです。

腕をつかまれるのも嫌がっていた人が、今度はゴンシルを安心させるために自分から触れる。
触れ方が逆になるだけで、ジュンウォンの気持ちがよく伝わってきます。
さらに後には、ゴンシルがジュンウォンの秘書を務め、会議に同席する場面も出てきます。
会議室で幽霊を見つけてうつむく彼女に気づくと、ジュンウォンは会議の途中で歩み寄り、肩に手を置くのです。
かっこいー!
ゴンシルが頼む前に助けてくれるのがうれしいですよね。
口ではまだ素っ気なく振る舞うジュンウォンですが、ゴンシルが怖がっていないか、いつも気にかけるようになっています。
その変化が楽しみになってくるドラマです。
第6位 素晴らしき新世界

朝鮮時代の女性が現代のソウルに現れ、財閥の御曹司と出会うラブコメディ「素晴らしき新世界」。
王の側室だったカン・ダンシム(イム・ジヨン)は、宮中で悪女という汚名を着せられ、毒を飲むよう命じられ無理やり毒を飲まされます。
ところが目を覚ますと、時代は約300年後。
ダンシムは無名女優シン・ソリの体に憑依していました。
慣れない街で出会ったのが、会社を率いるチャ・セゲ(ホ・ナムジュン)です。

ダンシムはセゲを訪ねて彼の会社へ行きますが、セゲは話を聞く前から、彼女には取引に使えるものがないと決めつけます。
その直後、上から物が落ちてくる気配に気づいたダンシムは、セゲを引っ張って危険から守ります。
自分のために動いたと分かっても、セゲは彼女をすぐには信用しません。
ダンシムが「そばに置いてくれれば命を守る」と持ちかけても、事件に関わっているのではないかと疑い、追い返してしまいます。
セゲは秘書に指示して、ダンシムをソリがもともと借りていた部屋まで車で送らせます。

そこは、個室が並ぶ小さな安宿です。
生活費が必要になったダンシムに、隣の部屋に住むペク・グァンナム(キム・ミンソク)が通販番組の1日だけの仕事を紹介します。
ダンシムが番組で商品を次々に売り切ると、彼女を自社の広告モデルに迎えようとするセゲ。
最初に会社へ来たときは提案さえ聞かなかったのに、今度は自分から彼女を捜しに行くのです。
この段階では仕事が理由ですが、セゲは少しずつソリのことを気にかけるようになります。
ソリが広告モデルに選ばれると、以前の所属事務所が契約をめぐって口を出してきます。
すでに契約が終わると伝えていたのに、新しい仕事が決まった途端、態度を変えたのです。

セゲは事務所の関係者に自分で会おうとし、ソリが相手ともめているところにも現れます。
そして自分が彼女の新しい所属事務所の代表だと名乗り、ソリの手を取ります。
あれほど彼女を疑って突き放した人が、今度は厄介な話の中へ入って、ソリの仕事を守ろうとするのがいいですよね。
さらに、ソリに気持ちを伝えて断られた後も、セゲは彼女のドラマ撮影現場へコーヒーを差し入れます。
スタッフに喜ばれても、ソリ本人には何を企んでいるのかと疑われます。
人を値踏みするように話していたセゲが、彼女に振り向いてほしくて行動する姿に、最初の強気な態度とのギャップに、視聴者である私は妙な達成感を感じました(笑)。
第5位 キング・ザ・ランド

高級ホテルを舞台に、笑顔が苦手な御曹司と、笑顔で働くホテル従業員の恋を描くラブコメディ「キング・ザ・ランド」。
ク・ウォン(ジュノ)は、キングホテルを経営する一族の息子です。
一方、チョン・サラン(ユナ)は、実習生から働き始め、7年かけてホテルの最上級客を迎えるラウンジ「キング・ザ・ランド」まで進んだ従業員。
2人の出会いは、サランがウォンを迷惑な宿泊客と勘違いしたことから始まります。

後にウォンがホテルの本部長として戻ってきても、気まずさは消えません。
幼いころ、母親が突然いなくなったとき、周囲の大人は事情を教えずに笑顔で接してきました。
その記憶から、ウォンは人の作り笑いが嫌いです。
客の前で笑顔を絶やさないサランにも、最初は厳しい目を向けます。
サランにしてみれば、きちんと接客しているのに、上司から笑い方まで嫌がられるのですからたまりません。
けれど、一緒に仕事をするうちに、ウォンはサランが言われるまま笑っているだけの人ではないと知っていきます。

ホテルの仕事を大切にし、納得できないことには本部長のウォンにも言い返すサランが、だんだん気になるようになるのです。
その変化が見えるのが、雨の日の場面です。
サランは、自分との約束を後回しにしてきた恋人に別れを告げ、雨の中で泣いています。
そこへ現れたウォンは、彼女に傘を差しかけます。

いつも客に笑いかけているサランが泣いているのを見て、放っておけなかったのでしょう。
以前はその笑顔さえ嫌がっていた人が、今度は笑えないサランのそばにいるのが、すごくいいんです。
さらに、ホテルの取引先を訪ねる仕事でサランが1人で山へ向かったときには、ウォンの行動がもっと大胆になります。
山中で天候が悪くなり、サランは足を滑らせて崖下へ落ちてしまいます。
彼女を心配したウォンはヘリコプターで現場へ向かい、自ら崖下まで下りて捜すのです。
本部長として部下の仕事ぶりを見ていたころとは違い、このときのウォンは、サランが無事かどうかで頭がいっぱいです。
サランの笑顔を疑っていたウォンが、彼女を笑顔にしたくて近づき、危険なときには自分で迎えに行く。
不器用だった御曹司が、好きな人の前でどんどん余裕をなくしていく姿を楽しめます。
第4位 社内お見合い

食品会社を舞台に、社長と社員が偽の恋人を演じるラブコメディ「社内お見合い」。
食品開発部で働くシン・ハリ(キム・セジョン)は、親友のチン・ヨンソ(ソル・イナ)に頼まれ、ヨンソの代わりにお見合いへ行きます。
ヨンソが望まない縁談を断らせるため、ハリは相手に嫌われるつもりでしたが、席に現れたのは自分の会社の社長、カン・テム(アン・ヒョソプ)でした。
ハリは派手なファッションや、振る舞いでテムを驚かせようとしますが、テムは彼女をヨンソだと思ったまま、結婚を申し込みます。

祖父から次々にお見合いを勧められていたテムは、結婚相手を決めて仕事に集中したいと考えていたのです。
ハリが慌てて断っても、テムはデートを重ねてから決めるよう求めます。
相手の事情よりも自分の結論を先に押し出すテムは本当にお見合いが嫌だったのでしょうね。
やがてテムは、お見合いに来た女性がヨンソの身代わりだったと知り、ハリを呼び出して本当の名前を尋ねます。

社長に自分の会社の社員だと知られるのが怖いハリは、とっさに「シン・クムヒ」と偽名を名乗りました。
テムはいったん結婚を諦めますが、祖父がまたお見合いを用意したため、今度はクムヒを名乗るハリに恋人のふりを頼みます。
お金が欲しいハリは報酬と引き換えに、祖父の前だけで交際しているように見せる約束で契約。
こうしてハリは、会社では社員のシン・ハリ、テムの前では偽の恋人シン・クムヒという二つの顔を持つことになります。
その後、テムはクムヒが自社の社員ハリだと気づきます。

騙されたことに腹を立てたテムは、仕事で細かく注文をつけるうえ、会社の創立記念パーティーに「クムヒ」を招待します。
同じパーティーで社員のハリとして表彰される彼女は、両方の姿で出席しなければなりません。
けれど、困り果てたハリが酒に酔って電話をかけると、テムは彼女を心配して探しに行きます。
自分で彼女を困らせておきながら、放っておけないのです。
さらにテムは、ハリが友人たちの前で困ったとき、自分から彼女の恋人を名乗り出て、友人たちの前で彼女に付き添います。
恥をかかせまいと張り切るテム。
ハリへの気持ちがすっかり変わったことが伝わってくるシーンです。
ツンツン社長が、一人の社員を好きになってデレデレになっていくところがすごく面白いドラマです。
第3位 マイ・デーモン
財閥の後継争いの中で命を狙われる女性と、突然力を失った悪魔が出会うファンタジーラブコメディ「マイ・デーモン」。
食品会社を率いるト・ドヒ(キム・ユジョン)は、手違いで悪魔のチョン・グウォン(ソン・ガン)をお見合い相手だと思い込み、彼と出会います。
その後、何者かに襲われたドヒをグウォンが助けたことで、彼の手首にあった十字架のタトゥーがドヒへ移り、グウォンは魔力を失ってしまいます。
グウォンがドヒのそばにいるのは、まず自分の力を取り戻すため。
ドヒも彼に命を救われたとはいえ、自分を狙う相手が分からず、簡単には信用できません。
最初のグウォンの身勝手さがよく分かるのは、ドヒを漢江に連れていく場面です。
海に落ちたときにタトゥーが移ったため、グウォンは同じことをすれば元に戻るかもしれないと考え、ドヒに説明せず一緒に川へ飛び込みます。
何も変わらず岸に上がったドヒは、命を狙われているだけでも怖いのに、グウォンにまで危険な目に遭わされたと怒ります。
ドヒがどれほど怯えているかを考えず、自分の魔力を取り戻すことを優先していたグウォン。
さすが悪魔ですね。
そんな2人ですが、ドヒが再び襲われ、グウォンは彼女にかけられた酸を代わりに浴び、ドヒはグウォンが悪魔だと知ったうえで護衛を頼み、2人は一緒に過ごすようになります。
やがて、ドヒを育ててくれたミレグループ会長チュ・チョンスク(キム・ヘスク)が亡くなります。
遺言には、ドヒが財産を受け継ぐ条件として、1年以内に婚姻届を出すことが記されていました。
ドヒはグウォンに結婚を持ちかけますが、彼は断ります。
それでもグウォンは彼女の護衛を続け、危険なときには助けに向かい、襲撃を受けたドヒから助けを求める連絡が届くと、グウォンは急いで駆けつけ、彼女を救い出すのです。
ドヒが泣きながらしがみつくと、グウォンはその背中にそっと手を回す。
以前はドヒの気持ちを考えずに川へ飛び込んだ人が、今は怖かったドヒを落ち着かせようとする。
その違いが、抱きしめ方に表れています。
この出来事の後、グウォンは一度断った結婚を自分から申し出ます。
理由を尋ねるドヒに伝えるのは、彼女に生きていてほしいという気持ちでした。
自分の力のためにドヒの手首をつかんでいた悪魔が、ドヒ自身を失いたくなくなる。
あの身勝手だったグウォンが、だんだんドヒを大切に思っていくところが見どころのドラマです。
第2位 トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜

900年以上生きるトッケビと、自分を「トッケビの花嫁」だと言う女子高生の恋を描いたファンタジードラマ「トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜」。
高麗時代の武将キム・シン(コン・ユ)は、謀反の罪で命を落とした後、胸に剣を刺されたまま不滅の存在、トッケビとなりました。
その剣を抜き、長い命を終わらせられるのは、トッケビの花嫁だけです。
ある日トッケビの前に現れたチ・ウンタク(キム・ゴウン)は、自分がその花嫁だと言って、彼を追いかけるようになります。
ウンタクはろうそくの火を吹き消すとトッケビを呼び出せるため、何度も彼の前に現れます。

トッケビは振り回されながらも、ウンタクに呼ばれるのを待ち遠しく思うようになります。
2人がカナダのケベックまで一緒に行けたのも、ウンタクが彼を呼び出すのと同じくらい不思議な出来事でした。
トッケビが図書館の扉を開けてケベックへ移動した直後、ウンタクも同じ扉を開けて通り抜けたからです。
トッケビは、彼女まで来られたことに驚きます。

ケベックではウンタクと街を歩き、楽しそうに笑う彼女に心を動かされます。
ウンタクが死神(イ・ドンウク)に追われたときには、彼女を花嫁だと言ってかばいます。
ところが後で、ウンタクが自分の胸の剣について何も言わないと、花嫁とは認めず、もう呼び出さないよう告げるのです。
さっきは花嫁だと言って守ってくれたのに、今度は違うと言われるのですから、ウンタクにはつらいですよね。
トッケビにとって剣が見えるかどうかは、自分の長い命を終わらせられることになるという切実な問題でした。

けれどウンタクと過ごすうちに、別れたくない気持ちも芽生え始めています。
海辺でウンタクに傘を差しかけながら別れを告げる姿には、気にかけているのにそばに置けない、トッケビの迷いが表れています。
それでも、ウンタクが叔母の手引きで借金取りに連れ去られたとき、トッケビは死神とともに彼女を助けに向かいます。
救い出した後も、叔母が何をしたのか調べさせるのです。
もう呼ぶなと告げておきながら、ウンタクを怖い目に遭わせた相手のことは放っておけません。

さらに好きなのが、ウンタクが大学入試を終えて帰ってくる場面です。
トッケビは同居人たちとケーキを用意して、頑張ったウンタクを迎えます。

トッケビに近づきたくて懸命に話しかけていたウンタクが、今度は帰宅を待ってもらっている。
ウンタクの頑張りを一緒に喜ぶ姿を見ると、もう呼ぶなと突き放したころとは接し方が変わったのが分かります。
長い年月を一人で孤独に生きてきたトッケビが、ウンタクと過ごすうちに、彼女との時間をもっと過ごしたいと思うようになる心温まるドラマです
第1位 暴君のシェフ

『暴君のシェフ』は、現代の料理人が朝鮮王朝時代へタイムスリップする、料理と恋のファンタジー時代劇です。
フランスの料理大会で優勝したヨン・ジヨン(イム・ユナ)は、古い料理書をきっかけに過去へ飛ばされ、狩りに出ていた王イ・ホン(イ・チェミン)と出会います。
ジヨンは自分が過去に来たとはまだ気づいていません。
ホンが王だと名乗っても信じず、彼の服も現代のコスプレだと思ってしまいます。

王を名乗る怪しい人だと考えて言い返すジヨンに、ホンは腹を立てます。
やがてホンは彼女の料理の腕を知り、宮廷の専属料理人にしますが、同じ料理を二度出しても、気に入らない料理を出しても命はないという厳しい条件つきです。
ジヨンにとってホンは、料理の出来しだいで自分を処刑しかねない、恐ろしい王でした。
そんなホンが、ジヨンの料理を食べるときには驚くほど楽しそうな顔を見せます。
宮廷でジヨンの鹿肉料理を口にすると、画面は草原へ切り替わり、巨大な鹿が現れます。
その鹿を見たホンは、王としての険しい顔をすっかり忘れ、子どものように大笑いするのです。
ジヨンの料理に夢中になったことが、イ・チェミンの豪快な笑い方と遊び心のある演出から伝わってきます。
やがて、ジヨンの料理を待ち遠しく思うようになるホン。
さらに気持ちの変化がはっきりするのは、ホンがジヨンに贈り物をしようとする場面です。
ある日、酒に酔ったホンは、ジヨンに口づけします。

翌朝、昨夜のことを覚えていないホンは、ジヨンに問い詰められても何の話か分かりません。
後で側近から自分が口づけしたと聞き、慌ててジヨンが喜ぶものを相談します。
ホンが贈ったのは、珍しい野菜や果物を育てる宮廷の温室です。
ジヨンにとって良い食材が大切だと知り、料理人の彼女に喜んでもらえるものを選びます。
さらに、ジヨンがずっと探していた、現代から持ってきたバッグも返して口づけを謝ります。
料理を失敗すれば命を奪うと言っていた王が、今ではジヨンの機嫌を直したくて、側近に贈り物を相談しているのです。
なぜそこまでするのかとジヨンに聞かれると、気恥ずかしくて素直に答えられません。
ジヨンへの気持ちを伝えるとなると不器用になるところがかわいらしいです。
恐ろしい王様だったホンの、ジヨンの前でだけ見せる浮かれた顔や慌てぶりを楽しんでほしい作品です。
X→かよよんちゃん






















