韓国ドラマって「アラフォーやアラフィフ世代のおばさんたちが夢中になるやつ」みたいなイメージ、ありませんか?
私も昔はそう思ってました。
でも、実際は若い子からおじさんまで幅広くハマってますよね。
一緒にその謎を解き明かしてみましょう。
韓流ブームの火付け役は主婦層?

2000年代初頭、視聴率20%超えで、韓国で社会現象にもなった「冬のソナタ」がNHKで放送されました。
ペ・ヨンジュンさんのすてきな微笑みに、30代、40代の女性たちがメロメロ!
いわゆる「ヨン様ブーム」到来です。
新聞では「中年女性の間で韓国ドラマ熱が高まってる」などと報じられてました。
確かに、この頃から「おばさん=韓ドラファン」のイメージが定着した感じがします。
でも、これだけではありません。
当時のメディアがイメージを増幅させた

テレビや新聞が「主婦の間で話題!」と大々的に取り上げたのも大きいようです。
たとえば、スポーツソウルの報道では、冬ソナの日本人気を「40~50代女性の支持が圧倒的」と分析してました(https://sportsseoulweb.jp)。
メディアは視聴者のメイン層を強調するため、若いファンがいても「おばさん限定」みたいに刷り込まれてしまったのでしょうね。
実際、視聴率調査では、20代も結構見てたのに、記事の見出しは「アラフィフ熱狂!」でした。
日韓共同でアニメ化やパチンコ台に!

NHKでの『冬のソナタ』の放送後、2006年にパチンコ台になって再登場。
2008年にはCRぱちんこ冬のソナタ2が発表されるなど、冬ソナ、韓流ブームが再燃しています。
2009年には日韓共同でアニメ化し、およそ1年間放送されました。
なかでもパチンコ化された冬のソナタは大当たりを続けていくことで、1話から順番にあらすじを見ることができるそうです。
20回連続で当たりを引けると全ストーリーのあらすじが観れるということで、それまでパチンコの経験のなかった中高年女性たちがこぞってパチンコ屋に足を運ぶようになりました。
当時の冬のソナタのパチンコ台は中高年女性で埋まっていることも珍しくなかったとのこと。
そのクオリティは高く、当たりを引けなくてもドラマのワンシーンを使った演出などがあり、冬ソナファンを魅了しました。
若い世代もガッツリハマってる現実
10代・20代の視聴率が実は高い
さて、ここからは最近のデータを見てみましょう。
Netflixの韓国ドラマ視聴ランキング、2024年だと『イカゲーム』や『愛の不時着』で、グローバル10代・20代の視聴シェアが50%超えています(Netflix公式発表より)。
日本でも、U-NEXTの統計で20代女性の利用率がトップ。
ウィキペディアの『愛の不時着』ページを見ても、ヒョンビンさんのファン層は10代から80代までととても幅広いですよ(https://ja.wikipedia.org/wiki/愛の不時着)。
韓ドラ=おばさんのイメージはもう古いと言えますね。
男性ファンやおじさんの隠れファンが急増
男性視聴者も無視できません。
たとえば、パク・ソジュンさんの『梨泰院クラス』は、30代男性の支持率が高くて、朝鮮日報で「サラリーマンのストレス解消ドラマ」と特集されてました(https://www.chosunonline.com)。
今の時代、韓国ドラマはおばさんが観るものなんて決めつけずに、面白いと思えば年齢や性別など関係なく見ればいいですよね。
韓ドラはたくさんのジャンルがあるので好きなドラマがきっとみつかるはずです。
よくある質問
Q: 韓国ドラマの視聴者層、公式データって本当にあるの?
A: ありますよ! Nielsenの韓国国内調査だと、2023年の全年代視聴率で20~30代が35%、40代以上が30%くらいで拮抗しています。
Q: おばさんイメージを変えるおすすめドラマは?
A: 若い層にウケてる『弱いヒーロー Class1』や、男性もハマる『財閥家の末息子』がイチオシ。
まとめ
結局、韓国ドラマのおばさんイメージは冬ソナブームとメディアの強調から生まれたようですね。
しかし、今は全世代、性別を問わないエンタメになっています。
偏見があった方は、一度見てみると意外とハマるかもしれませんよ。









