Netflix韓国ドラマ視聴者から嫌われたヒロインBEST10!パート2

韓国ドラマは、主人公なのにどうしても応援できないヒロインに出会うことがあります。
相手を振り回したり、大切な秘密を隠したり、応援しなきゃならないのになぜかだんだん嫌いになっていくのです。
そこで今回は、Netflixで配信されている韓国ドラマから、言動や恋愛の選択によって視聴者の意見が分かれたヒロインを10人紹介します。
女優本人への評価ではなく、あくまでも作中の人物に対する個人的な感想になります。
第10位 『ヒーローではないけれど』ト・ダヘ

『ヒーローではないけれど』のト・ダヘ(チョン・ウヒ)は、超能力を失ったポク家の前に現れる謎の女性です。
ト・ダヘの嫌われポイントは、最初からポク・ギジュ(チャン・ギヨン)を騙す目的で近づいたところです。
ダヘは詐欺グループの一員で、過去には2度の結婚と計画的な離婚を繰り返していました。
ポク家に近づいたのも、ギジュと結婚して財産を奪うためです。
ギジュの母親に気に入られるように振る舞い、母親を必要としている娘のイナにも近づく姿は、目的を知っていると素直に応援できません。
特にギジュは妻を亡くして心に深い傷を抱えているため、「こんな弱っている人を騙すなんて」とモヤモヤしてしまいます。

さらに、ギジュがダヘを本気で好きになっていくほど、嘘を重ねるダヘへの不信感も大きくなりました。
ただし、ダヘは、ギジュやイナと過ごすうちに情が芽生え、計画どおりに結婚することができなくなります。
自分の正体を明かしてギジュを傷つける場面はつらいものの、これ以上騙したくないという気持ちも伝わってきました。
最初は「信用できない」と思っていたのに、幸せを願いたくなる。
嫌われる要素を持ちながらも、少しずつ印象を変えていく魅力的なヒロインでした。
プロフィール
・名前:ト・ダヘ
・作品:ヒーローではないけれど
・演:チョン・ウヒ
チョン・ウヒの主な出演ドラマ
・恋愛体質~30歳になれば大丈夫
・有益な詐欺
・The 8 Show ~極限のマネーショー~
・ヒーローではないけれど
第9位 『セレブリティ』ソ・アリ

『セレブリティ』のソ・アリ(パク・ギュヨン)は、化粧品の訪問販売員からトップインフルエンサーへと駆け上がったヒロインです。
ソ・アリの嫌われポイントは、SNSの世界を冷めた目で見ていたくせに、自分も人気や影響力を利用するようになったところです。
最初はフォロワー数を競い、華やかな生活を見せつけるインフルエンサーたちを「くだらない」と突き放していました。
しかし、自分の投稿が注目され始めると、匿名アカウントから送られてくる情報を利用しながら、インフルエンサーの世界を上り詰めていきます。
もちろん、ソ・アリは最初から有名になりたかったわけではないのです。
それでも、「SNSなんて興味がない」という態度を見せながら、誰よりもその仕組みをうまく利用する姿には、少し矛盾を感じました。
また、佳賓会のメンバーに対して強気に言い返す場面はスカッとする一方、相手を見下しているように見えることもあります。

自分だけはほかのインフルエンサーとは違うという雰囲気が強く、正義感よりもプライドの高さが気になった人もいるでしょう。
さらに、危険な世界だと分かってからも引き返さず、周囲まで騒動に巻き込んでしまいます。
「そこまでしてSNSの頂点に立ちたいの?」と、アリの選択についていけなくなりました。
ただ、嘘と見栄で固められたインフルエンサーの世界で、権力者の不正に立ち向かった勇気は見事です。
強気で少し生意気だからこそ、華やかな世界の裏側を暴くヒロインとして存在感がありました。
好き嫌いは分かれても、アリが登場すると何かが起こりそうで目が離せません。
パク・ギュヨンの堂々とした演技も含めて、作品を最後まで引っ張った魅力的なヒロインでした。
プロフィール
・名前:ソ・アリ
・作品:セレブリティ
・演:パク・ギュヨン
パク・ギュヨンの主な出演ドラマ
・サイコだけど大丈夫
・Sweet Home -俺と世界の絶望-
・悪魔判事
・ダリとカムジャタン
・ワンダフルデイズ
・イカゲーム
第8位 『力の強い女 カン・ナムスン』カン・ナムスン

『力の強い女 カン・ナムスン』のカン・ナムスン(イ・ユミ)は、生まれつき驚異的な怪力を持つヒロインです。
カン・ナムスンの嫌われポイントは、リュ・シオ(ピョン・ウソク)の恋心を捜査に利用したように見えるところです。

ナムスンは麻薬事件の真相を突き止めるため、身分を隠して流通販売会社ドゥーゴに潜入します。
そこで出会ったのが、会社の代表であり麻薬事件の中心人物でもあるシオでした。
ナムスンはシオに近づき、好意があるような態度を見せながら情報を集めていきます。
もちろん、シオは危険な犯罪者です。
ナムスンが警察官のカン・ヒシク(オン・ソンウ)と協力してシオを騙したことも、捜査のためには仕方がなかったのでしょう。
ところが、シオがあまりにも孤独な人物として描かれていたため、ナムスンよりシオに感情移入する視聴者が増えてしまいました。
シオにとってナムスンは、初めて心から信じられるかもしれないと思った相手です。
ナムスンにだけは自分の弱さを見せ、特別な感情を抱いていたのに、その気持ちは最初から利用されていました。
ナムスンにはヒシクという好きな人がいるため、シオの気持ちに応えるつもりはありません。
それでもシオの好意を否定せず、期待を持たせるような態度を続けたことで、「さすがに少しかわいそう」と感じてしまいます。
悪役を追い詰めるヒロインが応援されるはずなのに、いつの間にか悪役のほうを応援したくなる。
この不思議な逆転現象によって、ナムスンへの風当たりが強くなりました。
ただ、ナムスンは困っている人を放っておけない、明るくて心の優しい女性です。
怪力で悪人を豪快に吹き飛ばす場面には爽快感があり、イ・ユミの元気いっぱいの演技も作品によく合っていました。
シオとの関係にはモヤモヤが残るものの、正義のためにまっすぐ行動する姿は魅力的なヒロインです。
プロフィール
・名前:カン・ナムスン
・作品:力の強い女 カン・ナムスン
・演:イ・ユミ
イ・ユミの主な出演ドラマ
・365:運命をさかのぼる1年
・イカゲーム
・今、私たちの学校は…
・メンタルコーチ チェガル・ギル
・Mr.プランクトン
第7位 『気象庁の人々:社内恋愛は予測不能?!』チン・ハギョン

『気象庁の人々:社内恋愛は予測不能?!』のチン・ハギョン(パク・ミニョン)は、気象庁で総括予報官を務める仕事一筋のヒロインです。
チン・ハギョンの嫌われポイントは、仕事では冷静に決断できるのに、恋愛になると急に迷い続けてしまうところです。
ハギョンは結婚を約束していたハン・ギジュン(ユン・バク)に浮気され、同じ職場で別れを経験しました。
つらい目に遭ったため、次の恋に慎重になる気持ちはよく分かります。
ところが、年下の同僚イ・シウ(ソン・ガン)と付き合い始めても、相手を信じるより先に最悪の結末を考えてしまうのです。
社内恋愛が周囲に知られたら別れるというルールまで作り、せっかく両思いになったのに、自分で恋を苦しくしていました。
さらに、シウの父親が起こす問題や結婚に対する考え方の違いが明らかになると、2人は何度も同じような話し合いを繰り返します。
好きなのに距離を置く。
別れると決めたのに、まだ好きだから離れられない。
気持ちをきちんと伝えないまま相手の反応を待つ場面も多く、「結局どうしたいの?」と少し疲れてしまいました。
社内で交際が知られたときには、すでに別れているのに恋人のふりを続けるという、さらにややこしい状況になります。
恋愛を隠そうとすればするほど周囲を巻き込み、話がこじれていくところもモヤモヤしました。
ハギョンだけが悪いわけではなく、シウも自分の家庭事情や結婚への不安を十分に伝えていません。
それでも、普段のハギョンがあまりにも優秀なだけに、恋愛での煮え切らない態度が余計に目立ってしまいました。
ただ、気象予報に対して真剣で、責任を背負いながら部下を守ろうとする姿はとても頼もしいです。
恋愛では不器用でも、仕事では誰よりも信頼できる。
パク・ミニョンの落ち着いた演技もあり、大人の弱さと強さを両方感じられるヒロインでした。
プロフィール
・名前:チン・ハギョン
・作品:気象庁の人々:社内恋愛は予測不能?!
・演:パク・ミニョン
パク・ミニョンの主な出演ドラマ
・トキメキ☆成均館スキャンダル
・シティーハンター in Seoul
・ヒーラー~最高の恋人~
・キム秘書はいったい、なぜ?
・彼女の私生活
・私の夫と結婚して
第6位 『ヒエラルキー』チョン・ジェイ

『ヒエラルキー』のチョン・ジェイ(ノ・ジョンウィ)は、財閥令嬢や御曹司が集まるチュシン高校の女王です。
チョン・ジェイの嫌われポイントは、重要な秘密を何も話さず、周囲が傷ついても黙ったまま耐え続けるところです。
ジェイはアメリカから帰国すると、長年付き合っていたキム・リアン(キム・ジェウォン)に突然別れを告げます。
ところが、別れたい理由を説明しません。
リアンは納得できず、ジェイに近づく転校生のカン・ハ(イ・チェミン)に激しい嫉妬を向けるようになります。
ジェイはカン・ハと距離を縮め、リアンの前でも親しそうな態度を見せますが、本当にカン・ハが好きなのかは最後まではっきりしないところがもう、イライラ。
リアンを突き放したかと思えば、まだ大切に思っているような態度も見せる。
この曖昧な三角関係が続くため、「ジェイは結局、誰を好きなの?」とモヤモヤしてしまいました。
さらに気になるのは、特待生へのいじめを止められなかったことです。
チュシン高校では、リアンを中心とした財閥の生徒たちが絶対的な権力を持ち、特待生は日常的に見下されていました。
ジェイ自身が積極的にいじめたわけではありません。
それでも、カン・ハの兄イナンが苦しんでいることを知りながら、学校の女王として声を上げなかった責任は残ります。
カン・ハが兄の死の真相を探している一方で、ジェイとリアンの苦しい恋ばかりが大きく描かれるため、被害者より財閥の2人が守られているようにも見えました。
ただ、ジェイが黙っていたのにも重い理由があります。
リアンの子どもを妊娠したものの流産し、その悲しみを1人で抱えていました。
さらに、リアンとのプライベートな動画を盗撮され、脅迫まで受けています。
厳しい父親に人生を支配され、どこにも逃げ場がなかったことを考えると、受け身になってしまったのも無理はないです。
最後には秘密を自分の口で明かし、父親のもとを離れて自分の人生を選びます。
序盤は煮え切らない態度にイライラするものの、少しずつ強さを取り戻していく姿は応援したくなりました。
冷たく見える表情の奥に孤独と悲しみを隠した、賛否が分かれるヒロインです。
プロフィール
・名前:チョン・ジェイ
・作品:ヒエラルキー
・演:ノ・ジョンウィ
ノ・ジョンウィの主な出演ドラマ
・ピノキオ
・キル・イット~巡り会うふたり~
・18アゲイン
・その年、私たちは
・Dear.M
・バニーとお兄さんたち
第5位 『39歳』チョン・チャニョン

『39歳』のチョン・チャニョン(チョン・ミド)は、俳優を目指す若者たちに演技を教えながら、長年の恋を断ち切れずにいるヒロインです。
チョン・チャニョンの嫌われポイントは、妻子のいる元恋人キム・ジンソク(イ・ムセン)との関係を続けていたところです。
チャニョンとジンソクは、彼が結婚する前から愛し合っていました。
2人が別れている間に、ジンソクは妊娠した別の女性と結婚します。
しかし、結婚後もジンソクの気持ちはチャニョンから離れず、2人は長い間、精神的な不倫関係を続けていました。
体の関係がなかったとしても、ジンソクには妻と子どもがいます。
頻繁に会い、互いに特別な感情を持ち続け、チャニョンが離婚を求める姿は、どう見ても普通の友人関係ではないです。
チャニョンは「妻より先に出会った」「自分にとっては愛だ」と考えています。
しかし、先に出会ったからといって、結婚した相手との関係を続けてよい理由にはならないでしょう。
親友のチャ・ミジョ(ソン・イェジン)から何度注意されても、きっぱり別れることができません。
さらに、後半ではジンソクの妻が子どもの父親について嘘をついていたことや、家庭にさまざまな問題があったことが明らかになってしまいます。
そのため、ジンソクとチャニョンの関係が正当化されたように見えたところにも、少し引っかかりました。
妻に問題があったとしても、既婚者との関係を続けていた事実まで消えるわけではないですよね?
チャニョンがすい臓がんで余命わずかだと判明してからは、2人の恋が美しく切ないものとして描かれます。
病気を知ったジンソクがチャニョンに寄り添う姿には胸を打たれますが、不倫関係にモヤモヤしていた筆者は、素直に応援することは難しかったです。
ただ、チャニョンは自分の死から逃げず、残された時間を大切な人たちのために使おうとします。
両親や親友を思いやり、最後まで普段どおりに生きようとする姿は、本当に強くて温かいものでした。
恋愛面には賛否が残りますが、ミジョとチャン・ジュヒ(キム・ジヒョン)との友情は、この作品で最も心に残る部分です。
チョン・ミドの静かで自然な演技によって、嫌いになりきれないヒロインになっていました。
プロフィール
・名前:チョン・チャニョン
・作品:39歳
・演:チョン・ミド
チョン・ミドの主な出演ドラマ
・賢い医師生活
・賢い医師生活 シーズン2
・39歳
・コネクション
第4位 『結婚作詞 離婚作曲』プ・ヘリョン

『結婚作詞 離婚作曲』のプ・ヘリョン(イ・ガリョン)は、華やかな生活を楽しむ元アナウンサーのラジオDJです。
プ・ヘリョンの嫌われポイントは、自分の気持ちを最優先にし、夫のパン・サヒョン(ソンフン)を振り回してしまうところです。
ヘリョンとサヒョンは、子どもを持たず、それぞれの仕事や生活を大切にするという約束で結婚しました。
そのため、子どもを望まないヘリョンだけを責めることはできません。
ところが、ヘリョンは家事をほとんどせず、夫の体型や生活習慣には細かく口を出します。
サヒョンをジムに通わせるなど、自分の理想に合わせようとする姿も目立ちました。
夫婦で話し合うというより、サヒョンがヘリョンの機嫌を損ねないように気を使っているように見えます。
そんな結婚生活に疲れたサヒョンは、ジムで出会ったソン・ウォン(イ・ミニョン)に悩みを打ち明け、やがて不倫関係になります。
もちろん、夫婦関係に不満があったとしても、不倫をしたサヒョンが悪いことに変わりはないです。
ヘリョンの性格がきついからといって、裏切ってよい理由にはならないでしょう。
しかし、サヒョンの不倫を知った後のヘリョンも、愛情というよりプライドを守るために動いているように見えました。
ソン・ウォンが妊娠しても離婚を拒み、サヒョンを取り戻したいというより、夫と愛人を思いどおりにさせたくないという気持ちが前に出ています。
サヒョンとソン・ウォンが家族と食事をしているところへ乗り込み、激しく責め立てる場面も強烈でした。
裏切られた妻として怒るのは当然ですが、相手を追い詰める言葉や攻撃的な態度が続くため、次第に筆者は「なんかめんどくさい女だな」なんて思ってしまいました。
最終的には高級住宅と慰謝料を受け取って離婚に応じ、サヒョンの家族と笑顔で別れました。
あれほど離婚を拒んでいたのに、条件が整うと態度を変えるところも、計算高い印象を強めています。
ただ、ヘリョンは結婚前から、子どもを持たず仕事を続けたいと自分の希望を伝えていました。
サヒョンはその条件を受け入れて結婚したため、途中から理想の妻や母親になることを求められても困ってしまいます。
わがままで強烈ですが、自分の欲望を隠さず、最後まで堂々としているところはヘリョンの魅力です。
ヘリョンが登場するだけで修羅場が始まりそうな緊張感が生まれ、ドロドロした物語を盛り上げてくれました。
プロフィール
・名前:プ・ヘリョン
・作品:結婚作詞 離婚作曲
・演:イ・ガリョン
イ・ガリョンの主な出演ドラマ
・モンスター~その愛と復讐~
・ロボットじゃない~君に夢中!~
・結婚作詞 離婚作曲
・女王の家
第3位 重大なネタバレあり『ペントハウス』オ・ユニ

※ここからは、物語の重大なネタバレを含みます。
『ペントハウス』のオ・ユニ(ユジン)は、声楽家を夢見る娘ペ・ロナ(キム・ヒョンス)を1人で育ててきたヒロインです。
オ・ユニの嫌われポイントは、娘をチョンア芸術高校へ入学させるため、ミン・ソラ(チョ・スミン)を死に追いやったところです。
ただし、この事実はドラマの後半にようやく判明します。
物語の序盤では、貧しい生活の中でも娘を守り、財力と権力を持つチョン・ソジン(キム・ソヨン)に立ち向かう母親として描かれました。
セレブたちから見下されても諦めない姿を見て、ユニを応援していた視聴者も多かったでしょう。
ところが、物語の後半で、ミン・ソラをヘラパレスの47階から突き落とした犯人がユニだったことが明らかになります。
その夜、酒に酔っていたユニは、手すりにつかまっていたソラに対して「あなたさえいなければロナが合格できる」と考え、手を離させてしまいました。
ソラはチョンア芸術高校に首席合格し、ロナは補欠でした。
ソラがいなくなったことで空いた席に、ロナが繰り上げ合格します。
つまり、ユニは自分の娘を合格させるために、何の後ろ盾もない少女の命を奪ったことになります。
さらに苦しいのは、ソラの実母であるシム・スリョン(イ・ジア)と協力し、犯人捜しを手伝っていたことです。
スリョンはユニを信頼し、一緒に娘の死の真相を追っていました。
犯人が自分だと思い出してからも、ユニはすぐには真実を話しません。
ソラをいじめていたヘラパレスの住人たちを責めながら、自分が最も重大な罪を隠していたため、「もう応援できない」と感じてしまいます。
娘を思う気持ちが強いほど、ほかの子どもの命を奪った行動との矛盾も大きくなりました。
その後、ユニは自分の罪と向き合い、警察に出頭します。
さらにシーズン3では、長年の宿敵ソジンの娘ハ・ウンビョル(チェ・イェビン)を助けるため、自分の命をかけて崖から車が落ちるのを食い止めました。
自分の娘を苦しめてきた相手の子どもまで救おうとした姿には、ソラへの罪を背負い続けたユニなりの償いが感じられます。
決して許されない罪を犯したヒロインですが、最後までただの悪人ではありませんでした。
母親の愛情と恐ろしい欲望、後悔と償いをすべて抱えた、ドラマ史に残るほど強烈なヒロインです。
プロフィール
・名前:オ・ユニ
・作品:ペントハウス
・演:ユジン
ユジンの主な出演ドラマ
・ワンダフルライフ
・製パン王キム・タック
・百年の遺産-ククスがむすぶ愛-
・お願い、ママ
・ペントハウス
第2位 『となりのMr.パーフェクト』ペ・ソンニュ

『となりのMr.パーフェクト』のペ・ソンニュ(チョン・ソミン)は、アメリカの大企業で働き、結婚も間近に控えていた完璧に見えるヒロインです。
ペ・ソンニュの嫌われポイントは、幼なじみのチェ・スンヒョ(チョン・ヘイン)を振り回しながら、元婚約者との関係もはっきりさせなかったところです。
ソンニュは仕事を辞め、婚約を破棄して突然韓国へ帰ってきます。
家族から理由を聞かれても本当のことを話さず、「自分が浮気した」などと嘘をついて、その場を乗り切ろうとしました。
その後、幼なじみのスンヒョと毎日のように一緒に過ごし、困ったときには彼を頼ります。
ところが、スンヒョが長年隠してきた気持ちを告白すると、ソンニュはすぐに答えを出しません。
スンヒョに期待を持たせるような距離の近さを見せながら、恋愛の話になるとはぐらかしてしまいます。
さらに、アメリカから元婚約者のソン・ヒョンジュン(ハン・ジュヌ)が現れると、ソンニュの態度は一段と曖昧になります。
ヒョンジュンは、ソンニュが3年前に胃がんを患ったとき、仕事を休んで闘病生活を支えてくれた人です。
手術や抗がん剤治療、その後のうつ状態まで知っているため、ソンニュにとって簡単には切り離せない存在でした。
ソンニュが体調を崩したときにも、スンヒョではなくヒョンジュンを頼ります。

スンヒョはソンニュを誰よりも大切に思っているのに、病気のことすら知らされていませんでした。
元婚約者だけがソンニュのつらい過去を共有し、現在もそばで支えている姿を見せられるため、スンヒョが完全に蚊帳の外に置かれているように見えます。
「ヒョンジュンとやり直すのか、それともスンヒョを選ぶのか」と、なかなか進まない恋に疲れてしまいました。
ただ、ソンニュが病気を隠していたのは、家族を心配させたくなかったからです。
胃の大部分を切除する手術と抗がん剤治療を、慣れないアメリカで受けたソンニュは、心まで深く傷ついていました。
大切な人ほど自分の苦しみに巻き込みたくないという気持ちから、スンヒョの告白にも素直に応えられなかったのでしょう。
それでも、何も知らされなかった家族やスンヒョの立場を考えると、もう少し早く本音を話してほしかったところです。
後半では自分の弱さを受け入れ、周囲の人に頼りながら、子どもの頃から好きだった料理の道へ進んでいきます。
完璧な娘でいようとして無理を重ねてきたソンニュが、自分の人生を選び直す姿には勇気をもらえました。
恋愛では遠回りをしましたが、チョン・ソミンの明るさと繊細な演技によって、最後には幸せになってほしいと思えるヒロインです。
プロフィール
・名前:ペ・ソンニュ
・作品:となりのMr.パーフェクト
・演:チョン・ソミン
チョン・ソミンの主な出演ドラマ
・イタズラなKiss~Playful Kiss
・この恋は初めてだから
・空から降る一億の星
・霊魂修繕工
・還魂
・となりのMr.パーフェクト
第1位 『愛と、利と』アン・スヨン

『愛と、利と』のアン・スヨン(ムン・ガヨン)は、KCU銀行ヨンポ支店で働く、仕事ができて美しいヒロインです。
アン・スヨンの嫌われポイントは、相手に本心を伝えず、わざと誤解させて関係を壊してしまうところです。
スヨンと同僚のハ・サンス(ユ・ヨンソク)は、最初から互いに好意を抱いていました。
サンスは勇気を出してスヨンを食事に誘いますが、約束の日に店の前で立ち止まり、入ることを一瞬ためらってしまいます。
その姿を見たスヨンは、「自分と付き合うのが恥ずかしいのだ」と受け取ります。
サンスにも迷った理由はありましたが、スヨンはきちんと話を聞かず、彼を突き放してしまいました。
それどころか、警備員のチョン・ジョンヒョン(チョン・ガラム)と付き合っていると嘘までつきます。
その後、スヨンは本当にジョンヒョンと交際を始め、サンスも裕福な家庭で育ったパク・ミギョン(クム・セロク)と付き合います。
ところが、恋人ができてからもスヨンとサンスは互いを忘れられません。
スヨンはジョンヒョンを自宅に住まわせ、警察官試験に挑戦する彼を経済的にも支えます。
その一方で、サンスと2人で会い、スケート場でキスをしてしまいました。

サンスに近づいたかと思えば、すぐに冷たい態度で突き放す。
ジョンヒョンを支えたいと言いながら、心はサンスに向いている。
誰にも本心を伝えないため、スヨンが何を望んでいるのか分からなくなっていきます。
最大のモヤモヤは、ソ・ギョンピル(ムン・テユ)と一夜を共にしたように見せかけたことです。
スヨンはギョンピルに協力してもらい、銀行内にわざと不倫のうわさが広がるように仕向けます。
ジョンヒョンは銀行でギョンピルに殴りかかり、サンスも深く傷つきました。
しかし、スヨンとギョンピルは実際には関係を持っていません。
スヨンはジョンヒョンともサンスとも別れるために、自分が悪者になる方法を選んだのです。
ここまでくると、相手を思って身を引いたというより、話し合いから逃げたように見えます。
何も知らないジョンヒョンやサンスの気持ちまで壊してしまう必要があったのか、疑問が残りました。
さらにスヨンは銀行を辞め、サンスに何も告げないまま姿を消します。

サンスは彼女を捜し続けますが、2人が再会するのは4年後です。
あれほど互いに好きだったのに、嘘と沈黙だけで何年も遠回りしてしまいました。
「好き」と言えば終わるはずの恋が、ここまで複雑になるとは驚きです。
ただ、スヨンは学歴や家庭環境によって職場で差別され、努力しても正当に評価されない経験を重ねていました。
幼い頃に弟を亡くし、両親に対する誤解も抱えています。
幸せになれると信じられず、誰かに捨てられる前に自分から関係を壊してしまう女性なのでしょう。
理解しにくい行動ばかりですが、ムン・ガヨンの表情からは、愛されたいのに愛を信じられないスヨンの孤独が伝わってきます。
視聴中は何度もイライラさせられましたが、見終わった後まで「どうすれば幸せになれたのだろう」と考えてしまう。
好きにはなれなくても忘れられない、今回の第1位にふさわしいヒロインです。
プロフィール
・名前:アン・スヨン
・作品:愛と、利と
・演:ムン・ガヨン
ムン・ガヨンの主な出演ドラマ
・偉大な誘惑者
・その男の記憶法
・女神降臨
・リンク:ふたりのシンパシー
・あいつは黒炎竜
・瑞草洞<ソチョドン>
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