なんとなく苦手な韓国女優BEST5!なぜか好きになれない

韓国ドラマを見ていると、演技が下手なわけでも嫌いなわけでもないのに、なぜか苦手に感じてしまう女優はいませんか。
表情や話し方、過去に演じた役の印象が強く残り、別の作品を見ても少し身構えてしまうことがあります。
それでも主演ドラマが始まると気になり、結局は最後まで見てしまうのが不思議なところ。
今回は前回に続き、個人的にはなんとなく苦手だけれど、それでも目が離せない韓国女優を紹介します。
①ファン・ジョンウム

ファン・ジョンウムがなんとなく苦手なのは、コミカルな演技のテンションが少し高すぎると感じるからです。
特に印象に残っているのが、『彼女はキレイだった』のキム・ヘジン役。
初恋相手のチ・ソンジュン(パク・ソジュン)との再会から逃げ出したり、編集部で失敗を繰り返したりする場面では、大声を出しながら慌てて走り回ります。
髪を振り乱し、目を大きく見開いて驚く表情も派手です。
ヘジンの明るさや不器用さはよく伝わるのですが、同じような演技が続くと、少し疲れてしまいました。
ファン・ジョンウム本人も、制作発表会で次のように話しています。
항상 드라마에서 망가지는 것에 대한 부담이 없다.
ドラマの中で自分を崩して演じることに、いつも抵抗はありません。
引用:YTN
きれいに映ることよりも笑いを優先できるところは、ファン・ジョンウムの大きな強みです。
ただ、その思い切りのよさが強すぎるため、見る側との相性が分かれるのかもしれません。
『キルミー・ヒールミー』のオ・リジン役でも、チャ・ドヒョン(チソン)の人格が次々と入れ替わるたび、大声で叫んだり、目を丸くしたりしながら激しく反応します。

特に女子高校生の人格ヨナに追いかけ回される場面は笑えるのですが、『彼女はキレイだった』と続けて見ると、また同じような騒がしいヒロインに見えてしまうところもありました。
『運勢ロマンス』では、迷信を信じ込むシム・ボニを演じています。
病気の妹を救いたい一心で占いに振り回され、ジェ・スホ(リュ・ジュンヨル)へ必死に近づく姿は切実です。
しかし、慌てた話し方や大きな身ぶりが多く、やはり少し落ち着かない印象が残りました。
一方、『7人の脱出』では、それまでの明るいラブコメヒロインから一転。
成功のためなら実の娘まで利用するクム・ラヒを演じ、冷たい目つきや激しい怒鳴り声で、欲望にまみれた悪女を作り上げています。

こちらも感情を大きくぶつける演技ですが、刺激の強い物語には驚くほどよく合っていました。
『彼女はキレイだった』の脚本家も、ファン・ジョンウムの演技について次のように評価しています。
彼女の演技は計算ではなく気持ちで動くので、表現にリアリティがあります。
引用:オ・マイ・ニュース
ファン・ジョンウムが少し苦手に感じるのは、この「気持ちで動く演技」が画面からあふれすぎているからなのかもしれません。
静かで控えめな演技を好む人には少し強すぎますが、どんな役でも感情を出し惜しみせず、作品の空気を一気に動かす力はさすがです。
なんとなく苦手と言いながらも、次はどんな強烈な役を見せてくれるのか、結局は気になってしまう女優です。
②パク・シネ

パク・シネがなんとなく苦手なのは、悲しそうな表情と泣く演技の印象が強すぎるからです。
特に『相続者たち』のチャ・ウンサン役では、母親と苦しい生活を送りながら、裕福な同級生たちに囲まれて肩身の狭い思いをするヒロインを演じています。
アメリカで姉に裏切られ、散らばった荷物の前に座り込んで泣く場面をはじめ、キム・タン(イ・ミンホ)との身分違いの恋や、彼の父親からの圧力に苦しむ場面でも涙を流します。

つらい状況なので泣くのは当然なのですが、いつも眉を下げて悲しそうな表情をしているため、見ている側まで少し重たい気持ちになりました。
パク・シネ本人も、『相続者たち』では泣く場面が多かったと振り返っています。
とりわけ泣くシーンは多かったです。他の作品でも常に涙を沢山流してきました。
引用:Kstyle
『美男<イケメン>ですね』のコ・ミニョ役でも、正体がばれそうになって慌てたり、ファン・テギョン(チャン・グンソク)への思いを隠しながら涙を浮かべたりする場面が多くあります。
純粋で一生懸命なヒロインはよく似合っていますが、おびえたように目を見開き、困った表情で相手を見つめる演技が『相続者たち』のウンサンと重なって見えることも。
さらに『ピノキオ』のチェ・イナも、正義感が強く、傷つきながらも懸命に耐えるヒロインです。

母親との確執やチェ・ダルポ(イ・ジョンソク)の過去を知って苦しむ場面では、やはり涙をためた切ない表情が中心になります。
役柄は違っても「不器用で一生懸命なヒロイン」という印象が続き、また同じ雰囲気かと思ってしまいました。
ただ、『ドクターズ~恋する気持ち~』では、これまでとは少し違います。
不良少女だったユ・ヘジョンが医師へ成長し、病院内の理不尽な問題にも堂々と立ち向かう姿は痛快でした。

序盤で複数の相手と渡り合うアクションや、感情を抑えながら患者と向き合う演技からは、守られるだけではない強さも感じられます。
『ドクタースランプ』では、燃え尽き症候群とうつ病に苦しむ麻酔科医ナム・ハヌルを演じました。
家族の前では平気なふりをしながら、心療内科で自分の状態を知らされて涙を流す姿は、『相続者たち』の頃よりも落ち着いた演技です。
共演したパク・ヒョンシクも、パク・シネの感情表現を次のように評価しています。
그런데 누나는 버튼 누르면 나오는 것처럼 감정을 ‘팍’ 꺼내는 거예요.
ところがシネさんは、ボタンを押したように感情を一気に引き出すんです。
引用:ELLE Korea
泣く演技が多く、どの作品でも同じようなヒロインに見えてしまうことはあります。
それでも、短い時間で役の感情に入り込み、視聴者まで泣かせる力は確かです。
苦手だと思いながらも、パク・シネが泣き始めると、結局こちらまで感情を持っていかれてしまいます。
③イム・スヒャン

イム・スヒャンがなんとなく苦手なのは、表情や話し方が少し硬く見えることがあるからです。
特に『私のIDはカンナム美人』のカン・ミレ役では、相手の顔色をうかがうように視線を動かし、言いたいことがあってもすぐには口にしません。
同級生から容姿について失礼なことを言われても、その場では反論できず、うつむいたまま固まってしまいます。

ト・ギョンソク(チャウヌ)から好意を向けられた時も、驚いたように目を見開いたまま黙り込み、戸惑う場面が多くありました。
ミレは過去に容姿をからかわれ、整形して大学へ入学したものの、まだ自分に自信を持てない女性です。
そのため、控えめな表情やぎこちない話し方は役に合っています。
しかし、感情を大きく表に出さない演技が続くため、少し不自然に見えたり、何を考えているのか伝わってこなかったりすることもありました。
イム・スヒャンは、ミレを演じる際に意識したことを次のように話しています。
이야기가 전개됨에 따라 변화하는 미래의 감정을 섬세하게 표현하는데 가장 중점을 두고 연기하려고 한다.
物語が進むにつれて変化するミレの感情を、繊細に表現することに最も重点を置いて演じようと思いました。
引用:毎日新聞(韓国)
最初から表情が乏しいのではなく、自信を取り戻していくミレの変化を見せるため、あえて感情を抑えていた部分もあったのでしょう。

それでも序盤は、ミレの控えめな演技と、ギョンソクの無表情で口数の少ない演技が重なります。
主演の2人が静かなため、ラブコメとしては少し盛り上がりに欠けると感じてしまいました。
『コクドゥの季節』では、明るくお人よしな医師ハン・ケジョルを演じています。
病院を追い出されそうになって慌てたり、コクドゥ(キム・ジョンヒョン)の強引な言動に大声で反応したりと、『私のIDはカンナム美人』とは正反対の役です。
ところが、今度はコミカルな表情や高い声で騒ぐ演技が少し強く、見ていて落ち着かないと感じる場面もありました。
静かな役では硬く見え、明るい役では少し騒がしく見えてしまうところが、なんとなく苦手に感じる理由です。

そんなイム・スヒャンの印象が大きく変わったのが、『優雅な一族』のモ・ソッキ役でした。
15年前に母親を殺された財閥令嬢で、一族の不祥事を隠す危機管理チームTOPに立ち向かいます。
周囲から何を言われても堂々と応じ、相手の弱点を突くような鋭いせりふを放つ姿が痛快でした。

財閥一家の異様なしきたりを、ソッキがたった1人で笑い飛ばすような演技には、イム・スヒャンの華やかさと強さがよく合っていました。
本人も、モ・ソッキは簡単な役ではなかったと振り返っています。
모석희는 애정도 가지만 참 연기하기 힘든 역할이었다.
モ・ソッキには愛着がありますが、本当に演じるのが難しい役でした。
引用:YTN
作品によって演技の強弱が極端に見えるため、少し苦手だと感じることも。
ただ、『優雅な一族』のような気が強く華やかな役を演じると、ほかの女優には出せない圧倒的な存在感があります。
なんとなく苦手でも、ぴったりの役に出会った時のイム・スヒャンは、最後まで目を離せなくなる女優です。
④ペ・スジ

ペ・スジがなんとなく苦手なのは、どの役を演じても「女優スジ」より先に、華やかなスターの姿が見えてしまうからです。
最初に見た『ドリームハイ』では、声楽を学んでいたプライドの高いコ・ヘミを演じています。
借金取りに追われ、仕方なくキリン芸能高校のオーディションを受ける序盤では、相手を見下すような冷たい表情や、感情を抑えた話し方が目立ちました。
ヘミは自信家で素直になれない役なので、無表情な演技は間違いではありません。

しかし、怒っている時も困っている時も表情の変化が小さく、せりふも一本調子に聞こえました。
スジ自身も、当時は演技経験がなく、『ドリームハイ』への出演に自信を持てなかったと話しています。
私は演技をしたこともなく、上手くできる自信もなかった。
引用:Kstyle
初めての演技で、いきなり主演を務めたのですから、ぎこちなさが残るのは当然だったのでしょう。
それでも、この作品でついた印象が強く、その後のドラマでもスジの演技を少し厳しく見てしまうようになりました。
『あなたが眠っている間に』では、予知夢を見る記者ナム・ホンジュを演じています。

夢の中で母親が亡くなったり、チョン・ジェチャン(イ・ジョンソク)が危険な目に遭ったりするたび、目に涙をためて立ち尽くす場面が繰り返されます。
大切な人を救えないかもしれない恐怖は伝わるのですが、驚いた時の表情や泣き方がいつも似ているように感じました。
『スタートアップ:夢の扉』のソ・ダルミ役も、一生懸命で夢を諦めないヒロインです。
姉のインジェに負けまいと強がる姿や、サムサンテックの仲間を励ます明るい演技は役に合っています。

ただ、ナム・ドサン(ナム・ジュヒョク)とハン・ジピョン(キム・ソンホ)の間で揺れる恋愛が長く描かれたことで、ダルミの言動に共感できない場面も。
作品の中で完璧な男性たちから愛される役が続くと、どうしても「またスジが愛されるドラマか」と感じてしまいます。
そんな印象を大きく変えたのが、『アンナ』でした。
スジが演じたイ・ユミは、学歴や経歴について小さな嘘をついたことから、別人のイ・アンナとして生き始めます。

他人の名前と人生を盗み、大学講師になり、裕福な男性と結婚するまでの変化を、表情や演技で表現しました。
嘘がばれそうになった時も大きく取り乱さず、視線をわずかに動かしながら平静を装います。
以前は物足りなく感じていた表情の少なさが、『アンナ』では何を考えているのか分からない怖さに変わっていました。
本人も、表情で感情を伝えることを強く意識していたようです。
작품 자체가 대사량이 많다기보다는 상황적으로 보여주는 게 많아서, 표정으로 전달해야 하는 게 많았다.
せりふよりも状況で見せる部分が多く、表情で伝えなければならないことがたくさんありました。
引用:毎日経済新聞
『イ・ドゥナ!』でも、人気絶頂の中で突然引退した元アイドルのイ・ドゥナを演じています。
ドゥナがウォンジュン(ヤン・セジョン)を突き放した直後、今度は捨てられることを恐れて引き留める姿には、華やかなスターの裏側にある孤独がにじんでいました。
初期の作品では、整った外見に演技が追いついていないように感じることも。

しかし、『アンナ』では、その美しささえも偽りの人生を完成させるための武器として使っています。
なんとなく苦手だったからこそ、静かな表情だけで不安や欲望を伝えた『アンナ』には驚かされました。
今では「またスジが主演か」と思いながらも、次はどこまで変わるのか確かめたくなる女優です。
⑤イ・ソンギョン

イ・ソンギョンがなんとなく苦手になったきっかけは、『恋はチーズ・イン・ザ・トラップ』のペク・イナ役です。
ペク・イナは、高価な服やバッグを好み、ユ・ジョン(パク・ヘジン)の父親から援助を受けながら暮らしている女性。
思いどおりにならないと大声でわめき、弟のペク・イノ(ソ・ガンジュン)にも激しく当たります。
イ・ソンギョンは目を大きく見開き、口元をゆがめながら、甲高い声でイナの怒りを表現していました。

体を大きく揺らしながら怒鳴ったり、相手を指さしながら早口で責め立てたりする演技はかなり強烈です。
終盤では、ユ・ジョンの父親から見放されたイナが感情を爆発させ、ホン・ソル(キム・ゴウン)ともみ合いになります。
その結果、ソルが道路へ飛び出し、車にはねられる大事故につながりました。
イナの身勝手さと危うさを見事に表現しているのですが、あまりにも騒がしく、登場するだけで少し疲れてしまいます。
イ・ソンギョン自身も、ペク・イナについて次のように表現していました。
인하는 투머치 곱하기 투머치다.
イナは「やりすぎ」に「やりすぎ」を掛け合わせたような人物です。
引用:OBS京仁テレビ
本人も役の強烈さを理解したうえで、華やかな服装や大げさな動きを意識していたことが分かります。
しかし、その演技があまりにも上手だったため、イ・ソンギョン本人にも「気が強くて騒がしい女性」という印象を持ってしまいました。

『恋のゴールドメダル~僕が恋したキム・ボクジュ~』では、重量挙げに青春をささげる女子大生キム・ボクジュを演じています。
重量挙げ部の仲間と食事をする時は豪快で、ジュニョン(ナム・ジュヒョク)にからかわれると、低い声で怒鳴りながら追いかけ回します。
一方、肥満治療医のジェイ(イ・ジェユン)の前では、声を高くして上品な女性を装います。
普段のボクジュと恋するボクジュの違いはかわいいのですが、口をとがらせたり、頬を膨らませたりする表情が少し作りすぎに見えることも。

ただ、ジェイへの片思いが終わり、失恋したボクジュが競技への自信まで失ってしまう場面では印象が変わります。
明るく振る舞おうとしても涙が止まらず、家族や仲間の前でも心を閉ざしてしまう姿からは、ボクジュの繊細さが伝わってきました。
コメディー演技よりも、実は静かに傷ついている場面の方が、イ・ソンギョンの魅力がよく出ていたと思います。
さらに印象が変わったのが、『浪漫ドクター キム・サブ2』のチャ・ウンジェ役です。
ウンジェは成績優秀な胸部外科医ですが、手術室へ入ると吐き気やめまいを起こす問題を抱えています。

薬を飲んで症状をごまかそうとしたものの、手術中に眠り込んでしまい、トルダム病院へ追い出されるように移ることになりました。
序盤はキム・サブ(ハン・ソッキュ)に反発し、失敗すると言い訳をするため、少し生意気に見えます。
しかし、厳しい指導を受けながら手術への恐怖を乗り越え、患者の命を守る医師へ成長していきます。
特に、実の兄が起こした医療ミスを母親から隠すよう頼まれても、医師として正しい道を選ぶ場面には、ウンジェの覚悟が表れていました。
シーズン3では、イ・ソンギョンもウンジェの変化を意識して演じたと話しています。
시즌3가 되면서 조금 더 성숙한 톤과 프로페셔널한 은재의 모습을 보여드리고 싶었다.
シーズン3では、より成熟した雰囲気と、プロらしいウンジェの姿を見せたいと思いました。
引用:スポーツ東亜
そして、『愛だと言って』では、それまでの華やかで元気なイ・ソンギョンをほとんど感じさせません。
演じたシム・ウジュは、父親の不倫によって家族も家も失い、復讐を決意する女性です。

父親の葬儀へ場違いな赤い服で現れ、父親の再婚相手に怒りをぶつける場面でも、ペク・イナのように感情を爆発させません。
姿勢を少し丸め、低い声で淡々と言葉を返す姿から、長い間ため込んできた怒りが伝わってきます。
復讐相手の息子ハン・ドンジン(キム・ヨングァン)が、自分と同じように孤独な人だと気づいてからも、表情を大きく変えず、視線や小さな間で心の揺れを見せました。
イ・ソンギョン本人も、ウジュを演じた時間について次のように振り返っています。
작품을 하면서 자유롭다는 것을 느꼈다. 느껴지는 감정대로 가만히 있을 수 있었다.
作品を通して自由だと感じました。湧き上がる感情のまま、静かにそこにいることができました。
引用:毎日経済新聞
『恋はチーズ・イン・ザ・トラップ』では、表情も声も大げさすぎると感じました。
ところが『愛だと言って』では、ほとんど動かない表情から、寂しさや怒りがじわじわと伝わってきます。
苦手になった原因も演技力の高さなら、その印象を変えたのも演技力でした。
役によって好き嫌いが大きく分かれるものの、次はどちらのイ・ソンギョンを見せるのか、どうしても気になってしまう女優です。
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