「この先、もっと面白くなりそう」と期待して観始めたのに、途中から「あれ、こういう展開になるの?」と戸惑った韓国ドラマはありませんか?

好きだった登場人物の行動に納得できなくなったり、楽しみにしていた恋や事件の行方が、思っていた方向と違ってしまったり。

最初が面白かったぶん、惜しいと感じてしまいますよね。

今回は、Netflix韓国ドラマの中から、途中から残念に感じた10作品を、あくまでも個人の感想として紹介します。

第10位 マンスリー彼氏

仕事に追われるウェブ漫画のプロデューサー、ソ・ミレ(ジス)が、仮想空間で理想の男性とデートできるサービス「マンスリー彼氏」を体験するラブコメディです。

恋愛から遠ざかっていたミレが、レビューを依頼されて試しに利用したところ、夢のようなデートに夢中になっていきます。

序盤で楽しかったのは、恋愛ドラマのヒロインになったような体験を、ミレと一緒に楽しめるところでした。

財閥御曹司チェ・シウ(イ・スヒョク)との華やかな恋の次には、大学生ソ・ウノ(ソ・ガンジュン)とのキャンパスでの恋が待っています。

相手も舞台も変わるので、次はどんな男性と、どんな恋が始まるのかと楽しみにしていました。

仕事でくたくたになったミレが、仮想空間では恋の主役になれるという設定も魅力的です。

無料体験が終わっても、高額の料金を払って続けたくなる気持ちには、たしかにうなずけました。

ただ、第5話で、職場の同僚でライバルでもあるパク・キョンナム(ソ・イングク)がミレに告白すると、物語は現実の恋へと進んでいきます。

さらに、ミレが好みに合わせて作ったバーチャル彼氏ク・ヨンイル(ソ・イングク)は、キョンナムとそっくりな顔をした赤毛の男性でした。

ここからは、現実のキョンナムと、理想のヨンイルの間で揺れる恋が中心になり、序盤に楽しんでいた「次はどんな恋を体験できるのだろう」とは違ってきます。

キョンナムとそっくりな彼氏が現れることで、ミレの気持ちが現実の彼へ向かっていることは伝わります。

でも、いろいろなタイプの男性と恋ができる設定を楽しんでいたぶん、途中から同じ顔の2人が恋の中心になると、もう少し違う相手とのデートも観たかったと思ってしまいました。

現実の恋が進むにつれて、ミレは再び一人になることを恐れ、終盤には誤解や気持ちのすれ違いにも悩みます。

傷つくのが怖くて仮想の恋に惹かれたミレにとって、大切な展開です。

それでも、気軽に夢のような恋を楽しめる序盤に惹かれていた私には、後半も恋の不安やすれ違いに時間を使うことが、少し残念でした。

バーチャル恋愛という面白い設定を、最後までもっと遊び尽くしてほしかったというのが、個人的な感想です。

ただ、控えめだったキョンナムが恋心を見せ始めるときのソ・イングクの表情はやっぱりいいですねー♡

第9位 本日も完売しました

通販番組の人気プレゼンター、ダム・イェジン(チェ・ウォンビン)と、田舎町でキノコ農場を営むマシュー・リー(アン・ヒョソプ)が出会い、仕事を通じて距離を縮めていくラブコメディです。

看板番組の放送枠を取り戻したいイェジンは、化粧品ブランドとの契約を実現するため、原料となるキノコを栽培するマシューのもとを訪れます。

序盤に期待したのは、商品を売りたい女性と、簡単には協力してくれない農場主の攻防でした。

初対面から、イェジンのスポーツカーとマシューの耕運機が狭い道で鉢合わせし、どちらも道を譲ろうとしません。

仕事のために村へ入りたいイェジンと、いつもの道を通りたいマシューが、クラクションを鳴らし合って対立するのです。

ここから商談でもぶつかり、イェジンが説得。

売るためなら高層ビルに登るほど仕事に全力のイェジンと、農場だけでなく村の人たちの頼み事にも対応するマシューは、それぞれ忙しい毎日を送っています。

そんな2人が一緒に商品を送り出すまでには、意見の衝突も失敗もありおもしろかったです。

ただ、後半になると、商品の開発や販売よりも、過去の事件と悪意ある妨害が気になる展開になっていきます。

たとえば、マシューが開発したクリームの先行体験者が、肌のトラブルが悪化したとSNSで訴える場面です。

その騒動から彼の過去まで広まり、キノコ農場が荒らされ、家にも人が押しかける事態になります。

せっかく新しい商品を作っても、品質や売り方で勝負する前に、誰かの妨害で窮地に追い込まれるのが、もどかしく感じられました。

さらに終盤では、この体験者が買収されていたことまで明らかになります。

仕事を通じて互いの実力を認め、力を合わせて完売を目指す姿を楽しみにしていた私には、濡れ衣を晴らすために奔走する展開が続くことが、少し残念でした。

もちろん、2人が抱えてきた傷を描くうえで、過去の出来事は大切です。

それでも、商品への苦情から農場への嫌がらせまで重なると、新商品が売れるかどうかより、「また誰かに邪魔されるのでは」と心配しながら観る時間が増えてしまいます。

イェジンの売る力とマシューの商品づくりが合わさったら、どんな放送になるのか。

そこをもう少したっぷり楽しみたかったというのが、個人的な感想です。

ただ、忙しく働く2人が互いの前では安心できるようになっていく姿には、温かい気持ちになれました。

第8位 スキャンダル

『スキャンダル』は、朝鮮王朝時代を舞台に、名家のチョ氏夫人(ソン・イェジン)と、そのいとこで恋多き男のチョ・ウォン(チ・チャンウク)が、女性を誘惑する危険な賭けを始める作品です。

標的になるのは、婚礼を挙げる前に夫を亡くし、貞節を守って暮らすヒヨン(ナナ)で、彼女は自分が賭けの対象になっていることを知らないまま、ウォンと関わっていきます。

序盤で期待したのは、人の心をもてあそぶ2人の恋の駆け引きでした。

ウォンにとってヒヨンを誘惑することは、以前から思いを寄せていたチョ氏夫人との賭け。

彼がヒヨンの悲しみや信仰心に踏み込んで近づく一方、計画がうまく進むとチョ氏夫人がいらだちを見せるため、仕掛けた側の2人の嫉妬や執着みえてきます。

ここからヒヨンが2人の思惑をどう変えてしまうのかと、楽しみにしていました。

ところが、遊びの誘惑が本当の恋に変わる過程が、なんとなく雑。

ヒヨンとの関係が深まるにつれてウォンの心は揺れ、やがて2人は人目を離れて親密な時間を過ごすようになります。

ただ、一緒にいる場面が増えても、ウォンがヒヨンのどんな言葉や行動に心を動かされ、それまでの恋とは違うと感じたのかが、私には十分に伝わってきません。

ヒヨンの気持ちについても同じで、貞節を守ることを求められてきた女性だからこそ、ウォンを受け入れるまでの迷いや決意を、もっと見届けたかったです。

2人の距離が近づいたことはわかるのに、気持ちの変化に共感しきれず、恋が進んでも思ったほど夢中になれませんでした。

さらに終盤では、王の命令が2人の関係を脅かし、チョ氏夫人の計画も思わぬ形で狂っていきます。

大きな出来事が続く分、私が期待していた3人の言葉や選択で相手を追い詰める面白さを、もう少しじっくり味わいたかったです。

あくまでも個人の感想ですが、序盤の危うい賭けには引き込まれたものの、途中からは、恋が深まる理由にも、その恋が壊れていく過程にも、もう一歩踏み込んでほしかった作品でした。

第6位 ヒエラルキー

『ヒエラルキー』は、財閥の子どもたちが支配する名門チュシン高校に、奨学生のカン・ハ(イ・チェミン)が転入し、学校に隠された秘密を暴こうとする学園ドラマです。

生徒の頂点にいるのは、学校を創設した一族の御曹司キム・リアン(キム・ジェウォン)と、財閥令嬢チョン・ジェイ(ノ・ジョンウィ)で、家柄によって生徒の立場が決まる学校です。

そんな場所へ転入してきたカン・ハには、亡くなった兄の死の真相を突き止める目的を持っていました。

兄もこの学校の奨学生で、いじめを受けた末に命を落としているため、カン・ハが権力を持つ生徒たちに近づく行動にも、何か狙いがあるのだろうとワクワク。

歓迎会で大胆な行動を取り、リアンにもひるまずに向き合う姿を見ると、学校で当たり前になっている理不尽な上下関係を、彼がどう崩していくのか気になります。

ところが、話が進むにつれて、兄の死をめぐる復讐よりも、カン・ハとジェイ、リアンの三角関係のほうが目立つように。

カン・ハとジェイが恋人として振る舞うと、リアンは嫉妬して対抗し、カン・ハ自身もジェイに惹かれていきます。

恋愛が絡むことで復讐への決意が揺れる展開に。

私は、カン・ハが兄のために何を調べ、誰を追い詰めるところをもっと見たかったです。

ジェイとリアンの間に何があったのか、ジェイがどんな秘密を抱えているのかに時間が使われると、兄の死を追っていたはずの話が、別の方向へ進んでいるように感じてしまったんですよね。

特にもどかしかったのは、カン・ハが学校の秩序を変えようと動く一方で、ジェイがリアンを守ろうとすることです。

ジェイにも苦しい事情があることはわかりますが、兄を失ったカン・ハの立場を思うと、リアンとの恋を応援する気持ちにはなかなかなれませんでした。

裕福な生徒たちの孤独や家庭の悩みが描かれても、それで奨学生を傷つけてきたことへの怒りが薄れるわけではなく、まずは自分たちの行動に向き合ってほしかったです。

終盤ではいじめを告発する展開になるものの、私には、加害者たちが責任を負う過程より、それぞれの恋や成長をまとめる印象が強く残りました。

あくまでも個人の感想ですが、閉鎖的な学校へ乗り込んだカン・ハが、兄を苦しめた人たちを追い詰める復讐劇を期待していた分、途中から恋愛中心になったことに物足りなさを感じた作品です。

それでも、豪華な校舎や衣装には目を奪われ、周囲の圧力にも簡単にはひるまないイ・チェミンの姿は魅力的でした。

第5位 最後列からの声

『最後列からの声』は、大学で文学を教えるホ・ムノ(チェ・ミンシク)が、教室の最後列に座る学生イ・ガン(チェ・ヒョンウク)の文才に惹かれ、個人指導を始める心理サスペンスです。

ガンが書くのは、大学の級友とその家族を題材にした物語で、ムノは文章を指導するうちに、その家庭で何が起きているのかまで気になり始めます。

序盤で面白かったのは、学生の才能を育てるはずの教授が、物語の続きを読みたい一心で判断を狂わせていくことでした。

ガンの書いた内容が、実際に見聞きしたことなのか、創作なのかがわからないため、ムノと同じように、どこまで信じていいのか迷ってしまいます。

しかも、ガンは指導を受ける立場なのに、ムノの倫理観を試すような条件を出してくるので、先生と学生の力関係が逆転していく怖さにも引き込まれました。

ところが、中盤から家族の秘密や疑惑が重なっていくと、私には、ガンの文章をめぐる駆け引きよりも、その家庭で何が起きたのかを追う時間が長く感じられるように。

ムノが執筆をやめさせるべきか迷いながらも、結局は続きを求めてしまう流れは、この人物の弱さをよく表しています。

ただ、その迷いが繰り返されると、ムノがどこで踏みとどまるかという緊張感より、またガンの話に引きずられてしまうのかという、もどかしさのほうが強くなったんですよね。

最初は、才能のある学生を前にした教授の欲や嫉妬が、どんな言葉や指導に表れるのかを楽しみにしていただけに、疑わしい出来事が次々に加わる展開では、2人が向き合って文章について話す場面を、もう少しじっくり見たかったです。

さらに終盤でガンの狙いや過去の因縁が明らかになると、それまで見ていた物語の受け取り方が大きく変わります。

驚きはあるものの、私には、ガンがそこまで仕掛ける理由を十分に受け止める前に、ムノの破滅へ話が進んでしまったように感じられました。

何が事実で何が創作だったのかを整理することに気を取られ、ムノが失ったものや、ガンが抱えてきた感情にまで、気持ちが追いつかなかったです。

あくまでも個人の感想ですが、序盤の文章を通して相手を操る不気味さが好きだった分、後半は秘密や仕掛けを明かすことに比重が移り、期待していた心理戦を味わいきれなかった作品でした。

それでも、続きを知りたい欲望を隠せなくなるチェ・ミンシクと、何を考えているのか読ませないチェ・ヒョンウクの演技には、最後まで引き込まれます。

第4位 イルタ・スキャンダル ~恋は特訓コースで~

『イルタ・スキャンダル ~恋は特訓コースで~』は、惣菜店を営むナム・ヘンソン(チョン・ドヨン)と、人気数学講師チェ・チヨル(チョン・ギョンホ)の恋を描いた作品です。

ヘンソンは、姉に代わって育てている姪ナム・ヘイ(ノ・ユンソ)のために塾通いを支え、食事も満足に取れないチヨルは、ヘンソンの店の弁当を食べられたことから、彼女と関わるようになります。

序盤は、食事をきっかけに、孤独なチヨルの生活が変わっていくところが好きでした。

仕事では大勢の生徒に囲まれていても、私生活では気を休められないチヨルが、ヘンソンの家族と関わるうちに、少しずつ表情を和らげていきます。

ヘンソンとの言い合いには笑えますし、ヘイの勉強をめぐって距離が縮まる流れにも、この先の恋を楽しみにする面白さがありました。

受験に必死な親たちの行動も強烈で、子どもを思う気持ちが、いつの間にか子どもを追い詰めてしまう怖さには、考えさせられました。

ところが、後半になると、序盤から描かれていた鉄球事件が大きな比重を占め、私には恋愛や家族の話を楽しむ余裕が少なくなってしまいました。

特に、チヨルを支えてきた室長チ・ドンヒ(シン・ジェハ)の危険な本性が明らかになり、ヘイまで事件に巻き込まれる展開はつらかったです。

ドンヒが鉄球を持って家の前にいるところを目撃したヘイは、その後、交通事故に遭って昏睡状態になってしまいます。

受験の悩みを抱えながらも、友人たちと学校生活を送っていたヘイが、今度は命まで危険にさらされるので、チヨルとヘンソンの恋が進んでも、安心して喜べなくなったんですよね。

さらに同じ時期に、試験問題の不正入手や、ヘイの実母の帰国も重なり、終盤で扱う問題が一気に増えていきます。

どれも家族や受験に関わる話ではあるものの、私は、ヘンソンがヘイを育ててきた日々や、チヨルと築き始めた関係を、もう少し落ち着いて見たかったです。

ようやく2人の気持ちが通じたのに、次の心配事がすぐに起きるため、恋が実った後の楽しさを味わう時間が短く感じられました。

あくまでも個人の感想ですが、惣菜店の家族と人気講師の交流に惹かれていた分、後半で殺人事件や命の危険が前に出てきたことに、期待していた展開とのずれを感じた作品です。

それでも、チョン・ギョンホが見せる、仕事中の自信に満ちた姿と、ヘンソンの前で恋に戸惑う姿のギャップはとても魅力的でした。

第3位 よくおごってくれる綺麗なお姉さん

『よくおごってくれる綺麗なお姉さん』は、35歳のユン・ジナ(ソン・イェジン)と、親友の弟ソ・ジュニ(チョン・ヘイン)の恋を描いた作品です。

海外赴任から戻ったジュニと3年ぶりに再会し、一緒に食事をするうちに、昔から知っている年下の男性を恋愛相手として意識し始めます。

序盤の2人は本当にお似合いで、テーブルの下でそっと手をつなぐ場面には、こちらまで照れてしまいました。

周囲に気づかれないようにしながら、お互いの気持ちを確かめる仕草が自然で、この先も2人の恋をじっくり見ていたいと思わせてくれます。

ところが、交際をジナの母親に打ち明けてからは、母親の反対に振り回される展開が続き、私にはだんだん見ているのが辛くなってしまいました。

母親はジュニの家柄や年齢を理由に交際を認めず、別れさせるためにジュニの姉を訪ね、さらにジュニの家まで押しかけます。

娘の結婚相手を心配する気持ちはわかるものの、ジュニがどれほどジナを大切にしているかより、家柄を優先する姿には腹が立ちました。

せっかく2人の気持ちが通じ合ったのに、また母親に責められるのかと思うと、恋の続きを楽しみにする気持ちが薄れていったんですよね。

さらに残念だったのが、ジュニと交際しながら、ジナがお見合いに行くことです。

母親に強要されたとはいえ、その場でジュニの姉と鉢合わせしてしまい、今度は姉からも別れるように言われてしまいます。

母親と衝突するのがつらいのはわかりますが、ジナには、ジュニとの交際を大切にする行動を取ってほしかったです。

周囲の反対を2人でどう乗り越えるのかを期待していたので、ジナ自身の行動でジュニを傷つけてしまう流れには、応援したいのにもどかしい気持ちが募りました。

あくまでも個人の感想ですが、序盤の甘い恋愛に夢中になった分、後半は母親との衝突や2人のすれ違いが長く感じられた作品です。

それでも、ソン・イェジンとチョン・ヘインが見せる、恋が始まったばかりの嬉しさがにじむ表情はとても魅力的でした。

第2位 アルハンブラ宮殿の思い出

『アルハンブラ宮殿の思い出』は、投資会社の代表ユ・ジヌ(ヒョンビン)が、スペインのグラナダで新しいゲームを体験したことから、奇妙な事件に巻き込まれる作品です。

ゲームを開発したチョン・セジュ(チャンヨル)を訪ねたジヌは、彼の姉チョン・ヒジュ(パク・シネ)が営むホステルに泊まりますが、肝心のセジュは行方不明になってしまいます。

序盤で引き込まれたのは、現実の街がそのままゲームの舞台になる設定でした。

専用のコンタクトレンズをつけると、目の前に敵が現れ、グラナダの街中で剣を使って戦えるようになります。

美しい街並みの中で突然戦闘が始まる映像は新鮮で、ジヌと一緒に未知のゲームを試しているような面白さがありました。

ところが、ゲームの中だけで済むはずの戦いが、現実の命まで脅かすようになっていきます。

なぜこんなことが起きるのか、消えた開発者は何を知っているのかと、謎がつながる瞬間を期待して見続けていました。

それだけに、後半もジヌが敵に追われ、危険な戦いを続ける展開が重なると、私には少し疲れるようになってしまったんですよね。

警察に追われながら、ゲームの敵からも攻撃される場面では、逃げ切れるかという緊張感はあるものの、いつになったら、この異常な状況から抜け出せるのかという気持ちのほうが強くなりました。

ジヌが傷つきながら戦う姿を長く見てきた分、終盤では、ゲームに何が起きていたのかを納得できる形で知りたかったです。

ところが、最後まで見ても、私にはゲームの不具合と現実の出来事のつながりを十分に理解できず、疑問が残りました。

※ここから重大なネタバレです!

さらに残念だったのが、ジヌとヒジュの再会をはっきり見届けられない終わり方です。

ジヌの存在を感じさせる手がかりは示されますが、ヒジュと顔を合わせ、言葉を交わすところまでは描かれません。

想像に任せる結末が好きな方もいると思いますが、私は、あれほど苦しんだジヌがヒジュのもとへ戻れるのかを、最後まで見せてほしかったです。

あくまでも個人の感想ですが、序盤で期待したゲームの謎解きにも、2人の恋の結末にも、もう一歩踏み込んだ説明や場面がほしくなった作品でした。

それでも、剣や銃を手に戦うヒョンビンのアクションと、グラナダの街を生かした映像には、ほかのドラマとは違った魅力を感じました。

第1位 ドドソソララソ【ネタバレ】

『ドドソソララソ』は、裕福な暮らしから一転して無一文になったピアニストのク・ララ(コ・アラ)が、小さな町でソヌ・ジュン(イ・ジェウク)と出会い、生活を立て直していくラブコメディです。

世間知らずでマイペースなララと、無愛想に見えて何かと助けてくれるジュンの組み合わせがかわいくて、序盤は2人のやり取りを気楽に楽しめる作品だと感じていました。

ララの生活を支えるためにジュンが働き、ララもピアノを教えながら町の人たちと親しくなっていくので、恋の進展と一緒に、彼女の新しい暮らしを見守る楽しさがあったんですよね。

それだけに、終盤でジュンの重い病気が明らかになる展開には戸惑いました。

ジュンは白血病と診断されますが、ララには病気を隠し、留学すると伝えて離れていきます。

ララが電話やメッセージで遠距離恋愛を続けていると思っている間も、ジュンは人知れず治療を受けていました。

ララを悲しませたくない気持ちはわかりますが、ここまで一緒に過ごしてきた2人なら、病気のことを打ち明けて支え合う姿を見たかったです。

明るいララと優しい町の人たちに癒やされていた分、最後になって命に関わる話へ大きく変わったことが、私には少し唐突に感じられました。

※ここから重大なネタバレです!

そして、いちばん残念だったのが、ララにジュンが亡くなったと思わせた後の展開です。

クリスマスに会う約束をしていたジュンは現れず、代わりに訪ねてきた母親から病気のことを聞いたララは、ジュンを失ったと受け止めます。

母親がはっきり死亡を告げたわけではありませんが、ララが悲しむ姿や、その後の町の人たちの会話も、ジュンがもう戻らないと思わせる描き方でした。

ところが、そこから5年後、ジュンがララの前に戻ってきます。

生きていたことは嬉しいのに、ララが何年も悲しんでいたことを考えると、素直に再会を喜びきれませんでした。

治療に時間がかかったとしても、どうして生きていると知らせてくれなかったのか、ララを大切にしていたジュンが、彼女にこんなにつらい思いをさせたままでいられたのかと、疑問が残ってしまいます。

私には、再会までの5年間を十分に描かないまま、最後に幸せな結末へ急いだように感じられました。

あくまでも個人の感想ですが、2人が好きだったからこそ、驚く展開よりも、離れていた間の事情やララの気持ちに、もう少し時間をかけてほしかった作品です。

それでも、ピアノの音色が流れる町の温かな雰囲気と、コ・アラとイ・ジェウクのかわいらしいやり取りには、何度も笑顔にさせてもらいました。

X→かよよんちゃん