「最初の数話は寝不足になるほど面白かったのに、中盤から急にペースが落ちてしまって」そんな経験はありませんか?

序盤があまりにもスリリングだと、折り返し地点あたりで訪れる展開の停滞に、ふと手が止まってしまうことも珍しくありません。

今回は、そんな「中だるみ」がありつつも、最後まで走り抜けば最高潮のカタルシスを楽しめる話題作を厳選してご紹介します。

第3位『セレブリティ』

全12話の『セレブリティ』は、平凡な生活を送っていたソ・アリ(パク・ギュヨン)が、SNSの世界で一気に人気インフルエンサーへとのし上がっていくサスペンスドラマです。

フォロワー数が増えるほど発言力や収入まで変わっていく世界と、華やかなセレブたちの裏で渦巻く嫉妬や秘密が描かれ、序盤から次々と再生したくなります。

一方、中盤ではアリを引きずり下ろそうとする争いや恋愛パートが続き、序盤の急展開に比べると、少しペースが落ちたように感じるかもしれません。

後半はアリの失脚を狙う動きや事件が重なり、最終局面へ進んでいく構成。

終盤に入ると、アリが生配信を始めた目的や、彼女を執拗に追い詰めてきた人物の正体が明らかになり、物語は再び加速します。

SNSの華やかさに隠されていた悪意が暴かれていく展開には爽快感があり、中だるみを乗り越えて最後まで見届けたくなる作品です。

第2位『シュルプ』

『シュルプ』は、王妃ファリョン(キム・ヘス)が、問題ばかり起こす息子たちを守りながら、次の世子をめぐる宮廷の争いに立ち向かう時代劇です。

病に倒れた世子を救おうと奔走する王妃と、王座を狙って策略を巡らせる大妃の対立が早くから描かれ、序盤は緊張感のある展開が続きます。

しかし中盤では、第7話から新たな世子を選ぶ「択賢」が始まり、第8話では候補となった王子たちが宮殿の外へ出て、それぞれの課題に挑みます。

王子ごとの行動や、息子を勝たせようとする側室たちの駆け引きが順番に描かれるため、世子の死をめぐる謎や王妃と大妃の直接対決はいったん進みにくくなります。

序盤のように危機が立て続けに起こる展開を期待していると、択賢が続くあたりを少し長く感じてしまうかもしれません。

それでも後半になると、世子の死をめぐる疑惑と過去の王位継承に隠された秘密がつながり始め、王妃と大妃の対決もいよいよ大詰めへ。

母として息子たちを守り抜こうとするファリョンの強さに胸を打たれ、最後にはタイトルに込められた「傘」の意味が温かく伝わってくる作品です。

第1位『テプン商事』

『テプン商事』は、1997年の通貨危機を背景に、自由奔放に生きてきたカン・テプン(イ・ジュノ)が、亡き父の会社を守るために新米社長として奮闘する物語です。

社員も資金も商品も足りない状況で、オ・ミソン(キム・ミンハ)たちと知恵を出し合い、倒産寸前の会社を立て直していく序盤はテンポ抜群。

安全靴の大量在庫を売り切ろうと奔走するなど、次々と降りかかる危機を思い切った発想で乗り越えていく姿に、夢中で見続けてしまいます。

しかし中盤では、タイへの輸出をめぐるトラブルや入札争いなど、ライバルのピョ・サンソンによる妨害で取引が危機に陥る展開が続きます。

テプンたちが新たな解決策を探し、再び妨害を受けるという流れが重なるうえ、テプンとミソンのロマンスにも比重が置かれるため、会社再建の物語が少し足踏みしているように感じるかもしれません。

それでも最終盤では、テプン商事だけでなく大切な取引先まで倒産の危機に直面し、ピョ・サンソン親子との対立も大詰めを迎えます。

テプンは自分の会社を守るだけでなく、苦しい時代をともに生きる人々を救うため、父から受け継いだ信念を懸けて最後の勝負へ。

仲間と力を合わせて会社の再生を目指す姿と、未熟だったテプンが本当の社長へ成長していく結末には、中だるみを乗り越えて見届けたからこその大きな達成感が残ります。

もしお時間があれば、感想などもぜひ聞かせてください。

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