スカッとした解決とカタルシスを楽しめる韓国ドラマBEST3

日々のストレスを吹き飛ばしてくれるような、強烈な悪役への倍返しや、胸のすくような大逆転劇が見たいときは、韓国ドラマの「サイダードラマ(炭酸のように爽快なドラマ)」が一番です。
理不尽な権力や裏切りに打ち勝つ主人公たちの姿は、最高のカタルシスをもたらしてくれます。
ここでは、観終わったあとに心地よい達成感に浸れる、絶対に見るべき痛快作BEST3をご紹介します。
第3位 プロボノ: アナタの正義救います!

エリート判事として順風満帆な人生を送っていたカン・ダウィット(チョン・ギョンホ)が、スキャンダルによって法服を脱ぎ、報酬にならない公益事件を扱うプロボノチームへ入る法廷ドラマです。
最初のダウィットは、勝ち目や自分の評価を優先する自信満々の人物。
そんなダウィットとぶつかりながら行動するのが、弱い立場の依頼人に真っすぐ寄り添う弁護士パク・ギプム(ソ・ジュヨン)です。
ギプムは損得よりも依頼人の気持ちを優先するため、勝つことにこだわるダウィットと何度も衝突します。
それでも、ダウィットの鋭い法廷戦術とギプムの温かい視点が重なることで、勝訴するだけでは終わらない解決へたどり着いていきます。
さらに、チームには人の顔や情報を一度見たら忘れないチャン・ヨンシル(ユン・ナム)、現場調査に強いユ・ナニ(ソ・ヘウォン)、穏やかな性格でチームを支えるファン・ジュヌ(カン・ヒョンソク)も所属。

地下のような狭いオフィスで働く個性豊かなメンバーたちと、エリート意識の強いダウィットとのかみ合わない掛け合いも笑いを生み出します。
特に胸が熱くなるのは、下半身に障害を持つ12歳の少年ガンフンから「神を訴えたい」と相談されるエピソード。
ガンフンは、生まれつき下半身が動かない自分の人生を「生きていること自体が損害だ」と訴えます。

最初のダウィットは神を相手に裁判などできないと突き放しますが、ギプムたちと調査するうちに、母親が妊娠中に十分な説明や検査を受けられなかった事実へたどり着きます。
さらに、病院の方針へ影響を与えていた財閥会長の存在まで突き止め、責任を逃れようとする権力者を法廷へ引きずり出します。
一審で訴えを退けられても諦めず、病院の統計や隠された関係を一つずつ暴いて形勢をひっくり返す展開が痛快です。
外国人女性カヤの離婚訴訟でも、ダウィットの観察力が光ります。
カヤの首に残った痕と、暴力を振るったとされる夫の利き手が合わないことに気づき、真犯人が別にいると見抜きます。

調査の結果、地域で権力を持つ義父による暴力と性的暴行が発覚。
服用記録やDNA証拠を突きつけ、カヤを嘘つき扱いしていた義父を追い詰める場面には、大きなカタルシスがあります。
相手の言葉尻だけではなく、傷痕や病院の統計といった小さな違和感から嘘を暴いていくのが、この作品のおもしろいところ。
弱い立場の依頼人を見下していた人物が、ダウィットとプロボノチームの集めた証拠によって逃げ道を失う瞬間には、胸の奥のモヤモヤまで一気に吹き飛びます。
傲慢だったダウィットが、ギプムたちの影響を受け、勝ち目の薄い事件でも誰かのために本気で闘う弁護士へ変わっていく姿も見逃せません。
理不尽な社会へ法律とチームワークで反撃する、笑いと温かさも楽しめるスカッと法廷ドラマです。
第2位 交渉の技術

倒産の危機に陥ったサンイングループを救うため、伝説のM&A交渉人ユン・ジュノ(イ・ジェフン)が11兆ウォンもの資金調達に挑む企業ドラマです。
ジュノが最初に手をつけるのは、グループの原点であり、誰も売却できないと考えていたサンイン建設。
しかもソン・ジェシク会長から、予想価格より3兆ウォン高く売却するよう命じられます。
交渉相手のイ・フンミン代表は、サンイングループが資金難に陥っていることを見抜き、安く買いたたこうと挑発を繰り返す。
新人のチェ・ジンスが感情的になって失言すると、相手はその言葉を利用して交渉を有利に進めようとします。
ところがジュノは、慌てて弁解するどころか、いったん交渉の席から退くのでした。
そして相手企業の資金事情や株主構成、サンイン建設を欲しがる本当の理由を洗い直し、「売ってほしいのはこちらではなく、買わなければ困るのは相手だ」と力関係をひっくり返していきます。
弱みを握ったと思って余裕を見せていた相手が、ジュノの用意した数字によって追い込まれ、提示された条件をのみ込まざるを得なくなる流れは痛快です。

不利な条件を突きつけられている最中でも、無表情のままスマートフォンを触り、相手の焦りや欲望が表に出るまで待ち続けるジュノ。
相手が「こちらが主導権を握った」と思い込むと、すぐ、隠していた株式操作や買収計画を示し、本当の狙いを言い当て大逆転勝利!

ジュノが仕掛けるのは、買収対象企業の価値を意図的に下げていた人物へ、その操作を逆に利用した条件を突きつける交渉です。
自分だけが裏事情を知っているつもりだった相手の表情が固まり、ジュノの想定どおりに動かされていたと分かる場面には、頭脳戦のカタルシスが最高。
冷徹に見えるジュノと、相手の感情へ丁寧に寄り添うオ・スニョン(キム・デミョン)が役割を分担し、拒絶されていた交渉を成立へ導く連携も見どころです。

さらに爽快なのは、次期会長の座を狙うハ・テス専務が、社内の権力を使ってジュノの計画を何度も妨害する展開です。
ハ・テスは情報を隠し、チームを失敗させてジュノを追い出そうとしますが、ジュノは妨害されることまで計算に入れ、表向きとは別の交渉を水面下で進めます。
失敗したと思っていた取引が、実は相手を油断させるための一手だったと判明し、勝利を確信していたハ・テスの計画が崩れていくシーンは思わずニヤリとしてしまいますよ。
自分の権力や情報量を過信した人物が、ジュノの数字と心理分析によって逃げ道を一つずつ奪われていく過程には、静かなのに強烈な爽快感があります。
積み重なっていた緊張が一気に解放される、頭脳派のスカッとドラマです。
第1位 シン社長プロジェクト

町のチキン店を営むシン社長(ハン・ソッキュ)が、伝説の交渉人として培った話術と観察力を使い、裁判や警察だけでは解決できない争いへ飛び込んでいく痛快ドラマです。
シン社長と行動を共にするのは、法律と原則を重んじる新米判事チョ・フィリップ(ペ・ヒョンソン)と、チキン店で配達員として働くイ・シオン(イ・レ)。
フィリップは、証拠と法律に従って判断しようとする真面目な人物ですが、シン社長の交渉を間近で見ながら、正しい判決を下すだけでは救えない人もいることを学んでいきます。
一方のシオンは、口が達者で度胸もあり、危険な相手にも臆せず近づいて情報を集める頼もしい存在。
冷静に交渉を進めるシン社長、法律面を支えるフィリップ、現場で動き回るシオンという、性格の異なる3人の掛け合いも見どころです。

特にスカッとするのは、息子の校内暴力を権力でもみ消そうとする市議会議員との対決。
シン社長は相手が世間の評判と票を何より恐れていると見抜き、突然選挙への出馬を宣言します。
正面から怒鳴り合うのではなく、選挙戦そのものを交渉の場に変え、フィリップやシオンと協力しながら、隠されていた問題を少しずつ表へ引きずり出していく展開が痛快です。
フィットネスジムの未払い賃金事件でも、「会社に金がない」という言い訳を鵜呑みにしません。

フィリップが法律や契約を確認し、シオンが現場から情報を集める中で、シン社長は金の流れを読み解き、裏で横領していた人物を突き止めます。
従業員へ我慢を押しつけていた人物が、証拠を突きつけられて逃げ道を失う瞬間には、胸の奥にたまったモヤモヤが一気に晴れていきます。
シン社長の強みは、相手を力でねじ伏せるのではなく、会話や視線から欲望と弱点を読み取るところ。
勝ったつもりで余裕を見せていた悪人が、実は最初からシン社長の作戦にはまっていたと気づき、表情を変える瞬間には大きなカタルシスがあります。
さらに、最初はシン社長の強引なやり方に戸惑っていたフィリップが、次第に自分の意思で依頼人を守ろうと動き始める成長も印象的。

シオンも単なる明るい配達員ではなく、抜群の行動力と人を見る目で事件解決に欠かせない役割を果たします。
ハン・ソッキュの貫禄ある演技に、ペ・ヒョンソンの誠実さとイ・レの快活さが加わり、3人が家族のようなチームになっていく姿にも温かさを感じます。
理不尽な権力者や金に汚い人物を交渉術で追い詰めながら、対立していた人々が納得できる着地点まで探し出す作品。
悪人を成敗する爽快感と、登場人物たちの成長や絆を同時に楽しめる第1位です。
もしお時間があれば、感想などもぜひ聞かせてください。
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