ロマンスは要らなかったかもしれない韓国ドラマBEST3

手に汗握るサスペンス、骨太な人間ドラマ、そして巧妙な伏線が張り巡らされた緻密なシナリオ。
あまりにもストーリーやキャラクターの魅力が完成しすぎていて、「恋愛要素なんて要らなかったのでは?」と思わずにはいられない、異色の韓国ドラマの名作を3作厳選しました!
第3位 テプン商事

カン・テプン(イ・ジュノ)とオ・ミソン(キム・ミンハ)は、経営経験のない社長と会社を支える社員として信頼を深めていく関係だけでも、十分に見応えがありました。
しかし、ミソンを満員電車の人波から守って見つめ合う場面や、タイ出張中にテプンが気持ちを告白する場面など、恋愛を強調する演出が何度も挟まれます。
さらに、キスをしたあとに「もう付き合っている」と考えるテプンと、「キスしたくらいで」と考えるミソンがすれ違う展開もありました。
会社の存続や社員の生活が懸かった緊迫した忙しい中で、2人の恋愛に時間を使うより、取引を成功させるまでの苦労やテプンが社長として成長する過程を詳しく描いてほしかったところです。
一方、オ・ミホ(クォン・ハンソル)とワン・ナムモ(キム・ミンソク)のサブカップルには、恋愛を描く意味がありました。
ナムモの母親から交際を反対され、相手を思って距離を置こうとするミホと、涙を流しながら自分の気持ちを伝えるナムモの姿には、2人が簡単には結ばれない切なさがあります。
ナムモは自分が苦しい時、ミホからちょっと距離を置いて話します。
理由は「ミホに苦しみや悲しみが移らないように」
家族の反対を乗り越えて結婚へ進むまでの物語も描かれており、障害や感情の揺れがはっきりしていたため、ロマンスとしてはメインカップルよりもミホとナムモの方が見どころのあった韓国ドラマです。
第2位 医師ヨハン

チャ・ヨハン(チソン)とカン・シヨン(イ・セヨン)は、恋人ではなく教授と研修医の関係にとどめた方が、物語の魅力が際立ったように感じます。
ヨハンは痛みを感じない先天性無痛無汗症を抱えながら、患者のわずかな変化を見逃さず、原因不明の痛みを突き止めていく医師です。
シヨンもヨハンの診断に刺激を受け、患者から逃げずに向き合える医師へ成長していきます。
そのため、シヨンがヨハンに抱く感情は恋愛ではなく、尊敬や医師としての憧れとして描くだけでも十分でした。
特に、シヨンが病院内でヨハンを追いかけて告白する場面や、ヨハンがアメリカへ出発する直前に空港で互いに愛を伝え、キスを交わす場面は、医療ドラマの中では少し浮いて見えます。
余談ですが、筆者は俳優チソンの実際の奥さん、イ・ボヨンを思い出して、キスシーンで急にそわそわしてしまいました。
ヨハンがシヨンを遠ざけるたびに、シヨンが恋愛感情を前面に出して追いかける展開も繰り返されました。
しかし、ヨハンが距離を置いた理由は、シヨンを嫌っていたからではなく、自分の病気や将来への不安を抱えていたためです。
ここを恋人同士のすれ違いとして描くよりも、病気を抱えた医師がどのように患者を診続けるのか、シヨンがその生き方から何を学ぶのかを掘り下げてほしかったところです。
尊厳死をめぐるヨハンとソン・ソッキ検事(イ・ギュヒョン)の対立や、患者の痛みに向き合うペインクリニックの物語が力強かっただけに、無理にロマンスを加えなくても十分に引き込まれる韓国ドラマでした。
第1位 浪漫ドクター キム・サブ

カン・ドンジュ(ユ・ヨンソク)とユン・ソジョン(ソ・ヒョンジン)のロマンスは、医療ドラマとして完成度が高かっただけに、なくてもよかったように感じます。
特に第1話では、ソジョンに憧れていたドンジュが突然キスをして、「先輩に夢中になってはいけませんか」と気持ちを伝えます。
まだ2人の関係が十分に積み重なっていない段階だったため、ドンジュの強引な行動が目立ち、恋の始まりに共感できない場面でした。
トルダム病院で再会したあとも、ドンジュがソジョンとト・インボム(ヤン・セジョン)の関係を気にして嫉妬するなど、三角関係を意識させる展開が挟まれます。
しかし、ソジョンには恋人を亡くした罪悪感や事故の後遺症があり、ドンジュにも父親を救ってもらえなかった過去と、出世に執着するようになった理由がありました。
そのため、恋愛の駆け引きに時間を使うより、ソジョンが再び手術室に立てるようになるまでの葛藤や、ドンジュが肩書ではなく患者を優先する医師へ変わっていく過程を、さらに詳しく描いてほしかったところです。
第13話では、MERSの疑いがある患者によって救急室が隔離され、その中でドンジュが倒れます。
ソジョンは感染の危険がある中でも救急室へ入り、患者の処置とドンジュの看病を引き受けました。
この場面は、恋愛よりも同じ医師として支え合う2人の強い絆が伝わります。
それだけに、その後に思いを確認して長いキスを交わす展開は、少し濃すぎたように感じました。
キム・サブ(ハン・ソッキュ)の信念や、医師たちが理不尽な病院組織と闘いながら患者の命を救う姿だけで、十分に胸を熱くさせる作品です。
ドンジュとソジョンも、恋人ではなく、互いの傷や弱さを理解しながら成長する先輩・後輩の関係にとどめた方が、医療ドラマとしてより深みが増したように感じます。
ただ、ロマンスが必要だとの声も多いと思いますので、こればっかりは好みですよね。
個人の感想として、お受け取り下さい。
反対のご意見やご感想もお待ちしております↓↓
X→かよよんちゃん















